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記録ID: 882113
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ハイキング
九州・沖縄

福岡県 足立山に登る

2016年05月04日(水) [日帰り]
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kariogaryu その他2人
GPS
--:--
距離
6.7km
登り
713m
下り
707m

コースタイム

日帰り
山行
5:51
休憩
0:00
合計
5:51
7:43
351
スタート地点
13:34
ゴール地点
天候 晴れ 風強し(台風並み)
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小文字山登山口に10数台とめられる駐車場(無料)あり。また妙見神社にも駐車場(無料)あり。ただここは一言言った方がいいのではないかと思われる。
コース状況/
危険箇所等
福岡県 足立山(霧ヶ岳 597.8)に登る

日時:2016年5月4日(火)
天気:晴れ 台風並の風が吹く
コース:小文字山登山口〜(車道歩き)〜妙見神社足立山登山口〜企救(きぐ)自然歩道〜砲台山(442m)〜足立山(597.8m)〜妙見山(519m)〜433m〜366m(小文字山)〜小文字山登山口 

    要するに小文字山登山口を起点と終点とする反時計回りの周回コース

小文字山登山口には10数台駐められる駐車場あり。登山口より起伏の少ない車道を南に向かって30分近く歩くと妙見神社。
 妙見神社からの足立山登山口は神社の下にある広い駐車場(登山者は道路脇の狭い駐車場に駐めさせてもらうのが無難)の真上。賽銭箱のある拝殿の少し下に赤い灯籠が立ち並び、この灯籠の端っこ大きな台座の上に和気清麻呂公が立つ銅像がある。登山口は、この銅像の裏手。

(妙見神社登山口〜足立山および妙見神社上宮)
 始めは尾根伝いにえぐれた窪地の中をしばらく歩く。その後桧林の斜面に変わり、トラバースやジグザグを繰り返しながら登る。すると銅像から45分位で尾根伝いの道から巻き道に変わる。巻道を5分ばかり歩き、その後少しばかり登ると砲台山と足立山を結ぶ稜線に出る。ここが砲台山への分岐で左に折れると足立山方面で右に折れると砲台山。

 砲台山へは尾根道をゆるやかにわずか5分ほど登る。目の前に露岩のある赤土が現れ、これを登りきった所が山頂。明るく広い平坦地(伐採され、しかも整地されたのか)であるが展望は目の前に足立山が見える位。すぐ近くに大きな反射板があったので笹のトンネルをくぐり抜けて出かけてみたが、期待した展望は得られなかった。
 分岐に戻り直進するとゆるやかな尾根伝いの道が続いた。足立山に近づくと再び巻き道が始まり最後に石の階段をわずかに上がると足立山と小文字山方面への分岐に達した(砲台山への分岐から約15分)。
 ここで右に折れると足立山(0.4辧吠面で左は妙見山・小文字山方面。足立山へは距離にして半分位は丸太の階段のきつい登りが続くが山頂に近づくと緩くなる。分岐より約15分で山頂に。山頂は余り広くはないが、東側の展望が開け周防灘方面が望める。晴れていたが風が強くじっと立っておられなかったので少し下って樹林帯に入って一休み。
その後、登ってきた道をそのまま引き返し分岐に戻る。すると道は二分し左(西側)は石段を上る幅の広い道で右(西側)は明るい斜面のトラバース道で小文字山(1.6辧砲妨かう。左の石段をわずかに登り切ると小さな社(やしろ)に出くわす。これが妙見神社上宮(じょうぐう)で森の中にひっそりと佇んでいる。この上宮の手前で小さな踏み跡を辿って小尾根を乗り越すと小文字山に向かうトラバース道と合流する。
なお妙見山は上宮裏手にある展望の閉ざされた平坦なピーク。このピークからでもわずかに下ると小文字山(366m)に向かう道と合流する。

(妙見神社上宮〜小文字山)
 妙見山からの下り道と小文字山に向かうトラバース道が合流するとじき道は二分した。右(北側)は尾根伝いに下り、左(西側)は斜面を巻くように西に向かっている。方角的には右手の尾根伝いに下る方が合っているように思えるのだが、道標は左(西)に向かうよう案内している。半信半疑で道標に従って進んだ。するとじき方向を北に変え急斜を下り始めた。所々ロープもあり、落ち葉も堆積し滑りやすいのでスリップしないよう慎重に下る(表記コース中、最も注意を要する場所)。そのうちトラバース道に変わると尾根伝いに下ってきたと思われる道と出くわした(10分足らず)。
 後(あと)から登山者に聞けば以前は尾根伝いの道を使っていたとのこと。ここ数年前からなぜか知らないが巻道を使うようにしているとのこと。また尾根道の途中から東側に立派な作業道が作られているので最近はこれを使う登山者が多いとのことだった。

 尾根道と巻道との合流点からさらに10数分下ると最低鞍部に達した。この鞍部を少しばかり上ると右手(東側)に金網の高い柵が現れ中に入ることも出来、そこは明るい草原の世界で足立山が目の前に見えた。その後、金網にそって数分登ると小さなコブに達し鉄製の古いベンチがあった。ここからも足立山方面が見渡せ、都市の近郊でありながら大きな山であることがよくわかった。その後少しばかり上がると小ピークが次々と現れ展望が閉ざされたかと思うと急に目の前には北九州市の街並みがパノラマのごとく広がり感激する。  ところが小ピークが次々に現れるものだから地形図上のピークを特定するのが難しく初めてのものにとっては366m(小文字山)がどれなのか分かりにくかった。

(小文字山〜小文字山登山口)
 結局、目の前には遮るものは何もない明るく開けたベンチが二つあるピークが小文字山であることが分かった(逆コースならすぐ分かるはず)。足立山の山頂も風が強かったがこのピークはそれ以上でじっと立っておれない。それどころか身体ごと吹っ飛ばされそうで目の前には大パノラマが広がっていながらも早々に退散。
 その後、短い露岩帯をロープや鎖を使って下ると足立山森林公園と小文字山登山口との分岐に出くわし、さらに下ると鞍部に達しここも上記と同様の分岐があった。この鞍部から木の階段を3分ばかり登ると露岩のある最後の小ピークに達した。ところがこの小ピークから登山口までは地形図上では想像もつかないような急斜の下りが15分も続いた(逆コースはかなりきびしいのではないか)。ここも落ち葉が堆積し滑りやすいので注意が必要。
 
 ところがこれほどの急斜を幼い子供を背負い、さらには3〜4歳位と思われる女の子を連れて登っている若い男性には驚いた。まさか同じ道を折り返すのではないだろう。もしそうだとすると大きな事故になること間違いなしと案じていたが、我々が下山し一休みしてると何事もなかったように帰ってきたのであらためてびっくりした。


追)反時計回りで一周する場合、とくに気をつけねばならないのは妙見山からの下りと小文字山からの下り。とくに妙見山からの下りはロープがあるものの急斜で落ち葉も堆積しスリップしやすいので注意が必要。
 また小文字山からの下りもロープや鎖(ともに短い)もあり、とくに最後の小ピークからの下りは急なのでこちらも十分気を付けること。お勧めは逆コース。


(参考タイム)

小文字山登山口(車道歩き0.27)妙見神社(0.52)砲台山分岐(砲台山へは往復10分)
(0.14)妙見神社上宮と足立山への分岐(足立山へは上り15分 下り12分)(0.03)妙見神社上宮(0.10)古い尾根道との合流点(0.13)最低鞍部(0.25)小文字山(0.33)小文字山登山口

 したがって小文字山登山口をスタートし反時計回り(砲台山、足立山への往復を含め)に一周すると約3時間35分。
小文字焼説明板。登山口にて。
2016年05月03日 09:09撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/3 9:09
小文字焼説明板。登山口にて。
小文字山山麓にある登山口。ここから急登が続く。
手前の舗装路は妙見神社まで起伏の少ないトラバース道が続く。」
2016年05月03日 09:11撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/3 9:11
小文字山山麓にある登山口。ここから急登が続く。
手前の舗装路は妙見神社まで起伏の少ないトラバース道が続く。」
小文字山登山口にある駐車場(無料)。10台近く駐車出来るがトイレ、水道はない。ここからさらに北に向かって車道をわずかばかり走るとトイレ・水のある公園に出くわす。
2016年05月03日 09:11撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/3 9:11
小文字山登山口にある駐車場(無料)。10台近く駐車出来るがトイレ、水道はない。ここからさらに北に向かって車道をわずかばかり走るとトイレ・水のある公園に出くわす。
公園近くの高台(展望台あり)に上がると北九州の市街地が見えた(私は広島からやってきた)。
2016年05月03日 09:24撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/3 9:24
公園近くの高台(展望台あり)に上がると北九州の市街地が見えた(私は広島からやってきた)。
足立山の登山口にあたる妙見神社境内。この灯篭の奥に和気清麻呂の銅像がある。
2016年05月04日 08:16撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 8:16
足立山の登山口にあたる妙見神社境内。この灯篭の奥に和気清麻呂の銅像がある。
妙見神社を正面から見る。
2016年05月04日 08:17撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 8:17
妙見神社を正面から見る。
神社の拝殿。まず最初にお賽銭を供えるとあった(当たり前の事だが)ので驚いた。地元の人から聞くとこの神社は寄付ばかり集めて評判が悪いとのこと。
2016年05月04日 08:23撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 8:23
神社の拝殿。まず最初にお賽銭を供えるとあった(当たり前の事だが)ので驚いた。地元の人から聞くとこの神社は寄付ばかり集めて評判が悪いとのこと。
どんな意味があるのか分からないが、拝殿の前にはわらじが供えられていた。
2016年05月04日 08:23撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 8:23
どんな意味があるのか分からないが、拝殿の前にはわらじが供えられていた。
これが和気清麻呂公の立像。登山道入り口はこの裏にある。
2016年05月04日 08:28撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 8:28
これが和気清麻呂公の立像。登山道入り口はこの裏にある。
登山口から約1時間で最初のピークである砲台山へ。おそらく整地されたのであろう、平坦地であったが展望は利かず目の前に足立山が見えただけ。
2016年05月04日 09:31撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 9:31
登山口から約1時間で最初のピークである砲台山へ。おそらく整地されたのであろう、平坦地であったが展望は利かず目の前に足立山が見えただけ。
登山口から約1時間30分で足立山の山頂に。目の前は苅田港あたり。この日は晴れていたもののものすごく風が強かった。
2016年05月04日 10:47撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 10:47
登山口から約1時間30分で足立山の山頂に。目の前は苅田港あたり。この日は晴れていたもののものすごく風が強かった。
妙見神社上宮の裏手に小さな祠がひっそり佇んでいた。このあたりが妙見山の山頂。
2016年05月04日 11:40撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 11:40
妙見神社上宮の裏手に小さな祠がひっそり佇んでいた。このあたりが妙見山の山頂。
妙見神社上宮の裏手を回り込むと急斜の下りが始まった。これは下って振り返った写真。落ち葉が堆積し滑りやすかったので注意が必要。
2016年05月04日 11:54撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 11:54
妙見神社上宮の裏手を回り込むと急斜の下りが始まった。これは下って振り返った写真。落ち葉が堆積し滑りやすかったので注意が必要。
足立山(左)から最低鞍部への稜線。左手には稜線に沿った作業道があり、これを利用することも可能らしい。右手奥の平坦な山頂が砲台山。
2016年05月04日 12:30撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 12:30
足立山(左)から最低鞍部への稜線。左手には稜線に沿った作業道があり、これを利用することも可能らしい。右手奥の平坦な山頂が砲台山。
小文字山から北九州の市街地を眺める。ここも風が強くじっと立っておられないくらいだった。
2016年05月04日 12:46撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 12:46
小文字山から北九州の市街地を眺める。ここも風が強くじっと立っておられないくらいだった。
同じく戸畑区辺りを見下ろす。
2016年05月04日 12:47撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 12:47
同じく戸畑区辺りを見下ろす。
小文字山からの下り。所々露岩が現れ、短いがロープや鎖もある。とくに最後の小ピークからの下りは急である(逆コースなら最初の上りとなり急登が続く)。
2016年05月04日 13:09撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
5/4 13:09
小文字山からの下り。所々露岩が現れ、短いがロープや鎖もある。とくに最後の小ピークからの下りは急である(逆コースなら最初の上りとなり急登が続く)。
撮影機器:

感想

標高(598m)の割には都市郊外にあるとは思えないような大きな山だった。とくに小文字山からの展望は素晴らしかった。登山道も変化あり結構楽しめる山。

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