天子ヶ岳東尾根を登って長者ヶ岳東尾根を降りる
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 846m
- 下り
- 845m
コースタイム
天候 | 晴のち曇のち一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天子の森キャンプ場から天子ヶ岳東尾根968mコブに上がる尾根には、踏跡も赤テープもない。獣道を利用すればよい。968mコブで東尾根に合流すれば、踏跡があるし赤テープも点在している。特に笹藪帯では踏跡がはっきりしているし、赤テープも増えるので助かる。頂上直下の急斜面に延々と200m程もトラロープがジグザグに張り巡らされているのには驚き。なお、頂上に着くまで道標は皆無。 天子ヶ岳から長者ヶ岳の間は東海自然歩道にもなっているので、道標も完備され、よく踏まれている。 長者ヶ岳東尾根は頂上から南に距離で100mほど進んだ平坦地が下降点。何の特徴もないので分かりにくい。周りの尾根を読んで下り出す。降り口の木に古い黄テープが縛られていたが目立たない。降り始めてもしばらくはテープが無く、笹藪に来てやっとテープが散見された。踏跡も微かで、獣道かもしれない。ただし、尾根筋は単純で、ひたすら真東に降りて行けばよい。ほぼ900m付近で林道に出る。以後、この林道が尾根上を曲折しながら降りて行くので、これを突っ切りながら下降することになる。林道が終われば富士休暇村の脇に出る。道標は一切無い。 |
写真
感想
富士山の西麓にある田貫湖はダイヤモンド富士が見られることで知られている。今回、その西岸にそびえる天子ヶ岳と長者ヶ岳に登り、田貫湖を眼下にした富士山の写真を撮ろうと出かけた。
どうせなら両峰を周回するコースに設定したい。しかし、一般ルートを使ったら、田貫湖から立石まで延々と4km程の車道歩きを強いられる。先月、長野県の子檀嶺(こまゆみ)岳を登った時に一般ルートで周回したら、全行程の半分以上に当たる5, 6kmの舗装道路歩きに辟易とした。これに懲りて、今回はできるだけ車道部分が短いコースに選定した。
すなわち、天子ヶ岳東尾根を登って長者ヶ岳東尾根を降りる。さらに、天子ヶ岳東尾根に立つためには、この968mコブから天子の森キャンプ場に落ちている尾根を使えば、車道歩きは1kmにも満たないはずである。
結果は正解であった。
天子の森キャンプ場から天子ヶ岳東尾根の968mコブまでは獣道程度。特に第1林道に出るまでの藪漕ぎが厳しかったが、後は特に問題ない。968mコブの手前で東尾根に合流すれば、あとは楽だった。笹薮には踏跡がしっかり付けられているし、頂上直下の急斜面には延々とトラロープまで張られていた。どなたが誰を対象にこのロープを張ったのか、不思議だ。
長者ヶ岳の頂上では霧が出ていて、東尾根を降りるには視界が悪い。一般ルートで田貫湖へ降りた方が無難なので、どちらにするかかなり迷った。しかし、霧も晴れて視界も利いてきたので、予定通りに東尾根を降りた。下降点が不明瞭で、確信を持てないまま降り始めたが、途中でルートに迷うことも、厳しい藪や岩場に出くわすこともなかった。結果的には技術的にもルート探索上でも簡単な尾根であったが、地形図以外に何の情報もない未知の尾根を降りることは、無事に抜けられるか、と不安が大きい。上りは気楽にできるが、下りはできれば避けたいものだ。
天気予報は終日安定した晴、ということで、富士山の良い写真が撮れることを期待したのに、裏切られた!
歩き出す頃は快晴で暑いくらいだったのに、第3林道に出た頃から曇り始め、天子ヶ岳の頂上に着いた頃には暗雲垂れこめて、富士山は全く見えなかった。長者ヶ岳の頂上ではもっとひどく、霧。
素敵な富士山の写真を載せられなくて残念です。
下山後、国道469号で愛鷹山と富士山の間を越えて帰ったが、十里木では本降りの雨だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する