ミツバ岳・権現山・屏風岩山
- GPS
- 07:52
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,304m
- 下り
- 1,287m
コースタイム
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 7:51
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレあり、自販機あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※私個人の感想です。出発前に各自十分な準備をお願いします。 ■滝壺橋ーミツバ岳:危険個所なしだが道迷い注意。広い尾根を九十九折に登るが、登林業の枝道や九十九折の角に気付かず直進してしまうと途端に足元が悪くなる。尾根を外さないように注意し、危険個所が出たら間違えているので引き返すこと。視界悪い下山での利用などは特に注意が必要と思われる。 ■ミツバ岳ー権現山:危険個所なし。道は不明瞭だか尾根上を外さないように歩けばそれほど難しくない。とはいえ道迷い多く発生してるので要注意。 ■権現山ー二本杉峠:階段か土留めがあったようだが崩れており滑りやすい。危険個所や道迷いはしにくいと思うがそれほど良い道ではない。 ■二本杉峠ー屏風岩山:山と高原地図にある通り、尾根に登る場所で右(直進)や左のトラバース道に入らぬよう注意。左右の方が歩きやすいため、直登を見逃しやすいと思われる。その先も不明瞭だが尾根を外さないように歩く。 ■屏風岩山ー地蔵平:道標無し、マーク無し、踏み跡も無いに等しい。曖昧な尾根を何度か乗り換えるので非常に間違いやすい。下りで使うにはかなり慎重なフーファイが必要。滑落注意。 ■地蔵平ー駐車場:林道歩き。斜面からの落石に注意。 ※この辺りを歩くには地形図コンパスGPS必携だと考えます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
カメラ
ロープ
ハーネス
ヘルメット
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
アッセンダー
確保機
|
---|---|
備考 | コンパクトタオルを忘れた |
感想
かつて西丹沢に鉄道があったなどという事を知ると、その痕跡を辿りたくなるものである。半世紀前まで走っていた鉄道が跡形も無くなっている事を知るのは、絶滅した動物を思う感情に似ている。惜しいような悲しいようなそして愛おしいような不思議な感情である。今回は手始めにその終点であり、最盛期には200戸以上あった集落である地蔵平とその周辺の山々を訪れてみたいと思った。
滝壺橋の脇にある登山道入口からミツバ岳を目指す。今日はガスが低く立ち込めて湿度がとても高い。カラカラに晴れた夏の炎天下より湿度の高い環境が苦手なのだが、今日がまさにその天気だ。更にミツバ岳へは山頂付近までひたすら登りが続くため、すぐに全身から汗がしたたり落ち、着ている全てを濡らしていく。そしていつものように「今日の登りはなんてキツいんだ。日頃から鍛えておかないからこうなる」等と恨み節を唱えていると、時期にミツバ岳の狭い山頂に着いた。
ミツバ岳からは楽しい尾根歩き。眺望こそあまりないが、それでもやっぱり尾根を辿る道は楽しく気持ちいい。途中にヌタ場は沢山あるし、場所によっては獣の臭いもする。この日は下降に詰まった時の為にヘルメットや下降具を背負っていたが、万が一に備えてヘルメットを装着。するとほどなくして森の中からガサガサ音が。小動物の音ではないし、素早く逃げる感じもしないので鹿ではなさそうだ。僕は大きな声を出しながら慎重に歩を進める。音はするけど姿が見えず、そのまま尾根の少し開けた所にでると...男性登山者でした。
権現山では道標を見落として浅瀬入口に下る側に少し先に進んでしまったが、直ぐに気付いて戻った。こういう不注意が自分にはよくあるので本当に困る。ベンチで少し休んで屏風岩山方面へ。アップダウンがあれば「吊り橋掛けろ」草むらでガサガサ音がすれば「出てこいコノヤロー」と悪態を付きながら小ピークを幾つも越えて屏風岩山に到着。手作り道標に哀愁が漂う。
屏風岩山からの下りは尾根を間違えたりしてかなり手を焼いた。下りはじめて最初の尾根を間違えた。地形図のほんの小さなヒントを見逃していた。また地蔵平のどこに下りればいいのかも少し迷った。
地蔵平に降りると、なんだかとても不思議な空間。この周辺に集落があって分校などもあったとは信じがたい。建物基礎の痕跡は無いか等を見て回ったが、放置された木材と地面に埋まった石、そして大量のシソが生い茂ってる事くらいしか分からなかった。入口の地蔵堂は箒が置かれて今でも管理されている方がいるようだ。この周辺の歴史などは郷土資料館にでも行かないと分からないのだろうか。
地蔵平からはひたすら林道歩き。美しい沢の横目に下山となりました。
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