有馬三山(落葉山、灰形山、湯槽谷山)と六甲三氷瀑(七曲滝、百間滝、似位滝)
- GPS
- 04:20
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 755m
- 下り
- 751m
コースタイム
ロープウェー有馬温泉P 10:21 - 登り口 10:25 - 尾根道との合流点 10:38 - 落葉山 10:45/51 - 南西峰 11:00/01
- 尾根道との合流点 11:06 - 灰形山 11:26/29 – 鼓ヶ滝からの道との合流点 11:36 – 湯槽谷山 12:05/15
– 湯槽谷下降点 12:26 – 紅葉谷道と湯槽谷との合流点A12:51/55 –白石谷との合流点B - 七曲滝への分岐C 13:06
– 七曲滝 13:17/28 -七曲滝への分岐C 13:32/昼/48 – 百間滝への分岐 13:58 – 百間滝 14:05/07 – 似位の滝 14:10/11
– 百間滝 14:14 – 白石谷との合流点 14:20 – 紅葉谷道と白石谷との合流点B 14:25
- 紅葉谷道と湯槽谷との合流点A 14:28 – ロープウェー乗り場 14:40 - ロープウェー有馬温泉P 14:41
●歩行時間 4:20
天候 | 晴れ〜小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(自宅) = (ロープウェー有馬温泉P) - (有馬三山) - (三氷瀑) - (ロープウェー有馬温泉P) = (自宅) ●登山口へのアクセス ○ロープウェー有馬温泉P)有馬駅から車であれ、徒歩であれ、南へ向かい、阪急バス乗り場の先で左方の温泉街に(一応道なり)。「金の湯」の前を過ぎ、“ロープウェー”の案内に沿って進むと駐車場にたどり着く ○“落葉〜灰形”鞍部への登り口)ます池とロープウェーへの道を分ける三叉路からます池へ向かい、最初の右折路を右へ曲がるとすぐに橋を渡る。渡ったところの右手すぐに“太陽と光の道”登山口がある |
コース状況/ 危険箇所等 |
○登山届 ・登山届の出せる場所はないように思う ○コース状況 ・全般にコースは明瞭。要所に案内標記がしっかりある ・紅葉谷道から七曲滝への分岐Cは、真正面から見ると“七曲滝”の標記が見えない。右手に分かれる道の行き先は…と気にかけて標柱を覗き込むと書いてある ・七曲滝へのコースは、氷結している場合には、狭隘な難路となる。その部分を避けるように巻き道が造られており、難路に不安があれば、そもそも巻き道を行くべき ・紅葉谷道から百間滝までの間は、抜け道のような道。造りはよくないので、足下注意 ・白石谷は六甲山頂上に向けて続いているが、難路。冬場に通う人がいるのかどうかは不明だが、雪の上に踏み跡はあった ○温泉、食事 ・有馬温泉には金の湯、銀の湯などの著名な外湯だけではなく、外来入浴可能な温泉はいくつかある ・週末には温泉はどこも賑わう。今回は特に混雑が激しく、あえなく入浴を諦めた |
写真
感想
●はじめに
冬の氷瀑を見に有馬へ。動機はさまざま。今年1月の寒さであれば、今年の氷結はさぞ美しいであろうとの予想。ヤマレコで多くの人も書いていらっしゃるように、本当に美しく氷結しているようだし。せっかくなので、有馬三山と合わせた道取りで。
有馬三山は温泉からのお手軽ハイクの範疇だが、それでも最高峰の湯槽谷山(801m)ともなると、総標高差は500mにはなる。湯槽谷山とは妙な名前ながら由緒ある。僧行基が湯槽を作る木をこの山から切り出したとの言い伝えによるものだ。行基が出てくることからもわかるように、奈良時代さらには飛鳥時代からの伝説を持つ有馬ならではの名前。
●落葉山、灰形山、湯槽谷山
本来の金の湯下の正面登山口からではなく、ます池手前から落葉山〜灰形山鞍部を目指す。急坂。雪の中だが、階段状に整備された道はスリップせずに登ることができる。左岸か右岸に渡りさらに続く急登を行くと、尾根道。まずは、落葉山へ。
斜面に付けられた道はじぐざぐ。容易な登りだが、少しうっとうしくなる。前方に妙見社が見える頃に左手の藪の合間に四等三角点。程なく妙見社。山頂にこんな建物があることにも感心する。引き返し、地図にある落葉山山頂を目指す。踏み跡も少ない新雪を踏み分け、通称“南西峰”へ。南西峰に到着。そこからの展望は最高。有馬を眼下に、三田方面の山々がきれいに見渡せる。
戻って、そのまま灰形山へ。途中に痩せ尾根注意の表示あるも、たいしたことはなかった。その頃から小雪。やがて、灰形山への厳しい登り。階段になっているが、あまりにも長い。やがて、灰形山の頂上に到着。眼前に六甲山と湯槽谷山が高く聳えている。
湯槽谷山へ向けて、さらに前進。鞍部で鼓ヶ滝への下降路を分けるが、これは知らなかった道。サブルートはいろいろあるものだ。そこからは、先ほどの登りの比ではない、連続急登。一旦小高いピークを越え穏やかな道が続き山頂部に着いたかと思うが、再び急登に。これも尽きてやや右手に折れたかと思うと、山頂。小さな山名標識があるだけの寂しい山頂。標高の高さだけが目印。“山頂広場”もない。
ここで、芦屋川からの方とすれ違うが、樹氷が美しい、とのこと。そういえば、先ほどからの小雪のせいで、顔を俯き加減にして歩きすぎた。樹氷には殆ど気を遣わなかった。この先の下りを案じて、ここでアイゼンを装着。湯槽谷分岐へ向けて一気に下る。
湯槽谷の下りは、谷筋の始まりの例には似合わず、川の最初のひとしずくがよくわからない。知らないうちに谷になり、谷の中を歩いていく。若い谷なんだろうか。やがて、古い石積みの小堰堤を6基ほど乗り越すと、大きな湯槽谷第四砂防ダム。もう一つ砂防ダムを乗り越し、基部に降り立つと、紅葉谷道との合流点が目の前に見える。
●紅葉谷道から七曲滝、百間滝、似位滝
紅葉谷道は有馬と神戸を結ぶかつての主要道のひとつ。合流点から砂防ダムを乗り越し、しばらくで河原に分岐する踏み跡を見送り、しばらくで谷別れ。紅葉谷は右手、しばらくで右手への分岐道あり。よく見ると、標柱に右手、七曲滝とある。
これを進むとしばらくで上下に分岐。向こうから来る方に伺うと、上は巻き道、下はへつり道とのこと。行きは巻き道で様子を見る。途中で渋滞。ようやくに最合流点に着き、そこからは川原。やがて、既に多数の観客を従えた七曲滝に到着。残念ながら、氷を分けて水流が復活している。既に時機を逸したようだ。それでも迫力がある。氷も驚くほど厚い。十分に鑑賞したのち、もとへ。帰りは下の道へ。道幅は確かに狭いが、それ以上に氷の上であることが怖い。アイゼンなしならば、滑り落ちるかも。
紅葉谷道との合流点Cで昼。こんな寒い時にはカップ麺でもありがたい。速やかに済ませて紅葉谷道を登る。百間滝への分岐を見て、そこを左折、強引に山肌に付けられた道を進むと程なく一気の下り。降りきったところは百間滝で、右手は似位滝、左手は白石谷との合流点。百間滝は既に氷は殆ど失われ、中盤の一塊が痕跡を留めているだけ。ちょっと残念に思い、似位滝へ。似位滝は上流ながら、もっと氷が失われている。
残念な気持ちで下りへ。百間滝を経て、谷筋を下ると、白石谷との合流点。ここにも標識があり、白石谷と百間滝のそれぞれの案内が。
そこからさらに谷を下ると、やがて先ほどの紅葉谷道が見えてくる。川原を横切り紅葉谷道へ。あとはロープウェー乗り場に向けて黙々と下る。
駐車場で気になってGPSを取り出すと途中で電池切れ。やっぱり毎回取り替えなければいけないと言うことか。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する