「地図の修正依頼」でみんなの登山がもっと便利で安全に

2023年1月18日

 

こんにちは!らくルートの地図データを作っている小林です。
最近は、海外のロングトレイルを歩きたいな〜と思って、本を読んだりネットで検索したりしています。

 

さて、らくルートは山行記録や自治体の発表する登山道情報をもとに、日々手作業で更新しています。より便利で安全な山登りにするためには、最新の登山道の状況をらくルートに反映することが重要です。それにはユーザーのみなさんが送ってくださる現地の情報が欠かせません。

 

そこで、今回のブログリレーでは登山中にヤマレコアプリから「地図の修正依頼」を送る方法についてご紹介したいと思います。実際に僕が山に登ったときの様子を参考に、その流れを解説してきます。

それでは、お願いします!

 

まずは計画

長野県大町市の鷹狩山(たかがりやま)を例にお話しします。

計画段階でのルートはこのような状況です。中盤でコースが二手に分かれている様子がみんなの足跡から読み取れますが、らくルートでは山頂まで一本道で分岐はありません。実際に現地で状況を確かめて、「地図の修正依頼」を送ってみます。

 

登山中に「地図の修正依頼」を送る

今シーズン初めての雪の里山で気分が上がります。積雪は約20cm。

 

30分ほど歩いて、その分岐に到着。しっかりした案内標識があり、その先のコースも問題ないようですので修正依頼を出します。

 

スマホを取り出し、ヤマレコの画面の右下の旗のアイコンをタップ、次に〈地図の修正依頼〉をタップして、依頼内容を入力します。今回依頼したいコースには名称がついていましたので「山頂駆け登りコース分岐」とコメントしました。

 

続いて、現地の状況が分かりやすいよう写真を撮ります。すでに撮影した写真を選択する場合はカメラの隣のアイコンをタップしてください(写真の送付は任意です)。最後に〈送信〉をタップして依頼完了です。圏外の場合はネットに繋がった時点で、自動的にヤマレコの運営に情報が届くようになっています。

 

動画でも流れを解説しています。

 

この登山では分岐の他にも、トイレ・駐車場のアイコンの追加や山頂の位置の修正を依頼しました。

 

修正依頼をらくルートに反映する

ここからは僕の業務のお話です。

届いた修正依頼の位置情報、コメント、写真から状況を分析します。他のユーザーさんの山行記録も参考にしながら、確認ができたご依頼をらくルートに反映していきます。

 

修正後のらくルート

 

修正前と比べると、地図の内容が充実したことが分かります。このようにして全国各地からいただいたご依頼を、らくルートに反映させています。

 

らくルートをどのように作っているかは以前のブログに詳しく書きましたので、合わせてチェックしてみてください。

 

らくルートに反映する基準

送っていただきたい内容
・ルートや山頂などのポイントの追加、修正
・名称の間違い
・廃道や登山道の崩落などによる通行止めの箇所
・駐車場、トイレ、水場などの場所
・鎖場などの危険箇所
・間違いやすい分岐などの不明瞭な箇所
・コースタイムの大幅なズレ

ご対応できない内容
・山行記録が少なく状況を確認できない場合
・バリエーションルートや冬道といった難易度の高いルート(手動でのルート作成を推奨しています)

 

最後に

送ってくださるご依頼で、他のユーザーさんの次の登山がもっと便利で安全なものになります。写真を撮ったり、水分補給をしたりと何かとやることの多い山登りですが、足を少し止めて修正依頼を送っていただけますと、とても嬉しいです。

登山中に送れなかった!という場合は、下山後にヤマレコらくルートアカウントへメッセージ、またはTwitterらくルートアカウントの固定されたツイートに返信してください。いつでもお気軽にどうぞ!

 

ちなみに、鷹狩山登山のスタート地点の大町山岳博物館ではライチョウを飼育しています。真っ白でモフモフなライチョウ最高です。

One Comment

  1. あいこ より:

    こんな便利な機能知らなかったです(^^;

    いつも、ここの情報をヤマレコの地図に反映できたらいいのにぃ、どうしてお知らせしたらいいのかしら?と思ってました 。
    山名の違いとか。

    ありがとうございます!

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