ヤマレコ代表のmatoyanです。
これまでヤマレコのWebサイト(PC版)では、「また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。」というメッセージを掲示してきました。
2005年のサービス開始以降、サービスのコンセプトとして「また山に行きたくなる。」を掲げ、また企業ミッションとしては「一人ひとりの登山を最高の体験に。」を掲げて、Webサイトからスマホアプリ、スマートウォッチのアプリとサービスを拡大してきました。過去のコンセプトについては過去に別のブログでも詳しく説明しています。
ヤマレコはもともと「山の記録を残して共有する」ことを出発点にしています。
山に登山に行き、山を楽しみ、無事に帰ってきて、記録を書きながらその山の思い出を振り返る。この一連の流れを楽しみながら行うことで「また山に行きたくなる」サービスを実現してきました。
近年はスマートフォンが普及し、誰でも手軽にGPSの軌跡を残せるようになりました。
例えば高尾山に行く場合を考えてみます。まず、アプリを使って高尾山に行く計画を作ります。登山口で「登山開始」をして、写真を撮りながら山頂を目指し、下山したら自動で高尾山の記録ができています。
タイトルや日付の設定、何時何分にどこにいたか、地図や標高グラフの作成、写真の自動配置など、多くの面倒な手続きをアプリが代わりにやってくれます。
あとは自分で感想などの情報を追加するだけで、あなただけの山の記録集ができてしまいます。
この山行記録は、自分が楽しむのはもちろん、他の人が山に行くときにも役立てられています。
計画を柔軟に立てられることにもこだわってきました。「らくルート」の機能では、日本全国どの山でも自由に登山の計画を立てられますし、コンパスのシステムを経由して日本全国の警察に登山届を出すこともできます。
スマホに搭載されたGPSを使えば山の中でも現在地がすぐに分かります。らくルートで作成した道から外れると、音や振動で道間違いにすぐに気付けます。
さらにヤマレコ独自の「みんなの足跡」機能では、過去の登山者の軌跡がオレンジ色の点の集合で表示され、普通の地図には載っていない登山道や分岐もわかるようになります。
ヤマレコではこの登山者の位置情報を常に集めており、捜索救助にも役立てています。
遭難が起きたときには、SAGASUというシステムを通じて、警察や消防の捜索隊に遭難者の情報を提供しており、実際に救助に役立てた事例も出てきています。
スマートフォン向けのアプリだけではなく、Apple WatchやGoogleのWearOS対応のスマートウォッチ用アプリも開発・提供しています。これらのアプリは、時計だけでも動作するため、スマートフォンが故障したときの予備デバイスとしても使えます。
スマートフォンと時計のセットでより安全に登山を楽しめるようになりました。
このように、ヤマレコは単なる記録を共有するプラットフォームに収まらず、より安全に登山をするために携帯する「登山道具」としての一面が強くなってきました。
さらにもう一段、ヤマレコのサービスがその先に進化していくために、今回サービスコンセプトを新しく見直すことにしました。
改めて、今回新たに打ち出したサービスコンセプトは
冒険できる
です!
このコンセプトを選んだ理由
登山をするときに付きまとう問題の一つが「不安」です。
「自分はこの山に登れるのだろうか」
登山は体力、技術、読図、現地での判断力など様々な能力が試される厳しいフィールドでもあります。
登山をするにあたって、様々な不安が壁になってきます。例えば
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登山前の不安どんな山なんだろうか、どのぐらい大変なのか、など
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登山中の不安道は合っているのか、山頂まであとどのくらいか、下山後のバスに間に合いそうか、など
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万が一の不安トラブルが起きたらどうしよう、遭難したらどうしよう、など
本当は行きたい山があるのに、不安があってチャレンジできない。
心に不安の鎖が絡まって動けない状態の人でも、その鎖を断ち切って、もっと自由に、自分のやりたいことができる。
どんな人でも、いつからでも、自分がかつて子供の頃に感じた冒険を体験できる。
そんな世界を実現したいと考えています。
人によって登山のスキルや経験は異なります。
ある人にとっては簡単に登頂できる山でも、別の人にとってはより厳しくチャレンジングなものになります。
誰にとっても、自分が行ったことがないことや体験したことがないこと、そこに取り組むときに不安が生まれます。その不安に立ち向かって少し背伸びをして、ドキドキしたりワクワクする体験=自分にとっての「冒険」というプロセスを楽しめるよう、ヤマレコはITの技術を使って皆さんを支えていきます。
皆さんがもっと自由に冒険できるための信頼できる「登山道具」として、ヤマレコをさらに進化させていきます。ぜひ登山の際にはヤマレコを使っていただき、日々進化をしていく様子を、私達と一緒に楽しんでください!
コンセプトを広く伝える取り組み
今回のコンセプト公開にあたって、このコンセプトをより広く伝え、自分たちもそのコンセプトに従ってサービスを広めていけるように、様々な場所でメッセージを公開していきます。
ヤマレコのWebサイトやアプリストアのページにメッセージを掲載したうえで、ヤマレコの本社がある長野県松本市にもいくつか広告を出すことにしました。
・長野電鉄上高地線の新島々駅への広告看板
・東京と上高地を結ぶ「さわやか信州号」バス
でヤマレコのコンセプトの掲示を開始しています。
見つけた方は、ぜひ各種SNSやヤマレコの日記などでシェアをお願いします!
松本のホテル宿泊券や、上高地の食事券などが当たる、シェアのキャンペーンも開始しました!
こちらの方もぜひご覧ください!キャンペーンはこちらから
ヤマレコを使ってより山を楽しめる、そんな世界をもっと広げていくために、皆様の力が必要です。
ぜひヤマレコを使って、ご友人に勧めていただいたり、使い方で困っているご友人に説明していただくなど、できることからご協力をいただけると嬉しいです。
引き続きどうぞよろしくお願いします!
2024年4月25日
株式会社ヤマレコ
代表取締役 的場 一峰
関連リンク
登山アプリ【ヤマレコ】新コンセプト「もっと自由に冒険できる」を公開し、地元企業【アルピコ交通】とコラボ - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000012267.html
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