登山教室概要
【日時】2015年2月5日(木)18:30〜20:00
【場所】好日山荘銀座店
【定員】40名
【費用】500円
【概要】登山道が隠れている雪山での読図と
ホワイトアウトナビゲーションについて
雪山で役に立つ地図記号とは?
1.針葉樹林
┗・雪崩や風から守ってくれる。
(※表層雪崩の場合、樹林帯であっても抑制効果は低い)
┗・ツリーホールができやすいので、雪洞代わりの
避難場所として使える。
2.広葉樹林
┗・落葉するので視界が良い。
3.笹地
┗・アンカー効果がある。ただしドカ雪には弱い。
4.リフト等
雪のせいでルートが見えない!現在地が分からないって時は…「クロスベアリング法」
【現在位置確認方法】
1. 最初の目標にコンパスを向け、コンパスの針と回転リングの矢印が重なるように リングを回す。
2. 地図上の目標地点にコンパス本体の角を合わせ、回転リングの矢印と地図の
磁北線が平行になるよう回転させる。平行になったら、目標地点からコンパスの
側辺に沿って直線を引く。
3. 同様な操作を行い、引いた線が交差した地点が自分の現在地の可能性が高い。
これを繰り返すことでより正確さが増す。
【注意点】
・コンパス、地図が必要
・地形、標高、植生、最終確認地点からの歩行距離など、複数の要素を
掛け合わせて判断すること
画像提供元:MAPPLE 山と高原地図
【豆知識】目標の山を探す方法
1. 地図上で現在地から知りたい山を結ぶ直線と平行になるようにコンパスを置く。
2. コンパスの回転リングを回し、磁北線と平行になるようにする。
3. コンパスを体の正面に構え、コンパスの針と矢印が重なるまで体を回転させる。
画像提供元:MAPPLE 山と高原地図
【豆知識その2】目標の山の角度を知る方法
1. 目標にコンパスを向け、コンパスの針と回転リングの矢印が
重なるようにリングを回す。
2. 進行線の所の度数目盛が角度になる。(例:90度)
事前準備で遭難対策!「同定表」の作成
【同定表とは?】
2万5000分/1地形図に、予定コース、チェックポイントから 次のチェックポイントまでの方位と距離が分かる表
(ナビゲーションログ)のこと。
事前に同定表を作成することによって、ルートのシミュレーションができ、 コースの概要も頭に入る。
また、ホワイトアウトした時の現在地点の確認や進行時に役立つ。
1. 地形図のルート上に以下のことを考慮してポイントを書く。
※200〜300m程度で細かく区切った方が距離感が掴める。
【ポイントとなる場所】
┗・スタート地点
┗・ゴール地点
┗・ピーク
┗・鉄塔など明確な目標になるもの
2. ポイント間に直線を引く
3. 各ポイント間の距離を書く。
※左図でいうと分母のとこ。距離はポイント間の直線距離。
4. 各ポイント間の方位を書く。
※左図でいうと分子のとこ。
【方位の出し方】
┗・地図上に磁北線を記入
┗・コンパスの中心をポイントに合わせる
┗・コンパスの回転リングの矢印と磁石の針を合わせる
┗・進行線を次のポイントにあわせる
┗・方位を読む
5. 各ポイントの標高を書く。
※必要ならポイント間の標高差もあると良い。
同定表を使った歩き方
1. コンパスの進行線を次のポイントの方位(同定表に書き込んだ)に合わせる
2. コンパスの針と回転リングの矢印が重なるように リングを回す。
3. コンパスの進行線が進行方向となる。
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