プレデター30(カリマーSF)
会社の人に誘われて山登りを始める事となりました。それ以前からアウトドア好きであり、それ以上に道具好きで、その上、相当のミリオタ(ミルスペック好き)という相当に拗らせた境遇にありまして、山用にバックパックをと思い立ち一も二もなくセレクトしたのがプレデター30(カリマーSF)でした。それ以前にはマグフォース社のファルコン2を所有していて、それで何度か山に登ってみて限界を感じての購入でした。
プレデター30の購入にあたってはネットでググって資料を探してはみるものの極めて情報量が少ないので興味のある人の為に書き残すべきだと思いました。
基本引き蘢りなので山の店に行かないのでネットのみ…つまり試着なしで購入しました。背負った感じは偶然自分に合っていたようですが、バックパック関係のいろんな情報を見るにつけ試着なしでの購入は危険なので気をつけた方がいいでしょう。プレデター30ですが普通の登山用のバックパックとは違って背中のかなり高い位置に装着されます。腰のベルトは自分の場合はミゾオチ辺りです。荷物全体が肩甲骨辺りにシフトした感じで、自分の場合は個人的にそれが動き易いと感じています。実際荷物をパンパンに詰めて高尾山→城山を歩いてみましたが快適でした(…と申しますか、丁度肩甲骨で担ぐみたいな高重心な背負い心地に助けられて動き易かった)。
自分はハイドレーションシステムを採用していて、ソースの2Lをプレデター30に装備しています。一気室の背中の部分にポケットがあり、ベルクロで止まる蓋があります。その中にハイドレーションパックを挿入し、左右のホース取り出し口からホースを取り出しショルダーハーネスに飲み口をセットして歩きながら水分を補給しています。ここで若干問題に感じるのは荷室に荷物を詰め込んだ状態でハイドレションパックに水を満タンに入れると背中部分が盛り上がって背中のフィット感が悪いところです。これは水分を飲んで消費していくと徐々に解決されますが(汗)。山行きから戻ってパッキングの試行錯誤を繰り返して荷物をパンパンに詰め込まずに雨蓋をある程度緩く締めるようにしてようやくセッティングが出た感じです。これは自分の経験不足が前提の結論で今後もっと変わって行くとは思いますが、ショルダーハーネスの付け根に調整の余地がないプレデター30の欠点だと感じます。
本体は雨蓋付きの一気室。雨蓋は本体下部から二本のバックル付きのベルトで止めます。本体背面と側面にはMOLLEシステムが装備されています。僕はミリオタなのでMOLLEに対応したポーチをそれはもう沢山所有していますので、それをここに装備する予定でしたが、付けない方がカッコ良いので何も付けていません。これは最高に誤算でしたが、プレデター30の外見は荷物をパンパンに詰めて雨蓋をギュッと締め込んだ時、滅茶苦茶にカッコ良いです。が、それだと背負い心地がアレでそれなりに工夫が必要のようだ…というのが現状です。
雨蓋にベルクロのメスが縫い付けてあります。僕はワッペンが大好きなのでこれは嬉しい。カリマーSFのセイバー30だとこれがない筈で、今となっては無用なMOLLE対応のプレデター30の選択が唯一無二となった訳です…結果的に。
雨蓋の上にゴム紐のネットがあります。ちょっとした衣服を仮に止めて持ち運ぶのに便利です。雨蓋にチャックがあって中に物が入る構造で、これは主荷室の荷物の入り方とトレードオフですが、かなりの荷物を詰め込む事も可能です。自分はエマージェンシー関係と行動食を入れています。
主荷室は雨蓋を開けて巾着式の入口からアクセスします。背中にはハイドレーションのポケットの他、簡易なポケットがもう一つあります。ハイドレーションのパートと荷室はウレタンのシートで隔離されています。背中に当たる部分はメッシュでどちらも厚手です。荷室の大きさはA4の底辺で高さ50〜55センチの直方体で30リットルは確実にあると思われます。実際はここからハイドレーションの容量が差し引かれるんですけどね。ハイドレーションパックを諦めれば使い易くなるんだろうか?いやしかし、個人的にその選択肢はなく(何たってハイドレしたくて山に登ろうと思ったくらいで)、ハイドレーションパックの形状に活路を見出すべきか思案中です。(が、そんな事するなら登山用のバックパックを探す方が早いだろうという悩ましい展開なんだなー)
いろいろと書きましたが、ミリタリースペックの物をいろいろと見てきた自分的にはカリマーSFの縫製は若干物足りないと感じます。マグフォースの製品の方がよりそれっぽい。しかしながら、実際に登山で使うならプレデター30を選ぶ…ミリオタが登山する場合のギリギリの選択肢なのかも知れません。そう思いながら細々と山を趣味にして生活を重ねる中で自分の思考と嗜好が変化してきて何とはなしに山専門メーカーの製品が気になるようになって居ります(汗)。例えばカリマーSFとカリマーでも全くテイストが違いますし(全く別の会社なんだそうな)、大きな声では言えませんがカリマーの製品の方が洗練されてて美しくて使い易そうですよー(笑)。
でも、プレデター30だって、そんなに悪くないバックパックなのでミリオタ系を拗らせた人で山に行きたいという人にはお薦めです。具体的な部分で質問がある人は解る範囲でお答えしますので質問して下さいね。
まだまだ少ない山行きですが、未だ誰とも被らず!!<キリッ>
プレデター30の購入にあたってはネットでググって資料を探してはみるものの極めて情報量が少ないので興味のある人の為に書き残すべきだと思いました。
基本引き蘢りなので山の店に行かないのでネットのみ…つまり試着なしで購入しました。背負った感じは偶然自分に合っていたようですが、バックパック関係のいろんな情報を見るにつけ試着なしでの購入は危険なので気をつけた方がいいでしょう。プレデター30ですが普通の登山用のバックパックとは違って背中のかなり高い位置に装着されます。腰のベルトは自分の場合はミゾオチ辺りです。荷物全体が肩甲骨辺りにシフトした感じで、自分の場合は個人的にそれが動き易いと感じています。実際荷物をパンパンに詰めて高尾山→城山を歩いてみましたが快適でした(…と申しますか、丁度肩甲骨で担ぐみたいな高重心な背負い心地に助けられて動き易かった)。
自分はハイドレーションシステムを採用していて、ソースの2Lをプレデター30に装備しています。一気室の背中の部分にポケットがあり、ベルクロで止まる蓋があります。その中にハイドレーションパックを挿入し、左右のホース取り出し口からホースを取り出しショルダーハーネスに飲み口をセットして歩きながら水分を補給しています。ここで若干問題に感じるのは荷室に荷物を詰め込んだ状態でハイドレションパックに水を満タンに入れると背中部分が盛り上がって背中のフィット感が悪いところです。これは水分を飲んで消費していくと徐々に解決されますが(汗)。山行きから戻ってパッキングの試行錯誤を繰り返して荷物をパンパンに詰め込まずに雨蓋をある程度緩く締めるようにしてようやくセッティングが出た感じです。これは自分の経験不足が前提の結論で今後もっと変わって行くとは思いますが、ショルダーハーネスの付け根に調整の余地がないプレデター30の欠点だと感じます。
本体は雨蓋付きの一気室。雨蓋は本体下部から二本のバックル付きのベルトで止めます。本体背面と側面にはMOLLEシステムが装備されています。僕はミリオタなのでMOLLEに対応したポーチをそれはもう沢山所有していますので、それをここに装備する予定でしたが、付けない方がカッコ良いので何も付けていません。これは最高に誤算でしたが、プレデター30の外見は荷物をパンパンに詰めて雨蓋をギュッと締め込んだ時、滅茶苦茶にカッコ良いです。が、それだと背負い心地がアレでそれなりに工夫が必要のようだ…というのが現状です。
雨蓋にベルクロのメスが縫い付けてあります。僕はワッペンが大好きなのでこれは嬉しい。カリマーSFのセイバー30だとこれがない筈で、今となっては無用なMOLLE対応のプレデター30の選択が唯一無二となった訳です…結果的に。
雨蓋の上にゴム紐のネットがあります。ちょっとした衣服を仮に止めて持ち運ぶのに便利です。雨蓋にチャックがあって中に物が入る構造で、これは主荷室の荷物の入り方とトレードオフですが、かなりの荷物を詰め込む事も可能です。自分はエマージェンシー関係と行動食を入れています。
主荷室は雨蓋を開けて巾着式の入口からアクセスします。背中にはハイドレーションのポケットの他、簡易なポケットがもう一つあります。ハイドレーションのパートと荷室はウレタンのシートで隔離されています。背中に当たる部分はメッシュでどちらも厚手です。荷室の大きさはA4の底辺で高さ50〜55センチの直方体で30リットルは確実にあると思われます。実際はここからハイドレーションの容量が差し引かれるんですけどね。ハイドレーションパックを諦めれば使い易くなるんだろうか?いやしかし、個人的にその選択肢はなく(何たってハイドレしたくて山に登ろうと思ったくらいで)、ハイドレーションパックの形状に活路を見出すべきか思案中です。(が、そんな事するなら登山用のバックパックを探す方が早いだろうという悩ましい展開なんだなー)
いろいろと書きましたが、ミリタリースペックの物をいろいろと見てきた自分的にはカリマーSFの縫製は若干物足りないと感じます。マグフォースの製品の方がよりそれっぽい。しかしながら、実際に登山で使うならプレデター30を選ぶ…ミリオタが登山する場合のギリギリの選択肢なのかも知れません。そう思いながら細々と山を趣味にして生活を重ねる中で自分の思考と嗜好が変化してきて何とはなしに山専門メーカーの製品が気になるようになって居ります(汗)。例えばカリマーSFとカリマーでも全くテイストが違いますし(全く別の会社なんだそうな)、大きな声では言えませんがカリマーの製品の方が洗練されてて美しくて使い易そうですよー(笑)。
でも、プレデター30だって、そんなに悪くないバックパックなのでミリオタ系を拗らせた人で山に行きたいという人にはお薦めです。具体的な部分で質問がある人は解る範囲でお答えしますので質問して下さいね。
まだまだ少ない山行きですが、未だ誰とも被らず!!<キリッ>
ハイドレーションパックのセッティング変更
…というか、個人的な勘違いの修正です(笑)。
ハイドレをセットすると背中が盛り上がって…と個人的に盛り上がっていましたが、どうやらハイドレパックをしまう場所を間違っていたようです(汗)。
プレデター30の荷室の背中側には二つのポケットがあります。蓋がベルクロでとまるのと、入口がゴムで絞られた簡易なポケットなんですが、僕は背中側のベルクロ蓋付きのポケットにハイドレをしまうもんだと思い込んでいました。その結果、ハイドレ満タン時には背中が盛り上がって…というレビューになっていました。が、それだとウレタンパッドがタンクの外側になってハイドレパックが背中側に盛り上がってしまうのです。それを一つ外のポケットに変更するとハイドレパックと背中の間にウレタンパッドが割り込んでハイドレパックが荷室側に盛り上がるようになりバックパックのフィット感、装着感が格段に良くなります。その分、荷室の容量はハイドレに喰われますけど、恐らくこれが本来のあるべき姿なのではないかと、些か早とちりでアホな自分の性質を呪います(笑)。
ハイドレをセットすると背中が盛り上がって…と個人的に盛り上がっていましたが、どうやらハイドレパックをしまう場所を間違っていたようです(汗)。
プレデター30の荷室の背中側には二つのポケットがあります。蓋がベルクロでとまるのと、入口がゴムで絞られた簡易なポケットなんですが、僕は背中側のベルクロ蓋付きのポケットにハイドレをしまうもんだと思い込んでいました。その結果、ハイドレ満タン時には背中が盛り上がって…というレビューになっていました。が、それだとウレタンパッドがタンクの外側になってハイドレパックが背中側に盛り上がってしまうのです。それを一つ外のポケットに変更するとハイドレパックと背中の間にウレタンパッドが割り込んでハイドレパックが荷室側に盛り上がるようになりバックパックのフィット感、装着感が格段に良くなります。その分、荷室の容量はハイドレに喰われますけど、恐らくこれが本来のあるべき姿なのではないかと、些か早とちりでアホな自分の性質を呪います(笑)。
ハイドレーションシステム
ハイドレーションシステムはソースのワイド2Lを採用。相当使い倒していますが水漏れ等のトラブルは皆無です。水の飲み口はロックが確実に出来るし、流量も適当で飲み易いです。飲み口からの水の滴りもないので電車移動など人気の多いところの移動も気を使わないで助かります。消毒はミルトンの薬液を作ってその中にさらして完全に乾かしておしまい。凄く簡単です。ちなみにチューブの黒く見える部分は軍物のチューブカバー。造りがタイトなのでバイトバルブ(飲み口)を外さないと入りませんがカッコ良いので我慢しています。ソースのハイドレはタンクとチューブがクイックディスコネクトで簡単に分離できます。ホースを外しても水が漏れ出さないように止水弁が設けられていていろいろと便利です。使い心地は総じて良好です。
プレデター30のハイドレ周り
荷室上方、雨蓋の付け根辺りの左右にハイドレチューブの取り出し口があります。ソースのへリックスバルブは結構大型だと思いますがスルッと通るのでパッキングが楽でいいです。僕は人前でハイドレから水が飲みたくて登山を始めた!!というくらいハイドレが好きなので、そのセッティングの幅が広いのは嬉しいです。
ミリオタ御用達
プレデター30の独特な背負い心地…30リットルを肩甲骨辺りで背負う感じ…にハマってしまうと手放せなくなるかも知れません。下半身の自由度が高くなって軽快に動けるような気がします。また外観が物々しくて異様な存在感があって山や山への移動中に人目が気になる事もままありますけど、これがミリオタが合法的に人前に出るギリギリのラインと考えれば納得できるでしょう。実際に山をかじるとミルスペックとは違う山のスペックが存在して、登山の安全性や快適性はその計画段階からセレクティブな要素がある訳で、ミルスペ必要ないじゃんという結論に達するのですが、それでもこのバックパックだけは良いじゃん!!と思います。ハイドレのセッティングも紆余曲折の末に決まり本来の姿になったプレデター30と共に末永く山行きを楽しんで行こうと思います。癖があるけどいいバックパックですよ。
同行者にラーメンを振る舞い下山後温泉に入って一杯やって帰る装備
プレデター30の近況(160816)
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※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
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初めまして、こんにちは。
私も、2年前から、《 カリマーSF(karrimorSF)》を愛用しています。cerberusさんが、この記事で詳述されているように、カリマーは、なんと言っても丈夫で安心感がある製品ですね。私は以前まで、テント泊用にモンベルで購入した《 ZERO POINT スーパーエクスペディションパック90 》を使用していましたが、冬山のテント連泊では、なんだか物足りなさを感じ、《 カリマー スペシャルフォース80-130 + ダブルオムニ サイドポケット2個付き=総容量140L) 》をミリタリー用品のサイトで購入しました。(※:カリマージャパンのオンラインショップサイトでは、カリマーシリーズは55Lまでの製品しか取り扱っていません)超大型なのでパッキングを気にせずに、道具を沢山詰め込める(放り込むように荷造りしています)のが、好きです。日帰り用としては、《 カリマーSF セイバー30 》を使っています。同じ30Lでも、セイバー30はモールシステムが付いていないので、プレデター30よりスマートな印象を受けます。cerberusさんの《 プレデター30 》は、この記事の写真を拝見しますと、カッコイイですね。きっと、丁寧に扱われているからでしょう〜「しあわせそうなプレデター」と思いました。
なんだか、自分のザックを自慢したようですいませんでした。これからも、山道具で良いものありましたら、ご紹介下さいませ。ではまた。
こんにちは!!遅レスになってしまって申し訳ない!!まさかコメントがあるなんて思ってなくて(汗)。プレデター30はセッティング変更を重ねて益々進化しているのでその「近況」はアップしますね。小物類もミシンを駆使して日々製作に励んでいます。いやしかしコメントがあるなんてなー…トホホ…気付かなくてホントにすみません。もうお盆になってまして気付かなくてすみません。ミリオタのよしみで許して下さい。ごめんなさい!!
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