早春の花
ナズナ【薺】
アブラナ科ナズナ属
ぺんぺん草の別名で親しまれる、春の七草のひとつ。
果実が三味線のばちに似ていることからぺんぺん草と呼ばれるようになった。
4枚の小さな花弁を持ち、たくさんの花を次々に咲かせる。
荒れた土地でも生えることから、そのナズナさえも生えないという意味で「ぺんぺん草も生えない」という言葉もある。
花期は2~6月。
ハコベ【繁縷、蘩蔞】
ナデシコ科ハコベ属
春の道ばたや田畑一面に咲き誇る。
単にハコベというと、コハコベやミドリハコベなどの総称。
コハコベは春の七草のひとつ。
花弁は5弁だが、一つひとつの花弁が大きく根元まで切れ込むので、一見10弁花に見える。
コハコベの花期は3~9月。
タネツケバナ【種漬花】
アブラナ科タネツケバナ属
水田などの湿った所に群生する。
田植えの準備として種籾を水につけ込む作業をする頃に咲く花、ということでこの名がある。
花期は4~6月。
ヒメオドリコソウ【姫踊子草】
シソ科オドリコソウ属
同属のオドリコソウに似て小型であることから、姫を冠している。
どこにでもある雑草扱いだが、かわいらしい花を付ける。
緑の濃いものや紫の濃いものなど、個体差も大きい。
花期は3~5月。
ホトケノザ【仏の座】
シソ科オドリコソウ属
茎を包み込む葉を仏の蓮華座に見立て、この名が付いた。
葉が段々に付くことから別名サンガイグサ【三階草】とも。
上記のヒメオドリコソウとは同属でもあり、間違われることもある。
春の七草の「ホトケノザ」は、キク科ヤブタビラコ属の別種である。
花期は3~6月。
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