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更新日:2013年10月10日 訪問者数:19726
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電子着火式のライターが使えなくなる
bmwr1200rs
標高が高くなるとライターのつきが悪くなる
山行の携行品の中には必ずと言っていいほど入っている「ライター」
ですが、標高が3,000mくらいにまで登るとつきが悪くなります。
(正確な高度は分かりませんが、おそらく2,000m半ばくらいから悪くなってくるのかな)
特に、電子着火式(いわゆるパチンと押すヤツ)は、ほとんどつかなくなってしまうのでは。
経験則的にはフリント式の方が電子式よりは強いかもって感じですが。


右のヤツが電子式、左がフリント式
しかし、なんで標高が上がると使えなくなってしまうのだろう?

なので、ライターメーカーに問い合わせてみました(ヒマ〜)

そしたら、丁寧な回答が返ってきました。
以下がその全文です。

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株式会社東海 お客様相談室 ○○と申します。
お問い合わせをいただきありがとうございます。


お問い合わせの件ですが、原因は気圧と気温の影響です。
電子式、ヤスリ式を問わず、一般的にガスライターは、
気圧と気温の影響で着火しにくくなります。


まず、気圧についてですが、
一般にライターはガスと酸素が着火に必要な比率で混合された
ところに火花を飛ばして着火させます。
高度が上り気圧が下がると、酸素量が減って(いわゆる空気が
薄くなる状態)しまい、この配合比率が変化してしまうため
着火しにくくなります。


気温については、
高度が上り、気温が5〜10℃以下に下がると、ガスの気化率が
落ち、燃料タンクの内部の圧力が低下してガスが出にくくなり
着火しづらくなります。
余談ですが、この場合、平地であれば、気圧の影響はありませんから、
ライターの燃料タンクの部分を手で握って人肌で2−3分暖めていただき
ますと、気化率があがり着火いたします。


以上、ご回答申し上げます。
今後とも弊社製品をご愛用賜りますよう、お願い申し上げます。

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要するに、空気が薄くて寒いところではガスライターはつきにくい、
ということなのだそうです。

とはいえ、私はタバコを嗜みませんので、あまり関係ないです。
ちなみに、マッチは装備の中に一応入れています。



ですが

その点を考慮した強力ライターなるものもあります。

それがコレ
ウィンドミルのHALというライターです


HAL(High Altitude Lighter)というらしいです。カッコイイ。
でも定価6,300円はチトお高い・・・。
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