ポリ袋レシピによる山ご飯炊き-ヤマレコ

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更新日：2014年08月11日　訪問者数：13863

登山・ハイキング山ごはんレシピ

ポリ袋レシピによる山ご飯炊き

ポリ袋を使ってご飯が炊ける方法です。

ポリ袋レシピでご飯炊きに挑戦！！

失敗しない山でのご飯炊きや、災害現場での緊急時の炊き出しにも応用されているようです。

道具と材料（自宅にて）

・ポリ袋…スーパーのレジのところにある生ものを入れる薄い袋。ホームセンターで売っています。

・米…1合（150グラム）

・トレハロース…小さじ1…使わなくても大丈夫ですが、トレハロースを使うのが私のオリジナルです(^-^)/
　

ポリ袋の耐熱温度は130度

どのポリ袋でもだいたい大丈夫そうです。
ほかにも色々な製品を試しましたが、私が使ったポリ袋はぜんぶ大丈夫でした。
ちなみに発がん性はないようです。

準備（自宅にて）

お米を計量して、水で研いで、適当に乾かしてからポリ袋に入れます。
ついでにトレハロースも小さじ1入れます。（トレハロースは入れなくても大丈夫です。）

1．米の計量

米1合＝150グラム

2．米を洗って乾かす

米を洗ってからポリ袋に入れます。

3．ポリ袋にトレハロースを小さじ1入れる

トレハロースは人工甘味料ではなく、自然界にある糖類です。ブドウ糖2分子がくっついた二糖類です。甘さは砂糖の半分ですが、食品の水分を保持するためには画期的な糖です。とくにご飯を冷凍保存するときには抜群の効果が出ます。また、古いお米でも新米のように炊けます。
1合につき小さじ1杯でも小さじ半分でもいいですし、入れなくても大丈夫です。
一応、オリジナルレシピということで敢えて使ってみました(^^)/
ちなみにトレハロースは通販で買うことができます。

山での調理（以下、山のつもり）

以下、山に行ったつもりでの調理風景です。実際に山ではやっていません。あしからず(^_^;)
でも、自宅では何度もやってみましたよ。

1．ポリ袋に水を入れる

水の量は、研いでから水分がどれくらい含まれているかですが、

完全に乾いているなら…200mL
少しだけ湿っているなら…180mL
湿り気を感じるぐらいなら…170mL

不安な場合は180mLで大丈夫です。

用意周到な人は、米を研ぐ前に重さを測り、袋に入れるときに重さを測って水分量を計算すれば完璧です。

2．ポリ袋のしばり方

水が出ないように注意して、空気を抜いて、少し余裕があるぐらいにしばるといい感じです。余裕がありすぎるよりご飯が炊けたときにパンパンの方が美味しいです。

写真はいっぺんに4合を炊く前のものです。

3．ポリ袋を二重にしてコッヘルに入れる

ポリ袋が1重だと融けて敗れる場合がありますが、二重にすれば大丈夫です。何回か実験しましたが大丈夫でした。
また、小さな皿を底に入れる方法も試しましたが、突然ボコっと沸騰する突沸という現象で危ないので山ではおすすめできせん。

なお、ガスコンロは3種類（SOTO、EPI、プリムス）を使ってみました。

3．沸騰したら30分そのまま

お湯が沸騰したら30分で炊けます。正確には煮えるという感じでしょうか。
原理的におこげはできませんので30分以上でも大丈夫ですし少し長めの方が安心です。

4．炊き上がりました。切ってみましょう！

ご飯を出すポリ袋の扱いは自由です。
これは分かりやすいように包丁で切ってみました。

5．ホカホカご飯のできあがりー♪

写真はほぐす前です。
ほぐすときに蒸気を飛ばすと美味しいご飯の出来上がりです。

この調理のよいところは失敗がないことです。30分以上なら美味しいご飯がどこでも炊けます。おこげが出来ないので少し寂しいですが、コッヘルを洗う手間が省けます。

ご飯の味は何回やってもどれも十分に合格点でした。

同時調理も可能

レトルト食品など、同時調理も可能

さらには、沸かしているお湯もお茶にしたり利用可能です。

大人数でも大丈夫

コッヘルが大きければ4合も楽々！
失敗がないのが大きな長所ですね。

ポリ袋レシピによるご飯炊き

今年の3月頃にポリ袋レシピの本を買ったときは目からウロコでした。ご飯炊きのページが書かれていなかったと思ったので自分で考えてやってみましたが、よーく読むと牛丼のページに載っていました。

「ポリ袋に洗った米1合、水1カップを入れ、少し空気を入れる。お湯に入れて30分ほど加熱するとご飯も炊ける。」
と紹介されていました。
（川平秀一著”ポリ袋レシピ”より）

空気を少し入れると書かれていますが、私がやったところ空気は入れない方がいいです。少し余裕目に縛ると袋がパンパンになって袋を破ってほぐすと美味しいご飯になっています。

失敗しないという強み

山での飯炊きは私は若い頃から何度やったか分かりませんが、その都度大成功も大失敗もありました。
このポリ袋レシピは失敗しないという点で利用価値があると思います。

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