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更新日:2014年01月15日 訪問者数:91789
クライミング/沢登り 技術・知識
登山を一生の趣味とするならブーリン(ボーライン)を覚えよう!
今では「危険な結び」とされてしまったブーリン(ボーライン)ですが、非常時に役に立つブーリン(ボーライン)は昔のように全ての初心者にも覚えて欲しい結びだと思います。ただし、危険をともなうことも確かです。
ブーリン(ボーライン)は危険な結び?
ブーリンノット(ボーラインノット、もやい結び)は、かつては結びの王様(キング・オブ・ノット)と呼ばれていました。結びやすく、ほどきやすく、信頼性が高いという文字通り「結び」の頂点に君臨していました。

そのため、学校の山岳部や社会人山岳会では、ロープワークとして先ず最初に初心者に教えるのが「ブーリン」でした。暗闇でも目をつぶってでもブーリンが出来なければ山登りの入門コースの第一歩が踏み出せないような最も重要な「結び」でした。

私よりもずっと年配の人でしたら、おそらく、山から離れて何十年と経っている人でも、まったく問題なくブーリンが出来ると思います。それほど重要な技術として体得されたと思います。

ところが、1970年代の初めごろ、ブーリンは、「リング負荷」というロープを結んでできた輪への負荷がかかるとほどけやすいことがヨーロッパで取り沙汰されました。

その情報が遅れて日本に届き、色々な論争があったものの、ピット・シューベルト著「生と死の分岐点」などにより、やはり「リング負荷」がかかるとほどけやすいという理由でブーリンが山から忌避されるようになってしまいました。

そんなこんなで、今では山岳会などではブーリンは基本的には積極的には教えられてはいないようです。

果たして、ブーリン(ボーライン、もやい結び)はそんなに危険な結びなんでしょうか?
リング負荷を与える実験
下の写真は、ブーリン(ボーライン)でリング(輪)にしたものです。
リング負荷(リング荷重)というのは、こういう状態で輪を広げる方向に荷重を掛けることです。
このロープは8ミリですが、この状態でリング負荷を与えてもブーリンの結びはほどけませんでした。
(注:この実験はたまたまほどけなかっただけです。リング負荷はブーリンには厳禁です。)
 

↓10ミリのロープでやってみました。
 
ブーリンのリング負荷 - YouTube
リング負荷を与えて結びがほどけるか否か実験をしてみた。

結果・・・非常に弱い力で簡単にほどけてしまいます。
ありゃりゃ!!こわーーーい
これ、とても怖いですが、結びの構造上明らかですね。
こういうリング負荷を与えるような使い方をすればブーリン(ボーライン)は明らかに「危険な結び」です。
なにせ、末端処理(まったんしょり)がなければ簡単にすっぽ抜けてしまうのですから。
こんな危ない結びを使っておれば命はいくつあっても足りません。
スポーツクライミングでも事故が多発
実は、その昔はハーネスとロープはブーリンで結ぶ人が多かったと言われています(私は自慢じゃないですが当初から二重8の字でした)。

スポーツクライミングが盛んになると、ブーリンでハーネスに結んだ事故が多発しました。
ブーリンがすっぽ抜けてグランドフォールの死亡事故が多発した訳です。

そういう理由でハーネスとメインロープとは今では二重8の字で結ぶことが主流になりました。

やっぱり、ブーリン(ボーライン)は使わない方がいい結びなんでしょうか?
もしあなたが登山を一生の趣味とするならば…?
もし、あなたが登山を一生の趣味とするならば、私はブーリン(ボーライン)の結びを覚えて欲しいと思います。

いや、覚えなければいけないと思います。ただし、自己責任で。

山岳会などの古い人たちがブーリンの長所を知りながら教えないのはある意味責任逃れなんだと思います。

確かに、少しでも危険な要素をすべて遠ざけようとするなら、それはそれで意味があるとは思います。

しかし、長所(メリット)が大きい場合、その危険性をしっかりと教えることで登山技術の幅が増え非常時の対応能力が増大します。
私はそう考えます。

岩登りや沢登りなどをしなくても、必要最小限の「結び」の技術は一般登山者にも必要です。
その一つがブーリンだと私は思います。

ただし、何度も繰り返しますが、ブーリンはリング負荷を与えた場合、とても危険なな結びなのです。
なぜ?ブーリン(ボーライン)を覚えなければいけないのか?
下↓の漫画は拡大できます。
想定
日没まぎわ、あなたは登山道から滑落してしまった。
幸い崖のテラスに止まった。
しかし、足場はボロボロと崩れていく。
もはや谷底に落ちるのは時間の問題だ。

非常用の笛をピーピー吹いていたら、ロープを持った老人が見つけてくれた。

ロープを木にしばり、ロープを投げてくれた。

ロープの端はあなたの居る場所まで届いた。

さて、あなたはどうするか?
この想定で、ロープをつかんで上に上がることはまず無理です。
握力が尽きれば谷底に落ちてしまいます。

どうしても、ロープを体にしばらなければなりません。
しかも、片手で。
なぜなら、あなたのもう片手は木の根にしがみついているからです。

そうこうしている内に、さらに足場はボロボロと崩れていきます。

そんなときに役に立つ結びが「ブーリン(ボーライン)」なのです。
宝くじは当たらないが、遭難や事故に遭遇する可能性は高い
こんな回りくどい前書きは本来不要と思いますが、そういう時代なので仕方ないですね。

ともあれ、ブーリン(ボーライン)は確かにリング負荷を与える使い方をすればすっぽ抜けてしまう非常に危険な結びです。

しかしながら、それ以外の本来の使い方をすればやっぱり「キングオブノット」なのです。

しかも、ブーリンは片手で自分の体を結ぶことができる唯一とも言える結び方なのです。

その結びの王様を葬(ほおむ)ってもよいのでしょうか?

海の世界では今でもキングオブノットです。
漁師が岩壁の杭にロープをしばるのを私も見たことがありますが見事なスピードで「もやい結び」で結びます。「もやい結び」はブーリン(ボーライン)のことです。
ヨットマン、船乗りという海の男たちが紹介する「もやい結び」の動画は今も健在です。

山の世界だけブーリンを葬るのは間違っていると私は思います。

ましてや、上の漫画のような想定ではブーリンだけが命を救える結びなのです。
というか、こういう体を確保する使い方にブーリン(ボーライン)を使って欲しいと思う訳です。

そんなこんなで、私はブーリン(ボーライン)を自己責任で覚えて欲しいと思いこの山ノートを作りました。

もし、それが出来れば上の漫画のような1万分の1の確率の事故でもあなたの命は助かるかも知れません。

追記(2013.12.25):ピットシューベルト著『生と死の分岐点』を読んでみました。やはり、山ではブーリンを使うのはご法度のようです。また、ハーネスを使わずに体に直接巻く方法は、宙吊りの状態だと死んでしまいますし、生きている状態で急に横にすると足にたまっていた血液が一気に心臓に流れ込んで死んでしまうそうです。そういう場合は、しばらく座らせて、その次に斜めにして、その次に横にならせるといいようです。
そもそも、ブーリンとボーラインって何?
「ブーリンノット」と「ボーラインノット」はドイツ語と英語の違いだけです。
「ノット」というのは「結び」という意味です。

昔は誰もが「ブーリン」と呼んでいましたが、昨今の登山界は英語を使うのが主流のために「ボーライン」と言う訳です。欧州アルプスのドイツ語圏では今でも「ブーリンノット」ですが、アメリカなどでは「ボーラインノット」です。たぶん。

ブーリンは、上にも書きましたが、簡単に結べること、力がかかって固まってもほどきやすいことなどが、「結びの王様」と呼ばれた理由です。日本では「もやい結び」という呼び名です。

追記:漁師さんなどの海の人たちはインクノットを「もやい結び」と言う場合もあります。また、登山でも昔はインクノットも「もやい結び」と書かれた本もありました。
名前は同じ「もやい結び」ですが、ブーリンとインクノットは別物です。
百聞は一見に如かず…ブーリン(ボーライン)の動画
恥ずかしながら動画のモデルは私です。
動画に文字を入れたのは生まれて初めてですが、上手にできました^^

とりあえず、次の動画を見てもらって、「ブーリン(ボーライン)」という結び方はどうやってするのかに注目してください。昔は目をつぶってでもできなければ岳人として「モグリだ!」と言われますが、その意味では今でも同じかも知れません。簡単な沢登りでハーネスを持参しない場合などでは重宝する結びです。ただし、ロープを体に直接巻く方法はそれだけで危険性があることは上の方で書いた通りです。

ちなみに、指出しのグローブはクライミング用のものではなくてジム用のものです。関係ないですが。
ブーリンノット№3(ボーラインノット、もやい結び、Bowline Knot) - YouTube
現場の感覚でやってみた。Bowline Knot

末端処理は、ダブルフィッシャーマンでもシングルでもよい。
いかがですか?

全く知らない人には難しいと思ったかも知れませんが、次の動画を見てもらえれば分かりやすいと思います。
動画によるブーリン(ボーライン)の結び方の説明
下の動画を何回再生してもらっても構いません。

末端処理はされていませんが、目をつぶってでも出来るようにしてください。

末端処理の方法や片手で結ぶ方法は後で付けておきます。

家にロープやロープに代わるものがあれば今やってみてください。
ブーリンノット(ボーラインノットorもやい結び)№1 - YouTube
ブーリンとかボーラインとか呼ばれている結び方です。 日本ではもやい結びと呼んでいます。 Bowline Knot
いかがでしたか?

一旦おぼえてしまえれば一生ものの技術になります。

絶対に忘れないように繰り返し繰り返し練習をしてください。

細かいところは動画の方が分かりやすいですが、写真も撮影したので見てください。

 
写真によるブーリン(ボーライン)の説明
1.
ロープを右手でもつ。左利きの人は反対でよい。
2.
ロープの端を上から下に。
3.
下から腹にそって上げてくる。
4.
ロープをにぎったまま手をくぐらせる。
5.
上に上がりきった状態。
6.
ロープの端を下にする。
7.
ここでロープを持ち変える動作に入る。
8.
ロープの端を持ち変える。
9.
指を上手に使って持ち変える。
10.
持ち変えた状態。
11.
持ち変えたら、そのロープは放してはダメ。
12.
手首のループを握ったままくぐる。
14.
そのまま引っ張る。
15.
さらに引っ張る。
16.
長さを調節して末端処理(まったんしょり)をする。

末端処理は、ダブルフィッシャーマンでもシングルでもよい。
末端処理をするまでのブーリン(ボーライン)の結び方
ブーリンノット№2(ボーラインノット、もやい結び、Bowline Knot) - YouTube
末端処理までやるのが正しい。動画は少し末端処理が短かったですね。Bowline Knot

ちなにみ、末端処理はダブルフィッシャーマンでもシングルでもよい。
基本的にメインロープの端は末端処理をするクセを付ける必要があります。
末端処理はすっぽ抜け防止です。
緊急時には末端処理をしなくても仕方ないです。
片手が使えない状態でのブーリン(ボーライン)の結び方
色々な想定で片手が使えないことがあります。
・手を負傷した場合
・片手で何かをつかんでいて放せない場合
 など

片手で何度でも練習するというより、私は両手で何度でも練習して目をつぶってでも出来ることを優先した方がいいと考えています。
ブーリンノット№4(片手が使えない想定。ボーラインノット、もやい結び) - YouTube
左手が使えない想定(手が負傷しているか何かにしがみついているかの想定)Bowline Knot
上の動画の中には書きませんでしたが、片手が使えなくても、口や歯をつかっても大丈夫です。
ノットの最終の形を覚えておくこと
ブーリン(ボーライン)の結びが正しく出来ているかは形で覚えておく必要があります。
違和感があり、「なんか変だ!」と思ったら結びなおすぐらいの用心深さが必要です。
正しい形
正しい形をしっかり覚えておくとよい。
正しくない形
ブーリン(ボーライン)で事故が起こる形です。ループが裏返っている状態です。こういう状態だとすっぽ抜けてしまいます。慣れた人なら直せますが、初心者は、こういう状態になったら最初から作り直した方がいいと思います。
自己責任でお願いします。
途中でも書きましたが、ブーリン(ボーライン)は使用方法を間違えるとすっぽ抜けてしまい危険です。しかしながら、覚えると非常にに有利なことの方が大きい結びです。
その意味で、積極的に覚えて欲しいですが、末端処理を確実にするなど、あくまでも自己責任でお願い致します。
ブーリンは危険な結びだから覚えなくてもいいという選択肢も当然なことです。
付け加えて
ロープで体を結ぶ方法は、墜落のショックが強い場合、内臓破裂という危険性もあります。
また、女性は胸が急所なので、胸のところで力が加わって締まると死んでしまいます。

どちらにしても、この結びは非常時用とするべきです。
また、傾斜のごく弱い場所での臨時の使い方をするべきです。

さらには、リング負荷を与えないように、絶対に輪っかにカラビナを掛けてたりして力を掛けてはいけません。

追記(2013.12.25):ピットシューベルト著『生と死の分岐点』を読んでみました。やはり、山ではブーリンを使うのはご法度のようです。また、ハーネスを使わずに体に直接巻く方法は、宙吊りの状態だと死んでしまいますし、生きている状態で急に横にすると足にたまっていた血液が一気に心臓に流れ込んで死んでしまうそうです。そういう場合は、しばらく座らせて、その次に斜めにして、その次に横にならせるといいようです。
----------------------
[[[おまけ]]]
二重結びによる簡易ハーネスの作り方
ループを作って直接体に結び付ける方法は色々とあります。
もっとも迅速なものがブーリン(ボーライン)ですが、二重結びはループがダブルになり、肩掛けが出来るので力が分散されます。
ただし、ロープを直接体に巻く方法は危険であることを知識として覚えておいてください。あくまでも非常用です。
二重結び(説明用)
二重結び(説明用) - YouTube
二重結びはブーリン(ボーライン)とともに覚えておくと良い結び方。ブーリンよりも力が分散される。
二重結び(実際の現場用)
二重結び(実際の現場用) - YouTube
長さ調整をして末端処理をします。
末端処理はダブルフィッシャーマンでもシングルでもよい。
最後に
さて、ヤマレコユーザーの人が何人このノートを見て覚えてくれるでしょうか?
家にロープが無くても、バスローブの紐とか和服の腰紐などでも練習できます。
一人でも覚えてもらうことが私のささやかな楽しみです。

だだし、何度も書きますが、危険な結びです。また、ロープを直接体に巻き付ける方法は宙づりになった場合には死亡する可能性があります。

追記(2013.12.25):ピットシューベルト著『生と死の分岐点』を読んでみました。やはり、山ではブーリンを使うのはご法度のようです。また、ハーネスを使わずに体に直接巻く方法は、宙吊りの状態だと死んでしまいますし、生きている状態で急に横にすると足にたまっていた血液が一気に心臓に流れ込んで死んでしまうそうです。そういう場合は、しばらく座らせて、その次に斜めにして、その次に横にならせるといいようです。
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コメント

おはようございます。
またまた、詳しく教えていただきありがとうございます。

スキー場でパトロールという仕事をしていたので
もやい結びは、一番初めに教えてもらいました。
これだけは、完璧に出来るようにと言われた記憶があります。
もう、17.8年近く前ですが…。
天気が悪い時は、センター内で結びの練習を
たくさんやった記憶があります。
誰が一番早く結べるか?なんてバカな事をしていたのも思い出しました。
若い時は楽しかったな〜。

頭が悪い私は単純な結びしか覚えておらず
恥ずかしい限りです。( ´ ▽ ` )ノ
やらないとダメですね。
でも、もやい結びはしっかり覚えています。
ワタシ、もやい結びって教えてもらったので
ブーリンと言うのは知らなかったです。
また、色々な結びを勉強し直そっと❗️
ありがとうございました。
2013/12/6 6:43
いつも
参考にさせてもらってます!

ありがとうございます!!
2013/12/6 11:01
ゲスト
コメントありがとうございます。
ちびこちゃん、maedatomoさん
ヤマノートにコメント機能があるのは知っていましたが、通知されないので少し驚きました。コメントありがとうござました。
ちびこちゃん、スキーパトロールもされていたんですね。やっぱり元気に青春を謳歌されていたんですね。
私はスキーは急斜面は好きですが見た目下手なのが青春時代にやり残したことです。急斜面はごまかしがききますからね
そうですね、ブーリンはもやい結びですね。昔は誰もが練習しましたね。まあ、お守りみたいな技術ではありますが、三つ道具とザイルを持つぐらいな沢などではさっと行動ができるのでいいですね。
maedatomoさん、初めましてありがとうございます。
私なんぞが偉そうにしてちゃいけませんが機会があればまた見てやってください。
2013/12/6 13:53
勉強になりました!
クライミングを始めてから、もっぱらエイト結びとインクノット、
あとは、ダブルフィッシャーマンズノットくらいしか使っていませんでした。

ロープワークが苦手で、、、

山仲間が越沢でエイトで自身をロープに連結したまま立木にセルフを取るため
に結んでいたのは、確かこれだったと思います。

実際にやってみて、できるのを確認しました!

用法に注意して活用します
2013/12/7 20:28
ゲスト
Geheimnisさんへ
将来ガイドを目指すGeheimnisさんだから厳しくいいますが、ロープワークやノットは苦手とかそんなことを言ってちゃダメですよ。命に直結するもんですからね。
あと、立ち木にメインロープでセルフをとる場合は、ブーリンでやるのではなく、ダブルで幹にぐるぐると巻いてしばってループの端にカラビナを掛けてダブルのザイルに掛ければいいと思いますよ。この説明で分からなかったらダメです。それかシュリンゲ使ってカラビナ掛けてインクノットでいいです。立木が細い場合はバックアップの立木の利用も考慮すべきですね。がんばってね。
2013/12/7 21:28
こんばんは
murrenさん、はじめまして
山ノートいつも勉強させていただいています('∀`)

ブーリンノットの良さの一つにシュリンゲもカラビナもなしでロープが活用できることがあげられると思います

ロープだけで懸垂下降、人と人の確保
ブーリンノット(と適切な末端処理)を覚えることで、ロープが装備の一つとしてザックの中に入り、ちょっと不安があるところで多用されるといいな〜と感じました

加えて自分だけでなく相手にもブーリンが結べるようになるとぐんと幅が広がりそうですね

二重結び初めて知りました
参考にさせていただきます(^-^)/
2013/12/7 22:53
ゲスト
hirappeさんへ
コメントありがとうございます。
そういえば、ロープで体を結ぶ場合、女性は胸の上で締めるといいですね。女性は胸が急所なので胸がしまると命に影響がありますからね。
まあ、普通の場合はウエストでもいいですが。
あとでノートに付け加えておきます。

念のために三つ道具とザイルだけで入る山で、ちょっとした場所でロープを出す時にブーリンは重宝しますね。
2013/12/8 8:33
勉強になります。
呑み会でビール瓶に結ぶのが誰が一番かとかやって、ビールこぼしたりしました。
ロープワークではボーラインに限らず末端の長さと処理が重要ですね。懸垂でさえ、落ちてしまう方がたくさんいますから。ご指摘の時代のせいかもしれませんが、私は簡易ハーネスについてエイトノットとフィッシャーマンで指導を受けました。ボーラインはロープ三方向のどこに加重がかかると末端が抜けるのかというのを理解せずに使用するとすっぽ抜けてしまいます。しかし、今回ご紹介の2重結びは、上記を理解した上で、足を負傷している時などにはひっくり返らず、心強いですね。

参考になりました。ありがとうございます。
2013/12/8 14:33
ゲスト
Pfad916さん、こんにちは。
Pfad916さん、初めまして。
ブーリン(ボーライン)の良さはザックを背負っても結べる点ですね。二重結びだとザックを下さないとだめですからね。
ループを二重に作る方法は色々なノットがありますが。私はこの二重結びをよく使います。強度も信頼度もまあまあだと考えています。
2013/12/8 21:44
バウライン
セーリングクルーザーでレースをしています。
山の世界ではブーリンノットというのですね。この呼び名を検索してここにたどり着きました。海の世界では「もやい結び」か「バウラインノット」と呼びます。このバウラインのバウというのは船の前部分を指している単語で、着岸するときに渡すロープをバウラインとかもやいとか言います。このロープを結ぶのに適してるのがバウラインノットで、もやい結びです。登山では、この結びかただと危険なのですね。船だと、船をもやう(舫うと書いて、停泊地にロープでつなぎとめておくこと)にはなくてはならないもので、そのまま何日も雨ざらし、潮ざらしになってカチカチになってもほどけます。
ちなみに後ろ部分はスターン、船体はハル、甲板はデッキ、ロープ止めはクリートなど、ありとあらゆるものに名前がついています。たぶんですけど、船は一人で動かせず大人数で操船するので名前を統一したんじゃないかなと思います。
世界は違いますけどまた遊びに来ますね。
2015/2/8 0:26
はじめまして
勉強になりました

何度も見て
目をつぶった状態でも結べるようにしたいと思います!
2018/6/14 16:17
Bowlineは英語読みだと、ボーラインではなくボーリンと読むのが正しいのではと思います。
グーグルの翻訳サイトで読ませるとボーリンと聞こえます。
ボーラインとなってしまうと、これはもう英語ではなく日本語でしょうね。
他にも「階層」という言葉の英語はHierarchyですが、日本ではヒエラルキーと読まれています。
これはハイアラキーと読むのが正しいのですが、日本でハイアラキーと言っても、たぶん通じないと思います。山とあまり関係のない話を書いてしまいました。これに限らず、日本語読みについては以前から気になってましたので、すみません。
2023/2/14 19:34
Bowlineは英語読みだと、ボーラインではなくボーリンと読むのが正しいのではと思います。
グーグルの翻訳サイトで読ませるとボーリンと聞こえます。
ボーラインとなってしまうと、これはもう英語ではなく日本語でしょうね。
他にも「階層」という言葉の英語はHierarchyですが、日本ではヒエラルキーと読まれています。
これはハイアラキーと読むのが正しいのですが、日本でハイアラキーと言っても、たぶん通じないと思います。山とあまり関係のない話を書いてしまいました。これに限らず、日本語読みについては以前から気になってましたので、すみません。
2023/2/14 19:36
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