8の字結びを覚えることについて
岩、氷、沢といったロープを使ったクライミングをしている人にとっては、「8の字結び」は最も頻繁に使い、最も重要な結び方だということに異論はないと思います。
ロープを使わない一般登山者が8の字結びを本当に覚える必要があるか否かは私には分かりませんが、覚えておいて損はないし、登山者としての意識向上のためには有意義なことだと思います。その意味においては、やっぱり覚えていただきたいと思う訳です。
屁理屈みたいですが、そんな訳で難しい結び方ではないので知らない人はこの際覚えてみましょう!!
ロープを使わない一般登山者が8の字結びを本当に覚える必要があるか否かは私には分かりませんが、覚えておいて損はないし、登山者としての意識向上のためには有意義なことだと思います。その意味においては、やっぱり覚えていただきたいと思う訳です。
屁理屈みたいですが、そんな訳で難しい結び方ではないので知らない人はこの際覚えてみましょう!!
なぜ8の字結びなのか?
8の字結びは読んで字のごとく数字の「8」の字に似ています。英語では、「Figure eight knot」といいます。日本語の意味と同じです。日本では省略形で「エイトノット」と言う場合もあります。
一方、下の写真のように、人間が生まれて初めて結ぶ結びを「一重結び」とかバカでも出来るから「ばか結び」と呼ぶ場合もあります。
また、「止め結び」などと言う場合もあります。英語だと「オーバーハンドノット」とか「ストッパーノット」とか「フューラーノット」と呼ばれる場合徐あります。(※フューラーノットは二重で結ぶ場合に呼ばれることが多いようです。)
さて、写真でも分かるように、「8の字結び」と「一重結び」の違いは、「8の字結び」には直線部分がが多いことです。また、力が加わった後でもほどきやすいのが「8の字結び」の特徴です。
結びに直線部分が多いことはそれだけ強度が強いことを意味します。また、正しい方向に力を加えても絶対にほどける結びではありません。さらにはシンプルであることが加わり、これらの長所があるために今では「8の字結び」が他を圧倒して山で多用されている訳です。
一方、下の写真のように、人間が生まれて初めて結ぶ結びを「一重結び」とかバカでも出来るから「ばか結び」と呼ぶ場合もあります。
また、「止め結び」などと言う場合もあります。英語だと「オーバーハンドノット」とか「ストッパーノット」とか「フューラーノット」と呼ばれる場合徐あります。(※フューラーノットは二重で結ぶ場合に呼ばれることが多いようです。)
さて、写真でも分かるように、「8の字結び」と「一重結び」の違いは、「8の字結び」には直線部分がが多いことです。また、力が加わった後でもほどきやすいのが「8の字結び」の特徴です。
結びに直線部分が多いことはそれだけ強度が強いことを意味します。また、正しい方向に力を加えても絶対にほどける結びではありません。さらにはシンプルであることが加わり、これらの長所があるために今では「8の字結び」が他を圧倒して山で多用されている訳です。
「8の字結び」の結び方(基本)
8の字結びの結び方は必ずしも難しいものではありません。
どのような結び方で覚えても構わないと思いますが、結ぶ原理と出来上がった形を先に覚えておいた方が覚えやすいと思います。
つまり、「一重結び」にもう一回だけ回した結びで、数字の「8」の字に似ていることを覚えておけば絶対に忘れることはありません。
どのような結び方で覚えても構わないと思いますが、結ぶ原理と出来上がった形を先に覚えておいた方が覚えやすいと思います。
つまり、「一重結び」にもう一回だけ回した結びで、数字の「8」の字に似ていることを覚えておけば絶対に忘れることはありません。
結び方は自分の好きな方法で大丈夫です。
結果的に8の字結びになっていれば大丈夫です。
自分な得意な方法を確立してください。
違う結び方を覚えるのではなく、確実に出来る結び方を一つ確立してください。
結果的に8の字結びになっていれば大丈夫です。
自分な得意な方法を確立してください。
違う結び方を覚えるのではなく、確実に出来る結び方を一つ確立してください。
8の字結び - YouTube
結果的に8の字結びが出来ていればOKです。
二重8の字結び(基本)
8の字結びは「二重8の字結び」というループを作る結びになって初めて実用的なものとなります。
この二重8の字結びが登山では最も頻繁に使い、最も重要な結び方です。
結び方は自分の好きな方法で大丈夫です。
通常、8の字結びという言い方は、この二重8の字結びを指します。
この二重8の字結びが登山では最も頻繁に使い、最も重要な結び方です。
結び方は自分の好きな方法で大丈夫です。
通常、8の字結びという言い方は、この二重8の字結びを指します。
二重8の字結びも自分の好きな結び方で大丈夫です。
確実に素早く出来るようにしてください。
確実に素早く出来るようにしてください。
二重8の字結び
なんどもなんども、しつこく練習してくださいね。
ハーネスにロープを結ぶのは8の字結び
ハーネスにメインロープを8の字結びで直接結ぶことで墜落時の事故を減らすことができます。
昔はブーリンで結ぶ人が多かったので事故が多かったそうですが、必ず8の字結びで結んでください。
方法は、あらかじめ8の字結びを作っておいて、動画のように下からなぞる方法が正解です。
末端処理はした方がいいかと思います。
昔はブーリンで結ぶ人が多かったので事故が多かったそうですが、必ず8の字結びで結んでください。
方法は、あらかじめ8の字結びを作っておいて、動画のように下からなぞる方法が正解です。
末端処理はした方がいいかと思います。
ハーネスへの取り付け(8の字結び) - YouTube
下からロープを入れて8の字結びをなぞる。
ダブルの二重8の字結び
ループを二つ作る結びです。力が加わっても後でほどきやすい結びです。
下の動画のように、8の字結びを二重結びにしたのがダブルの二重8の字結びです。日本では呼び方が決まっていないようです。英語だとこっちが二重8の字結び(Double figure eight knot)と呼ぶようです。よく分かりませんが。
下の動画のように、8の字結びを二重結びにしたのがダブルの二重8の字結びです。日本では呼び方が決まっていないようです。英語だとこっちが二重8の字結び(Double figure eight knot)と呼ぶようです。よく分かりませんが。
ダブルの二重8の字結び
Double figure eight knot
下の動画は、普通の二重結びです。
ロープが太い場合はこっちでも十分に実用的です。
ロープが太い場合はこっちでも十分に実用的です。
二重結び(説明用) - YouTube
二重結びはループを二つ作る結び方。
ダブルの二重8の字も普通の二重結びもロープだけで2点にビレイを掛ける場合に使うといいと思います。その場合、ループの大きさを左右で変えてやり、荷重を均等にさせてやることも可能です。少し面倒ですが。
インライン8の字結び
ロープの中間者用に8の字結びを作る場合は出来ればインライン8の字結びしてください。出来なければ普通の8の字でもいいとおもいます。
普通の8の字結びだと結びの形が壊れてカラビナに絡まる可能性があります。
(中間者用にはバタフライノットが有効です。)
インライン8の字結びは方向性があります。
また、インライン8の字結びは、フィックスロープの途中に大きいこぶを沢山作る方法としても使えます。
あとの「おまけ」の連続こぶ結びの術でもこぶは作れます。
普通の8の字結びだと結びの形が壊れてカラビナに絡まる可能性があります。
(中間者用にはバタフライノットが有効です。)
インライン8の字結びは方向性があります。
また、インライン8の字結びは、フィックスロープの途中に大きいこぶを沢山作る方法としても使えます。
あとの「おまけ」の連続こぶ結びの術でもこぶは作れます。
インライン8の字結びは連続したこぶを作ることができます。
インライン8の字結びには方向性があります。
こぶが大きいので握りやすいフィックスロープを作ることができます。ただし、結びが弱いとほどけてしまうことがあります。
こぶが大きいので握りやすいフィックスロープを作ることができます。ただし、結びが弱いとほどけてしまうことがあります。
[[[おまけ]]]
連続こぶ結びの術
この技は座敷での"かくし芸"でもつかえるかも(^^)/
初心者を沢などに連れていくときに、びびってつまった時など補助ロープでこぶ結びを連続して作ることができる技です。
欠点はほどくのが面倒だということです。
ほどきやすさからはインライン8の字の方が便利かも知れません。
初心者を沢などに連れていくときに、びびってつまった時など補助ロープでこぶ結びを連続して作ることができる技です。
欠点はほどくのが面倒だということです。
ほどきやすさからはインライン8の字の方が便利かも知れません。
連続こぶ結びの術 - YouTube
こぶを連続して迅速に作ることができます。
こぶの間隔を正して登山道整備などでも応用ができると思います。
こぶの間隔を正して登山道整備などでも応用ができると思います。
作り方は、インクノットを複数作って、末端を入れて裏返してホレ!と放り投げればOK
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ぶっちゃけ さっぱりわからんす 。
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