ムンターヒッチ
ムンターヒッチ(Munter Hitch)は、別名イタリアンヒッチとか半マスト結び(ハーフマストノット)とか色々な呼び方がされています。
ムンターヒッチは、ヨーロッパアルプスのガイドたちが大好きな結びです。確保や懸垂下降やお客さんをロワーダウンで降ろす場合によく使っている感じです。
ムンターヒッチの長所は、専用の下降器や確保器が無くても相応の使い方が出来ることです。山ではこれは非常に重要なことです。
欠点としては、ロープどおしが擦れて制動がかかるのでロープが痛みやすいことと、ロープがキンクしやすいことです。このことを注意していれば大丈夫かと思います。
ムンターヒッチは必ず覚えておかなければいけない重要な結びです。現実的には専用のディバイスを持参しておれば使う場面がない結びですが、万一に備えてゲレンデでの練習には必ず1日1回は忘れ防止で取り入れたい科目です。
ムンターヒッチは、ヨーロッパアルプスのガイドたちが大好きな結びです。確保や懸垂下降やお客さんをロワーダウンで降ろす場合によく使っている感じです。
ムンターヒッチの長所は、専用の下降器や確保器が無くても相応の使い方が出来ることです。山ではこれは非常に重要なことです。
欠点としては、ロープどおしが擦れて制動がかかるのでロープが痛みやすいことと、ロープがキンクしやすいことです。このことを注意していれば大丈夫かと思います。
ムンターヒッチは必ず覚えておかなければいけない重要な結びです。現実的には専用のディバイスを持参しておれば使う場面がない結びですが、万一に備えてゲレンデでの練習には必ず1日1回は忘れ防止で取り入れたい科目です。
ムンターヒッチの方法
残念ですが、日本ではビックリするほど難しくムンターヒッチを教えています。
そんなに難しく教えれば簡単な結びが「難しくて覚えられなーい」ということになってしまい問題です。
シンプルに簡単に体で覚えてしまいましょう!
ダブルのロープでムンターヒッチで懸垂下降をする場合、おそらく、下の動画が覚えやすいと思います。モデルは私ですが(^^:)
そんなに難しく教えれば簡単な結びが「難しくて覚えられなーい」ということになってしまい問題です。
シンプルに簡単に体で覚えてしまいましょう!
ダブルのロープでムンターヒッチで懸垂下降をする場合、おそらく、下の動画が覚えやすいと思います。モデルは私ですが(^^:)
ムンターヒッチ Munter Hitch - YouTube
Munter Hitch (Double Rope) for Rappelling.
覚え方の決め手となるのは、最初の左手の人差し指の動かし方です。
そこがポイントなので、そこだけを十分に意識して覚えましょう!
そこがポイントなので、そこだけを十分に意識して覚えましょう!
カラビナはHMS型を使うことが望ましい
理屈で覚えたい人向きの動画
英語のサイトですが、英語が分からなくても(私も半分ぐら^^;)だいたい分かると思いますので理屈で覚えたい人は参考にしてみてください。
・おすすめのカラビナ
・かんたんな結び方
・ロックポジションとムービングポジション
・力が加わって反転する場合の制動
・おすすめのカラビナ
・かんたんな結び方
・ロックポジションとムービングポジション
・力が加わって反転する場合の制動
Munter Hitch - YouTube
ムンターヒッチによる懸垂下降の方法
ムンターヒッチによる懸垂下降の方法は普通の下降器による制動の感覚とほぼ同じです。最初のうちはバックアップをつけた方が良いと思いますがバックアップをつければ空中懸垂もできます。
そういう意味でとても便利な結びがムンターヒッチです。
そういう意味でとても便利な結びがムンターヒッチです。
最後に
途中でも書きましたが、ムンターヒッチに限らず山では非常に重要な結び(二重八の字とかインクノットとか)を難しく教えている人がいて困ります。重要な結びは間違いがないようにシンプルに覚える必要がありあます。それが肝心なことです。
結びは、結果的に正しく速く出来れば自分だけの独自の方法でもいい訳です。山ではたくさんの結びを覚える必要はありません。重要な結びを確実に出来ることが重要です。
結びは、結果的に正しく速く出来れば自分だけの独自の方法でもいい訳です。山ではたくさんの結びを覚える必要はありません。重要な結びを確実に出来ることが重要です。
↑ほかにもいろいろな結びを公開しているので見てください。
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- 北アルプスの週間天気予報(Mountain forecast.comによる) 560 更新日:2014年08月16日
- ミニロースターを自作してみました!! 146 更新日:2014年08月17日
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今日、ムンターヒッチでの懸垂下降の練習をしてみました。
動画付きで、すごく解りやすかったです(*^_^*)
…って言ってて、全然出来てなかったりして(^_^;)
でも、たぶん、出来ました♪
大変、ためになりました、ありがとうございます(*^_^*)
ご教授いただいたら幸いです。
8mm のシングルロープで、HMSカラビナ+イタリアンヒッチ+もうひとまきで 懸垂下降を練習してみましたが特に制動上の問題もなくできました。ただ、イタリアンヒッチでの懸垂ではロープの消耗がものすごく激しく、実際に荷揚げのときにロープを切ってしまったという記事もみかけました。実際のところ、イタリアンヒッチだとロープがすれあうこともあると思うんですが、どうなのでしょうか?
通りすがりです。
参考になるか分かりませんがメモしておきます。
まず、イタリアンヒッチ(ムンターヒッチ)を使って荷揚げする程度の重さでロープが切れるということは、ホームセンターで売っているような荷造り用のロープではないでしょうか?クライミングロープを使ってムンターヒッチが原因で切断することは考えにくいです。鋭利な岩角でこすれても前後しなければ切断はしないでしょうから、おそらくひどいロープを使って切断したんじゃないでしょうか?
ロープがこすれて痛むことは確かなことです。しかしながら、ヨーロッパではムンターヒッチを多用しています。それは余分な道具を使わないので便利であることと迅速にセッティングできることと、軽量化目的すなわちスピード登山のためだと思われます。
あと、8ミリのシングルという意味は、上部のアンカーに固定して1本のフィックスロープにして、練習で懸垂下降をしたという意味ですね?
ただ、実際的には強度的には大丈夫でしょうが、8ミリのクライミングロープでもシングル使いで空中懸垂ではない懸垂下降でも、なるべるならしない方が賢明と思われます。8ミをダブルで使って懸垂下降するなら普通ですが。
さらに、クライミングロープじゃない緊急用の8ミリロープを売っていますが、これは補助的な物ですので命を預けるような場面で使うのは危険をともないます。
genevaさん コメントありがとうございます。 ムンターヒッチで切れたというは
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7546237.html
の NO.6の回答です。ロープの径は細いとは書いてありますが、カラビナの部分で切れたように読めます。確かにムンターヒッチもガルダ―ヒッチもロープ同士がこすれあう仕組みなのでロープは痛むとはおもいますが、いきなりカラビナ部分で切れるとはちょっと考えられませんでした。私が懸垂をならったガイドさんもムンターヒッチでの懸垂で問題ないといっていました。痛んでいたロープをつかったのかもしれませんが、いきなり切れるとは尋常じゃないとおもうとともに、他人の確保や緊急時懸垂、レスキューの使用法なのに、危険性が高いと怖いので質問しました。
8mmシングルについては、ご想像のとおりです。正確には8.3mmのクライミング用のダブルロープなのでシングルで使用してもクライミング(フォール)ではなく懸垂であれば大きな危険性はないとおもいますがおっしゃるとおり常用するべきではないと認識しました。
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