冬の赤岳 〜雪山登山の登竜門〜 文三郎尾根から地蔵尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,168m
- 下り
- 1,165m
コースタイム
7:00 美濃戸(軽トラ便乗)
9:00 行者小屋 9:40ー
10:30 文三郎尾根
11:20 分岐
11:50 赤岳山頂 13:00ー
13:30 赤岳天望荘
14:40 行者小屋
16:10 美濃戸
17:10 美濃戸口
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
諏訪南ICより10分 美濃戸口駐車場(500円/日) |
コース状況/ 危険箇所等 |
諏訪南ICから美濃戸口までは雪はございません、ノーマルタイヤでもOK。 午後になり気温の上昇とともに尾根の雪がゆるみ、アイゼンが効きづらかった。 赤岳山頂直下周辺で、危険トラバース箇所あり。足幅程度のトレース道であったので、緊張しました。 |
写真
感想
今季の最終目標であった八ヶ岳最高峰ー赤岳へ!
私の先入観で冬期の中初級者向けだと思っていた、これは完全な勘違いだと痛感させられた。きちっとしたアイゼン・ピッケルワークなど基礎技術を身につけてないと厳しいと思います。(先週講習行ってよかった・・・)まだまだ修行不足を思い知らされました。。。
土曜日モーニングコーヒーをいただき、コンビニのパンとおにぎりを食す、気温は約-6度。ゆっくりしすぎて6時30分に駐車場を出発。ダラダラとした林道を行く・・・途中軽トラの方が「よかったら荷台へどうぞ」と、めちゃラッキー!歩行中の登山者の冷たい視線を感じながら美濃戸へ。
美濃戸からはOさんとペースが合わず、一人でどんどん進んでいく。山が近づいてくると途中D700を取り出しゆっくり進む。それにしても登山者が多い。さすがは、人気の冬の八ヶ岳である。
なんだかんだで2時間かかってしまった、しかしOさんはまだ来ない・・・
行者小屋で一休憩後、いよいよアタック開始である・・・
文三郎尾根の下部からトレースがしっかり残っている所までは、ダブルストック+アイゼンで進んだ。そこから先はやや硬い雪質、トレースは風で薄くなっていたため、ストックからピッケルへ持ち替えた。下を見るともの凄い高度感で、ピッケルでないと不安を感じたのもその理由だ。文三郎尾根は途中大きな岩を少し回り込むような箇所があり、そこはピッケルを突き刺しアイゼンの前爪を食い込ませて慎重に登った。
中岳のコルからは赤岳主稜を回り込んで登る。雪質はやや硬い、硬い、氷、岩など様々である。ほどよい緊張の中、確実に歩く。。。今回の山行で途中からご一緒した長野のYさんの頭と左手とピッケルが見える、なんちゅうとこを登ったんだろうと、冷や汗を覚える。あまり見過ぎると、「落ちたら・・・」いかんいかん!!平常心を忘れてしましそうだった。死を間近に感じて登るのは初めてでした。
上からの地蔵から来た人、阿弥陀へ行く人、「もう少しですよ!」の言葉に励まされ、ついに赤岳山頂を踏むことができた。今までとは全く違う、なんとなく登頂していたのとは異質な充実感。。。これで私の冬山の虜になってしまいそうです・・・・
山頂では、日本の屋根が全部見える、360度の大パノラマである。
山頂は風もあり、めっちゃ寒い。一眼カメラマンにはつらい状況である、右手が痛くてAFボタンが押しづらく、PLフィルターを回すのにも難儀した。
山頂小屋の方へ移動し、一休憩。寒いのでパタのナノパフをシェル内に着込み、暖かいコーヒーを飲む。まずいコーヒーがここではありがたい。サーモスの山ボトルは最強ですね。。。
Oさんの待ち時間で13時に山頂小屋を出発、この日の強い日差しで雪はズルズルであるため、歩行が難しい。地蔵尾根も同様でなだれが起きてもおかしくないかもしれないと思った。(下山後の駐車場の方が、阿弥陀でなだれたとか言ってました)
地蔵の下りは文三郎を下ると思えば楽だと思う。ただやはり両サイドともは切れているので、かなり緊張します。地蔵から樹林にはいるとシリセードを駆使し下山。(シリセード前にはベンチレーションのチャックを確認しましょう!)
行者小屋から美濃戸、美濃戸口までは黙々と進み、なんとか暗くなる前に帰還しました。
やったね〜、達成感と充実感で帰りの車内は談義で盛り上がりました。
山は無傷で無事に帰ってきてナンボですね。。。
撮影機材 NIKON D700 16-35 f4 24-120 f4 C-PL
軽トラ〜赤岳山頂までご一緒させていただいたZackyです。最高の天気にお話しながらハイクアップできたこと、とても感謝です。登りのアイスバーン、下りのパフパフ雪、バリエーション豊かでスキルが試される山でしたね。
無事ラウンドできてよかったです。
では、またどこかの山で!
Zackyさん
コメントありがとうございます。文三郎尾根から山頂まではZackyさんがご一緒してくれて助かりました。
ありがとうございました(#^.^#)
結局山頂には小一時間いまして、かなり寒かったです。。。
また山でお会いしましょう!
さすがいい景色広がってますね〜。・゚・(ノД`)・゚・。ウツクシ〜
いやぁ〜途中急に写真が綺麗になるのが
ドキッとするくらい魅せられました(●´ェ`●)
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