十坊山から浮嶽、女岳へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,370m
- 下り
- 1,365m
コースタイム
天候 | 快晴→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鹿家駅からの登山道は消滅している、このルートだと藪こぎ必至 登山道に入れば気持ちの良い縦走路 |
写真
感想
書き終えて読み返すと、ただの自己満足日記と化していました。
そこらへんは了承ください;
――――――――――
福吉駅からのルートが普通ですが、今回は鹿家駅から無理矢理登ることにしました。
鹿家駅は福岡県最西端の静かな無人駅で、なかなか良い雰囲気の駅でした。
ここから少し福吉駅側へと引き返し、鹿家交差点を左折します。
しばらく長い直線の道を歩き、二丈浜玉道路の架橋をくぐります。
問題はここからでした。
事前にインターネットで地図を見て研究してきましたが、変な分かれ道がとにかく多くてあっという間に迷子。
見上げれば十坊山らしきものが見えたために、とりあえず南東方面へと歩いて福吉駅からの林道に合流しようとしました。
みかん畑のようなところを過ぎると、小道となって最終的に目印のテープも何もない藪漕ぎに遭う羽目になってしまいます。
一旦引き返そうと思いましたがかなり進んでいたのでもうこのまま直進するしかありませんでした。
20分ぐらい進むと小道が復活、日の光が見えたと思うと突如林道が現れました。
そして右にふり向くと『十坊山自然歩道』と書かれた標識が…!
ようやく最初の目的地に到着し、登頂でもしたような気分でへなへなと座り込んでしまいました。
しかし本番はここから!
気を引き締めなおし、軽くストレッチ、靴の紐をぎゅっと縛っていざ登山開始です。
登山道は藪漕ぎで苦労した身体を癒してくれるような心地の良い感じでした。
明確な標識もあり、ここからはもう迷うことは無さそうです。
途中で他の登山者が休憩しているところに出会いました。
その登山者の方によると山頂までは30分もかからないよ、ということです。
ついでにどこから登ってきたのかと尋ねてみるとやはり福吉駅だそうです。
私が鹿家駅から来たということを伝えると、「あんなところから登山道なんてあったかぁ?」と言われました(笑)
その登山者を抜かせていただき、一気に山頂へ駆け上がりました。
そして山頂…
なんとも巨大な岩が山頂を占拠しています。
そばには鎖が掛けられており、上へ登れと言わんばかりです。
誘いに乗って登らせていただくと、その素晴らしすぎる景色にしばし目を奪われました。
360度大パノラマオーシャンビュー!!
テンションも上がり景色を写真に収めて立ちあがり、ついつい舞ってしまいました(笑)
東側には浮嶽や女岳がくっきりと見え、これからあの山に行くんだと思うとワクワクと冒険心が湧き出てきます。
しばらく楽しんだ後、とりあえず今度は白木峠へと向かいます。
白木峠には20分足らずで到着し、ここでもう一度地図を確認。
道路を挟んだすぐ向こう側に舗装された岩肌があり、そこに石段が細くつくられていました。
早速浮嶽に入ると、杉林が出迎えてくれます。
右手にゴルフ場があって、グリーンが近くに見えます。
登り始めてしばらくして傾斜が急になってきました。
若干道が明確でないところもあり、テープを頼りに登っていきます。
だんだんと木々の間からの視界が広がって山頂が近いことがわかります。
山頂近くには岩があって、そこから先ほど登った十坊山が臨めました。
ようやく山頂の小屋が見えてきました。
最後の階段を登り終えて三角点に到達。
すぐ隣には社がありました。
裏に回って下を覗き込むとなんとそこには亀が…!
どうやら木製の、明らかに海とは別の方向を向いているこの亀が実は海の守り神だそうです。
とりあえず手を合わせておき、肝心の展望を確認。
多少木々が邪魔して見えにくい感じでしたが、標高は800m以上あり、そこそこの景色が楽しめました。
次は荒谷峠を目指します。
歩き始めると、数人の登山者の方々とすれ違いました。
羽金山や女岳の方から縦走してきたのでしょうか。
ここから急な下りで、縄のスロープのようなものがところどころ設置されています。
下り切ったと思ったら今度はゆるやかな道が続き、浮嶽から約30分ぐらいかけて荒谷峠に到着です。
車は全く通っていませんでしたが、普通の車道が通っており、これを看板に従って辿り、女岳登山口へと向かいます。
一応分岐になっており、二丈方面と野井原方面へと行けるようです。
時間もあり、迷うはずもなく女岳へ入って行きます。
…と、いきなり急登。
荒谷峠で休憩を挟めずに通して登っているので若干スピードがダウンしてしまいました。
それでも今日の目標がこの山までだったので最後の頑張りで25分足らずで、大体計画通りの所要時間で登りきることができました。
しかし…
実はたどり着いた女岳山頂ではあまり留まっていません…
とにかくハエがうっとうしい!!
空がどんよりしてきて、少し空気がじめじめしてきたからでしょうか…
それとも汗をかいた私の体が目当てなのでしょうか…
どんどんハエがたかってきて景色を楽しむどころではありませんでした。
そしてすぐに下山開始…
ここらへんは登山者が少ないのか、道が草で覆われ二丈岳方面への分岐の看板もツルに埋もれかけていました。
注意しないと見逃しそうでした。
結局一人も登山者に会うこともなく林道と出合いました。
看板があり『←一貴山を経て深江へ』と書いてあります。
まっすぐ進むと羽金山に行けるようです、縦走路の続きですね。
先に進みたいのはやまやまですが、ここから長い長い林道を下っていきます。
下り始めてすぐに道路と出合います。
ここを左折してまっすぐ進むと右下へと下りていく林道がありました。
ここを下りずに直進すると真名子木の香ランドへ行けます。
深江方面はここで右折し、また林道下り。
1時間ほど歩くと林道を出て、田園風景が視界に広がります。
やはり市街地から離れると同じ県とは思えないなぁと思いつつ、日もだんだんと暮れてきたので深江駅へと急ぎます。
ようやく電車の警笛のような音が聞こえてきたので後は線路沿いをたどって深江駅に到着。
ここまで約7時間程度。
今度は羽金山から縦走しようと決意を固めつつ、家路へつきました。
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