基山〜九千部山〜石谷山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 1,185m
- 下り
- 1,203m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
御手洗の滝キャンプ場から肥前麓駅まで1時間弱 |
コース状況/ 危険箇所等 |
原田駅から出発し、線路そばの橋を越えて鳥栖筑紫野道路と九州自動車道の下をくぐる。その後、直進せずに右折してため池の前で左折。産業廃棄物(もしくは、リサイクル施設?)の処理場の横を抜けていくと、産廃置き場にたどり着くが、左にそれる道があり、林道(原田線終点)という指標が目印となっている。そのまま行くと登山口に到着する。登山口は非常にわかりにくく、注意が必要だ。登ってまもなく、お滝の行場に到着する。滝と言っても、非常に小さい。その後も登っていくと、東北門跡に到着する。東北門跡を通過すると、礎石群などが順次出て、それにそって登っていけば山頂に到着する。看板も立っているので、解りやすい道だろう。山頂は草原になっており、草スキー場もある。そこを少し下ると車道にでる。今度はその車道を柿の原峠に向け延々と歩く。ただ、ここは九州自然歩道の看板に沿っていけば、無事柿の原峠に出る。大きな道路に出た所で右折。天心園の館本を目印に、天心園のほうへ登っていき、再び山道に入る。最初は平坦だが、途中からきつい坂となる。坂を越えれば、平坦な道も増え、大峠から0.3kmのところで、権現山との分岐がある。権現山への道は殆ど見えず、木に貼り付けてあるテープのみが頼りとなる。その分岐を過ぎると急な石段の下りとなる。下れば、大峠だ。登山道は、そこまできつくはない。しかし、見晴らしはあまりよくない。奥に上れば登るほど、巨岩が目に付くようになり、さらに、赤土がむき出しとなった部分が目立つようになる。ここでは転倒に注意が必要だ。電波塔のそばを通り、車道を進めば、九千部山の山頂である。ここには展望台もあり、見晴らしが良い。看板の地図を確認して、石谷山へ向かう。石谷山までの道は大きな起伏もなく、とても進みやすい。三国境峠を越えると、5分ほどで石谷山に着く。石谷山には、ベンチとケルン以外に目立つ物もなく、展望も望めない。そこから御手洗の滝まで、殆ど下りとなるが、浮き石も多く、転倒しやすい道となっている。そのまま御手洗の滝を見つつ、キャンプ場まで行くと、後は車道となる。1時間弱で肥前麓駅に到着する。肥前麓駅は、非常に本数が少ないので時間に注意。 |
写真
感想
受験勉強のため、山岳部の活動もあまり出来ず、かれこれ一年以上山とは縁遠い生活を送ってきたが、それもひと段落しさっそく登ることにした。しかし、思った以上に体がなまっており、かなり苦しんだ。しかし、登っていくうちに昔の感覚が戻ってきて、登り終える頃には、万全のコンディションとなっていた。基山は奈良時代、唐の侵攻に備えた施設のひとつである基肄城があった場所だ。なので、ところどころでその面影が残されている。やはり、目を引くのは礎石群だった。はるか昔、いま自分が立っている同じ場所で、甲冑をまとった兵士が、唐の侵攻に備えて立っていたと考えると、不思議な感じにとらわれた。基山の山頂は非常に見晴らしが良かった。しかし、霞がかっていて遠くまで見渡せなかったのが残念だった。霞がかることがなければ、博多湾まで一望できただろう。九千部までの道のりは、万全だったコンディションをいっぺんに狂わせた。普段は、山に登ってもそんなに汗をかかない体質なのだが、異常に汗が出る。坂の途中でこけそうになったこともあった。だが、登り終えた時の達成感もまた素晴らしいものだった。九千部山の山頂で、たまたま5.60代の人と15分程度話をした。その人は、10日に一回ほどのペースで山に登ってるらしく、九千部山には、冬季にも登った事があるそうだ。冬季に登った時は、道が殆どわからなかったという話も伺った。その人と別れて、石谷山まですんなり降りていった。山岳部では、「下りの神様」と言われるくらい、登るより降りるのが速いことに定評があったが、その感覚すら戻っていた。御手洗の滝は、当初読み方がわからず、「おてあらいのたき??」とか「みたらいのたき???」とか読んでたこともあって、思い入れのある滝だ。そこには、修行僧が備えた石仏がたくさんあり、そこで、旅の安全に対する感謝と、東日本大震災のいち早い復興を願いつつ、そのまま下山した。ちょっと気分が落ち込んでると、キャンプ場の駐車場で、なんと山頂であった人とまた会ったのだ!!どういうこと!?と思ったが、その人は滝を経由せず帰ってきたとか。またしばらく話をして、暗かった気分もすっかり改善して、ゆっくり帰路へついた。
コメント
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113といいます。
基山は手軽に登れる割には360度視野が広がり、楽しい山ですね。
以前、基山から天拝山を登りましたが、このコースも参考に登ってみます
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