ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 107270
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山

2010年08月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
yasu0618 その他2人
GPS
15:10
距離
26.7km
登り
1,790m
下り
1,788m

コースタイム

富士スバルライン四合目駐車場5:50-6:40吉田口五合目7:30-8:05吉田口六合目8:10-9:10吉田口七合目9:25-10:50吉田口八合目太子館11:00-11:50吉田口八合目元祖室12:00-14:15富士山頂15:20-19:30吉田口五合目-21:00富士スバルライン四合目駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
富士スバルライン4合目大沢駐車場
2010年08月29日 05:17撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 5:17
2010年08月30日 13:06撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/30 13:06
2010年08月29日 05:49撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 5:49
2010年08月29日 06:06撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 6:06
2010年08月29日 06:29撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 6:29
2010年08月29日 06:52撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 6:52
2010年08月29日 07:43撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 7:43
2010年08月29日 07:48撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 7:48
2010年08月29日 08:43撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 8:43
2010年08月30日 13:14撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/30 13:14
2010年08月29日 09:36撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 9:36
2010年08月29日 10:00撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 10:00
2010年08月30日 13:18撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/30 13:18
2010年08月29日 14:35撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 14:35
2010年08月29日 15:40撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 15:40
2010年08月29日 16:59撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 16:59
2010年08月29日 18:39撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
8/29 18:39

感想

今回の参加メンバーは、
地元の友達タカ、
俺の相方キノコと俺の三人です。

8月28日18時仕事が終わったキノコを車で迎えにいくと
「買い物をしたいから登山用品店に行きたい」
というので。トレッサ横浜に向かいます。
今夜出発なのに、何を買うのか聞いてみると。
「ザックが欲しい」

・・・えっ!!

ザックが欲しいって・・・

まだ何も用意してないって言ってるようなもんじゃ〜ん!


どうやら話を聞くと、用意していて持ち物が入りきらなかった為、
急遽新しくザックが欲しいということらしく、一安心です。。。

ザックを含め一通り足りてなかった登山用品を買い揃え、
夕飯をファミレスで済ませた時点で、22時になっていました。

ここで、一旦キノコは荷造りする為、家の前で降ろし、
自分も用意した荷物を取りに実家に帰ります。

自分の荷物を車に乗せ、
キノコと合流し、タカとの待ち合わせ場所に急ぎます。
何故急ぐかと言うと、タカとの待ち合わせ時間は23時半なんですが・・・

キノコと合流した時既に、23時半でしたwww

結局、タカと合流したのは24時となってしまい、
30分の遅刻。。。ごめんなさい・・・w
(この遅れが後に悲惨な自体を招く。。。)

やっと3人合流し、
コンビににて飲み物や、おやつなどを買って、24時半ようやく出発です。
下道も空いてるし、急ぐ必要もないだろうってことで、
八王子インターまで下道で行くことにまりました。
(さっきも言いましたが、このゆっくりペースが後に悲惨な自体を招く。。。)


車中、順番に仮眠をとる予定のはずが、
3人とも興奮でテンションマックス!!
誰も寝ね〜w
後で考えると、この時寝ていれば。。。。

結局一睡もせず、河口湖インターに29日の午前3時頃到着!
ここから更に、富士スバルラインにて富士山5合目を目指します。

ここで、いや〜な看板を目にする。
{5合目駐車場満車のため、渋滞5キロ}
「え〜まじかよ〜!」
と言いつつも内心ではどっか止めれるっしょ!
的なノリで、とにかく5合目に向かう。


午前3時半、5合目から3キロ手前にて車列の最後尾に並ばされる。。。

・・・・・・・

その後30分経過。

まったく動かず・・・。
前後の車はエンジンも切っている・・・・
「・・・・うぉ〜〜〜いつになったら登れるんだ〜〜〜!!」
近くにいる交通整理をしているオッサンに動く見通しを聞いてみたら。
「昨日は朝9時まで動かなかったよw!」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!




「えっ・・・・!」絶句・・・・





ごめんタカ遅れちゃった〜・・・・
急ぐ旅でもないしゆっくり下道で・・・



・・・・・・・あ〜後悔。。。




6合目辺りでご来光を見ようとしていた予定が無残にも崩れていったのでした。




その後3人で相談した結果、
「4合目の駐車場に車止めて5合目まで歩こう!せっかく来たし!」
ってことになり着た道を下ります。。。
えらく長く感じる。。。
因みに4合目から5合目までは6.5キロあります・・・w



4合目に下る途中、日本カモシカに遭遇し、
少し落ち気味だったテンションもまた上がりはじめ、
午前4時50分、遂に4合目からですが、登山開始!!!
因みに既に夜は明けているw

ここから5合目までは永遠と長いアスファルトの道を歩く。
この時点では、タカは快調に飛ばして先頭きって歩いていたw


4合目と言っても標高は既に2000メートル程ある為、
俺は高山病予防の為にも深呼吸を挟みつつ登ることにする。
気温は14度位で少し寒いが、登山するには調度いいかな

皆、最初は眼下に広がる景色に感動し、楽しみながら登っていた。
がっ、
1時間もすると無言になりはじめる・・・
・・・・
・・・
・・




「5合目まだか〜〜〜〜!!」
やはり6.5キロは長い、しかもココを当初から歩く計画ならば、
それなりの心構えってやつがあるはずだが、今回はそれがない。

更に登山を始めて感じたが、どうもアスファルトの道を歩くのは面白みがない。
ぶっちゃけ飽きた!しかも腹減った!!
朝食は用意してザックの中にあるが、
こんな歩道もない車道で朝食も嫌なので、5合目まで耐えることにする。



午前7時00分、遂に5合目到着ーー!!
なんだかもう一山登り終えたような達成感を憶えるww

予定時間を大幅に遅れているため、手短に朝食を済ませて、
富士登山必須アイテムの金剛棒をゲットし、
午前7時30分、やっと、本当にやっと登山開始だーーー!!



5合目から6合目までの登山道は細かな砂利の上を歩くような道で、
斜度もそんなになく、ハイキング的な感覚で30分程で、6合目に到着。

天気が快晴ってこともあり、ここからの眺めはまさに絶景だ〜。
眼下には、水溜りのような小さな池!?




ではなく山中湖ですw

そして左方向には八ヶ岳!




いつか奴に登ってみたいぞ〜〜!!

上を見るとこれから登る登山道が遥か彼方まで伸びている。






これを登るのかーー!
敵は強そうだw


午前8時10分、6合目を後にし、7合目を目指しシュッパ〜ツ!!

この頃、ちょうど頂上でご来光を見た方々が下山して来るタイミングらしく、
大量のツアー客?とすれ違い、軽く渋滞が発生。

ここで一つ思う、
大体どこの山でも人とすれ違う時に、
「こんにちわ〜!」と挨拶するのが普通だと思っていたが、
(高尾山ですら大体挨拶される)
富士山では、挨拶してもシカトさることが大半を占めている。
それだけ富士山は普段登山をしない人が多いんだなと思った。


7合目までの登山道は、細かな砂利の上を歩くのは同じなのだが、
斜度がちょっときつくなる。





更に空気の薄さが大分気になり始め、本当にゆっくり歩かないと、
マジで呼吸困難になる。

ただ景色が本当にすっごく綺麗なため、まったく疲れない。






「ここからで、こんなに綺麗ってことは山頂からの景色はやばいっしょ!!」
とか
「あの山小屋たち千と千尋(ジブリね)みたい〜〜」
とか言いながら順調に高度を上げていく。
この時はまだ全員喋る余裕があった・・・w

途中、亀のようにチョーゆっくり登っているおじいちゃんを見かけて、
大丈夫かな〜!
などと、他人の心配ができる程、この時は本当に余裕があった・・・

程なくして7合目に到着!
6合目を出発して調度1時間位で7合目。
なかなか良いペースじゃないか!
ウンウンこれは楽勝か〜?!←馬鹿
とか思ってました。。。この時は・・・w

時計を見ると9時10分。
昨日の夜から一睡もせず、
朝5時から歩いている為、気分的には昼過ぎのような錯覚に陥りますw

体を少し休めた方が良いってことになり、7合目山小屋前のベンチに座って、
お菓子を食べたり、写真撮ったりと、15分程休憩を摂る。


午前9時30分、8合目に向け出発!!
「・・・えっ!!・・・これ登るの!?」
タカが指差す方を見ると・・・・・・







ダーーーン!!!

うぉーーーー!!!


崖じぇねーかーー!!


しかも、8合目までずーーっと続いているみた〜いw

アハ!たのしそ〜〜〜〜!
ずっと同じような坂道を歩いていると、
こういった岩登り的な箇所が楽しく思えるんだな〜w


そう思っていたのは自分だけじゃなかったようで、
キノコも、タカも「楽しい〜!!」
と言っていた。。。最初はw


ところが、というかやっぱり・・・

空気薄く、徹夜状態で、5時間以上歩いた体には・・・・・

この岩登り・・・


つ・ら・い・・・・



7合目から登り始めて、30分がすぎたころ、
タカが少し遅れ始め、
富士登山のために用意していた、酸素ボンベを口に充てて
シューシューやっている。

やはりこの辺りまで来ると、
喫煙者と、非喫煙者の差が出始めるようだ。

俺も喫煙者だったが、
実は、今年の5月頃から本数を減らし始め、
6月頃からは完全に禁煙している。
多分もう吸うことはないだろう。

タバコを吸わなくなると、
よくあんな臭いものを10年間も吸っていたな〜と不思議に思う。

更に、登山を始めた今年の5月頃から、
仕事が終わった後、ほぼ毎日5〜7キロ程ジョギングを始めて、
体力は多少ついたと思う(29歳にしてわw)。


キノコはさすがに5歳若いだけあって、まだ全然疲れていない様子。
「このまま岩登りの方が楽しくていいねw!!」
などと言っているw。



午前10時50分頃、8合目太子館に到着!!
ここで、遂に標高3000メートルを超えることになる。

この頃になると、少し雲が出てきはじめるが、
まだ太陽の日差しが降り注ぐいい天気が続いている。

ここでは写真を何枚か撮り5分程の休憩で、先を急ぐ。

ここから蓬莱館、白雲荘、元祖室と山小屋が続く。

太子館を出発すると、砂礫の急な坂道となる。

この道が結構厄介で、あり地獄のように脚をとられる。
例えるならば、砂浜の海岸でジョギングしているような感覚。

その為、足の疲労が一気に溜まり、ふくらはぎはパンパン!
更に空気が薄い為、心臓はバクバク・・・

ここで又、タカが遅れ始める。
今回は相当きついらしく、
「自分のペースで行くから先に言ってて・・・」
と言いので、俺は自分のペースで先に行くことにする。

後で聞いた話だが、この時頂上まで行くのを断念しようかと考えていたらしいw


蓬莱館を通り過ぎ、白雲荘に午前11時30分頃、到着〜!
ここで、スニッカーズなどのお菓子を食べるながらタカを待つ。
3分程してタカが到着。少し休憩をして元祖室を目指すことにする。


12時00分頃、元祖室に到着〜!
因みにココまでが8合目。

マジ8合目長すぎ!!
8合目太子館から8合目元祖室まで1時間以上かかってますw

ここで、トイレ休憩を含め、10分程休憩をとる。
俺がトイレに行って帰ってくると、タカはベンチに座ったまま寝ているw
どうやら酷く眠いらしい、更に少し頭痛も訴えている。
軽い高山病の症状だが、
如何せん徹夜してるんで眠くて頭痛がするだっけって可能性もw

まあ座ってると寒いんで先を急ぐことにする。

寒くなって気づいたが、いつの間にか辺り一面雲に覆われてしまった・・・
やはり、山の天気は変わりやすいわけですね。

流石にTシャツと、ロンTだけだと寒いんで、
ウインドブレーカーを着る。



相変わらず砂礫の急な坂道が続き、
前方に山小屋が見えてくる。
「おっ!9合目か〜!?今回は早いな〜」
と思ったら・・・・




本八合目(標高3350m)のトモエ館&江戸屋!!
なんだー!本八合目ってーーーー!!

完全に精神的にヤラレマス・・・・・
本当に8合目にヤラレマス・・・・・・
どこまでも続く8合目・・・・・



更に少し進んで行くと、またもや山小屋が登場します。
この展開はまさかね〜ハハハハハ〜〜〜





八合五勺(標高3450m)御来光館!!!

まるで無限ループの中を歩いているようですw
どこまでも続く8合目・・・・・


この時は8合目にヤラレテ、
写真撮ることすら忘れていた為、この付近の写真はなし。


さて、8合目はどこまで続くのか・・・








12時50分、八合五勺(標高3450m)御来光館を前で5分程休憩して、
頂上に向けて出発だーーー!

御来光館にいた兄ちゃんに聞いたところ、
吉田口登山道には八合五勺以降、頂上まで山小屋はないらしいので、
ここからいっきに頂上を目指します。

相変わらず砂礫の急な坂道地獄が、我々の行く手を阻む・・・



とっ!!
ここで目の前に広がる光景に愕然とする・・・・

まじか〜・・・

ここでこれは辛いよ・・・・


またしても、岩登り・・・か・い・し・で・す・・・・

ふくらはぎがパンパンになった次はモモ上げですか・・・


意を決して歩き始めるが・・・w
2、3歩進むと息が・・・
・・・大変な・・・ことに・・・なって・・・
・・・もう・・・喋れなく・・・なるわけ・・・w



しかも辺りは尋常じゃないことになってます。

登山道の脇で大の字で完全に爆睡してる人、
頭を抱えて死にそうな顔してる人、
放心状態で一点を見つめたまま動かなくなってる人、
酸素ボンベを口にあててシューシューやってる人、
更には嘔吐してる人も何人か見かけるようになる・・・・

はははw!
此処は地獄ですかw

まるで週末の夜の歌舞伎町みたいな状態w



やっぱり何が辛いって、空気の薄さ!
これがすっげーー辛い!
この時点では体の疲労はそんなに感じてなかったから、
少しスピード上げて歩くと、本当に呼吸困難で、吐きそうになる。


50メートル位歩いては、止まって呼吸を整えて、
又、50メートル位歩いては、止まって呼吸を整えてを繰り返して歩く。

頂上が見えているのに、一気に行けない歯痒さ!
「うぉーーダッシュしてーーーー!!」
けど山頂で吐くのは嫌なのでゆっくり登りますw




そして遂に!!
ドーーーーーーーーーン!!!

富士吉田口登山道頂上(標高3720m)に着いたドーーーーーーーーーーーーーー!!!!
3人手を繋いで、登山道終点にある鳥居をくぐるw

がっ!
数分息が整うまで喋れないw


息が落ち着いたところで、写真を撮るが、
薄い雲がかかってしまい、景色は見えません・・・う〜残念!



そしてこれから剣ヶ峰に向かうか考える・・・

実は富士山は噴火口が馬鹿でかい為、
静岡県側にある剣ヶ峰が日本最高峰(標高3,776m)の場所なのですよ!
(今回俺が登った吉田口山頂からは1時間以上かかる)

しかしこの時既に時間は14時30分位、
これから昼食を食べようとしている我々には
残念ながら剣ヶ峰に行く余裕がない為、今回は諦めます。。。
折角ここまで来て結構悔しい決断だった・・・
「くそ〜目の前に見えているのにーーー!!」


下山のことも考えると、時間がない為、
噴火口が見渡せる場所にてご飯の用意を始ることにする。

今回のご飯は、お湯を入れて15分待つだけと簡単なこんな奴を用意しました。


早速コンロでお湯を沸かし、カップラーメン的な感じでピラフとドライカレーの出来上がり〜w!
味は多分そんに美味いはずがないんだが、
山の上で食べる温かいご飯がすっごく美味く感じたよw!!

俺とキノコが「意外と美味いな〜」などと話していて、
気がつくとタカは大の字で爆睡中w
相当疲れた様子w
流石に初登山で富士山は辛いわな〜w!

昼食も食べ終わり、
しばし休憩です。

俺も横になる・・・
あ〜横になると一気に眠くなる・・・zzzzz







うわヤベーー!
時計を見ると15時30分位。
これは確実に下山途中で日が暮れる・・・・
因みに当たり前だが山には街灯などはない、しかも下山道には山小屋もない・・・

取り合えづマッハで準備して、下山することにする。





ぶっちゃけこの登山で下山が一番辛かった・・・






ここから恐怖の下山開始となる・・・






15時30分下山開始!!
取り合えづ暗くなる前にマッハで5合目までは下りたい。

下山道は登りの時の砂礫よりも更に、細かな砂礫の道となる。
結構フカフカな砂のため、足がずぶずぶ埋まるような感じで、いいペースで下れる。


ただ問題が・・・
砂埃が酷い・・・・
人が歩いてる後ろを歩くと、息が出来ないw
口の中や、鼻の中が砂で真っ黒になる・・・
「マスクわすれたーー!!」
下ってる人の半分以上はマスクをしている。

しょうがないので、タオルを口に巻いて代用する。


急斜面を走るような感覚で下って行く為、
登りよりもかなり早く下ることができ、気がつくと30分程で8合目まで降りていた。
「これは意外と明るいうちに車までいけんじゃね〜〜〜!!」
と思っていたw


順調だったのはここまでで、
キノコは下りを歩くコツが掴めないらしく、
膝に負担がかかり、この頃から何度も転ぶようになる。

タカは登山靴ではない為、つま先が尋常じゃなく痛いらしい。

俺は、登山靴を用意して、筋トレをしている効果なのか、
特に痛い箇所もなく、二人のペースに合わせてゆっくり下ることにする。

・・・・
・・・

・・・・どの位下っただろうか?
下りには何合目という標識がない為、
今、自分たちがどの位下ったのかが分からない・・・

時計を見ると、17時を少し過ぎた位だ。
流石に疲れてきた、膝がガクガクで何度も転びそうになる。。。
更に、周りの景色に変化がない為、飽きてくるw
見渡す限り火山岩と砂だらけ・・・火星ですかw!?
こんな状態なため、10分歩いて3分休憩みたいな感じで、
休み休み下るのが精一杯になる。


どうやらキノコは下り方のコツを掴んだらしく、
さっきよりもペースアップしてくだっている。
タカは・・・ヤケで下ってるwww



17時50分頃、多分6合目と7合目の間位だと思うw
空の端の方がオレンジ色に染まり始める!
「綺麗だ〜!!」
なんだか久ぶりの景色の変化!
結構うれしい!精神的にw

が!
暗くなり始めの合図でもある・・・・


この頃既に、足の筋肉+関節は限界・・・!!
周りを下っている登山者もゾンビのように歩いていますw

登りは、空気の薄さで、心配機能的に辛いが、
下山は、足にかかる衝撃による筋肉疲労が辛い・・・


富士吉田口(河口湖口)の下山道は、大回りしているため、
7合目から6合目までが異様に長い・・・
18時30頃やっと6合目登山道が前方に見えてくる!
(6合目付近で登山道と下山道が合流する)
「よっしゃ〜〜〜!!」
「あとちょっとじゃーーい!」
と思ったのもつかの間・・・

・・・ついに日が暮れた・・・!

「うお〜何も見えね〜!」


ここで、出発当日にキノコと登山用品店で購入したヘッドライトを装着です!
本当は朝ご来光を6合目付近から見る為に使う予定だったんだが・・・
思わぬところで役に立つw!

タカはヘッドライト持っていなかった為、朝懐中電灯を貸したんだが・・・
タカ:「車に・・・忘れた・・・」
俺:「えーーー!折角貸したのに!」
タカ:「だって歩き始めた時夜が明けてたジャ〜ン!!」
ま〜正論ですw

しょうがないので、先頭キノコ、
真ん中にタカで、俺が後方からタカの足元を照らしながら歩くことにする。


それにしてもライトを当ててる部分以外は本当に真っ暗!
6合目から5合目までは勾配もほとんどなく、平坦に近い道で、
通常30分程で着く距離を、
超〜慎重に歩いく。


そして遂に!!
19時20分頃、5合目とうちゃくだーーーーーーー!!

「あ〜〜もう疲れたーーーー!!」
もう完全に下山完了した気分の3人w


飲み物が底を尽きそうだった為、自販でポカリ買ってがぶ飲みし、
トイレ休憩&しばし放心状態の3人・・・
・・・
・・





「俺らの車って4合目だったよね・・・・ハハハ」
はいその通り・・・!
ここから6.5キロ先・・・。

「・・・う〜嫌だ嫌過ぎる〜!!」




19時45分、ボーっとしててもしょうがないし、
キノコとタカは翌日仕事なので、遅くならないうちに、
4合目に向けて出発だ〜〜〜↓↓


4合目までは舗装された道のため、
足元に気をつける必要なく、さくさく下る。
が、相変わらず、
街灯はなくライトがないと真っ暗!

更にこの時間に4合目まで歩いて下る人は自分たち以外皆無の為、
今までよりも更に暗いw


行きも感じたが・・・やはり6.5キロは長い・・・
しかも疲労した体の為、もう誰も言葉を発しない・・・
もはや黙々と歩くのみだ・・・


半分ちょっと歩いた所で、
なんだか視線を感じる・・・
最後尾を歩いている為、ちょっと前から背後に怖さを感じていたが・・・
それだけではなく何だか・・・確実に視線を感じる・・・

その視線を感じる方にヘッドライトをむけると・・・
二つの光る物がこっちを見ている!!
まさか・・・
「熊かーーーーーーーーーーー!!!」
この時はメッチャ!!あせったー!
軽く恐怖で体が動こうとしませんwww



後ずさりしながらよーーーく見ると・・・
に・ほ・ん・か・も・鹿ー・・・!
「おどかすな〜〜!!」
真っ暗な中でデカイ体の影で目だけ光ってると、
本当にビックリするw

疲れて汗だくなのに、
今度は冷や汗でダクダクですw




21時15分!!
遂に!!
4合目!!
到着だーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

朝止めた自分の車が、
もう何日も見ていなかったような気分になりますw

うお〜〜長かった〜w


感動あり、絶叫あり、最後はフラフラになりながらの登山も遂に終わったーー!!

総歩行距離24キロ
総歩行時間16時間15分(休憩含)

この後、温泉に浸かり、高速のパーキングで仮眠をとって帰宅となりました。

翌日、タカとキノコは全身筋肉痛になり歩くのもままならない状態だったそうですw


お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:596人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

山滑走 富士・御坂 [日帰り]
富士山(吉田口〜お鉢巡り〜吉田大沢滑走)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら