不逢山北尾根〜大石峠〜金掘山北尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 712m
- 下り
- 712m
コースタイム
天候 | 晴時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
若彦トンネルを貫けた先、県道が大石川を渡る大石川橋の脇から北尾根を突き上げて不逢(あわず)山(1562m)に登る。ここから大石峠を通って、金掘山(1608m)まで主稜線を歩く。金掘山からは、その北尾根を降りて大石川橋に戻る。全ルートに渡って、前日降ったらしい雪がうっすらと積もっていた(麓で1cm、稜線でも2, 3cm程)。 不逢山北尾根には部分的に微かに踏跡はあった。上りなので道に迷うことはないだろう。 不逢山から金掘山までは一般登山道なので問題は無い。ただし、大石峠の先、金掘山への上りでは、登山道にうっすら積もった雪の下は凍っているので、アイゼンかチェーンスパイクを履いた方が無難だろう。 金掘山北尾根は、まず頂上からの降り口が分かりにくい。さらに、1388m峰の先1350m圏で、新井原に下る尾根に引きずられ易い。この尾根と分かれて、1254m峰に続く尾根へ乗るには、かなりの読図力が要求されるだろう。この下降点にはテープ類や踏跡は無い。 この先、1254m峰を過ぎると、一部、藪漕ぎが強いられる。さらに下ると、尾根上に岩塊がしばしば現れる。これを避けて、急斜面ではあるが適当に東側の植林帯を巻いた方が楽だろう。 道標は大石川橋の西側に大石峠登山口の案内と、不逢山頂上、大石峠の3ヶ所にあっただけ。 |
写真
感想
今回、出かける前に、家内に「河口湖近くの山に登ってくるよ」と言ったら、「また河口湖に行くの?この前、行ったばかりじゃないの」。そうか、先月中旬に、三ッ峠南の霜山に登ったっけ。でも、その後、丹沢や奥日光に行ったので、随分前のような気がした。
まあ、それだけ、私にとってこの山域は気楽に行ける、ということなのかな。
今回は、不逢山と金掘山に登ったが、これがどこにあるのか、ご存知の方は少ないだろう。御坂山塊の黒岳と節刀ヶ岳を結ぶ主稜線上にある。登山地図には山名が記載されているが、地形図には標高だけで名前は載っていない。頂上はなだらかで、縦走路の一通過地点に過ぎないだろう。だから、わざわざこの山頂を目指して登るなんて、物好き、としか言いようがないでしょうね。
ここに登る気になったワケは2つ。
1つは大石峠から富士山を見たかったから。この峠は広々した草原らしく、ここから見た富士山はなかなか素敵らしい。と言うことで、前々から一度行ってみたい、と思っていた。
それなら、南側の大石集落から、あるいは北側の上芦川集落から、手入れが行き届いた登山道を登って行けば良いのだが、それではつまらない。
そこで、もう一つのワケ。それはバリエーションルートを楽しもう、と言うことだ。
大石峠の東側にある不逢山から北尾根が伸びている。大石峠の西側の金掘山からも北尾根が伸びている。両北尾根共に、地形図から、これなら登れる、あるいは降りられる、と判断しただけで、行ってみなければ、無事に通過できるかどうかは分からない。
なお、金掘山北尾根はバリエーションルートとして新井原から上りで紹介されている。今回はこの金掘山北尾根を下るので、1388m峰の先1350m圏で、新井原に下る尾根と分かれて1254m峰のある尾根に乗れば、不逢山北尾根の取付きの大石川橋に、直接降りられる。
よし、この周回ルートを採ろう、と言うことで、実行に移した。
不逢山北尾根は上りなので、ルートに対する不安は全くなく、順調に登れた。
金掘山北尾根は下りなので、なかなか手強かった。特に、1350m圏分岐で、1254m峰がある尾根に乗り移るのに手間取った。さらに、1254m峰を越えても、藪対策、露岩対策に気が抜けなかった。まあ、地形図だけの情報で降りて来るのだから、何が出てくるか分からない。出たとこ勝負で、緊張の連続だった。それだけに、無事に降り切った後の充実感はひとしおで、なかなか楽しかった。
まあ、不逢山と金掘山を目指して登るなんて、物好きもいいところでしょうね。ましてや、ちゃんと登山道が大石峠に通じているのに、その脇の道が無い尾根を登って、また違う尾根を降りて来るなんて・・・
まあ、道楽ですよ。道楽。
まさに道を楽しんでいます!
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