崖の上のポニー 〜隠岐諸島で感島の島旅〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 150km
- 登り
- 3,241m
- 下り
- 3,227m
コースタイム
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 6:20
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 5:40
天候 | 2日間とも晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船 自転車
<西ノ島町行フェリー”くにが”> 島根県七類港 9:30発 〜 別府港 12:05着 2,920円 <レンタサイクル> 普通自転車(ママチャリ) 1時間200円 電動アシスト付 1時間400円 <隠岐の島町行フェリー”しらしま”> 別府港 17:15発 〜 西郷港 18:30着 1,330円 ☆2日目 <レンタカー> 軽自動車 6時間3500円+その他雑費1000円+ガソリン代 <本土行フェリー”くにが”> 西郷港 15:10発 〜 島根県七類港 17:35着 2,920円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
隠岐諸島は「島前三島」と呼ばれる知夫里島(知夫村)、中ノ島(海士町)、西ノ島(西ノ島町)から構成される群島と、島後(隠岐の島町)の一島から構成される。 今回は西ノ島町と隠岐の島町の二島を回ってきた。 ★西ノ島町 <摩天崖> 頂上駐車場からほぼ水平移動5分で断崖付近までいける。 駐車場にトイレあり。冬季閉鎖はないと思われる。 <通天橋> 駐車場から階段ではない坂道を5分ほど下り、石畳を約2分。 ここから遊歩道で摩天崖展望地まで登る事も出来る。 駐車場にトイレあり。冬季閉鎖はないと思われるが未確認。 ★隠岐の島町 <かぶら杉> 車道横にあるため歩く必要なし。 <トカゲ岩> 駐車場から200m登れば展望台がある。 トイレは12月〜3月下旬まで使用禁止となっていた。 <岩倉の乳房杉> 林道すぐ横にある為歩く必要なし。 駐車スペースもなし。 <大満寺山> 整備された登山道で特に危険はない。 駐車スペースは7,8台。 <鷲ヶ峰・屏風岩展望地> 駐車スペースは大満寺山と兼用。 尾根までは整備された登山道だが岩場は狭く切り立っている。 <壇鏡の滝> 車道が狭いのですれ違いに注意。 駐車スペースは20台ほどか。 トイレ、休憩所あり。 |
その他周辺情報 | ・観光地のため民宿・ホテル多数あり。 ・両島とも上記ルート上ではターミナル付近以外での食事場所は殆ど無かった。 ★コンビニ、及び自販機も殆ど無いため全て事前準備が必要。 |
写真
装備
備考 | ・上記ルートには自転車・フェリー・車・登山が含まれております。 ・別府港〜国立公園国賀海岸まで車で約20分、摩天崖までは遊歩道で約1時間。 ・西郷港〜中国百名山:大満寺山(だいまんじさん)登山口まで車で約30分程。 ・一番大きい島である隠岐の島町一周が約100kmらしい。 ・フェリーは時期によって本数、運行時間が異なる為その都度確認が必要。 ・摩天崖などの国立公園内ではキャンプ等禁止。 また冬季は海岸キャンプ場も水を止めてある為×との事。 |
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感想
前々から気にはなっていた隠岐の島。
金沢からでは流石に簡単に行って来れる場所ではないが、急に連休が空いた今回
仲間と共に充実した島旅を満喫して来た。
17日金曜、仕事を早く終わらせ さ〜てどこ行く?!。
どこに行っても外れはなさそうな連休の天気予報。
しかしケガしたこの両足首で雪山に登れんのか?...いや無理だ。
となれば西に向かって瀬戸内海でも見て来よっか...となる。
そんな時、「あの二人ならどこか知ってんじゃねーか」と、彼らの事をふと思い出した。
以前岐阜で拾ったあのヒッチハイカーの青年達だ。
すぐにLINEしザック一つ担いで行くあても決めずに迷わず高速に乗りこんだ。
行き先が西に決まればいつもの事。
「タクさん・ハムさん 今晩飲みませんか!」
この無茶ぶりにいつも笑顔?で応えてくれるお二人(^.^)ラッキー!!
しかしハムさん、自分を待つ間のパチンコで大当たりし、
「あかん...とまらんわ」と、逆に遅れそうとの連絡。
結局遅刻されて来る訳だが、この大当たりがのちにハムさんの運命を変える事となる。
昨年のチャレンジ・ダイトレ以来、約1年振りにそろった3人。
前回はハムさんの仕事の愚痴で終始盛り上がったが今はどうやら馴染んでいる様で、今日は違った意味で美味い酒が飲めそうな雰囲気だ(^.^)
そんな盛り上がってる最中に二人目の青年からも返信が入って来た。
さすがどちらも足で回ってるだけあっていろんな場所を事細かに教えてくれた。
そこで二人とも共通して勧めてくれたのが「隠岐の島」
場所とフェリーの出航時間だけ確認したこの瞬間...
やっと今回の連休の行先をここだと決めたのであった。
タクさんは明日用事があるようだが、
ハムさんはどこかを一人で登る予定だったらしい。
棟:じゃ〜一緒に行きますか!なんなら泊まって来ましょうか?!
ハ:よ〜し 行こうやないか!!
パチンコで当たったハムさん...ここでさらに勝負に出る事となる。
テン泊装備一式を快く貸してくれたタクさん。 はたして明日はどうなるやら...
翌日フェリー乗り場で初めて島のパンフレットを見てささっと情報収集。
ここで大きな決断を迫られる。
始発の9:00発隠岐の島町行か、それとも9:30の西ノ島町行か。
パパッと流し読みし、結局2便目に決めた。
「まずは優先的に行きたい摩天崖のある西ノ島で1泊し翌日フェリーで隣に渡ろう」
という作戦だったが、船内で再度出発時間を確認すると、なんと朝イチ西の島発の便が無い。
しかもどちらもテン泊する場所も無い...これはマズイ(;_:)
この島での観光をいかにロスなく熟すかはフェリーの時間をどう上手く使うかで大きく左右される。船に乗り込んでしまった今となってはどーにもならんが、そんな事あんのも旅の楽しさのひとつだと スパッと割り切る(^.^)
再度船内で二日間の工程の段取りを決め直し、バッチリ決まった所でせっかくの船旅を満喫していた。
ピッタシ定刻に西ノ島に到着し、まずはチャリをレンタル。
そういえばハムさんとは2年前の伊勢志摩パールロードを一緒に走って以来だ。
今日は国立公園の摩天崖1本に絞った為、どうせなら島の空気も一緒に楽しもう。
そんな事を思いながら電動チャリで気持ち良く坂を登ってる自分に対し、
チャリダーのハムさんはママチャリで急な峠を気合いで駆け上がっていった。
8kmほど走ると国立公園の看板があり、そこを過ぎた分岐で迷わず摩天崖方向へ。
ここから標高差200mのヒルクライムがスタート。
と思いきや、さすがのハムさんもママチャリではキツそう...
早々に「もうあかん(>_<)」って事で、ふたり仲良く押し歩き(^.^)
しばらくして普通に道のど真ん中に立ってるポニーの検問を受け、頂上駐車場になんとか辿り着いた。
そこからのジオパーク隠岐の島はまさに絶景!
下手に言葉にする事が出来ない それはそれは素敵な風景でした。
さらに通天橋や観音岩等の奇岩も是非おススメしたい...そんな場所だった。
フェリー乗り場に帰りようやくビールで乾杯!するとカワハギの刺身とキモが出てきた。
「それ頼んでないっすよ」
「うちの付け出しよ♪ ピーナッツは買わなきゃいけないけどこれはタダだしね(^.^)」
偶然入った店がこれまた大当たり!
にこやかな店のおばちゃんと居合わせた常連さんに教えてもらった情報を楽しみに
意気揚々と”フェリーしらしま”にて隠岐の島町へと向かった。
先のフェリー乗船時に予約出来た民宿はターミナルからわずか3分の場所。
ここでもにこやかな女将さんが待っててくれる。
小さい宿ではあるが14畳の和室に2人とはなんとも贅沢。
貸切風呂形式なのでご夫婦でくるのもいいかも♡
この日は我々含めみな素泊まりらしい。
そこで、
「せっかくなので島らしいものを食べたい。ちょっと汚いくらいが丁度いいんですが」
それならここしかないとばかりに一軒、快く教えてくれた。
宿からしばし歩くと、その店の前は車も通れない狭い道で、店構えも思い描いた通りの雰囲気。中は10名ほど入れば一杯だが、ちょうどカウンターが空いていた。
再度乾杯した後、カウンターの中を覗くと旬の魚がそのままの姿でケースに並べられている。ここのメニューはその中の魚を選ぶという 実に面白い店だった。
そこにさらに常連さんらしき二人がやって来て隣に座る。
もちろんいつも通り一瞬で和み、いろんな事を教えてもらった。
そのついでに、
:明日早く出発したいんすがどこかで朝食取れる所あります?
:ならうちにいらっしゃい! 7:15からやってるよ。
なんと近所の喫茶店の方だった。
8時からのレンタカーをすぐ借りたかったので願ったり叶ったり!
この日はそのまま店の女将さんも交えて 大いに盛り上がった(^.^)
もちろん翌朝はその店へ。
10分遅刻して来たねーさんも朝からテンションが高い!
ボリュームあるモーニングとレンタカーもすんなり借りれ、順調に二日目をスタート出来たのでした。
フェリーの出発時間に合わせ14時には戻っておきたい。その間にどれだけ回れるかが勝負。
全てはとても無理なんでとりあえず5つに絞り要領よく回る事にした。
かぶら杉・トカゲ岩・乳房杉、ここまでは計算通り順調に回る。
なにせ走ってる車がほとんどいない。この日すれ違ったのは10台ほどだろうか。
そして次の大満寺山、島最高峰は是非おさえておきたいが反対の鷲ヶ峰も捨てがたい。そこで登山口で二手に分かれる作戦とした。
どちらも30分ほどで登り切ったが、後で聞くと大満寺山は海側しか展望がきかなかった様だ。
それとは逆に鷲ケ峰は360度の展望と屏風岩が目の前にそびえ立つ。
ついさっき見たトカゲ岩もここから見る事も出来る。
切り立った岩場を登らなきゃいけないがどちらかといえば...後者の方を勧めたい。
さー残すはあと一つ、「日本の滝百選」「全国名水百選」にも選ばれた壇鏡の滝。
高さ40m、屏風の様な岩壁から流れ落ちるこの滝は今回決して外すことは出来ない。
島の東側から一気に西側海岸を目指して突っ走る。
途中にある”カタクリの里”に寄ってみたが、時期的に少し早かったのか誰もいない。
しかも地図上の場所には何も無く、狭く急な林道沿いにどうやら群生させてる様だ。
かなり奥まで進んだが、これ以上は危険と判断しバックでひたすら戻った。
4月上旬が見頃との事なのでそろそろ常駐される方がいらっしゃると思われるが、
この道だけは十分注意が必要である。
さて壇鏡の滝まで地図上では山間地の林道を走れば近道に見えるが、レンタカー屋のおねーちゃんもこの道はお勧めしないとの事だった。帰りに走ってはみたが、アスファルト道ではあるが道が狭いのと落石がかなりある。ほとんど車が通らないので落石情報が遅れれば、また無駄に引き返す事になる。やはり西側の海岸から回った方が良さそうだった。
駐車場から大きな夫婦杉の間を通り、5分ほどでまずは左手に雌滝が見えてくる。
これは後で知ったが、最初はこれが壇鏡の滝だと思い 少々気抜けした。
しかしたまたま先の階段を登ったお蔭でメインの雄滝・壇鏡の滝を見つける事が出来た。案内板も見かけなかったので、気が短い人ならそのまま帰っちゃう事もあるかもしれない。よ〜く周りを見る注意力が必要である。
社殿横から滝の後ろへ回り込む事も出来、滝の落ち口にも道は繋がっている。
間近で見るそのスケールは決して写真からでは伝わらない素晴らしいものだった。
壇鏡の滝は西に向かって開かれている為、天気のいい夕方に訪れるとさらに素晴らしい瞬間を捉える事が出来るのかもしれない。
ターミナル付近に帰って来たのは13:30。
再度あの喫茶店に入り、
:「ただいま〜!」
:「おかえり〜 どうだった〜楽しめた〜?」
:「お〜 昨日のあんちゃんか!山登れたか!!」
:「おっ!おとーさんもいらしてましたか!バッチシですよ〜」
初めての場所でこれが出来る! 島の人はホントに温かい方ばかりでした(^.^)
今回同行して共に回ってくれたハムさん。
そして今回もオミヤまで用意してくれたタクさん。
さらに隠岐の島を勧めてくれた旅人の青年達。
みんなのお蔭で1200kmを超えるドライブも楽しい旅となりました。
ホントにありがとう(^.^)
隠岐の島はこれからがシーズンです!
いつの日かまた家族とでも ゆっくりと訪れてみたいものです。
「感島」(かんどう)
この島にはこの文字がピッタリでした。
〜追記〜
船の中でこんな絵本を目にした。
**************
旅体質の人は
旅をすると感性がリセットされて
帰ってからの日常が
ますます楽しくなる
旅体質ではない人が旅をすると
帰って来た時に
「帰ってきてしまったー」とうなだれ
かえってつらくなる
旅体質の人が旅に出たいと思った時
すでに一歩でてる
旅体質ではない人は
「旅にでようかな」と
何度も、何度も 言う
「どこでもドアがあればいいのに」と
言うタイプも
旅体質 ではない
旅体質の人はなぜか
現地に到着するまでに
色んなことが起きる
たぶん才能。
逆に旅体質でない人は
旅行の才能がある
旅体質ではない人が
旅に出ても
”旅”にはならない
というフシギ (一部抜粋)
**************
面白い見分け方でした(^.^)
長い感想やな!!
touryouの勢いと、
大当たりの連チャンに押されて行ったけど、
一人では絶対に行くことのない場所だ。
いい台?だったよ。
ありがとうね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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皆様こんにちは(^^)
感島の隠岐の島\(^o^)/
若い頃、遠い関東から何度か行きました。
正確には連れてってもらってたのですが
高倉健さん
超〜格好いいじゃないですか
次は焼き飯の異国の地ですかね
nobaraさんお元気そうで!
ご無沙汰しておりましたm(__)m お久しぶりです(^.^)
何度か訪れておられましたか
写真で少しでも思い出して頂いたのであれば嬉しい限りです。
てか とぉ〜〜い昔の話みたいになってますが...
つい最近の事だと思っておりますよ(^.^)
ハムさん!かっこいいっしょ!!
どー見ても健さんに見えるのは俺だけじゃないっすよね
来月は大阪にて皆で電車に乗る機会がありますから、
そん時は駅のホームであのコスプレでもしてもらいましょうかね(^_-)
またゆっくりご訪問させて頂きます。
ありがとうございました(^.^)
nobaraさん、
何度か行かれたとは、かなりマニアな方が身内に居られるようですな。
もし、また行かれたら焼きそばか焼き飯食べてきてくださいね。
やっぱり具材は魚であってほしいと思う今日この頃です。
因みに、高倉健さんに似ていると言われたことがありませんよ。
こんなこと言うのは奴だけですわ。
棟梁くん、もしかして4月9日大阪に?
ですが、この日は今年から結婚記念日になったので、
ご一緒できないのが残念です。
俺も結婚記念日でなかったら行ってたよ。
NOと言えない私ですから。
ハムさん、やっかいな奴一人まかせてごめんね m(__)m
棟梁くん、つぎはいつか知らんけど君のわがままに付き合ったげるわ
ほなな〜
タクさん ご無沙汰して...いや 3日ぶりだったか
先日はお気遣い頂き 有難う御座いました。
子供らもメッチャ喜んでおりましたよ(^.^)
嫁に代わって 厚く御礼申し上げますm(__)m
今回はたまたま日が悪かったですね。(いや良かったって思ってんのかな )
でも他の日ならまだしも、この日だけは間違ってもお誘いなんかしませんよ。
あの綺麗な奥さんだけは決して 敵に回したくはないっすからね
また来年も楽しくこの日を迎えられる事を祈っております
で、
>次は付き合ったげるわ
この時期に言っちゃいましたね。 次は大阪です
却下!
タクさん、私にまでお気遣いいただき感謝しております。
それと、このコメント削除しましょう。
あ、遅かった。
隠岐の島のレコ、とても懐かしく拝見させてもらいました。私は15年前に1年間住んでいました。滝、トカゲ岩、ろうそく岩、船屋、風力発電所などなど。休日は、港から釣りしてました。大きな魚釣れます。
お陰様で久しぶりにこのレコ見ました!
(すでに懐かしいです(笑)
なんと1年も滞在されてましたか!
離島が創り出す四季折々の素晴らしい瞬間を堪能されていらっしゃったんでしょうね🎶
羨ましいです(^^)
あ〜〜また行きたくなって来た‼
今度はローソク岩に火が灯る瞬間を家族と一緒に 眺めてみたいと思います(^^)
(もちろんとーちゃんは竿持って行きます‼
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