岩殿山
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 370m
- 下り
- 372m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
三連休最後の春分の日。
せっかくの好天続きなので二日連続の移動運用を慣行す。
この日はJR中央線沿線に狙いを絞る。
ハイキングガイドブック『駅から山歩き』を調べてみると大月駅近郊に徒歩1時間で到達出来る標高634mの岩殿山というポイントを見つける。
このレベルなら何とか体力も持つだろうと当日決行を決める。
JR三鷹駅より08時30分発河口湖行き『ホリデー快速富士山号』に乗車。
これなら乗り換えなしに大月駅まで一本だ。
しかし連休とあって自由席は満員。立川までは座ることが出来なかった。
車窓から沿線風景を眺めているとカメラを構えた鉄道ファンらしき姿を数多く目撃。
この日は珍しい車両でも通過するのだろうか。
09時34分、大月駅到着。多くのハイカーと共に降車。
大月駅で降りたのは何年ぶりだろうか?
駅舎は当時に比べ、リニューアルされているようだった。
岩殿山は駅舎の北東に位置した大きな岩山だ。
目立つのですぐにそれとわかる。
ウィキペディアによれば岩殿山は岩殿城山とも呼称される。
甲斐国都留郡の国衆小山田氏の居城とされ、戦国時代には東国の城郭の中でも屈指の堅固さを持っていたことで知られたという。
09時50分、早速アプローチにかかるが、何を勘違いしたのかガイドブックに指示されているのと反対の右側に進んでしまい、とんだ遠回りをする羽目に。
線路を渡る歩道橋上から岩殿山を撮影。
思ったよりも高く感じ、とても1時間では登れそうもない印象。
反対側の甲府方面を望むと、黒岳だろうか、高い峰が続いている。
線路を渡り、暫し迷って、やっと本来のルートを見つける。
駅前には岩殿山のルート案内は見つけられず、やっとここの道標で道順を確認することが出来た。
時刻は10時13分、すでにかなりのロス。20分は無駄足を食ってしまった。
更に東に進み、大月合同庁舎前を通り、国道139号線に出て左折。
暫く行くと桂川を渡る橋に至る。
谷底から相当な高さがあり、下を覗くと恐ろしい。
国道139号線の歩道を更に進むと中央自動車道を潜る辺りに岩殿山への登山道入り口がある。
少し登った辺りに山門があってここから富士山がよく見える。
10時32分、岩殿山丸山公園に到着。駅から40分近くかかってしまった。
休憩時間も僅かで、さらに登山道を進む。
高度が上がるにつれ、富士山も雄大に見えてくるが、一方で岩殿山の岩肌が迫ってきて圧迫感すら感じる。
登山道は階段状に整備されており、柵もあるので登山というよりは建物の屋外階段を登っている印象。
ただ絶壁の急斜面に階段が設置されているので高度が上がる毎に足が竦む。降りてくる人とすれ違うのが少し怖い。
高所恐怖症の人にはやや酷かもしれない。
駅から約1時間20分の11時08分、やっと頂上に達する。
展望台は広くて多くのハイカーがお弁当を広げている。
眼下には箱庭のような大月市街とJR中央線の線路が一望出来る。正面には雄大な富士山。そのやや右手に三つ峠。北西方面には黒岳らしきピーク。
少し目線を下ろすと甲府方面に向かう中央自動車道。
反対側は東京方面に向かう中央自動車道と桂川。
先刻渡った橋も直下に見える。とにかく切り立った高度感。まるで超高層ビルから見下ろしたイメージ。
ここは山頂ではなく、さらに奥に進んだところに634mのピークがあるので進んでみる。
5分ほどでかつては烽火台だった山頂へ到着。
現在は様々な施設、放送局の中継アンテナが林立していて、落ち着けるスペースはない。
15時前、展望台ベンチに移ってFM局をワッチ。
CFMでは富士吉田市のFM富士五湖と富士河口湖のFMふじやまが比較的良好に受信出来た。
他は三つ峠からのFM富士、NHK甲府が強力。後はお馴染み在京県域FM。
展望台では中国人らしい青年がドローンを操縦していた。
15時20分過ぎ、山頂撤収。
FM富士五湖をモニターしながら下山。下界が一望出来てしまう降りの方が恐怖感は増すし滑りやすく、2回ほど尻餅をつく。
岩殿山の登山道を何回も往復する人を目撃。途方もないことを日課にしている人も居るものだ。
この時間帯、大月駅まで殆ど歩行者を見かけず。皆車移動なのだろうか?
ラジオをモニターしながらだったので大月駅に着いたのは、山頂から1時間40分後の17時。
定時より少し遅れ、17時15分発高尾行き普通電車に乗り込む。
交通費
阿佐ヶ谷駅→大月駅 1317円×2
所要時間
大月駅→岩殿山山頂 1時間20分(往路)
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