綿向山〜雨乞岳〜イブネ (御幸橋から・小屋とテント泊)
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 2,225m
- 下り
- 2,225m
コースタイム
- 山行
- 1:29
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 1:31
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 7:50
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:04
天候 | 【一日目】 曇り 【二日目】 曇り⇒雨⇒曇り⇒晴れ 朝はガスガス、そのあと強風 【三日目】 晴れ⇒曇り 微風で春の陽気 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口~綿向山】 ・大変よく整備された緩やかな道で、迷うことはなさそうです ・道中は樹林帯ですので、展望は期待できません ・山頂は展望が良く、御在所、鎌ヶ岳、雨乞岳、イブネなどが見渡せます 【五合目小屋】 ・とてもきれいな小屋で快適、いい感じのテーブルもあります ・トイレ、水場は無し ・基本的に夜間利用はあまり想定していないようでしたが、電話連絡して許可をいただきました 登山口から近すぎるので、普通は泊まりませんね 【綿向山~イハイガ岳】 ・視界が良ければ比較的明瞭な道ですが、ガスでほとんど視界が利かない中では尾根が広くなっているところもあって、慎重に進む必要がありました ・イハイガ岳直下はなかなかの急登ですが、そのほかは天気さえよければ展望も良く、爽快な草原歩きといった感じです ・イハイガ岳山頂は、狭くて展望もイマイチです 【イハイガ岳∼清水頭】 ・イハイガ岳東と大峠東は一般登山道とは思えないほど非常に急な斜面で、特に雨後などは滑りやすくかなり危険です 積雪期はロープがあったほうが良いと思います ・融雪後間もないせいか倒れ掛かった木が多く、何度もほふく前進やハイハイを強いられます 70ℓのザックが邪魔なことこの上ないです ・清水頭は気持ちの良い笹原で、とても展望が良いです ・花…イワウチワ・ショウジョウバカマ 【清水頭~雨乞岳】 ・清水頭付近は、せいぜいひざ丈の笹で道は明瞭 雨乞に近づくに連れて笹が深くなり後半は顎くらいに、背の低い方だとなんも見えないかと 道も完全に消えて、最後は適当に突進しました ・雨乞岳では、この日初めてほかの登山者と出合いました 単独男性二人、いずれも武平峠からの方でした ・雨乞岳山頂はそれほど広くないものの、展望は悪くありません ※綿向山から杉峠の頭付近まで、水場はありません 【雨乞岳~イブネ】 ・杉峠~イブネ間は昭文社の山と高原地図によると破線ルートになっていますが、特段危険なところはありません 強いて言えば道しるべなどは多くないので、注意深く進む必要はあるかもしれません ・展望はおおむねよく、特に雨乞岳の存在感が半端ないです ・イブネは楽園のようなところです 【熊の戸平】 ・イブネからチョウシ方面に降りたところにあり、小川が流れるとても静かな良い場所です 風も当たらず、せせらぎの音が安眠にいざないます 【杉峠~ツルベ谷出合】 ・千種街道です 歴史のある道で、数百年がかりで着いた踏み跡があります ・谷道ですので展望はありませんが、古い建造物の痕跡などがあってそれなりに楽しめます ・いたるところで流水が得られます(水質不明) 【ツルベ谷~イハイガ岳東稜線】 ・途中までは国土地理院地形図の道に従い(昭文社の山と高原地図の道とは途中で分かれます)、終盤からは楽しい独自の道を行きました ・完全にバリルートですので、最低限の読図力とルーファイができないと入ってはいけません ・途中やせ尾根はありましたが、勾配はさほどでもありません ・花…イワウチワ |
その他周辺情報 | ・永源寺温泉に立ち寄り とても良いです |
写真
感想
初日、時間や距離から考えると車中泊でもよかったんだけど、せっかくだから五合目まで上がることに。ついてみたら無断で夜間使用は禁止とのことなので、管理している森林組合に電話をして許可をいただきました。この小屋はとてもきれいで居心地は良いものの、駐車場から1時間余りの近さなので、よほどの物好きか暇人でない限り宿泊したりしないでしょう・・・。
二日目、暗いうちから出発しましたが天候は芳しくなく、綿向山を過ぎたあたりからイハイガ岳までは雨にも降られて散々。この区間はさして難しい道ではないはずですが、視界がないのは怖いもので2度ほど違うほうに行きそうになりました。
イハイガ岳を超えるのは初めてでしたが、雪解け直後ということもあってか、清水頭までは聞きしに勝る難路。もうこの季節にテント装備で歩くことはないでしょう。清水頭のあたりからは天候も回復し快適な笹原ですが、雨乞に近づくに連れて笹が深くなり、最後は踏み跡も消えて笹スイミングに。変なとこから登頂する羽目になりました。
雨乞岳を過ぎてからは、何度か歩いたことのある道なので安心です。順調にイブネまで到達し、予定よりも若干早く熊の戸平にテント設営。イブネに泊まったほうが展望は良いでしょうが、この日はとても風が強かったので、水場も豊富な熊の戸平にしました。
三日目、イブネに上がるころには朝もやも晴れてすばらしい景色。ホントはもっとゆっくりぶらぶらしたかったけど、行程は長いし天気予報も下り坂だったので、名残を惜しみつつも出発します。
ツルベ谷出合までは、何度も歩いた千種街道。そこから大峠に向かうつもりでしたが、地形図を見ているうちに気が変わり、地図にないマイルートで行くことにしました。ただしこんな渋いルートでもさすがに鈴鹿は人の痕跡が。わずかですが、変色した赤布やテープがありました。物好きな人がいるもんですな。ちなみにこのバリルートよりも、イハイガ岳東側の斜面のほうがはるかに滑落や転倒の危険を感じました。
イハイガ岳を超えたら、あとはほとんどお気楽な道です。ただしこの時は、糖分不足だったためにシャリばて状態。いくら飲んだくれでも、酒のつまみ的な食糧ばかりじゃダメでした。甘いものを全然持って行かなかったのは、今回最大の反省点です。
綿向山に建つ新しい社は、ちょうど1周年の神事が行われていたようで、山頂は老若男女問わず大勢の人でにぎわっていました。地元の方たちに愛されるいい山です。お邪魔させていただきありがとうございました。
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