利尻岳(備忘録)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,622m
- 下り
- 1,824m
コースタイム
天候 | 3日間とも快晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
船 飛行機
前日、飛行機で羽田から千歳へ、千歳駅から札幌駅まで移動。札幌駅、22時発夜行寝台急行「利尻」で稚内駅(到着時刻6時)へ移動。稚内港(7時30発)から利尻島鴛泊港(9時10分着)へ船で移動。鴛泊から利尻北麓野営場までタクシー移動。 (次の目的地への移動) 鴛泊港まで歩き、鴛泊港(10時50分発)から礼文島香深港(11時45分着)まで船で移動。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
当時、長官山直下では、低い灌木にザックが引っ掛かり難儀した。頂上直下ではザレ場が続き、歩きにくかった。 |
その他周辺情報 | 長官山避難小屋(当時)に宿泊(2泊) |
写真
感想
1993年7月の山行記録。
当時、早めの夏休みをもらい、利尻岳、礼文岳、後方羊蹄山の北海道の山旅を満喫した。6泊7日の贅沢な北海道遠征。独身貴族最後の贅沢な山旅であった。
山行前日、羽田から空路で札幌へ。札幌発の寝台急行「利尻」で稚内入りした。稚内からフェリーで利尻島へ。船上で利尻岳が近づいてくる。北への旅情満点である。
利尻岳は3日を費やし、まったり、のんびりしようと思う。2泊分の生活用具を担ぐので、荷物がすごく重い(20kgくらいか?)。鴛泊港で、夕食の食材を購入し、タクシーで北麓キャンプ場へ移動。今日は、長官山避難小屋までなので楽勝と思っていたが、背の高いイケメンにとっては、低い灌木がザックに引っかかる意外な難路で苦労した。
避難小屋前からは、利尻の頂上が実に美しい。何時間眺めても飽きてこない。夕闇が迫ると、頂上の横に綺麗な半月が輝いていた。当日の宿泊者は、自分を含めて6名。アルバイトをしながら自転車で日本一周を目指している若いカップル1組、熟年夫婦1組、若い単独者であった。明日に夢をつなぎ、夕食後、早々に寝てしまう。
翌朝は3時起床。外はすでに明るい。3時半過ぎには出発。途中、日本海から昇ってくる太陽を眺める。ズルズルとすべりやすい斜面を登り、利尻岳に5時前に到着した。本日、一番乗りだ。百名山の72座目。周りは海が広がる。ローソク岩がすごい迫力だ。
静寂だった頂上も、7時頃から、登山者が増えて賑わってきた。秋田から来られた、見ず知らずの単独行者と何時間も無駄話にふけった。
もうすでに頂上に5時間以上も居る。賑わっていた頂上も再び静寂になってきた。件の単独行者も出発して行った。今日も長官小屋泊まりだが、いい加減に飽きてきたので、山頂を後にする。10時35分。
小屋に戻ると、多くの登山者で賑わっていた。件の単独行者もいらっしゃったので、お湯を沸かし、紅茶とお菓子をご馳走した。
1時間もすると、登山者は誰もいなくなった。暇なので、小屋の中を掃除し、散らかっていた新聞紙等は、外で火をおこし焼却した。それでも時間があり余るので、外で午睡をむさぼった。目を開けると、いつでも利尻岳の雄姿が目に入る。何という贅沢な時間だろう。日頃のストレスも雲散霧消してしまう。
翌朝、外に出てみると、海の彼方に横に広がる島影が見えた。樺太ではなかろうか?
3日目は、4時15分に出発。登りの時に苦労した灌木帯の登りも、下りではあっという間だ。甘露水の水場では歯を磨き顔を洗った。
途中、海を一望できるのびやかな芝生の公園に出た。船の出向時間まで時間もあることだし、昼寝をしていくことにする(昼寝と言ってもまだ朝の6時だが)。それでもまだ、時間があるのでベシ岬まで往復してきた。やはり、利尻岳が立派であった。たくさんのカモメが飛行している。
鴛泊港に戻ると、昨日の単独行者がいらっしゃった。昨日のお礼ということで、食堂で「ウニ丼」をご馳走になった。恐縮したが、ありがたくご馳走になった。
10時50分発、香深港行きの船に乗り込み、次の目的地、礼文島に向かった。深田久弥「日本百名山」利尻岳の一節、「翌日の午後、私達は利尻島を離れた。稚内に向かって船が遠ざかるにつれて、それはもう一つの陸地ではなく、一つの山になった。海の上に浮かんだ大きな山であった。利尻島はそのまま利尻岳であった」。私は礼文島に向かう際、この名文を頭に浮かべ、本当にその通りだと妙に納得するのであった。
今山行の続編、続々編は・・・
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1115762.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1115841.html
懐かしい。
アイヌ語で「高い島」でしたっけ。
自分が行ったのは1986年かな
当時も単独、北海道その日暮らしの一人旅
YHにとまって、朝から鷲泊コースから沓形へ。
三眺山からの崩壊した絶壁を見て大感動。
以降山が好きになった
そのまま下山し、自分の体力はどこまで持つんだろう?と思い、風呂に入って二時間ほど寝て、ご来光を見に鷲泊往復。
以降右足の股関節が痛くなった
船からみる行くときのワクワク感。
帰るときの帰りたくないない感。
半端ないですよね
こんばんは(^^♪
今日はずっとPCに張り付いで、3本ほど投稿しました。
こうなると、ほとんどお病気!
でも、ヤマレコって、レポート作成能力を向上させるから、
お仕事能力向上の自己啓発法としてはいいんじゃない?
北海道、行きたいですね。今度は1ヶ月ぐらい逃亡しようかしら。
離婚&お仕事クビ!のリスクは伴うけど。
思い切って、離職して1年くらい人生を考えに旅に出ませんか?
仕事なんて、「人生では小さいこと」と本来の自分の人生の目的を達成できる
大きな人間になるかもしれませんよ。
礼文島の例のYH泊まったことある?
自分は性に合わないので行ってませんね
愛とロマンの8時間コースなんてーのもありましたねー。
8時間じゃそんなの生まれないんじゃないかなー?
30kmぐらい必要なような
YHはちょい。
それと、今でもあるのかなー?かわりだね民宿ちょい。後はテント生活で修行してましたねー
愛を求めて、彼女作りに
俺の友人で行ったことがあるって言ってましたね。
8hコースも歩いたんですと。
でも、愛は生まれなかったようです。
バスに乗り込んだ時から、テンションが全然違うと言っていた。
頭を空っぽにしなければ、ついていけないそうです。
PS:言い忘れた、
>かわりだね民宿ちょい
→ これって、「トホ宿」のこと?
あります、あります。
ここって、都会の生活に疲れた若者(今は年寄りが多い)が
バイク等で月・年単位で旅行する際に、格安で泊まれる宿のことでしょ?
いわゆる「北海道マニア」のすごく濃い連中が集まる宿ですよね。
このまま、アルバイトで宿に住み着いていつの間にか従業員、オーナーになっているケースもある。
いろんな宿があるみたいね。1日中、「中島みゆき」の歌を聞いたり、歌ったりして、みんなで涙する宿(勇気がいるけど、ファンとしては1回泊まってみたい)や、「北の国から」の今までのビデオを見て、みんなで涙する等、宗教ががかった個性的な宿もあるみたいですし。
「いたってノーマルだろう」と思われる「とほ宿」に1回だけ泊まったことがあるけど、俺にとっては、彼ら彼女らは異次元の世界の人のように感じました。
何か、会話しなくちゃと思い、
「猿払村」のことを「さるはらいむら」と言ったら、勝ち誇ったような顔をされて、「さるふつむら!!!」と、完全にバカにされましたよ 。
逆に、そのバカにしたやつが、ツーリング途中で山に良く登ると言っていたから、
自分が「カムイエクウチカウシ山に、今度登りたいんですよ」と言ったら、「それなんだ?そんな変な名前の山があるのか?」と言ってました 。
俺が山やっていうことを知らないで、そいつがさらに、「山やって、信じられない。あんな重い荷物担いで山を登るなんて馬鹿じゃないの」なんて言ってました。そのバカが俺だから、超立腹した 。「お前なんか、山なんかに登る資格はない」と言ってやりたかったけど、まあ、彼らと住む世界が違うんだからと、これ以上は会話はしませんでした 。
一緒に泊まった友人(とほ宿常連の北海道ヲタク)は、「Atsuが悪いわけじゃないんだけど、君の感覚は、ここではちょっと違うんだよ」と言っていた。俺は、避難小屋に泊まるか、車中で泊まるか、普通の民宿に泊まるかが合っているみたいだね。
PS:ヤマレコでやり取りしていると楽しいね 。おかげさまで元気になってきました 。
随分と書きましたねー
そうそう。それそれ。
ただ、宗教がかった所は超嫌いでしたよ。
自分は夏はテントが多く、チラホラ周り、冬は知床と釧路湿原を10日に1回ぐらいヒッチで移動してた感じっす。
アツさんのような正統派の山家は見たことなかったなー
確かに「変わったヤロウ」が多い。
キャンプ場もそうですよ。冬や南国、夏は北国にいるやつとか、
「さっき会社辞るって電話してきたー 」とか言ってるヤツがマジでいました。
意外とイイヤツが多く、面白いですよ。
そーかー ブルさんは、とほ宿を時たま歩き回っていたんですね。
青春の1ページッという感じですけど、今は50歳代から団塊の世代の方が多く泊まっているみたい。
昔の青春を取り戻すためなんでしょうか?第2の青春?
ブルさんもいかがですか?
北海道に1ヶ月くらい、何も告げずに逃亡して、
突然、「今から会社辞める 」と嫌な上司に電話してみては?
俺もやってみたい 。きっと清々するだろうな 。
あっ 家庭もあるから、これをやったら、きっと厳しいよね 。
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