渡島駒ヶ岳 剣が峰 砂原岳
- GPS
- 10:43
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,076m
- 下り
- 1,089m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨年の11月に剣ケ峰を敗退しているので、最も気候が安定しているゴールデンウィークに函館に4泊して登山日和を待ちました。
実は4日間とも良い天気でしが、ネット上の情報を活用して西風が10メートル以下の時間帯に稜線に出る計画としました。
駒ヶ岳は通常は晴れていても風速20メートル以上はあるようです。
それで朝4時から明るい函館で8時半のスタートです。
剣が峰の山頂を示す看板までは外輪尾根沿いなら普通に歩いて登れます。
その先の岩峰までは噴火湾側をトラバースしますが、転ぶとどこまでも落ちていく岩場です。
今回は是が非でもあのとんがった一峰に登るぞと登攀具を持参しましたが、実力不足で一峰のてっぺんは諦めました。
根元から少し離れたところにセルフビレーが取れる残置があります。
1以下のカムを2本持ってくれば安全に登れると思います。
尚、剣ヶ峰はフィックスのあるルンゼからのルートはやめたほうがいいです。
上部のエッジは風化が進みいつ大規模な崩壊が起きてもおかしくない状況でした。
雪は腐っていて冬靴でキックステップでアイゼンは使いませんでした。
ピッケルは滑落停止用に持っていきました。
悔しさまぎれに時間切れ覚悟で砂原岳まで足を延ばしました。
雪田の一番薄いところを狙って溶岩原を歩きますが、石の下がスポンジのように柔らかく、歩きづらいです。
狐が軽やかに雪面を稜線に向かって、時々こちらの様子を窺うようを振り向きながら上がっていきます。
深い爆裂火口や身の丈の倍以上の噴石を見ると少し怖いです。
カルデラ内は非常に水はけが悪く、湿地帯を歩いているようでした。
やっとの思いで稜線に上がり右手の山頂を目指します。
また違った景色が広がります。
眼下は海と砂原町です。
帰りは尻セードにも、靴スキーにも、グリセードにも適せない雪質で、時間の短縮にはなりませんでした。
かといって岩原を歩くのも嫌で、剣ヶ峰と砂原岳の鞍部を目指して残雪をトラバースしました。
最後にカルデラの横断ですが、結構長くて疲れました。
馬の背からは林道の残雪の上を狙ってズリズリ降りました。
冬季ゲートに着いたときは真っ暗でした。
リベンジ果たしましたね
でもborav64mさんでもやはりあのトップの岩峰は無理でしたか
確かに落ちるとしゃれにならんところですし、25年ぐらいまでも非常に心許ない感じの岩でしたから
でも、無事がなによりだと思います
momohiroさんのように家財道具一式は背負っていませんでしたが、ザイル、ハーネス、ハーケン5枚、カム1個、ヌンチャク4セット、それになぜかバイルを無駄に持って疲れ果てました。若いころなら何のことない一歩が踏み出せないのですね。たった2メートルのクライミングダウンが怖かったです。
でもとても好い山でした。
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