蝶ヶ岳 ―山に泊まりたい―
- GPS
- 08:32
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,785m
- 下り
- 1,877m
コースタイム
15:30 三股駐車場
18:00 幕営地(2,200m付近)
[5日]
4:30 出発
6:00 蝶ヶ岳山頂
9:00 登山口
天候 | 曇り/晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2,000m以上は残雪 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
5日に日帰りでどこかへ出掛けようと思っていたのだが、4日の天気があまりに良かったのと天幕登山が正月以来だったせいもあり、無性に山に泊りたくなって、仕事を半日で切り上げて出掛けてしまった。
出勤途上で思いついたせいで、何にも支度をしてなく、昼に帰ってきてあたふたと準備なぞしていたら家を出るのが2時過ぎてしまった。
行き先は、三股から蝶ヶ岳にしようと思った。
今日中に何とか上まで行きたいと思ったのだが、登山口についた時には15時半になっていた。
これはちょっと厳しいかなと思い、登山口で2ℓの水を補給したせいで、今日中の登頂はほぼ絶望的となった。
そう考えれば、行ける所まで行って暗くなったらテントを張れば良いのだから逆に気が楽である。
蝶ヶ岳も東斜面はなかなかの急登なため、テントを張れそうな場所があまり無く、それは、高度を上げるほど難しくなってきた。
18時を過ぎてぼちぼち決めないとなと思っていたら、樹林の中になかなか良さげなポイントを発見した。
しかし、スコップはおろか、ピッケルさえも持ってこなかったため、雪を均して場所を作るだけでかなり掛かってしまった。
でも、出来上がってみるとなかなか快適なテント場である。
到着して早々雪に突っ込んでおいたビールとワインもいい感じに冷えている。
ほとんどこれが目的のようなものだったので他の荷物は削っても、これだけは最初に用意した。
ここは、一部樹林が開けていて遠く街の夜景が見えている。
そういえば、毎日帰ってからの楽しみとなっているNHKの「おひさま」も今日は見ることが出来ないが、ドラマの舞台となっている安曇野の夜景が見られるのはそれはそれで感慨深い。
やはり、一人で山に泊まるというのは何とも贅沢な時間の過ごし方なのであろう。
心地よい疲れと、大量のアルコールのせいで、あっという間に眠りについてしまった。
翌日はあいにくの空模様だったが、早朝、テントを畳んで山頂へ向かった。
山頂は雨まじりの強風が吹いており、やはり穂高は見えない。天候も下り坂の傾向のようなので、気分次第でと思っていた常念までの縦走もあっさりやめにして早々に下りた。
下のほうは既に初夏の陽気であった。
梅雨が明けるころには、上のほうも大分様子が変わっているだろう。
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