会津駒ヶ岳 【福島県、会津】 空腹に負けて、山上の園地も楽しめず、中門岳にも行けず
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- GPS
- 06:21
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,045m
- 下り
- 1,032m
コースタイム
滝沢林道登山口 5:31 – ヘリポート跡 6:03 – 水場 6:54/7:05 – 駒ノ小屋 8:17/30 – 会津駒ヶ岳 8:48/9:20 – 駒ノ小屋 9:33/38 – 水場 10:34/50 – ヘリポート跡 11:27 - 滝沢林道登山口 11:52
●歩行時間 6:21
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(車中泊) = (滝沢林道登山口) – 会津駒ヶ岳 – (滝沢林道登山口) = (実家) ●自動車でのアクセス ○滝沢林道登山口) ・国道352号線の檜枝岐村滝沢登山口から林道を2,3kmほど登ると左手に登山口の標識がある 付近は駐車可能ではあるが、駐車場が整備されているわけではない |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース状況 ・コース自体に不明瞭な箇所はない。迷い処は特にない ・木道等、環境整備が進められている ●買う、食べる ・檜枝岐村では、夜間に買えるものがほとんどない。19時を過ぎて営業している店は(探し方が悪いのかも知れないが)見つけられなかった ・最も近いコンビニは、南会津町の会津高原駅へ向けての途上にあるものかと思われる (いずれもH18当時) |
写真
感想
昨日の平ヶ岳から下山後、結局何も食べていない。非常食も食べ尽くし、睡眠不足と空腹のどちらを満たしにいくか。睡眠には勝てず、こちらを選択。昨夜の時点では、山から下りて何か食べればいいと割り切っていたが、登る前から空腹感におそわれる。
登山口の木段を上ると、木立の中によく踏まれた切り開き道。ジグザグも切りながら進む。ヘリポート跡を過ぎると、急坂も。
空腹から来る体力途絶感で足が出ない。
普段持久力が耐えかけると、根性を出す意味でやる“おまじない”がある。歩数を数えて500歩になるまでは一息入れない、というルールを自らに課してがんばるというおまじない。
最初はよかったが、3度目くらいからは、とても500歩保たない。
小刻みに息継ぎしながら進む。そんな急坂ではないんだが。
水場を過ぎてしばらく進むと、切れ間から目指す会津駒ヶ岳が顔を出す。アルプスとは異なる丸っこい山頂部。平ヶ岳もそうだが、穏やかながら、存在感のある山。
やがて、開放感のある草地の木道となり、木道ながら坂道かつ階段という歩きにくい道を進む。やがて、会津駒ヶ岳の案内標識が現れ、行く手の駒ノ小屋も認識できるように。
小屋を見上げながら登り、小屋前の駒の大池に到着。ハクサンコザクラが咲き誇る。
既に足が前に出るような状況ではなくなってきたが、小屋から覚悟を決めて最後の登りへ。
山頂部に取り付き、整備された木段を上りきると、山頂。木立はあるが、山々を見渡すには十分。
眼前には燧ヶ岳が、わかりやすい、開いたはさみのような頭を誇っている。
隣では、さきほど到着した方が、おいしそうに柑橘類を食べている。においだけでよだれが出そう。腹減った!助けてくれぃ。
中門岳が目の前に見えるが、とても行っている場合ではない。
おそらく、逍遙の山頂、草花を愛でながら、ゆっくりと自然に浸る園地であったはずだが、そんな気分には全くなれなかった。早く降りなければ行き倒れになりそう。
這々の体で降りきり、車で速やかに食探しへ。
飲まず食わずで山に登ってはいけない、ということを身を以て学習した山行きであった。
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