前日光/夕日岳・地蔵岳・行者岳周回/標高差も距離もたっぷり
- GPS
- --:--
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 1,548m
- 下り
- 1,542m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夕日岳頂上から南東に伸びている尾根を登る。 この尾根に登山道は無いが、蕗平からしばらくの間は林道や林業用作業道が多く、適当にこれらを使えば楽。1071m峰から上は尾根筋を辿れば良いが、踏跡は明瞭で、赤テープも多いので道に迷うことはないであろう。 1294m峰を越えると岩場を含んだ小さな峰が続き、それぞれの下降に緊張する。特に、夕日岳前衛峰先の岩場は要注意。 夕日岳から地蔵岳、行者岳を越えて古峰原峠まで禅頂行者道を縦走するが、道標も多く、よく管理された立派な登山道で、何の問題も無い。 古峰原峠からはMTBに乗って蕗平沢林道入口に停めた車まで戻った。 |
写真
感想
鹿沼市西端の山域は日光山群の南東に位置するので「前日光」と呼ばれている。ここに「禅頂行者道」と名付けられた修験者の回峰修行の道がある。細尾峠から、薬師岳、夕日岳、地蔵岳、行者岳と、古峰原峠まで山並みが続いていて、手頃な縦走路となっている。
二十年程前に、雨の中を細尾峠から薬師岳を往復したことはあるが、他の山々には未だ登っていない。そもそも、一人で車を使うと縦走は難しい。そこで、地形図を睨んで、なんとか周回できないか思案した結果が、今回のルートである。
夕日岳の南東尾根は地形図から登れる、と判断しただけで、他の情報は無い。結果的に、踏跡も明瞭だし、赤テープも豊富、結構歩かれている感じだ。
この尾根の下部では林道や林業用作業道が頻繁に現れ、これらに随分惑わされた。これらを使えば楽ではあるが、歩く距離が長くなるので、むしろ尾根通しに上った方が良いのかもしれない。難しいところだ。
上部では岩場混じりの小ピークが連続し、その通過に慎重を要した。でも、安全で、かつ楽なルートをどう選択するか、結構楽しめた。
夕日岳から先は禅頂行者道として整備されているので、気は楽だった。なだらかな上り下りが続き、時にはルンルン気分で歩いたが、最後になると、いささか飽きてきた。
蕗平沢林道入口に停めた車から歩き出し、夕日岳を越え、禅頂行者道を通って古峰原峠まで12.5km歩いたが、これで全行程27.0kmのまだ半分以下。ここから車に戻るまで延々と車道を歩かなければならないが、今回はMTBを使用した。
古峰原峠から古峰神社まで5.5kmは40数か所のカーブが連続する急なダウンヒル。指が痛くなる程ブレーキをかけながらゆっくり降りる。無事に降り切って一安心。ホッとしたせいか、神社前の売店で買い物をした時、お茶を呼ばれてついつい長居をしてしまった。
神社から一の鳥居まで5.2kmは緩やかなダウンヒル。快調に走っていたら雨がポツポツ落ちてきた。山の中で歩いている時なら傘でしのげるが、自転車ではそうはいかない。木陰でしばし様子を見たが止みそうもないので、仕方ない雨具を着込む。
古峰原峠から一の鳥居まではダウンヒルでほとんどペダルを漕ぐ必要はないが、一の鳥居から蕗平沢入口に停めてある車まで、東大芦川沿いに距離3.9kmで標高差100m程遡らなければならない。疲れた体でダラダラした上り坂で自転車を漕ぐのはきつい。2/3程はペダルを踏んだが、後は自転車を押しながら歩いた。雨は止んだので雨具を脱いだりして手間取ったが、40分程で何とかゴールできた。
今回は標高366mの一の鳥居から1526mの夕日岳頂上まで、標高差は1160m。たっぷりある上に、禅頂行者道の峰々を縦走したので、累積標高差はかなりになるであろう。
加えるに距離もたっぷり。山中を歩いただけでも12km以上あるのに、自転車を押して歩いたことを勘案すると十二分である。
山中の行動時間は10時間半ほどだが、古峰原峠からMTBを使った後処理に手間取ってしまったので、早朝歩き出してから車に戻るまで13時間近い行動時間になった。さすがに高齢者にはきつかったが、変化に富んだ楽しい山行でした。
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