木曽駒ケ岳〜空木岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,349m
- 下り
- 2,846m
コースタイム
3:00自宅⇒7:45管の台7:10⇒7:50しらび平
8:00しらび平⇒(ロープウェイ)⇒8:08千畳敷……1,980
【1日目:7/6】( )内はコースタイム
千畳敷8:15-(60)-8:45浄土乗越-(60)-9:10木曽駒9:20-(50)-9:45乗越浄土
乗越浄土9:50-(20)-10:00宝剣岳-(60)-10:45極楽平-(2.20)-13:10檜尾岳
檜尾岳13:15-(1.10)-14:10熊沢岳-(1.50)-15:25木曽殿越15:45-(1.30)-
17:10空木岳17:20-(0.10)-17:30駒峰ヒュッテ
…合計 9:15(11.10)
【2日目:7/7】
駒峰ヒュッテ6:30-(3.10)-8:50池山小屋-(1.45)-10:20菅の台
…合計3:50(4.55)
天候 | 1日目:晴れのち曇り一時小雨 2日目:小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
菅の台駐車場は、前払いで¥500なので何日でも¥500です。 駐車場にはきれいなトイレが併設されています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】 1.千畳敷から乗越浄土の間は雪渓は殆ど無し。(アイゼン不要) 2.宝剣岳は乗越浄土側から登った場合、極楽平側の下りの方が注意が必要。 3.空木岳への縦走路は、間違いやすい個所があるので、常に前方を確認する 必要あり。 4.木曽殿越への下りは、片側が切れ落ちた稜線のザレた道なのでスリップに 注意が必要。 5.木曽殿越から空木岳への縦走路は、稜線上で岩稜帯となり鎖場や3点確保 でのる登攀地帯となるので、特に初心者は注意が必要。 6.池山への下りは、大地獄・小地獄のやせ尾根地帯での転倒に注意が必要。 7.木曽駒ケ岳から空木岳への縦走路は、雪渓は殆どないため、アイゼンは不要 と思います。 【登山ポスト】 千畳敷駅でポストが発見できなかった。池山方面は、林道終点駐車場の登山口 にあり。 【温泉・飲食店】 1.温泉はお約束のこまくさの湯に行きました。(¥600) 平日の11時頃にも関わらず、多くの年配者の方がゆっくりされていました。 露天風呂やサウナ等もあり、きれいで設備の整った温泉設備でした。 2.昼食は駒ヶ根で2店舗を営業している明治亭に行きました。向かいに「ガロ」 という店もありましたが、11時頃は準備中でした。明治亭のヒレカツ丼は、 どんぶりから溢れんばかりのボリュームでした。 |
写真
感想
●登山開始
菅の台駐車場には、6時40分頃に到着しました。朝一番のバスが7時10分発
とのことで、何とか間に合いました。今日は、天気も快晴でこれから始まる
山行にテンションが上がります。
●駒ケ岳山頂到着
駒ケ岳山頂からは、360°の眺望が開けていました。南北アルプスはもちろん
御嶽山がすぐそこに見えました。周囲を散策しながら有意義な時間をすごすこと
ができ大満足です。
●宝剣岳登頂
宝剣岳は乗越浄土方面からの登りは、それほど恐怖を感じることなく登れました
が、極楽平方面への下りはかなり切れ落ちているので、かなり緊張しました。
また、背中の荷物も避難小屋の混雑を想定して、ツェルト装備一式を持参した
ためかなり重く、より困難な下山となりました。
●極楽平到着
極楽平を境に、登山者がグッと減りました。空木岳へ縦走する人はなく、道中も
1組のカップルの方としかすれ違いませんでした。まだ梅雨明けしていない平日
のためでしょうか、ずいぶんと閑散としていました。しかし、空木岳への稜線は
大変気持ちの良さそうな稜線が続いています。
●シカ出没
稜線の登山道に野生のシカが出没しました。近づいても逃げないので、徐々に
近づきシカとの我慢比べをしました。やがて、シカが逃げて行ったのでほっと
ひと安心。6月に行った天城山でも2匹のシカと遭遇しており、今年はシカの
当たり年の予感です。
●予定変更
今日は檜尾避難小屋泊の予定でしたが、予定よりもずいぶん早く檜尾岳に到着
した(13:10着)こと、明日に向けて天気が下り坂になること、そして、今日の
人出の様子では1人で泊ることになりそうなため、空木岳まで足を延ばすことに
しました。
●道間違い
檜尾岳から熊沢岳に向かう途中で、2回程道を間違えてしまいました。本来の道
は、這い松の中に隠れて見えにくかったため間違えたようです。常に縦走路の
先を見ながら歩いていたため、方向がおかしいことに早めに気がついたので事
なきを得ましたが、登山道の表示が薄くなっている個所もありますので、十分
確認しながら進むことが大切であると痛感しました。
●力水
檜尾岳から熊沢岳・東川岳を経て木曽殿越に至る縦走路は、適度なアップダウン
があり気持ちの良い縦走路でした。木曽殿越で「木曽義仲の力水」を補給して、
空木岳への最後の難関に備えました。(水は豊富に流れていました。)
●空木岳登頂
木曽殿越から見える山頂が空木岳だと思い込み、それを目印に最後のひと踏ん
張りでしたが、補給した2.5リットルの水が加算されたザックは、容赦なく肩に
くい込んできます。ようやく急登を登りきると、50m程先に更なる稜線が見え
ました。(この時、霧で視界50m位でした。)
ここからは岩稜帯続きとなり、2・3の稜線を越えてようやく一番高そうな稜線
を登りつめると、「第1ピーク」との表示があり、がっがり。これから続くと
予想される、第2ピーク・第3ピークの事を考えると、すっかり意気消沈して
しまいました。何とか気を取り直して先に向かい、更に2・3の岩岩した稜線を
攀じ登るとようやく空木岳に登頂しました。中央アルプスを甘く見てはいけない
と、つくづく感じました。
●駒峰ヒュッテ泊
本日の宿は人気の駒峰ヒュッテにしました。中に入ると先着した2名の方(千葉
からお越しの60年配の方と、埼玉からお越しの20才台の若者)がウイスキーを
美味しそうに飲んで談笑していました。着替えと荷物の整理を手早くすませて
早速ビールを片手に参戦し、夕食を終えるまで色々なお話を楽しむことが出来
ました。あ〜1人じゃなくて良かったとつくづく感じました。夕食には今回
初めて持参した海藻サラダを調理(水に浸すだけ)しましたが、1袋10g全てを
投入すると、すさまじく膨張し夕食だけでは食べきれず、翌朝の雑炊の具に
してようやく食べ終える事が出来ました。
●山行報告
駒峰ヒュッテでご一緒した若者に、今回の山行を「ヤマレコ」で報告することを
約束しました。年配の方はご存じなかったようですが、お二方ご覧いただいて
ますでしょうか。また、ご一緒できる日を楽しみにしています。
●帰路
2日目の池山尾根が残は、小雨の中の下山となりました。眺望は得られなかった
ものの、森林浴をしながらのんびりと歩くことが出来、充実した登山となりまし
た。
●まとめ
初日は天候に恵まれ、中央アルプスからの絶景を堪能することができました。
空木岳では眺望を得ることはできませんでしたが、またの機会を楽しみに
したいと思います。また、空木岳への縦走は、最後に岩稜帯もあり、バリエー
ションに富んだコースで、十分に楽しむことが出来ました。
(翌日筋肉痛ですが)
おかげさまでヤマレコを知りました。
山小屋は3人いれば十分に楽しいですね。
それでは。
駒峰ヒュッテは快適でしたね。また、どこかの山で
お会いできるのを楽しみにしています。chichi
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