台湾 大覇尖山(3492m) 3日間で60kmのロングトレイル ~ 最高の景色

2017年07月22日(土) ~ 2017年07月24日(月)

• GPS: 29:24
• 距離: 60.7km
• 登り: 3,533m
• 下り: 3,528m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:27
• 休憩: 1:26
• 合計: 9:53

5:39 観霧國家公園ビジターセンター駐車場
6:07 6:07 大鹿林道東線 1 km
6:20 6:20 大鹿林道東線 2 km
6:34 6:34 大鹿林道東線 3 km
6:48 6:48 大鹿林道東線 4.2 km
6:58 6:58 大鹿林道東線 5 km
7:10 7:10 大鹿林道東線 6 km
7:34 7:34 大鹿林道東線 7 km
7:49 7:49 大鹿林道東線 8 km
8:03 8:03 大鹿林道東線 9 km
8:15 8:25 大鹿林道東線 9.9 km
8:41 8:41 大鹿林道東線 11 km
8:55 8:55 大鹿林道東線 12 km
9:08 9:08 大鹿林道東線 13 km
9:31 9:31 大鹿林道東線 14 km
9:54 9:54 大鹿林道東線 15 km
10:08 10:08 大鹿林道東線 16 km
10:22 10:32 大鹿林道東線 17 km
10:47 11:45 大覇尖山登山口
12:16 12:16 0.6 km
12:39 12:39 1.0 km
12:59 12:59 1.5 km
13:28 13:28 2.1 km
14:16 14:16 2.5 km
14:48 14:48 3.0 km
15:04 15:12 3.5 km
15:29 15:29 4.0 km
15:32 九九山荘

2日目

• 山行: 9:40
• 休憩: 1:51
• 合計: 11:31

2:14 九九山荘 (2699m)
3:40 3:40 加利山分岐点 (3050m)
5:17 5:17 伊澤山分岐点
5:35 5:40 中覇山屋(避難小屋)
6:15 6:25 大覇尖山絶景ポイント
6:33 6:59 大覇尖山
8:12 8:54 小覇尖山 (3418m)
9:42 9:42 大覇尖山
10:11 10:11 大覇尖山絶景ポイント
10:29 10:29 中覇山屋(避難小屋)
10:45 10:45 伊澤山分岐点
10:54 11:22 伊澤山 (3297m)
11:29 11:29 伊澤山分岐点
13:45 九九山荘

3日目

• 山行: 7:43
• 休憩: 0:18
• 合計: 8:01

3:31 九九山荘
3:40 3:40 3.8 km
3:59 3:59 3.1 km
4:34 4:39 1.9 km
4:59 4:59 1 km
5:11 5:11 0.4 km
5:27 5:37 大覇尖山登山口 大鹿林道東線 19km
5:54 5:54 大鹿林道東線 18 km
6:14 6:14 大鹿林道東線 17 km
6:37 6:37 大鹿林道東線 16 km
6:53 6:53 大鹿林道東線 15 km
7:08 7:08 大鹿林道東線 14 km
7:32 7:32 大鹿林道東線 13 km
7:47 7:47 大鹿林道東線 12 km
8:01 8:01 大鹿林道東線 11 km
8:17 8:17 大鹿林道東線 10 km
8:45 8:45 大鹿林道東線 9 km
9:01 9:01 大鹿林道東線 8 km
9:17 9:17 大鹿林道東線 7 km
9:48 9:48 大鹿林道東線 6 km
10:04 10:04 大鹿林道東線 5 km
10:19 10:19 大鹿林道東線 4 km
10:31 10:34 大鹿林道東線 3.2 km
10:51 10:51 大鹿林道東線 2 km
11:11 11:11 大鹿林道東線 1 km
11:21 11:21 大鹿林道東線 0.4 km ゲート
11:29 11:29 大鹿林道東線 0 km
11:32 観霧國家公園ビジターセンター駐車場

天候

1日目: 快晴、2日目: 午前快晴 - 午後雷雨、3日目: 快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

観霧國家公園ビジターセンター駐車場まで、台北から車で約3時間

コース状況／危険箇所等

台湾の高山は、事前に申請し許可が得られないと登山できません。先着順又は抽選。
大覇尖山は1か月前申し込みの先着順。
簡単に登山出来ないデメリットの反面、許可が得られていざ入山すると人が少なく渋滞するようなことがなく日本と比べてゆったりしているのはメリット。

大鹿林道東線の入り口に事務所があり、そこで登山許可書を提出。

観霧國家公園ビジターセンターから大覇登山口まで 19km の大鹿林道東線は歩きやすいが、とにかく長い。
その後も全体的に整備されており、ほぼ 100m毎に標識があり、迷う恐れは少ない。
大覇尖山側面のトラバースがちょっと危険。大覇尖山は危険なため登頂できない。
小覇尖山の登頂時、岩場を登る際に注意が必要。

九九山荘の宿泊費は1泊200元(約720円)と安い。サービスは寝る場所とトイレとキッチンと水だけと聞いており、シュラフ、食糧、調理器具などを持って行く。水はそのままでは飲料水にならないので一度沸かす必要あり。2日目と3日目の行動用飲料水と昼食用水は自分で沸かして作らなければならない。
なお、事前予約すれば800元(約2900円)で夕飯、朝食、飲料水を提供してくれることが到着後わかった。
さらに100元(約360円)でシャワーが浴びれるのは驚き。

その他周辺情報

観霧國家公園ビジターセンターまで車で1時間ほどの場所に雲上民宿あり。前泊に便利。
下山後、竹東に安くておいしい牛肉麵屋さん (荘記牛肉麵)あり。

写真

観霧國家公園ゲート。一般車はこれより先には入れない。

大鹿林道東線。昔は一般車も入れたそうで歩きやすい林道

100m 毎に標識がある。

爬虫類発見.

林道を 15km 歩いて、あと 4 km。

林道 17km 地点から 19 km 地点まで山を下るショートカットあり。結構急な道。途中迷いそうな箇所あり。

19 km 歩き、約 200 m 下って大覇尖山登山口到着。ランチ休憩。

さてここからいよいよ登り。

最初はつづらおりの登り。

木のステップ

石のステップ

まだまだ登り

ようやく九九山荘 (2699m) に到着。

ウレタンマットが敷いてあり、直接シュラフでもそれほど痛くない。夜になり、動く度にギシギシ音がなり、他人の音が気になる。

持ってきた食材で夕飯。

2日目: 2am過ぎ起床、朝食準備、食べて、3am 過ぎに九九山荘 (2699m) 出発。

大覇尖山まで 7 km. 山荘出てからいきなり急登。

間もなく夜明け。

加利山 (3112m) との分岐点 (3050m). 帰りに登頂する予定が、激しい雨と雷のため断念。

おー、大覇尖山と小覇尖山が見えてきた。しかし、まだぐるっと稜線を回って行かなければいけない。

朝焼け

遠くには、朝日が当たる雪山が見えてきた。右奥の山が雪山主峰
(3886m)

大覇尖山 (3492m) と小覇尖山 (3418m). まるで山の上にあるモニュメントバレー

大覇尖山 (3492m) と小覇尖山 (3418m)

大覇尖山 (3492m)

大覇尖山 (3492m). 残念ですが山頂への登頂は許されないそうです。

大覇尖山直下を巻くルート。落石がないか怖い。

小覇尖山

小覇尖山登頂には岩場あり。

直角な岩場登りもあり。

小覇尖山 (3418m) からの景色。雪山山系

品田山 (3524m)。なんか魅力的なシェープ。登りたい山がまた増えた！

小覇尖山 (3418m) 登頂！

大覇尖山直下を巻くルート。落ちたらやばい。

大覇尖山直下を巻くルート。濡れた箇所もあり足場に気を使う。

落石から身を守るものかもしれない。

伊澤山 (3297m) までピストン。登り 10分、下り 7分。

雲行きが怪しくなってきて、この後激しい雨と雷。

九九山荘キッチン、食堂。

シャワー棟とトイレ。シャワーのお湯は薪で沸かしてる。

宿泊棟とキッチン棟

夜になったら、雨も止み雲も消えて、満天の星空

満天の星空。疲れてたけど 2時間以上星空を見続ける。

3日目、4:30am 下山開始。5am 過ぎてだいぶ明るくなってくる

かなりの下り。よく登ってきたなあ。

もう少しで登山口到着

まるで上高地のような景色

いよいよ大鹿林道東線 19km を歩き始める

梅の実が熟して落ちている

1日目より増水

登りがきつく感じる

9km 歩いて、後 10km...

台湾らしいでっかい葉っぱ。

みんなザックが重い。

行きには感じなかったが緩やかなスロープでも辛い。

0km 到着！

車に入れて置いたスイカがまだ冷たい。さすが南国台湾でも標高2000mでは車に入れていても痛まず冷えてる。下山後のスイカは最高！

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ シェラフ

備考

虫除けスプレーを持って行ったが蚊はあまりいなかった。

感想

chakostar

観霧國家公園ビジターセンター(標高約2000m)から大覇尖山登山口(標高約1800m)までの大鹿林道東線 19km はアップダウンを繰り返しながら最終的に約200m下る。この林道に危険個所はないが長く辛い。まるで上高地<->横尾を往復するイメージ。19km 歩いた後に 4km 標高差 900m を一気に登り九九山荘(2699m)までが 1日目の行程。九九山荘までほぼ眺望はなし。
2日目、九九山荘 --> 大覇尖山(3492m) --> 小覇尖山(3418m) --> 大覇尖山 --> 伊澤山(3297m) --> 加利山(3112m) --> 九九山荘。18km と長い。あいにく午後雷と激しい雨となり加利山登頂は諦めることとなり残念。
3日目は、初日と逆ルートで下山。九九山荘から大覇尖山登山口まで 2時間で下山できるが、大鹿林道東線の 19km の緩やかな登りがかなり堪える。
大変タフな山行だが、素晴らしい景色に出会えるのが魅力。

コメント

trout_bum

来週登ってきます
台湾の友人と登る予定です
大変参考になりました
ありがとうございます

chakostar

Re: 来週登ってきます
天候が良いといいですね〜　とにかくほぼ平坦道を19キロ歩くのが辛いですが景色は最高です。

trout_bum

Re[2]: 来週登ってきます
試練の１９kmですね
心して臨みます
昨年南湖大山に登り、台湾のヤマにはまってます