三上山・北尾根縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 558m
- 下り
- 558m
コースタイム
天候 | 晴れ あたりまえだけど熱中症に注意! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○三上山登山口に登山届を書き込むノートがある ○北尾根縦走路はザレていてスリップ注意。一部ロープ有。 蜘蛛の巣が非常に多いので、覚悟すべし。 ○田中山の登りは、後半がほとんど藪漕ぎ。 また、急に尾根が細くなるところがあるので注意が必要。 ○JR野洲駅前「ほほえみの湯」にて入浴可。 |
写真
感想
前々から一度行ってみたいと思っていた三上山。
というのも、この山に残る大ムカデ退治の伝説に出てくる藤原秀郷こそ、我が家の先祖であると聞かされていたからであった!
山岳部が活動停止処分を食らってまともに登山できない折もあり、この際ハイキング気分で登りに行くことを決めた。
“近江富士”と称される三上山は、野洲駅を降りてすぐ目に入った。
三上山の登りは単調な樹林帯から始まるが、岩場が出てきたり、一気に展望が開けたりと、なかなか変化があって面白かった。特に「メタボチェック」ができる割岩は、ザックを下ろしてやっと通れるくらいの狭い岩の溝で、運動不足気味の体で引っかからないかヒヤヒヤした(笑)
山頂の社からの展望はすこぶる良かったが、最高点は木に囲まれていた。
ここまでは多くの登山者で賑わう楽しいハイキングであったが、北尾根縦走路からは一気に人がいなくなる。この日縦走路を歩いていたのは恐らく自分一人だろう。
標高たった400mの里山と侮っていたが、この縦走路はアルプスにも匹敵するくらいの好展望な稜線歩きだった。適度なアップダウンで歩きごたえがあり、このクソ暑いシーズンでも風が気持ちよく吹き抜けていく。背後に聳える三上山は驚くほど端正な形をしていて、途中何度も振り返った。
しかし、楽しい一人稜線歩きも束の間、妙光寺山への分岐を過ぎたあたりからは、孤独で過酷な戦いへと変わる。
だんだん樹林帯へと入ってくると、夥しい量の蜘蛛の巣が待ち受けていたのだ。
3歩に一回は蜘蛛の巣に引っかかり、水道施設前の林道に出る頃には全身糸まみれになってしまった。先日買ったばかりのハイドレーションも、飲み口が悲惨なことに…。
すっかりテンションが下がったところで、今度は田中山の登り。
なんとなく嫌な予感はしていたが、ここからはプチ藪漕ぎが始まった。
道は明瞭なので問題ないが、とにかく木が邪魔、草が邪魔、蜘蛛の巣が邪魔、おまけに風は全然吹かなくなってめちゃくちゃ暑い。
やっとの思いで田中山山頂に到着。
三角点があるだけで何にもない。木が邪魔で展望は微妙。なんの感動もねえ。
岩の陰に折り畳みのミニ座布団を見つけた。とりあえず、せめてもの戦利品としてもらっていく。
田中山から旗振山へはあっという間。
ここからは三上山、妙光寺山が良く見えた。
下山路は田中山と違って結構整備されており、蜘蛛の巣もなくて歩きやすかった。
野洲駅に帰ったら風呂に寄ろうかと考えていたが、田中山ですっかり参ってしまったのですぐ帰路に就いた。
そんなわけで、三上山北尾根は思いのほか過酷なプチハイキングだった。
縦走路の稜線歩きは最高だったけど、田中山にはもう二度と行かん。
ちなみに、自分と藤原秀郷との関連については、特に発見はなかった(笑)
やっぱ仮冒なんじゃないかなあ。
ムカデ退治伝説はこちら(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E7%A7%80%E9%83%B7#.E7.99.BE.E8.B6.B3.E9.80.80.E6.B2.BB.E4.BC.9D.E8.AA.AC
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