扇山/扇山沢左岸尾根から右岸尾根を周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 705m
- 下り
- 711m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
扇山頂上から東に流れる扇山沢の左岸尾根を上り右岸尾根を下りて一周した。 左岸尾根は扇山沢の北側の尾根で、頂上から北東へ落ち、次第に東に向きを変えてから扇山沢出合まで伸びている。出合近くの入集落から取付いた。一般登山道ではないが、明瞭な踏跡が続いており、かなり歩かれているようだ。市道から入集落への分岐点に道標があるのみで、尾根にはテープ類も少ない。 下りに使った扇山沢右岸尾根は扇山沢の南側の尾根で、一般登山道が通っている。794m峰の少し先までこの一般登山道を辿り、ここから地形図に破線で描かれている支尾根を途中まで降り、690m付近で破線の尾根から分かれて北に落ちる尾根を降り、扇山沢出合を目指した。 一般登山道と分かれた後は踏跡もテープも無い。後半は分岐が多いのでかなりの読図力が要求される。この尾根は急な下りが続くが、危険個所はない。 |
写真
感想
今年は8月に入ってから天候が不順だ。安定した夏の天気を待ち続けるうちに、20日近くも山に行っていない。仕方ない、近場で手軽な山に登り、夕立にあう前に降りてこよう、と、山梨県東部にある扇山に登った。
扇山には40数年前、まだ、子供たちが生まれる前に家内と二人で登った。どのルートを登ったか定かではないが、いずれにしても南側から一般登山道を辿ったはずだ。
今回は一人なので、少々変化があることを期待して、コース状況に紹介したように、扇山沢の左岸尾根を上って右岸尾根を下る周回ルートとした。
上りに使った左岸尾根は地形図から登れると判断したルートである。取付きこそ分かりにくいが、踏跡は明瞭で、尾根筋も単調なのでルート探索に緊張することはない。中盤まで尾根は緩やかで、のんびり歩くうちに次第に飽きてきた。最後に急登が続いたが、結果として変化に乏しい尾根で、いささか期待外れである。
これに比べると、最後に下った尾根は面白かった。
右岸尾根の794m峰の少し先まで一般登山道を辿り、ここから北北東に伸びる支尾根を降りた。地形図にはこの尾根に破線が描かれているが、実際には踏跡もテープも無い。
この支尾根は次第に東に向きを変える。破線に従ってそのまま下りると、この尾根の東裾野を仲間川沿いに北上しないと車には戻れない。一応、地形図には支尾根の裾野をたどる破線が描かれている。しかし、尾根上にも破線が描かれているのに踏跡すら無かったのだから、裾野の破線も当てにはならない。
6月に大月近くの稚児落しから下った際に、尾根の裾野を巻く破線に入ったら、これが廃道同然。道が無かった尾根を下ってきた時より、はるかに時間はかかるし、何度も際どいトラバースを強いられた。だから、今回はこの裾野を巻く破線には入りたくない。
そこで、標高690m付近で破線の尾根から分かれて北に落ちる尾根を降り、直接、扇山沢出合を目指した。690mの分岐点を見落とすミスがあったが、深入りしないうちに修復し、予定した北尾根に入った。
このルートは分岐が多いので、コンパスと高度計を駆使しながら地形図と首っ引き。この結果、予定した橋の10m脇に降り立ち、橋を渡って市道を100mも歩けば車に戻れた。ピンポイント下降は大成功、と、一人悦に入った。
上りに未知の尾根を使っただけだったら、今回は変化に乏しい緊張感のない山行に終わってしまったであろう。しかし最後の下りで高度の読図力とカンが要求され、結果として満足のいく成果を得ることが出来たので、一気に充実した山行に変わった。
今回は、夕立に会わないように3時までには下山する予定であった。予定前の2時半にはゴールできたので、帰途、のんびりと日帰り温泉で汗を流した。
その後、国道の渋滞を避けて宮ヶ瀬湖岸を走っていると、高速ワイパーでも拭ききれない程の土砂降り。厚木の我が家に着いても雨は止まず、雷さえ伴って振り続けた。関東各地に被害が発生し、大雨警報も出たようだ。扇山の中を歩いている時に、こんな豪雨に会わなくって良かった。
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