平ヶ岳
- GPS
- 14:28
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,791m
- 下り
- 1,782m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
かなりの長時間コースなので水は多めに持参したほうが安心 台倉清水:不明(下まで降りるのが大変そうだったので) 白沢清水:水たまりはあるが直接の飲用は厳しいのでは 頂上直下の水場:雪解け水と思われるので雪が残っていれば(今回はこの水で補給)) |
写真
感想
当初は休暇を利用して北アルプス裏銀座を予定していた(計画書まで作成してた)が、台風の来襲で計画は頓挫し、天気予報とにらめっこ。新潟方面の天気が良さげだったので、大変そうで、これまでなかなか行き出さなかった平ヶ岳に急遽変更。
高速道路の深夜割引を利用すべく前夜12時過ぎに小出ICを降り、すぐ近くにある道の駅で仮眠。この道の駅は目の前にコンビニもあるので便利である。
翌朝、4時に起床し、急いでコンビニで食料等を仕入れ鷹ノ巣に向かう。奥只見の湖岸道は思ったよりも時間が掛かり駐車場についたのが5時半頃。簡単な朝食を済ませ着替え等の準備をし6時に出発となった。
林道歩きで直ぐに登山口に到着。登り始めて直ぐにヤセ尾根になるのでそこそこの展望を楽しみながら登れるのがいい。しかし、傾斜が急になるにつれ非常に暑くなってきた。持参した水分は2.6Lだが下大倉山までで半分以上の水分を消費してしまった。台倉山までは左前方に燧を見ながら進む。右側は樹木で見通しがきかないが、それでも時々、木の間から覗くと平ヶ岳らしきたおやかな峰が見える。がしかし、遠い。台倉山を過ぎてまもなく、道は北の方に向かうと共に下り出し台倉清水に着く。水場を探すと、かなりの急坂で沢に降りるようである。地図には渇水期には渇れるとあり、パスして次の白沢清水に期待することにした。樹林帯の中の道を進み、白沢清水に到着したが小さな水溜まりがあるだけでとても飲めそうにない。節水モードに切り替えているが残りの水は0.5Lもない。撤退するならここが限度かなぁと考えたのだが、さっき見えた平ヶ岳には雪が残っていたのを思い出し、頂上を目指すことに。この樹林帯の中は標高が稼げず時間ばかりが過ぎていくので精神的に参ってしまう。ようやく頭上が開けてくると池の岳への急登になるがシャリバテぎみになり、昼食にする。水は一口だけ。池の岳で急に池塘が現われ、この水飲めるかなぁと考えていると水場まで0.4キロの標識があり一安心。急ぎ平ヶ岳頂上を目指すことに。
13:35ようやく頂上到着。誰もおらずまたも頂上独占。足の遅さの数少ないメリットかも。なんて呑気なことは言ってられない。証拠写真を撮り、そそくさと下山開始。池の岳への鞍部から水場まで0.1キロの標識に従い左に折れると直ぐに水場に出た。綺麗な水も流れていて、ガブガブと頂きました。空のペットボトルにも詰め込んで帰りの給水の不安も解消。あとは時間との戦いだ。とはいっても、せっかくの山旅、登りは景色中心の写真ばかりだったので花を愛でながらパチリ、パチリと降りていく。翌日も休みなのと曇ってはいるが雨が降り出すような天気ではなないので精神的な焦りはない。
17:00台倉山まで戻ってきた。明るいうちに下山するのは無理そうである。下大倉山から降り始めたのが6時過ぎで薄暗くなってきたが、このやせ尾根道は白砂が多いため、夜目でも見やすいのが救いだ。いよいよ標高1200m付近から足元が見づらくなりLEDライトを点けて降りる。ところが、予備の電池がないことに気が付いた。節電対策で手動でライトを付けたり消したりをこまめに繰り返しゆっくりしか歩けない。なんとか、樹林帯の中まで来るが、ライトを消すとなーんにも見えない。まさに暗闇の世界だ。ここでもし電池切れになれば朝まで動けないと思うと電池が持つよう祈るばかりだ。(じぶんのLEDライトは昇圧タイプなので、非常に明るくてよいのだが、電池の電圧がある程度下がると、プツンと消えてしまう)
救いは、樹林帯の中に入ると急な段差が少なくなり、歩きやすい道になった。意を決して、ライトを点けっぱなしにして小走りで降りた。なんとか登山口の標識のある林道まで来て一安心。ここから、またライトのオン、オフを繰り返しながら足で地面を探りながら進む。ライトを消すと蛍の光が点点としている。あっ、俺も蛍とおんなじことしてる、なんてことを考えながら歩いて、20:30無事駐車場まで戻った。
小出まで戻り遅い夕食(なんとラストオーダーだった)をとったが、体がべたべただ。時間も遅く、近くに風呂も無いので湯沢まで戻り、前に利用したことのある健康ランドで汗を流し仮眠を取る。
翌日は仙の倉を予定してたが、筋肉痛と曇天なので無理しないで帰宅の途についた。
感想、反省点
急遽の予定変更とはいへ準備不足だった
・スタート時間が遅い(駐車場で車中泊、4時スタートが必要)
・水不足(4.0Lは無いと、熱中症の危険も)
・予備電池の準備(カメラ、GPS、ライト)
・体力不足(前回の尾瀬沼周回から一ヶ月以上運動していなかった)
・自分の山行記録でも皇海山以来の長丁場
・翌日も休みなので時間的な焦りと、天気の心配が無かったので無事下山できた
・達成感と打ちのめされ感が半々
・残念ながら玉子石に行けなかった
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