切込・刈込湖入口の駐車スペースから周回スタート。
金精峠まで舗装路を歩きます。
日の出の時間に金精峠に立とうという魂胆。
0
9/19 4:06
切込・刈込湖入口の駐車スペースから周回スタート。
金精峠まで舗装路を歩きます。
日の出の時間に金精峠に立とうという魂胆。
4.1km歩いて金精峠登山口に到着。
登山道に入ります。
0
9/19 5:02
4.1km歩いて金精峠登山口に到着。
登山道に入ります。
金精峠へ登る途中のザレ場。
目の前の沢地形を、今日は音を立てて水が流れていました。
6月に訪れたときに水は無かったように思います。
0
9/19 5:11
金精峠へ登る途中のザレ場。
目の前の沢地形を、今日は音を立てて水が流れていました。
6月に訪れたときに水は無かったように思います。
金精峠に到着。
予定通りの時間。
4
9/19 5:22
金精峠に到着。
予定通りの時間。
15分ほど休んで、今日の山行のスタートです。
2
9/19 5:41
15分ほど休んで、今日の山行のスタートです。
温泉ヶ岳分岐から温泉ヶ岳へ。
0
9/19 6:08
温泉ヶ岳分岐から温泉ヶ岳へ。
山頂に到着。
1
9/19 6:16
山頂に到着。
この日の午前中は雲が多かった。
北アルプスはおろか、奥白根さえ見えません。
1
9/19 6:17
この日の午前中は雲が多かった。
北アルプスはおろか、奥白根さえ見えません。
3等三角点「温泉岳」2333.11m 正常。
手前に見えるのは御料局の3等三角点。
1
9/19 6:18
3等三角点「温泉岳」2333.11m 正常。
手前に見えるのは御料局の3等三角点。
今日は山頂から噴気孔を掠めて温泉ヶ岳の県境尾根を下ります。
画面中央、シラビソの根方左側に噴気孔あり。
2
9/19 6:31
今日は山頂から噴気孔を掠めて温泉ヶ岳の県境尾根を下ります。
画面中央、シラビソの根方左側に噴気孔あり。
噴気孔。
2
9/19 6:33
噴気孔。
さて、県境の急坂を下ります。
ここでチェーンスパイク装着。
まずは薙に入り…
0
9/19 6:47
さて、県境の急坂を下ります。
ここでチェーンスパイク装着。
まずは薙に入り…
低い笹の草付へ。
踏跡はないので滑ります。
前回のテン泊装備(チェーンスパイク未所持)ではビビッて下れなかった場所。
2
9/19 6:49
低い笹の草付へ。
踏跡はないので滑ります。
前回のテン泊装備(チェーンスパイク未所持)ではビビッて下れなかった場所。
こんな草丈。
チェーンスパイクがよく効きました。
2
9/19 6:53
こんな草丈。
チェーンスパイクがよく効きました。
登山道のある鞍部に下りました。
温泉平と呼ばれている場所のようです。
3
9/19 6:56
登山道のある鞍部に下りました。
温泉平と呼ばれている場所のようです。
前回は雪に覆われていた温泉平。
推定の両部ノ石躰(p.250)に対面。
2
9/19 6:59
前回は雪に覆われていた温泉平。
推定の両部ノ石躰(p.250)に対面。
下ってきた温泉ヶ岳北東斜面を見返る。
では、いよいよ山王尾根取付を目指しましょう。
2
9/19 7:03
下ってきた温泉ヶ岳北東斜面を見返る。
では、いよいよ山王尾根取付を目指しましょう。
取付に到着。
これら見過ごしそうな標識群が目印。
前回同様ここに来てしまいましたが、尾根先から取付いてもよかったかもしれない。
1
9/19 7:11
取付に到着。
これら見過ごしそうな標識群が目印。
前回同様ここに来てしまいましたが、尾根先から取付いてもよかったかもしれない。
標識裏面に消えかかった「山王尾根」の文字あり。
1
9/19 7:11
標識裏面に消えかかった「山王尾根」の文字あり。
取付から踏跡はありますが、分かりにくい。
1
9/19 7:13
取付から踏跡はありますが、分かりにくい。
県境に立つ御料局境界標「界甲五二八」に到着。
上野國、下野國の刻印あり。
2
9/19 7:15
県境に立つ御料局境界標「界甲五二八」に到着。
上野國、下野國の刻印あり。
「上野國」
3
9/19 7:15
「上野國」
「下野國」は苔に覆われてかけています。
2
9/19 7:16
「下野國」は苔に覆われてかけています。
小ピークの藪に突入中。
0
9/19 7:23
小ピークの藪に突入中。
P2274mから距離250mも下ると、最初のヌタ場が現れてきました。
2
9/19 7:29
P2274mから距離250mも下ると、最初のヌタ場が現れてきました。
行く手のピーク群を同定。
1
9/19 7:33
行く手のピーク群を同定。
藪を下る。
0
9/19 7:37
藪を下る。
藪さえなければこんな道。
1
9/19 7:43
藪さえなければこんな道。
尾根を下りきる手前の小平地に到着。
竜池ノ宿推定地の捜索に入ります。
前回積雪に覆われていた場所ですが、竜池ノ宿はやはりこの辺りだとアタリを付けていました。
『稜線左の棚(p.252)』という記述があったので付近を探索していると…
2
9/19 7:49
尾根を下りきる手前の小平地に到着。
竜池ノ宿推定地の捜索に入ります。
前回積雪に覆われていた場所ですが、竜池ノ宿はやはりこの辺りだとアタリを付けていました。
『稜線左の棚(p.252)』という記述があったので付近を探索していると…
池塘に出くわしました。
奥から沢状の地形が細々と延びています。
3
9/19 7:51
池塘に出くわしました。
奥から沢状の地形が細々と延びています。
埋もれかけた池塘ですが、水草が残っていました。
4
9/19 7:54
埋もれかけた池塘ですが、水草が残っていました。
飲むには少し厳しそう…
2
9/19 7:57
飲むには少し厳しそう…
沢状の地形を詰めてみました。
かつてはもっと水が湧いていたのだろうか?
0
9/19 7:59
沢状の地形を詰めてみました。
かつてはもっと水が湧いていたのだろうか?
沢状地形から池塘を見下ろす。
2
9/19 8:00
沢状地形から池塘を見下ろす。
池塘から尾根主線を望む。
『約2アールほどの湿地帯(p.252)』と描写されている風景によくマッチします。
2
9/19 8:02
池塘から尾根主線を望む。
『約2アールほどの湿地帯(p.252)』と描写されている風景によくマッチします。
竜池ノ宿はここかな?と思っていたのですが、さらに先に歩くと…
2
9/19 8:04
竜池ノ宿はここかな?と思っていたのですが、さらに先に歩くと…
p.253にある写真と同じ場所かと思われる風景に出くわしました。
竜池ノ宿、こちらで間違いないと思います。
4
9/19 8:08
p.253にある写真と同じ場所かと思われる風景に出くわしました。
竜池ノ宿、こちらで間違いないと思います。
先ほどの池塘とは30mほどしか離れていません。
残念ながらこちらもかなりの部分が埋もれていました。
0
9/19 8:09
先ほどの池塘とは30mほどしか離れていません。
残念ながらこちらもかなりの部分が埋もれていました。
水はこちらの方が澄んでいる印象。
1
9/19 8:11
水はこちらの方が澄んでいる印象。
手近にあった枝を泥炭に差し込むと、50cmほど易々と刺さりました。
この辺りを池田氏が歩かれてから12年以上経っているのですが、その間にこれほど埋もれてしまったのでしょうか?
1
9/19 8:11
手近にあった枝を泥炭に差し込むと、50cmほど易々と刺さりました。
この辺りを池田氏が歩かれてから12年以上経っているのですが、その間にこれほど埋もれてしまったのでしょうか?
記述通り、湿地帯より一段高い西側にあった宿跡にふさわし気な窪地がありました。
今回の山行、ここを竜池ノ宿推定地の推定地とさせていただきます。
1
9/19 8:16
記述通り、湿地帯より一段高い西側にあった宿跡にふさわし気な窪地がありました。
今回の山行、ここを竜池ノ宿推定地の推定地とさせていただきます。
2207峰へ登ります。
1
9/19 8:24
2207峰へ登ります。
標高点2207。
前回は巻きましたが、今回は踏みました。
2
9/19 8:28
標高点2207。
前回は巻きましたが、今回は踏みました。
2207峰からの下り。
0
9/19 8:31
2207峰からの下り。
2207峰北の鞍部。
1
9/19 8:37
2207峰北の鞍部。
『長い鞍部には御料局境界標石柱が二基埋もれている(p.254)』とありますが、未だに1基も見つけられていません。
0
9/19 8:54
『長い鞍部には御料局境界標石柱が二基埋もれている(p.254)』とありますが、未だに1基も見つけられていません。
2193峰を登る途中で見かけた3基の御料局境界標石。
2017年09月24日 12:21撮影
2
9/24 12:21
2193峰を登る途中で見かけた3基の御料局境界標石。
2193峰へ到着です。
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9/19 9:20
2193峰へ到着です。
2193峰の見晴し岩は、今日はこんな感じ。
ガスってるなあ。
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9/19 9:21
2193峰の見晴し岩は、今日はこんな感じ。
ガスってるなあ。
でも刈込湖がきれい。
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9/19 9:22
でも刈込湖がきれい。
さて今回は、(せっかくなので)高薙山にも立ち寄ります。
前回目をつけておいた取付がドンズバで正解でした。
ここから高薙山山頂まで踏跡が切れ目なく続いています。
特徴的な二股のダケカンバが目印です。
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9/19 9:28
さて今回は、(せっかくなので)高薙山にも立ち寄ります。
前回目をつけておいた取付がドンズバで正解でした。
ここから高薙山山頂まで踏跡が切れ目なく続いています。
特徴的な二股のダケカンバが目印です。
高薙山への踏跡。
2
9/19 9:31
高薙山への踏跡。
往路、地形図通りに円弧上の尾根をたどったら踏跡から外れてしまったようです。
モフモフの倒木帯を歩きました。
1
9/19 9:45
往路、地形図通りに円弧上の尾根をたどったら踏跡から外れてしまったようです。
モフモフの倒木帯を歩きました。
やがて何となく踏跡に合流しますが…
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9/19 9:47
やがて何となく踏跡に合流しますが…
山頂のすぐ手前で踏跡を見失いました。
踏跡なしのガチ藪に突入します。
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9/19 9:50
山頂のすぐ手前で踏跡を見失いました。
踏跡なしのガチ藪に突入します。
ここは地上高50cm。樹上の枝を踏みしめながら藪を歩いて…
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9/19 9:51
ここは地上高50cm。樹上の枝を踏みしめながら藪を歩いて…
抜けたら山頂でした。
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9/19 9:55
抜けたら山頂でした。
3枚の完品山名板と、1枚の壊れかけた山名板がありました。
3
9/19 10:00
3枚の完品山名板と、1枚の壊れかけた山名板がありました。
これ、版画板でしょう!
上手いなあ。完品で見てみたかった。
1
9/19 10:00
これ、版画板でしょう!
上手いなあ。完品で見てみたかった。
2等三角点「高薙山」2180.92m 正常。
高薙山の点の記には、ほとんど一篇の小説のような記述がありました。
明治37年、川俣から入って観測したようです。興味のある方は是非ご覧ください。
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9/19 9:56
2等三角点「高薙山」2180.92m 正常。
高薙山の点の記には、ほとんど一篇の小説のような記述がありました。
明治37年、川俣から入って観測したようです。興味のある方は是非ご覧ください。
その標石にカメラを置いて記念撮影。
バチアタリだ…。
7
9/19 9:58
その標石にカメラを置いて記念撮影。
バチアタリだ…。
山頂から、歩いてきた来た方向(南西)を望む。
0
9/19 10:04
山頂から、歩いてきた来た方向(南西)を望む。
山頂から西沢方面(北東)を望む。
では2193峰へ戻ります。
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9/19 10:04
山頂から西沢方面(北東)を望む。
では2193峰へ戻ります。
復路はできるだけ踏跡をたどってみました。
山頂付近の藪は四つん這いでクリア。
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9/19 10:09
復路はできるだけ踏跡をたどってみました。
山頂付近の藪は四つん這いでクリア。
2193峰にて会心のドリップ。
小1時間ほど過ごしているうちにだんだん晴れてきました。
5
9/19 10:56
2193峰にて会心のドリップ。
小1時間ほど過ごしているうちにだんだん晴れてきました。
ここは切込刈込・湯ノ湖・中禅寺湖が一目で見渡せる場所なのです。
5
9/19 11:03
ここは切込刈込・湯ノ湖・中禅寺湖が一目で見渡せる場所なのです。
みんな凛々しい。
2
9/19 11:05
みんな凛々しい。
中禅寺湖の向こうの峰々を同定してみる。
熊鷹・根本が見えるなあ!
4
9/19 11:05
中禅寺湖の向こうの峰々を同定してみる。
熊鷹・根本が見えるなあ!
於呂俱羅・山王帽子・太郎・大真名子と、これから辿る山々が望めます。
女峰山、久しぶりに見ました(歓喜)
4
9/19 11:15
於呂俱羅・山王帽子・太郎・大真名子と、これから辿る山々が望めます。
女峰山、久しぶりに見ました(歓喜)
去り際、やっと姿を見せてくれた奥白根。
山行を続けます。
2
9/19 11:22
去り際、やっと姿を見せてくれた奥白根。
山行を続けます。
2193峰から1971峰へ向かって下ります。
今日もこのヌタ場を目印にしました。
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9/19 11:28
2193峰から1971峰へ向かって下ります。
今日もこのヌタ場を目印にしました。
下りはじめは順調でした。
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9/19 11:31
下りはじめは順調でした。
折り重なって見えますが、まずは画面中央当たりに見える小ピークを目指します。
1971峰との間の鞍部手前に屹立している尾根です。
上手く歩けていたので油断していたら…
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9/19 11:46
折り重なって見えますが、まずは画面中央当たりに見える小ピークを目指します。
1971峰との間の鞍部手前に屹立している尾根です。
上手く歩けていたので油断していたら…
10分後、尾根がカーブするところで尾根筋を見誤り、南へルートアウトしてしまいました。
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9/19 11:55
10分後、尾根がカーブするところで尾根筋を見誤り、南へルートアウトしてしまいました。
うまくリカバリ出来ず、屹立した尾根を登り返すハメに。今日はこの尾根の北面を歩きたかったので戻ります。
1
9/19 12:03
うまくリカバリ出来ず、屹立した尾根を登り返すハメに。今日はこの尾根の北面を歩きたかったので戻ります。
尾根の先端に登り返して来ました。
右方向に踏跡が見えますが、前回はそれを下りました。左方向は藪ですが、ルート的にはそちらが正しいように思います。今日はここから少し戻ったところに飛び出ている緩やかな枝尾根から下りてみました。
0
9/19 12:05
尾根の先端に登り返して来ました。
右方向に踏跡が見えますが、前回はそれを下りました。左方向は藪ですが、ルート的にはそちらが正しいように思います。今日はここから少し戻ったところに飛び出ている緩やかな枝尾根から下りてみました。
で、目指す枝尾根に入りましたが…
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9/19 12:08
で、目指す枝尾根に入りましたが…
地形図で予習してきた通り、やはり谷地形を歩くことになりました。
右へ右へと変な歩き方をして…
1
9/19 12:13
地形図で予習してきた通り、やはり谷地形を歩くことになりました。
右へ右へと変な歩き方をして…
前回撤退を決めた思い出深い鞍部に到着です。
2193峰からここまでのルート、どうもピンときません。
またチャレンジしようと思います。
1
9/19 12:18
前回撤退を決めた思い出深い鞍部に到着です。
2193峰からここまでのルート、どうもピンときません。
またチャレンジしようと思います。
1971峰へ取り付く際に目にした御料局境界標石。
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9/19 12:21
1971峰へ取り付く際に目にした御料局境界標石。
標高点1971を通過。
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9/19 12:27
標高点1971を通過。
1971峰を下ります。
ここの踏跡も荒れ気味。
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9/19 12:28
1971峰を下ります。
ここの踏跡も荒れ気味。
下り切りました。
画面中央、ストックを立てかけた場所に『御料局「界甲五八〇」(p.256)』があります。
1
9/19 12:41
下り切りました。
画面中央、ストックを立てかけた場所に『御料局「界甲五八〇」(p.256)』があります。
界甲五八〇。
深山之宿の金剛堂はすぐそこです。
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9/19 12:41
界甲五八〇。
深山之宿の金剛堂はすぐそこです。
深山之宿推定地に到着。
棚部越しに金剛堂を望む。
6月にはきれいに刈り払われていましたが、ひと夏の間にちょっと荒れています。
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9/19 12:42
深山之宿推定地に到着。
棚部越しに金剛堂を望む。
6月にはきれいに刈り払われていましたが、ひと夏の間にちょっと荒れています。
深山之宿推定地の金剛堂に再会です。
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9/19 12:43
深山之宿推定地の金剛堂に再会です。
『凛として気品のある金剛堂が室町期の風格を漂わせて、眼下の刈込湖を見下ろしている(p.256)』とあるのですが、これはどう見ても江戸後期以降の作です。もしかしたら母屋だけ古い、ってことはあるかもしれません。ここに嵌められていた永正15年(1518)銘のある銅扉は興雲律院に保管されていますが、ネギト沢の銅扉に「男嶽之宿」の名が明記されているのと異なり、ここの銅扉に「深山之宿」の名はありません。
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9/19 12:43
『凛として気品のある金剛堂が室町期の風格を漂わせて、眼下の刈込湖を見下ろしている(p.256)』とあるのですが、これはどう見ても江戸後期以降の作です。もしかしたら母屋だけ古い、ってことはあるかもしれません。ここに嵌められていた永正15年(1518)銘のある銅扉は興雲律院に保管されていますが、ネギト沢の銅扉に「男嶽之宿」の名が明記されているのと異なり、ここの銅扉に「深山之宿」の名はありません。
…かといって、位置的にここが深山之宿の超有力候補地であることに変わりはありません。
深山之宿からの眺めを同定してみる。
0
9/19 12:45
…かといって、位置的にここが深山之宿の超有力候補地であることに変わりはありません。
深山之宿からの眺めを同定してみる。
男体山もこんなにはっきり望める!
前回はガスガスだったからなあ。
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9/19 12:46
男体山もこんなにはっきり望める!
前回はガスガスだったからなあ。
さて、ではここの閼伽探索に入ります。
苦心の末、前回は見つけられませんでした。
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9/19 12:47
さて、ではここの閼伽探索に入ります。
苦心の末、前回は見つけられませんでした。
深山之宿の図。
『水場は刈込湖側に距離にして約五十メートル程下った擂り鉢状の谷間にある(p.256)』とあったので、前回は金剛堂から50メートルほどの距離をしつこく歩き回りましたが、全くの空振りでした。
毎度のことですが池田氏の記述は距離や方角が結構ずさんです。今日は図中の3本の雨裂記号の場所を探索します。
図中の水色の◎は、金田峠から刈込湖側への分岐を表します。
ネタばれになりますが、最終的には赤い矢印の谷に向かいました。
2017年09月25日 21:40撮影
3
9/25 21:40
深山之宿の図。
『水場は刈込湖側に距離にして約五十メートル程下った擂り鉢状の谷間にある(p.256)』とあったので、前回は金剛堂から50メートルほどの距離をしつこく歩き回りましたが、全くの空振りでした。
毎度のことですが池田氏の記述は距離や方角が結構ずさんです。今日は図中の3本の雨裂記号の場所を探索します。
図中の水色の◎は、金田峠から刈込湖側への分岐を表します。
ネタばれになりますが、最終的には赤い矢印の谷に向かいました。
刈込湖側への分岐。左に古い作業道がつづら折りに続いています。前回はここから下山しました。
2
9/19 12:56
刈込湖側への分岐。左に古い作業道がつづら折りに続いています。前回はここから下山しました。
金田峠へ歩きながら、稜線から見た雨裂△離肇奪廖
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9/19 12:58
金田峠へ歩きながら、稜線から見た雨裂△離肇奪廖
金田峠に到着です。
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9/19 13:03
金田峠に到着です。
金田峠から見た於呂俱羅方面(1949峰)。
1
9/19 13:03
金田峠から見た於呂俱羅方面(1949峰)。
金田峠の銘板がある地点から南側の斜面はほとんど崖に近い斜面でした。峠から刈込湖を望む。
1
9/19 13:03
金田峠の銘板がある地点から南側の斜面はほとんど崖に近い斜面でした。峠から刈込湖を望む。
雨裂,悄薙の西側から回り込んで下りていきます。
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9/19 13:06
雨裂,悄薙の西側から回り込んで下りていきます。
雨裂,謀着。もう水が湧いています。
2
9/19 13:10
雨裂,謀着。もう水が湧いています。
チョロチョロで汲めません。
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9/19 13:10
チョロチョロで汲めません。
雨裂の薙を見下ろすと眼下で水音がするので下りてみました。
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9/19 13:11
雨裂の薙を見下ろすと眼下で水音がするので下りてみました。
薙の左岸からいい水量の源頭が嵌入してきていました。
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9/19 13:15
薙の左岸からいい水量の源頭が嵌入してきていました。
これなら汲めます。
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9/19 13:15
これなら汲めます。
分かりにくい写真だけど、出合を見返りながら撮ってみました。
右の暗がりが嵌入してきている沢。
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9/19 13:17
分かりにくい写真だけど、出合を見返りながら撮ってみました。
右の暗がりが嵌入してきている沢。
出合から下流を見下ろす。
まずまずの収穫です。このまま横移動して雨裂△妨かいます。
1
9/19 13:18
出合から下流を見下ろす。
まずまずの収穫です。このまま横移動して雨裂△妨かいます。
雨裂△謀着。こちらに水は無し。
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9/19 13:20
雨裂△謀着。こちらに水は無し。
雨裂,両緝瑤北瓩蠅泙靴拭
p.257にある写真と風景が一致しないので、雨裂を目指します。
0
9/19 13:25
雨裂,両緝瑤北瓩蠅泙靴拭
p.257にある写真と風景が一致しないので、雨裂を目指します。
雨裂には◎の分岐からつづら折れの道に入り、そこからテキトーに下っていきます。
0
9/19 13:36
雨裂には◎の分岐からつづら折れの道に入り、そこからテキトーに下っていきます。
雨裂の上に来ました。これは水がないなー、と思ったら奥に薙が見えます。地形図を見るとそこに谷があるので向かってみます。先に示した地図にある、赤い矢印の場所です。
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9/19 13:44
雨裂の上に来ました。これは水がないなー、と思ったら奥に薙が見えます。地形図を見るとそこに谷があるので向かってみます。先に示した地図にある、赤い矢印の場所です。
谷の上部に出ました。コロコロと水音がします。
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9/19 13:50
谷の上部に出ました。コロコロと水音がします。
割れ目から水が湧いています。
しばらくしてから、ここがp.257の写真の場所だと気付きました。
0
9/19 13:58
割れ目から水が湧いています。
しばらくしてから、ここがp.257の写真の場所だと気付きました。
湧水ポイントからすぐのところ。ここでも水が汲めそう。
2
9/19 13:58
湧水ポイントからすぐのところ。ここでも水が汲めそう。
谷を見下ろす。
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9/19 13:53
谷を見下ろす。
やや下ると水はさらに豊かに。
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9/19 13:56
やや下ると水はさらに豊かに。
源頭部を望む。
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9/19 13:54
源頭部を望む。
さらに下から望む。ここが深山之宿の閼伽だと思います。つづら折れの道を利用すると、宿からのアクセスが容易です。何よりこの地点に水場を見つけられたことが大きい。縦走の大きな一助になるだろうと思います。(通年水が涸れなければですが)
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9/19 13:57
さらに下から望む。ここが深山之宿の閼伽だと思います。つづら折れの道を利用すると、宿からのアクセスが容易です。何よりこの地点に水場を見つけられたことが大きい。縦走の大きな一助になるだろうと思います。(通年水が涸れなければですが)
金田峠に戻りながら辺りをブラブラ。
『自然石五枚を箱型に組み合わせただけの簡単な祠がある(p.258)』はどうしても見つかりませんでした。
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9/19 14:11
金田峠に戻りながら辺りをブラブラ。
『自然石五枚を箱型に組み合わせただけの簡単な祠がある(p.258)』はどうしても見つかりませんでした。
再びの金田峠。
狭いです。
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9/19 14:14
再びの金田峠。
狭いです。
金田峠から西沢金山方面への道。
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9/19 14:15
金田峠から西沢金山方面への道。
金田峠にて、切れ目から北の山を望む。
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9/19 14:17
金田峠にて、切れ目から北の山を望む。
同定してみます。荒海山でしたか!
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9/19 14:17
同定してみます。荒海山でしたか!
では、於呂俱羅へ向かうとしましょう。
踏跡を外れ、1949峰へ直登します。
刈込湖を見返る。
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9/19 14:38
では、於呂俱羅へ向かうとしましょう。
踏跡を外れ、1949峰へ直登します。
刈込湖を見返る。
山王尾根を見返る。
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9/19 14:40
山王尾根を見返る。
1949峰へ到着。
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9/19 14:43
1949峰へ到着。
おお〜、男体山がどんどん近くなっていく。
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9/19 14:43
おお〜、男体山がどんどん近くなっていく。
これが於呂俱羅か!
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9/19 14:44
これが於呂俱羅か!
ここから於呂俱羅への尾根筋は藪りがち。
踏跡も蛇行します。
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9/19 14:49
ここから於呂俱羅への尾根筋は藪りがち。
踏跡も蛇行します。
於呂俱羅への登り。
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9/19 14:54
於呂俱羅への登り。
男体山。
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9/19 14:57
男体山。
大きな岩が現れました。これが推定の不動岩だと思われます。
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9/19 15:03
大きな岩が現れました。これが推定の不動岩だと思われます。
少し上るとまた大きな岩。これが推定の弥勒岩だと思われます。
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9/19 15:06
少し上るとまた大きな岩。これが推定の弥勒岩だと思われます。
弥勒岩は奥行きが長いです。
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9/19 15:07
弥勒岩は奥行きが長いです。
いよいよピークらしい。
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9/19 15:10
いよいよピークらしい。
於呂俱羅山山頂に到着。
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9/19 15:11
於呂俱羅山山頂に到着。
山名板は1枚だけ。
yamaga1banさんによるもの。
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9/19 15:12
山名板は1枚だけ。
yamaga1banさんによるもの。
3等三角点「於呂俱羅山」2020.64m 正常。
於呂俱羅の「おろ」は山を意味する「をろ」って古語のことだと思う。栗山方言の「山影」にこだわる必要はない。
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9/19 15:13
3等三角点「於呂俱羅山」2020.64m 正常。
於呂俱羅の「おろ」は山を意味する「をろ」って古語のことだと思う。栗山方言の「山影」にこだわる必要はない。
太郎・大真名子・男体。
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9/19 15:16
太郎・大真名子・男体。
奥白根。
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9/19 15:16
奥白根。
短い時間でしたが下山です。妙に名残惜しく感じたことが印象に残ってます。
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9/19 15:18
短い時間でしたが下山です。妙に名残惜しく感じたことが印象に残ってます。
戦場ヶ原農場が正面から望めました。
中禅寺湖の向こうには粕尾の地蔵岳、宝生・熊鷹・丸岩。
足尾が恋しい。
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9/19 15:20
戦場ヶ原農場が正面から望めました。
中禅寺湖の向こうには粕尾の地蔵岳、宝生・熊鷹・丸岩。
足尾が恋しい。
於呂俱羅からの下りはとにかくマークが潤沢。なだらかな地形では切れ目がありません。
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9/19 15:23
於呂俱羅からの下りはとにかくマークが潤沢。なだらかな地形では切れ目がありません。
この東斜面は石躰が2躰あります。途中、念のために崖マークに立ち寄る。薙でした。
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9/19 15:41
この東斜面は石躰が2躰あります。途中、念のために崖マークに立ち寄る。薙でした。
薙にカメラを突き出して撮影。
山王峠と、中禅寺湖対岸の社山 - 黒檜の稜線。
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9/19 15:41
薙にカメラを突き出して撮影。
山王峠と、中禅寺湖対岸の社山 - 黒檜の稜線。
登山道に戻りました。
ははあ、これが石躰だな。
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9/19 15:46
登山道に戻りました。
ははあ、これが石躰だな。
石躰。先ほどの不動・弥勒と異なり、東斜面の石躰には『私記』にその名が記載されていません。
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9/19 15:49
石躰。先ほどの不動・弥勒と異なり、東斜面の石躰には『私記』にその名が記載されていません。
太郎が垣間見える。
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9/19 15:52
太郎が垣間見える。
於呂俱羅東斜面の急登。笑っちゃうくらい急でまっすぐ。
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9/19 15:52
於呂俱羅東斜面の急登。笑っちゃうくらい急でまっすぐ。
もう一つの名のない石躰。先ほどの石躰とは距離50m・標高差40mほどの距離。
全踏査には『70メートル程下ったところにある露岩(p.262)』との記述がありますが、70下ると目立つ岩が見当たりませんでした。たぶんこれだと思います。
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9/19 16:00
もう一つの名のない石躰。先ほどの石躰とは距離50m・標高差40mほどの距離。
全踏査には『70メートル程下ったところにある露岩(p.262)』との記述がありますが、70下ると目立つ岩が見当たりませんでした。たぶんこれだと思います。
1789峰手前の鞍部に下りてきました。
ここから今水ノ宿推定地に向かいます。
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9/19 16:06
1789峰手前の鞍部に下りてきました。
ここから今水ノ宿推定地に向かいます。
先日踏査したあたり。この日は最初の湧水ポイントから一度も伏流することなく水が流れていました。
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9/19 16:15
先日踏査したあたり。この日は最初の湧水ポイントから一度も伏流することなく水が流れていました。
先日目鼻を付けたあたり。
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9/19 16:20
先日目鼻を付けたあたり。
右手に棚部あり。
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9/19 16:21
右手に棚部あり。
左手に枝沢の嵌入と尾根の先端。
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9/19 16:22
左手に枝沢の嵌入と尾根の先端。
もう少し下って薙との出合まで来ました。実は、池田氏がp.262で掲げた写真の位置がまだ特定できていません。今回はこの地点を確認しに来たのですが、やはり違う場所のように感じます。今水ノ宿推定地、自分の中ではまだグレーです。
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9/19 16:25
もう少し下って薙との出合まで来ました。実は、池田氏がp.262で掲げた写真の位置がまだ特定できていません。今回はこの地点を確認しに来たのですが、やはり違う場所のように感じます。今水ノ宿推定地、自分の中ではまだグレーです。
先ほどの出合に戻り、小尾根をたどって…
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9/19 16:32
先ほどの出合に戻り、小尾根をたどって…
山王林道のこの地点に出てきました。
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9/19 16:37
山王林道のこの地点に出てきました。
前回訪れた山王帽子山への取付を確認して終了です。
帰ります!
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9/19 16:39
前回訪れた山王帽子山への取付を確認して終了です。
帰ります!
日が傾いて三岳の陰に隠れようとしています。
ビクトリーロードだな〜、などと歩いていたら
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9/19 16:43
日が傾いて三岳の陰に隠れようとしています。
ビクトリーロードだな〜、などと歩いていたら
思ったより遠かった(;'∀')
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9/19 16:52
思ったより遠かった(;'∀')
急いでスタート地点に戻りました。
涸沼と於呂俱羅。
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9/19 16:59
急いでスタート地点に戻りました。
涸沼と於呂俱羅。
今水ノ宿推定地があるのであろう谷。
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9/19 17:05
今水ノ宿推定地があるのであろう谷。
連結部通過。
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9/19 17:24
連結部通過。
なんとかヘッデン使わずに戻れました(・。・;
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9/19 18:03
なんとかヘッデン使わずに戻れました(・。・;
shige-pon です
竜池の宿・・・
正にあの場所ですね
鳥肌が立ちましたよ〜
直に確認したくなりました・・・
おはようございます。
コメント感謝です。
あそこだと思います。
あと20年早く訪れていたら、
もっと美しい風景を見られたのかもしれませんが…
見つけられたこと、とても満足してます
ありがとうございました m(__)m
完成とても楽しみにしていました。前回よりも詳しく調査できて、よかったですね!
そして、ありがとうございました。最近人が歩いたんだなという安心感がありましたよ。写真77のあたりすごくよく分かります 。閼伽の大切さも身をもって知りました ^^;
おはようございます。
深山之宿の水場の情報をもっと早く知れていたら、あの時の自分の縦走もまた変わってきたと思います。
ウルさんも大変だった! よく分かります。
あの場所が通年水が取れる場所であることを切に祈っています。
深山之宿の閼伽を比定し終え、そこから稜線に戻るために歩いていたときの気持ちが忘れがたいです。
このシリーズを通してあまりそういう気分で歩いていたことはなかったのですが、昔の人が歩いていた風景がドーンと自分の中に飛び込んできたような気がして、眩暈うような、心と頭が啓かれるような、ちょっと涙ぐむような、不思議な高揚感と一体感を覚えました。
風景の既視とでもいうのでしょうか。自分勝手な思い込みからくる気持ちの高ぶりには違いないのですが、ちょっとだけ何かに触れたような気がしたんですよね。
お互い、リベンジしましょう、あの尾根に!
コメントありがとね (^O^)/
なんで、チャリデポしないのかにゃー
これ、逆回りにして、最後、金精峠から、チャリで快走じゃないの?
レコとしては、面白いのですが、樹林帯ばかりだと、私は気が狂いそうですやはり、高薙山は、GWに金精峠から往復にしたいです。
逆回りじゃ意味ないっす。
この回り方が夏峯の歩き方。
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