岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳
- GPS
- 11:30
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 3,047m
- 下り
- 2,945m
コースタイム
- 山行
- 9:42
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 11:31
天候 | 曇り→快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
日曜日は朝方は気圧の谷の影響で上層の雲が広がるものの、日本海の高気圧にすっぽり覆われて快晴になる予報だったので、ずっと憧れていた扇沢周回を実行する事にしました。扇沢に2時過ぎに着き、柏原新道登山口前の駐車場は満車だったのですが、スノーシェッド手前の駐車スペースがあと2台分空いており、停める事が出来ました。
2:36に柏原新道に取り付きます。だいぶ涼しくなったとは言え、下部ではハイペースで登っているとじわじわ汗が出ます。誰も居ない柏原新道を快調に飛ばし2時間少々で種池山荘に到着しました。まだ日の出前の薄明りの中、岩小屋沢岳へ向かいます。岩小屋沢岳手前で朝陽が昇ってきました。扇沢〜大町方面には見事な雲海が広がり、素晴らしい朝陽を見る事が出来ました。予報通り、始めは上層の雲が広がっていましたが、6時を回る事に急速に取れてゆき、快晴の立山連峰に朝陽が当たり始め、暫し見入ってしまいました。1座目の岩小屋沢岳からはこれから歩く針ノ木岳へ延びる縦走路を一望出来ました。岩小屋沢岳を後に、新越山荘へ下ります。新越山荘は9月23日の宿泊までで今年の営業は終了になりました。スタッフの方が、小屋周辺で写真を撮っていらっしゃいました。鳴沢岳の登りは結構な岩場でなかなか楽しかったです。常に西側に見える立山、剱岳も稜上を進むにつれて表情を変えるので、シャッターが止まりません。鳴沢岳頂上では雷鳥3羽を見る事が出来ました。鳴沢岳から赤沢岳へ続く稜線の斜面の紅葉が美しく、何枚も撮影してしまいました。関電トロリーバスの針ノ木隧道の真上を通過し、快適な稜線漫歩が続きます。赤沢岳に着くと、初めて黒部湖が見れました。黒部湖上を悠々と進む遊覧船「ガルべ」が見えました。赤沢岳は主稜線から西側に張り出しているので、眺望は見事です。立山、剱岳はもちろんですが、薬師岳への稜線、後立山の稜線の眺望も素晴らしかったです。扇沢周回ルートは、断然柏原新道から登り、稜線を針ノ木岳方面へ南下する反時計回りがおすすめです。標高差が大きい針ノ木雪渓コースは下りに利用した方が断然楽ですし、南下した方が景色が断然素晴らしいです。実際に、新越山荘に宿泊され、柏原新道経由で扇沢に下山される方も何回も振り返って写真を撮らないといけないと仰っていました。その方は、前日に終始ガスの中、針ノ木岳から新越山荘まで歩かれましたが、眺望は利かず、何も見えなかったそうです。
赤沢岳からスバリ岳間のアップダウンが最も大きく、200m下り、250mの登り返しになります。雲が無い快晴は有難いのですが、陽射しが暑く、容赦なく体力を奪われ、スバリ岳の登り返しが一番堪えました。スバリ岳から先は何度も歩いた事のあるルート。残雪期はマヤクボのコルから下降できるのですが、針ノ木岳への登り返しがまたキツかったです。針ノ木岳からは、ガス湧き立つ後立山、槍穂高もよく見えました。針ノ木岳を後に、針ノ木小屋へ下ります。蓮華岳斜面の紅葉も最盛期で美しかったです。針ノ木小屋でペットボトルのカフェオレを買い、扇沢へ下って行きます。針ノ木雪渓はほぼ雪の上を通る箇所は無く、登山道は高巻きルートに付け替えられています。大沢小屋から先は、作業道を下りました。扇沢周回日帰りは、アップダウンも多く、なかなかハードな山行でした。
コメント
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お久しぶりでございます。
夏に行きましたが…相変わらずの健脚。流石です。おじさんは針ノ木〜種池でヘトヘトでした(笑
にしても晴れてたらやっぱり絶景なんですねぇ…
良い山行になり何よりデス!
ご覧頂きありがとうございます。
キツイけど展望は間違いない最高のコースですね!
また行きたいです(^^)
今年はあと何処に行かれますか??
返事が遅くなりました。
今年は10月に前穂北尾根に行く予定です。
北アルプス初めてのクライミング。楽しみですー!
良いですね!!
それは楽しみですね!凍結には注意ですね!
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