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Yamareco

記録ID: 127292
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

毛勝山(片貝川東又から西北尾根を往復) 劔岳の見えない毛勝山なんて…。長大な西北尾根を往復

2011年08月12日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:22
距離
12.4km
登り
1,809m
下り
1,800m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

●コースタイム
片貝山荘上の東又阿部木谷分岐 5:32 – 登山口 5:39 - 尾根 6:15 - 1479.1m三角点 7:13/22 - 1769m? 8:14
– モモアセ池 8:59/9:22 – モモアセ山 9:29 – 2151mピーク 10:00 – クワガタ池 10:07
– 毛勝山 10:44/昼/11:37 – クワガタ池 12:00 – 2151mピーク 12:06 – モモアセ池 12:34/44
– 1479.1m三角点 14:08/13 – 尾根を離れる 15:13 – 登山口 15:43
– 片貝山荘上の東又阿部木谷分岐 15:47

●行動時間 10:15
天候 晴、一時ガス
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●今日の移動
(実家) = (片貝山荘上の分岐) – 毛勝山 – (片貝山荘上の分岐) = (実家)

●自動車でのアクセス
○片貝山荘上の分岐)
・北陸道魚津インターを降りた所から、県道52号線を左折し山へ向かう。やがて、県道132号線に合流するので、今度はそれを山へ向けて進む。やがて集落を抜けると片貝川に沿った道となり、未舗装路へ。ダート路を約3.5kmで片貝山荘上の分岐に到着
・分岐を右折し片貝川を渡ったところに数台の駐車が可能なスペースがある、とガイドブック等には記載があるが、現在はその手前でチェーンで仕切られており、分岐手前の広場に駐車するよりない
・ちなみに分岐手前の駐車スペースは、僧ヶ岳への登山口にもなっている
・参考までに、富山市内の東部にある実家から登山口までは約1時間(自動車道使用)、約1時間30分(国道8号線使用)
コース状況/
危険箇所等
●コース状況
・殆ど一本道。しかし途中に案内標示は一切ない。「登山口」の次は、「毛勝山」
・1479.1m三角点までの刈り払いは十分
・それ以降は下草、笹などに足を取られる。特に雨上がりには、足下がずぶぬれになる覚悟が必要
・モモアセ山付近では、まるで分岐のように道別れがある。冷静に見て、もっとも踏まれた跡が正規道。一旦、二重山稜の間の流れに沿って下り、途中から進行左手の尾根に登るようにして進むことになる
・毛勝山から南峰などへの踏み跡はあるのだと思うが、毛勝山頂すぐ先でハイマツ帯の脇を進むようになり、跡自体が不明瞭になったので、それ以上の確認はしていない


●買う、食べる
・魚津インターや国道8号線との交差点である「本江東」から県道52号線に入ってしまうと、それ以降登山口まで商店は全くない
・それ以前に、国道8号線等に面したコンビニやスーパー等で買い物は済ませておくべき
東又林道から阿部木谷の道が分岐する地点。これより双方共にチェーン施錠されていた。よって、ここに駐車
2011年08月12日 05:32撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 5:32
東又林道から阿部木谷の道が分岐する地点。これより双方共にチェーン施錠されていた。よって、ここに駐車
片貝川を渡るとこのようにチェーンが
2011年08月12日 05:32撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 5:32
片貝川を渡るとこのようにチェーンが
林道からの登山口。左手前方へと続く
2011年08月12日 05:36撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 5:36
林道からの登山口。左手前方へと続く
その入り口にある「毛勝登山口」の標示
2011年08月12日 05:36撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 5:36
その入り口にある「毛勝登山口」の標示
花の名前は…
2011年08月12日 05:39撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 5:39
花の名前は…
こんな急な坂を登ってきた。あくまでも、見下ろした角度で撮っています
2011年08月12日 06:00撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 6:00
こんな急な坂を登ってきた。あくまでも、見下ろした角度で撮っています
木立の間から、左手の対岸の滝
2011年08月12日 06:01撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 6:01
木立の間から、左手の対岸の滝
まだ続く急登
2011年08月12日 06:29撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 6:29
まだ続く急登
1479.1m三角点。初めて場所の同定できるものが現れた
2011年08月12日 07:13撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 7:13
1479.1m三角点。初めて場所の同定できるものが現れた
その先は、さらに細い踏み後に
2011年08月12日 07:13撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 7:13
その先は、さらに細い踏み後に
ノリウツギと思いますが、いかがでしょうか?
2011年08月12日 07:25撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 7:25
ノリウツギと思いますが、いかがでしょうか?
お名前は…
2011年08月12日 07:32撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 7:32
お名前は…
ここを歩いてきました。見えてはいませんが、踏めば踏み跡は確かにあります。
2011年08月12日 07:58撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 7:58
ここを歩いてきました。見えてはいませんが、踏めば踏み跡は確かにあります。
次々とピークが訪れる西北尾根。ルートも確認しづらい状態
2011年08月12日 08:13撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 8:13
次々とピークが訪れる西北尾根。ルートも確認しづらい状態
僧ヶ岳の辺りと思いますが、いかがでしょうか
2011年08月12日 08:13撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 8:13
僧ヶ岳の辺りと思いますが、いかがでしょうか
南南西の方角にある、大明神山でしょうか
2011年08月12日 08:14撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 8:14
南南西の方角にある、大明神山でしょうか
お名前は…
2011年08月12日 08:31撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 8:31
お名前は…
イワイチョウ
2011年08月12日 08:50撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 8:50
イワイチョウ
イワニガナ
2011年08月12日 08:53撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 8:53
イワニガナ
お名前は…
2011年08月12日 08:53撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 8:53
お名前は…
モモアセ池手前にて。落ち着いたハイキングコース然としてきた頃
2011年08月12日 08:55撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 8:55
モモアセ池手前にて。落ち着いたハイキングコース然としてきた頃
モモアセ池(と思います。)
2011年08月12日 08:58撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 8:58
モモアセ池(と思います。)
その地点から、上を眺める。本日もう一人の入山者。
2011年08月12日 08:58撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 8:58
その地点から、上を眺める。本日もう一人の入山者。
その方よりも上方から、モモアセ池
2011年08月12日 09:00撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:00
その方よりも上方から、モモアセ池
ハクサンコザクラ
2011年08月12日 09:06撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:06
ハクサンコザクラ
そこから上方を見る。モモアセ山はこの先かと
2011年08月12日 09:06撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:06
そこから上方を見る。モモアセ山はこの先かと
チングルマ。花と“風車”が混在していた
2011年08月12日 09:19撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:19
チングルマ。花と“風車”が混在していた
イワカガミ
2011年08月12日 09:20撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:20
イワカガミ
イワイチョウ
2011年08月12日 09:20撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:20
イワイチョウ
タテヤマリンドウ
2011年08月12日 09:23撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:23
タテヤマリンドウ
チングルマの群生。“風車”になっている
2011年08月12日 09:24撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:24
チングルマの群生。“風車”になっている
ついに姿を現した毛勝山
2011年08月12日 09:26撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:26
ついに姿を現した毛勝山
写真33)迷いやすい辺りの図。一旦は二重山稜の中央の流れにおり、やがて左土手に登って脱出する
3
写真33)迷いやすい辺りの図。一旦は二重山稜の中央の流れにおり、やがて左土手に登って脱出する
二重山稜の間に降りていく。手前を横切るのが、正規ルート
2011年08月12日 09:27撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:27
二重山稜の間に降りていく。手前を横切るのが、正規ルート
カラマツソウ
2011年08月12日 09:29撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:29
カラマツソウ
クガイソウ
2011年08月12日 09:32撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:32
クガイソウ
サンカヨウの実
2011年08月12日 09:39撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:39
サンカヨウの実
2151mピーク手前からモモアセ山を振り返る。半分ガスが上がってきている
2011年08月12日 09:54撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 9:54
2151mピーク手前からモモアセ山を振り返る。半分ガスが上がってきている
2151mピークを越え際に、全容を現した毛勝山
2011年08月12日 10:01撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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8/12 10:01
2151mピークを越え際に、全容を現した毛勝山
また、ハクサンコザクラ
2011年08月12日 10:05撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 10:05
また、ハクサンコザクラ
クワガタ池から毛勝山を仰ぐ。尾根よりは(写真上)左斜面にルートも見え隠れする
2011年08月12日 10:06撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 10:06
クワガタ池から毛勝山を仰ぐ。尾根よりは(写真上)左斜面にルートも見え隠れする
綺麗に渦巻くチングルマ。名前の由来がよく分かる
2011年08月12日 10:06撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 10:06
綺麗に渦巻くチングルマ。名前の由来がよく分かる
クワガタ池。奥を頭と見立てたら…
2011年08月12日 10:07撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 10:07
クワガタ池。奥を頭と見立てたら…
毛勝山への最後の急登から2151mピークとモモアセ山を振り返る
2011年08月12日 10:19撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 10:19
毛勝山への最後の急登から2151mピークとモモアセ山を振り返る
ようやく到着した毛勝山頂
2011年08月12日 10:45撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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8/12 10:45
ようやく到着した毛勝山頂
南峰と釜谷山(殆どガスで隠れているけど)
2011年08月12日 10:46撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 10:46
南峰と釜谷山(殆どガスで隠れているけど)
劔岳は見えない!!
2011年08月12日 10:46撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 10:46
劔岳は見えない!!
五龍
2011年08月12日 10:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 10:47
五龍
白馬方面。見えていたが撮り損ねた。
2011年08月12日 10:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 10:47
白馬方面。見えていたが撮り損ねた。
毛勝南峰。ここもしばらくでガスに覆われた
2011年08月12日 10:48撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 10:48
毛勝南峰。ここもしばらくでガスに覆われた
阿部木谷。かつてはここをよじ登るしかなかった。確かに頂上直下まで続いている雪渓
2011年08月12日 10:48撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 10:48
阿部木谷。かつてはここをよじ登るしかなかった。確かに頂上直下まで続いている雪渓
五龍と鹿島槍がよく見えています
2011年08月12日 11:00撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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8/12 11:00
五龍と鹿島槍がよく見えています
リンドウの仲間でしょうか
2011年08月12日 11:35撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 11:35
リンドウの仲間でしょうか
頂上部で見つけたタテヤマリンドウ
2011年08月12日 11:38撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 11:38
頂上部で見つけたタテヤマリンドウ
二重山稜然とした通路部分。登りでは、写真奥からやってきて、写真手前側に進む
2011年08月12日 12:29撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 12:29
二重山稜然とした通路部分。登りでは、写真奥からやってきて、写真手前側に進む
帰り際に、迷いやすい場所のおさらい。写真奥への直進は間違い。赤いテープに従い、左折(写真33参照)
2011年08月12日 12:32撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 12:32
帰り際に、迷いやすい場所のおさらい。写真奥への直進は間違い。赤いテープに従い、左折(写真33参照)
尾根までの間でのロープ。手頃に設置してあるのでありがたいが、殆どはトラロープなので、長年の中ではちょっと心配
2011年08月12日 13:51撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 13:51
尾根までの間でのロープ。手頃に設置してあるのでありがたいが、殆どはトラロープなので、長年の中ではちょっと心配
急斜面を駆け下りる
2011年08月12日 15:21撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 15:21
急斜面を駆け下りる
ミヤマシャジン
2011年08月12日 15:29撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 15:29
ミヤマシャジン
登山口に帰着
2011年08月12日 15:43撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
8/12 15:43
登山口に帰着
撮影機器:

感想

小さい頃から漢字の“山”のような山容に惹かれていた山。毛勝、釜谷、猫又の三山からなる毛勝山は、雪渓を登る山であったため諦めていたが、約10年前に夏道が開かれたと聞いて、行きたくなった山である。
永年の思いをようやく実現。
この日は出発前の地震に耳目を取られた関係で、予定より遅れ気味の4時に実家を出発し、一路片貝川東又変電所へ。
川沿いの分岐付近で、道がチェーンに遮られたため駐車、歩きで登山口へ。登山口には申し訳程度の案内板。入口が踏み固められているものの、知らなければ気づかないかも。
すぐに猛烈な急登坂で西北尾根の上を目指す。何度もロープが現れ、土と木の根の斜面を登っていく。標高が1000mを越えた頃、突然斜度が揺るぎ、尾根に到達したことが分かる。そこからは、緩急を繰り返しながらも両側が切れ落ちた尾根上を進む。
 時折、左手対岸には、無名峰から流れ落ちるみごとな滝なども見える。殆ど単調に登る一方の尾根を進むと、やがて進行左手に1479.1m三角点。ようやく場所のわかる地点。
 小休止の後、先へと進むが、そこからは下草がからみつくようになる。しかも、昨日の雨に打たれており、靴や膝下はあっという間にずぶぬれに。
重い足取りのまま、小ピークを越えても越えても先に現れる高みを目指して進んでいく。常に先には高みがあるような感じで、1769m標高点は見つけ出すことができなかった。
やがて、左手にある山が駒ヶ岳や僧ヶ岳と認められるようになり、標高も2000mに近づく頃に池が出現。おそらくこれがモモアセ池。池を囲む庭園を散歩するように進むが、まるでお花畑である。チングルマ、イワイチョウ、ハクサンコザクラ、イワカガミなどが咲き誇る。
この山の一つの魅力は、この美しい草原にあるのであろう。しかも数時間に渡る苦闘の末にようやくそれが現れる。そして、頂上までは殆どがそんな楽園である。おかげで、モモアセ以降の記憶によって、それまでのことが塗り消さられたようだ。
ここで本日初めて人と遭遇。新湊の方らしい(新湊高校の甲子園勝利おめでとうございました)。
この先の小ピークを越えると、今日はじめて分岐状の道。
直進は谷を下っていくが、左手に土手を上る方に赤テープがある。その目印通りに土手を越える。すると今度はその土手沿いに進む右手の道と、二本の土手に挟まれた地帯を進む左手の道に分かれる。左手のほうが踏み跡が鮮明であり、こちらを選択すると、二重山稜の中央の流れに沿ってしばらく下り、すぐに更に左手の土手に取り付くと、やがて、この一帯を脱出することになる。その辺りがモモアセ山かと思われる。
このあたりは写真33(=概念図)を参照して頂きたい。
ここを抜けると、ついに毛勝山が目の前に立ちはだかる。一旦弛みに下りて登り返すと2151mピーク。ここからは目の前の毛勝山が大きい。ここを下りるとクワガタ池。確かにクワガタのような形に見える。この池のあたりもお花畑。
そして、いよいよ最後の急な登り。尾根を少し外れて、一条の岩くずの道を上り詰めると毛勝山頂。
せっかくの山頂だが、劔岳が見えない。劔だけが濃いガスの中。毛勝三山の釜谷、猫又も含め、その方面だけがガスに隠されている。
後立山の白馬、唐松、五龍、鹿島槍も見えるし、黒部別山も時折見えるが、劔だけは見えない。
結局一時間粘ったものの、劔だけは姿を現さなかった。
とても物足りない思いで、巻物を巻き戻す。
登山口に付く頃には、足が前には出なくなった。
 足が出ないのは、何も、一日での1700mの昇降だけが理由ではない。
 最も期待したものがはずれるとがっくりするものだ。

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コメント

ゲスト
とても参考になりました
otoh さん、はじめまして。

毛勝山のレコ、とても興味深く拝見させて頂きました。

北アルプスの好展望もさることながら、クワガタ池を初めとする尾根上にある池も神秘的で良さそうですね
今年、チャンスがあれば、歩いてみたいルートなので、参考にさせて頂きます 詳細なレコ、本当にありがとうございました。

bikihanako
2011/8/14 7:25
RE: とても参考になりました
bikihanako さま
どういたしまして。
少しでも興味ある方の参考になるならば幸いです。
毛勝山は苦労のある山ですが、その分、2,000m以降での光景には、深い感動がありました。観てよい山だけではなく、登ってもよい山だと思いました。
飽きるような尾根登りには少々うんざりですが、草原と劔の情景を想像すれば、気力も繋がることでしょう。
行かれるときには、素晴らしい情景が迎えてくれるよう、祈念しております。
是非行ってみて下さい。

では。 by otoh
2011/8/14 9:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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