鹿島槍ヶ岳(赤岩尾根)

2017年10月01日(日) [日帰り]

• GPS: 10:15
• 距離: 23.5km
• 登り: 2,712m
• 下り: 2,705m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:00
• 休憩: 2:15
• 合計: 10:15

3:09 スタート地点
3:49 3:55 西俣出合
5:00 5:09 高千穂平
6:09 6:11 冷乗越
6:23 6:33 冷池山荘
6:37 6:38 冷池山荘テント場
7:10 7:15 布引山
7:47 8:22 鹿島槍ヶ岳
8:48 8:51 布引山
9:17 9:18 冷池山荘テント場
9:22 10:10 冷池山荘
10:27 10:29 冷乗越
11:26 11:27 高千穂平
12:26 12:38 西俣出合
13:24 ゴール地点

天候

快晴→高曇り

写真

10/1 5:23

ブルーアワーを迎えました。

10/1 5:43

モルゲンロートが始まりました。

10/1 5:44

紅に染まる爺ヶ岳北峰。

10/1 5:44

綺麗な朝陽が昇りました。

10/1 5:46

鹿島槍ヶ岳のモルゲンロート。

10/1 5:47

幾重にも重なる尾根と谷。

10/1 5:48

赤岩尾根も真っ赤に染まりました。

10/1 5:51

モルゲンロートの爺ヶ岳北峰。

10/1 6:08

布引岳と鹿島槍ヶ岳。

10/1 7:44

頂上直下のガレ場より望む立山、剱岳。

10/1 7:55

鹿島槍ヶ岳(2889m)

10/1 8:00

剱岳と北方稜線。

10/1 8:01

布引岳、爺ヶ岳と松川村方面。

10/1 8:18

八峰キレットと五竜岳。

10/1 8:19

鹿島槍ヶ岳北峰。

10/1 8:44

振り返る鹿島槍ヶ岳。

10/1 10:29

紅葉と鹿島槍ヶ岳。

10/1 10:46

鹿島槍ヶ岳東尾根。

10/1 11:08

高千穂平の紅葉が最盛期でした。

10/1 11:13

紅葉美しい赤岩尾根を清々しい気持ちで下りました。

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M1 オリンパス

感想

Katsuma0628

　赤岩尾根の紅葉も最盛期を迎え、最高の時期に登れました。大谷原に3時前に着くと、車が数台停まっていましたが、誰も居ない様子でひっそりと静まり返っていました。支度を済ませ、3：10大谷原を出発します。人気の全くしない真っ暗な林道を歩いていると時折、動物の目がヘッデンの灯りに反射します。今回は、キツネとカモシカに出会いました。西俣出合に着き、赤岩尾根に取り付きます。急登ですが、8月に登った時は、湿気も多く大量に汗をかき、身体から蒸発する湯気の量が凄まじく、まるで「ケンシロウ」や「スーパーサイヤ人」状態でしたが、今回は、かなりのペースで休みなく登り続けても薄っすら汗をかく程度で、非常に快適でした。一気に標高が上がり、遠く長野市の夜景が美しく輝き、下を見ると大谷原〜西俣出合の林道を歩く方のヘッデンの灯りも見えました。高千穂平手前でブルーアワーを迎え、浅間山、八ヶ岳、富士山の空が淡く赤く色づいてきました。当初は高千穂平でご来光を迎える予定でしたが、予定よりかなり速いペースで登って来たので、高千穂平を通過し、更に赤岩尾根を登って行きます。森林限界を超える辺りで、鹿島槍ヶ岳のモルゲンロートが始まりました。東の空に雲が全く無く、完璧な日の出が出たかと思うと、直後に鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳が燃えるように赤く染まり紅葉した樹々と相まって素晴らしい景観が見られました。赤岩尾根上部で望む鹿島槍ヶ岳のモルゲンロートは稜線から望むそれより遥かに素晴らしいのですが、これを見ようとすると、前日に冷池山荘に泊まり、危険な赤岩尾根上部をまだ暗い時間に通過するか、大谷原を夜中の0時半に出発し、CTで5時間の道程を延々と歩くかになるが、後者はとても現実的な話ではないです。出会う事が困難な赤岩尾根からの鹿島槍ヶ岳のモルゲンロートを見られた事に感謝です。鹿島槍ヶ岳と言えば扇沢からのコースが一般的ですが、赤岩尾根は非常に素晴らしく、私の中で、北アルプスの登山道で1位、2位を争う位素晴らしい登山道です。地形に忠実に付けられた登山道で、確かにキツいですが、テンポよく登れる力のある方には虜になってしまう程楽しい登山道です。そして、高千穂平から先の鹿島槍ヶ岳の圧巻の眺望。しかし、誰にも教えたくない隠れ家的なコースでもあります。いつまでも歩く人が殆ど居ない静かな登山道であって欲しいと願っています。
　赤岩尾根からの鹿島槍ヶ岳のモルゲンロートに満足し、冷乗越を目指して、歩いていると一人の下山者とすれ違いました。その方は、大谷原に下山後、鹿島槍スキー場を越えて大糸線の簗場駅まで歩くとの事でした。なかなか距離があるので、感心しました。赤岩尾根上部は、脆い岩場が続き、自然発生の落石がしばしば起きているので、速やかに通過した方が良いです。冷乗越に着くと、立山・剱岳が美しく、テンションが上がります。冷池山荘で行動食を食べ、日焼け止めを塗り、鹿島槍ヶ岳目指して歩を進めます。布引山の登りから振り返ると、先週縦走した岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳の稜線が美しく感慨深かったです。布引山からは鹿島槍ヶ岳が眼前に迫ります。鹿島槍ヶ岳へのつづら折れの登山道を呼吸を整えながら登って行きます。鹿島槍ヶ岳頂上に着くと、大勢の方で賑わっていました。八峰越しの五竜岳、美しく聳える鹿島槍ヶ岳北峰、立山、剱岳、後立山連峰最南部の稜線、裏銀座の山々を一望出来ました。
　下りも快調に下り、冷池山荘で久しぶりにカレーを食べようと思いましたが、10時からの提供なので、カップラーメンを食べ、大休止しました。陽射しが暑く、半袖になって赤岩尾根を下ります。紅葉を愛でながら、脚に負荷が掛からないペースでゆっくり下山しました。赤岩尾根から望む鹿島槍ヶ岳は迫力がもの凄く、巨大で、美しく素晴らしい展望です。西俣出合まで下り、林道を大谷原まで下ります。 　大谷原に下山後、下山後の温泉は久しぶりに葛温泉 仙人閣に入りました。葛温泉の源泉掛け流し、湯量豊富な良泉を4つの湯船で堪能出来ました。

コメント

1955

上から
はじめまして
４時半過ぎでしょうか、
東の空が色づきはじめた頃に後ろにおられるのに気づきました

仰るように、
赤岩尾根はアクセス悪く無いのに
静かなので好感度高いです。
真っ暗な中、
沢音響く林道歩きは少し怖いですけど^^;

風がなく360度見渡せる素晴らしい朝を
満喫できて何より。
お疲れ様でした

Katsuma0628

お疲れ様でした！
お先にいらっしゃったんですね！

八峰キレット日帰り！
素晴らしい健脚ですね！

鹿島槍のモルゲンは最高でしたね(^^)v

深夜の大谷原は怖いですね(>_<)