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Yamareco

記録ID: 1288645
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ハイキング
伊豆・愛鷹

愛鷹山塊/位牌岳

2017年10月12日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
10.4km
登り
940m
下り
931m

コースタイム

出発7:20−林道横断7:35−池ノ平8:05〜8:10−滝分岐8:15−1032m峰8:50〜9:10−1250m峰10:10〜10:25−滝分岐10:50−愛鷹山分岐11:05−位牌岳頂上11:25〜12:05−愛鷹山分岐12:20−滝分岐12:30−つるべ落としの滝13:35〜13:55−池ノ平分岐14:05−林道14:40〜14:55−ゴール15:35
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東名高速道の沼津ICまたは新東名高速道の長泉沼津ICで降りて、長泉町森林公園を目指す。富士エースゴルフ倶楽部のクラブハウス入口を過ぎた直後にゲートがあり、午後5時に施錠されるので注意。このゲートから1km程で森林公園の広い駐車場に着く。
コース状況/
危険箇所等
長泉町森林公園から位牌岳に登った。上りは池ノ平経由の尾根ルートを、下りは「つるべ落としの滝」経由の谷ルートを使った。
池ノ平までは森林公園内の整備された遊歩道や階段を登る。その先は道幅こそ狭いが、良く踏まれた明瞭な登山道が続く。道標は完備されている。
谷ルートも道標は多い上、テープが頻繁に付けられている。上部では沢筋を下ったり横切ったりする際にゴロゴロした石の上を歩くので、足元に注意。下部では石が敷き詰められた道が多くて歩きにくい。
森林公園内は階段と遊歩道が整備されている。所々に案内図が立っていて、現在地が分かり易い
2017年10月12日 07:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 7:32
森林公園内は階段と遊歩道が整備されている。所々に案内図が立っていて、現在地が分かり易い
林道を横切った先、次第に緩やかになった杉林の中を登って行く
2017年10月12日 07:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 7:42
林道を横切った先、次第に緩やかになった杉林の中を登って行く
杉林を抜けると、芝生の上に展望台やテーブル・ベンチが整備されたピクニック広場に出る
2017年10月12日 07:47撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 7:47
杉林を抜けると、芝生の上に展望台やテーブル・ベンチが整備されたピクニック広場に出る
この先は、高さ4, 5mの笹がびっしり生えた中に、幅7, 8mもある広い道が切り開かれている
2017年10月12日 07:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 7:52
この先は、高さ4, 5mの笹がびっしり生えた中に、幅7, 8mもある広い道が切り開かれている
池ノ平に着いた。きれいに刈り込まれた笹藪がテーブルのようだ。真ん中はどうやって刈るのかしら?
2017年10月12日 08:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 8:06
池ノ平に着いた。きれいに刈り込まれた笹藪がテーブルのようだ。真ん中はどうやって刈るのかしら?
ここには展望台もベンチもある。奥の山並みで、展望台の真上に映っている山が位牌岳。ここから北西方向に当たる
2017年10月12日 08:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 8:06
ここには展望台もベンチもある。奥の山並みで、展望台の真上に映っている山が位牌岳。ここから北西方向に当たる
真西に愛鷹山が望める。この山は、位牌岳から南に伸びる尾根上にある一つのコブに過ぎないのに、なんで愛鷹山塊の名を冠した山なのだろう?
2017年10月12日 08:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 8:06
真西に愛鷹山が望める。この山は、位牌岳から南に伸びる尾根上にある一つのコブに過ぎないのに、なんで愛鷹山塊の名を冠した山なのだろう?
池ノ平から5分程で「つるべ落としの滝」への分岐となる。位牌岳へは右折するが、途端に狭い山道になる
2017年10月12日 08:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 8:17
池ノ平から5分程で「つるべ落としの滝」への分岐となる。位牌岳へは右折するが、途端に狭い山道になる
背の高い笹藪の中を抜ける。池ノ平の手前では7, 8m程の道幅があったが、ここでは人一人の道幅。でも、これが普通の登山道
2017年10月12日 08:20撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 8:20
背の高い笹藪の中を抜ける。池ノ平の手前では7, 8m程の道幅があったが、ここでは人一人の道幅。でも、これが普通の登山道
幅は狭いが良く踏まれた登山道が続く
2017年10月12日 08:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 8:43
幅は狭いが良く踏まれた登山道が続く
1032m峰を越えると尾根は少し痩せてくる。足場が悪い個所にはロープが張ってある。この先も同様だ
2017年10月12日 09:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 9:16
1032m峰を越えると尾根は少し痩せてくる。足場が悪い個所にはロープが張ってある。この先も同様だ
視界が開けてきて左手に愛鷹山が良く見える。右の平坦部は馬場平。駿河湾から雲が押し寄せてきて、次第に尾根を覆い隠していく
2017年10月12日 09:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 9:26
視界が開けてきて左手に愛鷹山が良く見える。右の平坦部は馬場平。駿河湾から雲が押し寄せてきて、次第に尾根を覆い隠していく
右手に富士山が顔を出してきた。手前の山は位牌岳から北東に伸びる尾根上の前岳。昔、この尾根を登って鋸岳に抜けた
2017年10月12日 09:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/12 9:35
右手に富士山が顔を出してきた。手前の山は位牌岳から北東に伸びる尾根上の前岳。昔、この尾根を登って鋸岳に抜けた
足元には可憐なリンドウ
2017年10月12日 09:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/12 9:48
足元には可憐なリンドウ
再び富士山。前岳と左隣のコブで吊尾根状となり、富士山の頂上部がバランス良く収まっている
2017年10月12日 09:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/12 9:51
再び富士山。前岳と左隣のコブで吊尾根状となり、富士山の頂上部がバランス良く収まっている
1250m峰を越えるとなだらかになり、明るく開けた草原に白い花々が咲き乱れている
2017年10月12日 10:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 10:41
1250m峰を越えるとなだらかになり、明るく開けた草原に白い花々が咲き乱れている
ここには2000年6月の日付で、ブナ定点観測木No.1があった。でも今は枯れて、蔦が覆っているだけ
2017年10月12日 10:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/12 10:40
ここには2000年6月の日付で、ブナ定点観測木No.1があった。でも今は枯れて、蔦が覆っているだけ
ここから10分程で、「つるべ落としの滝」への分岐となる。帰りにはここから谷に降りる予定
2017年10月12日 10:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 10:52
ここから10分程で、「つるべ落としの滝」への分岐となる。帰りにはここから谷に降りる予定
明るい林の中を巻き気味に登って行く
2017年10月12日 10:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 10:55
明るい林の中を巻き気味に登って行く
途中にブナ定点観測木No.4があった。こちらはまだまだ元気で、葉を生い茂らせている
2017年10月12日 10:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 10:59
途中にブナ定点観測木No.4があった。こちらはまだまだ元気で、葉を生い茂らせている
位牌岳から南に伸びて愛鷹山に繋がる尾根に出た。この分岐点の道標に、落とし物らしきパーカーが巻き付けられていた
2017年10月12日 11:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 11:04
位牌岳から南に伸びて愛鷹山に繋がる尾根に出た。この分岐点の道標に、落とし物らしきパーカーが巻き付けられていた
この分岐点の直ぐ上に、長泉町標高最高地点の石柱が立っていた
2017年10月12日 11:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 11:11
この分岐点の直ぐ上に、長泉町標高最高地点の石柱が立っていた
位牌岳の頂上は近い。トリカブトの群落の先に頂上を望む
2017年10月12日 11:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/12 11:17
位牌岳の頂上は近い。トリカブトの群落の先に頂上を望む
須津川越しの大岳が立派だ。大岳から呼子岳の間は崩壊が激しく、廃道となっているとのこと。残念
2017年10月12日 11:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/12 11:17
須津川越しの大岳が立派だ。大岳から呼子岳の間は崩壊が激しく、廃道となっているとのこと。残念
位牌岳の頂上。手作りの山名板は味がある
2017年10月12日 11:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/12 11:25
位牌岳の頂上。手作りの山名板は味がある
鋸岳の縦走に対する警告板。10数年前にここから鋸岳に縦走した時には、随所に鎖やロープが設置されていたが、今はどうなのだろうか
2017年10月12日 12:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 12:06
鋸岳の縦走に対する警告板。10数年前にここから鋸岳に縦走した時には、随所に鎖やロープが設置されていたが、今はどうなのだろうか
1457.5mの三角点と頂上の標識群
2017年10月12日 12:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 12:06
1457.5mの三角点と頂上の標識群
さあ下山だ。愛鷹山への分岐で尾根から分かれて東斜面を巻き気味に下る
2017年10月12日 12:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 12:22
さあ下山だ。愛鷹山への分岐で尾根から分かれて東斜面を巻き気味に下る
次に、登って来た池ノ平への尾根ルートと分かれ、「つるべ落としの滝」を目指して谷に降りる。道標が多いので安心
2017年10月12日 12:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 12:38
次に、登って来た池ノ平への尾根ルートと分かれ、「つるべ落としの滝」を目指して谷に降りる。道標が多いので安心
間違いやすい個所にはロープが張られて、ルートを案内してくれる
2017年10月12日 12:44撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 12:44
間違いやすい個所にはロープが張られて、ルートを案内してくれる
石がゴロゴロした沢筋を下る。歩きにくく、足元に気を遣う
2017年10月12日 12:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 12:50
石がゴロゴロした沢筋を下る。歩きにくく、足元に気を遣う
ここらはルートが分かりにくいけれど、赤テープが頻繁に付いている
2017年10月12日 13:12撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 13:12
ここらはルートが分かりにくいけれど、赤テープが頻繁に付いている
木の階段が現れると滝は近い
2017年10月12日 13:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 13:32
木の階段が現れると滝は近い
落差20mの「つるべ落としの滝」。立派だが水量が寂しいのは残念
2017年10月12日 13:54撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/12 13:54
落差20mの「つるべ落としの滝」。立派だが水量が寂しいのは残念
滝から10分程で池ノ平と林道への分岐になる。迷ったが、距離が短そうな林道へ向かう。でも、石が敷き詰められて歩きにくい
2017年10月12日 14:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 14:21
滝から10分程で池ノ平と林道への分岐になる。迷ったが、距離が短そうな林道へ向かう。でも、石が敷き詰められて歩きにくい
途中に千帳岩と呼ばれる細長い一枚岩が沢床に長々と横たわっていた
2017年10月12日 14:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 14:26
途中に千帳岩と呼ばれる細長い一枚岩が沢床に長々と横たわっていた
枯れた桃沢川を右岸から左岸に渡る。対岸に立派な階段が設置されている
2017年10月12日 14:31撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 14:31
枯れた桃沢川を右岸から左岸に渡る。対岸に立派な階段が設置されている
階段を上がってから、左岸沿いの歩き易い道を下って林道に出た
2017年10月12日 14:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 14:55
階段を上がってから、左岸沿いの歩き易い道を下って林道に出た
林道を1km程歩くと森林公園に入り、今朝上った階段の上に出た。これを下りれば10分程でゴール
2017年10月12日 15:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/12 15:25
林道を1km程歩くと森林公園に入り、今朝上った階段の上に出た。これを下りれば10分程でゴール
撮影機器:

感想

愛鷹山塊の中でも、位牌岳から北の山域には何度か足を運んだ。越前岳では、常に正面に富士山を見ながらの下りが爽快だったし、日暮れを待って黒岳から見た赤富士は感動的だった。さらに、鋸岳の岩稜はスリルに富んで楽しかった。
これらに比べると、位牌岳の南側は地味であり、昔はあまり興味をそそられなかった。しかし、歳を重ねるにつれて地味な渋い山々にも目を向けるようになり、今回、南側の長泉森林公園から位牌岳に登ることにした。

上りに使った尾根ルートでは、池ノ平まで過保護な程の設備が施され、ピクニック気分で登れた。これを過ぎると一転して細い登山道となるが、良く手入れされているし、西隣の愛鷹山や前岳越しの富士山の眺望を楽しみながら、のんびりと登れた。

下りの谷ルートも道標が多く、テープ類も豊富で、ルート探索に神経を遣う必要はなかった。
しかし、上部では沢筋のゴロゴロした岩を踏みながら下るので足元に気を遣うし、これが終わると石が敷き詰められた道となって歩きにくいことおびただしい。このため、下山の道のりは随分長く感じられた。

今回は地味な渋い山ではあったが、予想以上に眺望を楽しめたし、思った以上に変化のあるルートであり、それなりに味わいがある山でした。

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