大平山・入道丸・舟山/道志の里山を周回する積りが・・・
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 990m
- 下り
- 971m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道志山塊の東端に位置する里山を周回する予定であった。まず、神奈川県藤野町と山梨県秋山村の県境をなす県界尾根を、末端の秋山川近くから歩く。平野峠でUターンし、舟山を通り、峰山を越えて元に戻る計画であった。 県界尾根の末端は踏跡が微かだが、尾根に乗れば比較的明瞭な踏跡が続く。綱子峠の先、平野峠まではトレイルレースのコースとして整備され、道案内の掲示も多く、幅広い立派な道となる。 平野峠から天神峠までも明瞭な踏跡が続く。その先の舟山への急な登りには、高度差100m近くに渡って、断続的に5, 6本のトラロープが張ってある。 しかし、舟山の下りでミスコースを犯したので、峰山までの縦走は断念。県道と林道を通って車に戻った。詳細は後述。 ほぼ全ルートに渡って踏跡はある。しかし、方向違いの踏跡も多く、これに惑わされて2回もミスコースした。 |
写真
感想
道志山塊の東端、巌道峠のさらに東側に、たかだか標高数百mの山並みが続く。我が家から近いこともあって何度も足を運んだ。いざとなれば直ぐに降りられる気軽な里山である。
今回はコース状況で述べた周回ルートを計画した。綱子峠から平野峠の間はトレイルレースのコースとなっているためか、一般登山道並みに整備されているが、その他のルートにも比較的明瞭な踏跡が付いていた。
さらに、里山の特徴である林業用の作業道が縦横に張り巡らされている。これが結構よく踏まれていて明瞭なので、この作業道に引きずり込まれやすかった。
まず、大平山の下りでこの罠にかかった。10分程降りてミスコースに気が付いた。たまたますぐ近くに、正規ルートに向かう方向に作業道が巻いていたので、これを使ってルートを修復でき、結果としては軽傷で済んだ。
しかし、舟山からの下りで犯したミスコースは重症だった。頂上からは北東に降りるべきであった。頂上から明瞭な踏跡が続いていたので、これを辿ったら、結果的に東に降りてしまった。
舟山から降りて来れば中腹を東海自然歩道が巻いている。案の定、20分程、高度差で150m程降りると巻道に出た。てっきり、これが自然歩道、と思い込んで、この巻道を右に進んだ。しかし、この巻道は林業用の作業道で、左に進めば自然歩道に出られたのに、反対方向に進んでしまった。
20分近く巻道を進んで行くうちに、周りの地形から、おかしいことにようやく気が付いた。随分深入りしてしまった。
さあどうしよう。
巻道を戻り、降りてきた尾根を通り過ぎ、さらに先に進めば東海自然歩道に合流できるだろう。でも、この巻道は結構荒れていた。厳しいトラバースを強いられた個所が3ヶ所程あったので、再度、ここを通るのはあまり気が進まない。
自然歩道に合流すれば峰山まで縦走はできる。でも、峰山には既に登っている。十年ほど前に、家内と藤野やまなみ温泉から往復した。さらにその数年前に、峰山から天神峠まで、今回のルートを逆方向に縦走したこともある。だから、今日は無理してまでも峰山に行くことはない。
や〜めた、降りよう。
この巻道の下に並行して県道76号線が走っている。巻道を少し進み、降りられそうな斜面を見つけて、いささか強引に降りて県道に出た。
その後は、県道を20分歩き、天神隧道の手前から綱子大川原林道に入り、綱子集落を抜け、舟久保集落手前に停めてある車まで、さらに50分の車道歩きで戻った。
それにしても、何でこんなミスコースを犯してしまったのだろうか。大平山でも舟山でも、明瞭な踏跡に引き込まれて、方角の確認を怠ったためだ。
頂上から降りる時、怪しいと思ったら、コンパスを出して方角を確認することを常としているのに・・・。今日も何度となく実行している。それなのにあの時に限って、何で確認しなかったのかしら。それほど明瞭な踏跡で、怪しい、とも思わなかったのかしら。
さらに、舟山では巻道と合流した時にも確認を怠った。あの時コンパスさえ見れば、巻道を左に進んで東海自然歩道に合流し、ルートの修正が行えたはずだ。方角を確認しなかったために、ますます傷口を広げる結果を招いてしまった。
里山、と言うことで、緊張感も薄く、山を舐めていたのかしら。
いずれにしても、注意力が散漫であった上、今日は全くカンが冴えない。歳のせいにはしたくないが・・・。
今日は1度で懲りずに2度もミスコースを犯した。
1度目で反省しても、2度目を犯しそうになった時に、この反省が全く活かされていない。性懲りも無く同じミスを繰り返してしまった。さらに、巻道に合流した時点で修正のチャンスがあったのに、ここでも同じミスを犯した。結果として1日の間に3度もミスしたことになる。最低だ。
夕暮れの林道をとぼとぼ歩きながら、悔やむこと頻りである。
挙句の果てに、50数年前に痛めた左足踝の古傷が痛みだし、びっこを引きながら、みじめな帰還であった。
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