静かな道を求めて(南八ツ・ツルネ東稜)
- GPS
- 07:42
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,743m
- 下り
- 1,729m
コースタイム
7:00 赤岳沢出合い
7:50 ツルネ東稜取り付き
9:00 ツルネ
10:00 権現岳
12:00 天女山P(以降八ヶ岳横断歩道)
13:30 美し森
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
八ヶ岳東面、川俣川東沢上流(地獄谷)周辺は数々の著名なバリエーションルートのエリアとなっており、
その多くの下降路として利用されているのがツルネ東稜ということである。
今回はこれを登路にキレットに至り、権現岳を経て周回して来ることにした。
美し森から川俣川東沢沿いに林道を進むとやがて河原伝いのルートへと導かれる。
そこから堰堤をいくつか乗り越えながら進むと川幅は次第に狭くなり、両岸も切り立った岩が現れるようになってくる。
堰堤周辺は水量は少なく、(少なくというか伏流しており水は無かった)多くの目印と踏み跡が有るため、出会い小屋までは迷うことなく到達できる。
小屋周辺になると沢の水量は豊富になるが、それでも徒渉に影響するほどの水量では無く、飛び石伝いに幾らでも対岸に渡ることが出来た。
出会い小屋はぱっと見よりは快適そうな小屋で、無雪期の利用は少なそうだが冬季の登攀のベースキャンプとして適所に位置されており、
今でも大切に使われているといった感じの小屋である。
ここから沢はいくつかの枝沢に分かれるようになり、まずは小屋のすぐ上で赤岳沢と分岐する。
赤岳沢を見送りしばらく行くと右岸から権現沢、その先にすぐ上ノ権現沢と分かれる。
ツルネは本谷を行き、上ノ権現沢との分岐地点からの取り付きとなる。
尾根は急登ではあるが明瞭で明るい尾根である。展望は無いものの距離は短く、急登なために短時間で稜線に達することが出来る。
天気が良ければ静かで快適な尾根歩きを楽しめそうなルートであった。
帰路は権現岳から天女山に至り、八ヶ岳横断歩道で美し森まで戻った。
実は、最後の歩道歩きが一番退屈で長く感じた。実質、距離も思ったより有り、もっと手軽に戻って来られるつもりだったので、予想外に疲れた。
ちょっと一般道にも飽きた、静かな山歩きをしたいという人に丁度いいコースかもしれない。
はじめましてtaka4様
いやぁ〜こんなコース取りがあるのですね。
山ケイや信毎発行の八ヶ岳関連の書籍の
どこを見ても登山道らしい表示がないのですが、
明瞭!!という表現にそそられます。
天女山から美し森はオートバイデポで乗り切れば
そんなに大変でもなさそうですね。
この週末、鳳凰三山にするかと決めていたのですが
このアップを見て、心が揺らいでいます。
aonuma1000様
徹夜仕事と山行きで、コメントに気付かず失礼しました
このルートは登山大系の「地獄谷」項に少し出ています。あと、岳人の2006年10月号(かなりバックナンバーですが)にも載ってました。
今回、権現経由で戻りましたが、真教寺を戻った方が大分時間短縮出来そうです。
尾根はほぼ樹林の中ですが、東斜面の明るい尾根ですので今度是非登られては
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