安達太良(未)-吾妻山・磐梯山-猫魔ヶ岳-雄国沼 夜行
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 208:00
- 距離
- 84.8km
- 登り
- 5,587m
- 下り
- 5,672m
コースタイム
岳温泉-勢至平-くろがね小屋-峰の辻-馬返し-見晴台△
10月8日 土曜日
見晴台-笹平分岐-箕輪山-鬼面山-旧土湯峠-土湯峠-幕川温泉
幕川温泉-鳥子平登山口-景場平-展望台-東吾妻山△
10月9日 日曜日
東吾妻山-酸ヶ平避難小屋-一切経山-五色沼分岐-物見岩-ニセ烏帽子山-烏帽子山-東大巓分岐
東大巓分岐-菅平ヒュッテ分岐-人形石-天狗岩-西吾妻山-西吾妻小屋△
10月10日 月曜日
西吾妻小屋-西大巓-探勝路分岐-早稲沢登山口-早稲沢温泉
早稲沢-裏磐梯高原ホテル(裏磐梯登山口)
☆10:57-->11:49 900円
磐梯東都バス株式会社
http://www.totobus.co.jp/bandai/retrobus.html
桧原湖周遊レトロバス 森のくまさん バスルート、時刻表
http://www.totobus.co.jp/bandai/images/kuma2.PDF
http://www.totobus.co.jp/bandai/images/kuma1.PDF
裏磐梯登山口-スキー場入口-分岐-噴気口分岐-天狗岩-弘法清水小屋-磐梯山
中ノ湯跡-△
10月11日 火曜日
中ノ湯跡分岐-八方台登山口-猫魔ヶ岳-猫石-雄国沼休憩舎
雄国沼休憩舎-湿原入口-金沢峠-二子山-分岐-厩岳山-登山道入口-厩岳登山口
厩岳登山口-磐梯町駅(約2.2Km)
0:25
会津バス 会津乗合自動車株式会社
http://www.aizubus.com/index.php
http://www.aizubus.com/pdf/rosen/20110401路線図.pdf
磐梯町-郡山 JR磐越西線
郡山-大宮 JR新幹線
大宮-新宿 JR埼京線 4620円 + 3030円(特急料金)
新宿-町田 小田急線 360円
町田-かわせみ会館前 または 南中学前(神奈中バス)190円
10月6日
23:36 二本松駅
24:15 橋の下 05:36
10月7日
06:20 二本松駅
07:10 岳温泉
07:43 JAICA研修センター
08:52 奥岳温泉登山口
10:05 勢至平
10:41 くろがね小屋
11:27 峰の辻
11:49 馬の背分岐
12:38 くろがね小屋 12:55?
13:01 塩沢コース入口
13:56 八幡滝
14:43 馬返し
15:46 見晴台(泊) 05:36
10月8日
05:48 僧悟台
07:29 笹平分岐
07:56 箕輪山
09:22 鬼面山
10:03 旧土湯峠
10:27 新野地温泉
11:54 幕川温泉
13:32 鳥子平登山口
14:06 景場平
15:44 東吾妻山(泊)05:36
10月9日
06:15 姥ヶ原
06:38 酸ヶ平避難小屋
07:13 一切経山
07:56 家形山
08:05 物見岩分岐
08:20 堀田林道分岐
08:28 兵子分岐
08:46 ニセ烏帽子山
09:17 烏帽子山
10:03 昭元山
10:44 東大巓分岐
11:02 東大巓
11:22 名月荘分岐
11:56 菅平分岐
12:51 人形石
13:03 分岐
13:21 大凹水場
14:00 天狗岩
14:16 西吾妻山
14:28 西吾妻小屋 05:10
10月10日
05:55 西大巓 06:10
07:29 探勝路分岐
07:56 早稲沢登山口
08:34 早稲沢温泉 10:47
12:04 裏磐梯登山口
12:15 スキー場入口
12:58 中の湯分岐
14:23 噴気口分岐
14:40 黄金清水
14:52 弘法清水小屋
15:31 磐梯山 15:40
15:55 弘法清水小屋(天気図作成) 16:25
17:13 スキー場分岐?
17:16 中の湯跡
17:30 テント泊 05:05
10月11日
05:20 八方台登山口 05:25
06:17 猫魔ヶ岳 06:23
06:43 猫石
07:42 雄国沼休憩舎
08:33 金沢峠
08:52 二子山分岐
09:23 猫石分岐
09:41 厩岳山
10:44 登山道入り口
11:06 岳登山口
11:36 源橋
12:14 磐梯町駅
天候 | 7日:曇りのち晴れなれど風強し 8日:晴れのち曇り引き続き風強し 9日:終日晴れ、風、初め強くのち弱く 10日:曇りのち晴れ、風徐々に強く、夜9時半より雨強く 11日:終日曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
前夜発(10月6日)木曜日 かわせみ会館前 - 町田 19:34 神奈中バス 190円 町田20:40-21:17新宿21:24 小田急 360円 新宿-21:52 大宮 22:10 JR湘南新宿ライン 4310円 + 2830円(特急料金) 大宮-23:07 郡山 23:14 : 郡山-23:36 二本松(駅近く泊)笑 : 初日(10月7日)金曜日 二本松-岳温泉 福島交通バス 580円 平日 6:48 http://busget.fukushima-koutu.co.jp/?action_timetable=1&busstop_no=1312&pole_no=0&q=%E4%BA%8C%E6%9C%AC%E6%9D%BE&city_no=&post_no= 10月10日 月曜日(途中、バスで移動) 早稲沢-裏磐梯高原ホテル(裏磐梯登山口) ☆10:57-->11:49 900円 磐梯東都バス株式会社 http://www.totobus.co.jp/bandai/retrobus.html 桧原湖周遊レトロバス 森のくまさん バスルート、時刻表 http://www.totobus.co.jp/bandai/images/kuma2.PDF http://www.totobus.co.jp/bandai/images/kuma1.PDF この記録の歩行距離は93.39Km だが途中、早稲沢〜裏磐梯間をバスで移動しいる為、実際には7.99Km引いて 85.4Km |
コース状況/ 危険箇所等 |
磐梯山、北部意外、道はぬかるんでいて滑りやすい。水たまり多し 笹ヤブの覆いかぶさるところ、多々あり、足元見えず注意。 |
写真
http://www.eisen.jp/top.html
感想
以前、masaiさんが提案していた、安達太良、吾妻山、磐梯山を一気に歩くという計画を、私なりに考えて3連休に、前後休みを取って実行しました。
平日の夜、出発するのは気が引けるのですが、行ってしまいました。木曜日の夜、仕事終わってから二本松へ向けて電車、バスを乗り継いでいきます
二本松駅は当然、泊まれないので、駅から真っ直ぐの道路を進む、T字路に突き当たると、どこからともなく祭囃子が聞こえる。その場でしばらく座っていると
提灯のたくさんついている山車が移動してきた。夜の12時だというのに。山車を引いているのは意外に若い、中高生だろうかと思う。もちろん周りには大人が沢山います
山車が東へ行き過ぎると、私は西へ歩いて行く、いくつかの交差点を渡ると小さな川があった。その川に架かる橋の下にわずかの隙間を見つけた。今夜の宿をここにする。その隙間はしゃがんで、どうにか奥へ行くことができる、狭い場所だった。車道の車の光がたまに入ってくるが、屋根があり快適だ。時折風が流れて少し寒いが、フリースを一枚着ただけで、朝までうとうと、寝てしまった。ふと気が付くと明るくなったので、ザックをずりずり引き出すと、犬の散歩のおばさんが橋の上に・・・二本松駅まで歩いて戻る。
駅前のセブンイレブンに行ってみると、先日テレビでやっていた、地元の食品『クリームボックス』というパンが売っていたので買ってみた。
駅で駅スタンプを押す。ほんとは昨夜も駅員に聞いたのだが、もう閉めるというので押せなかったのだ。
駅から岳温泉行のバスは私一人でした。
岳温泉には二本松行?の学生が沢山まってました。
急な車道を登って行くと、雨が降ったり、止んだりで傘をだしたり、ポンチョをだしたりしましたが、その後は降りませんでした。
車道に小さな栗が落ちていましたので、中でも大きめのを拾いました。山栗ですから、大きくても天津甘栗位の大きさです。
例のJICA二本松という施設の前に着きました。当初ここまでバスで来るつもりでしたが、バス時間が約1時間遅いので、歩いたほうが早いだろうとやめました。
奥岳温泉の駐車場、登山口に着くと、たくさん登山者がいました。駐車場にもこれから登ろうと準備している感じの人たちがいます。
私は勢至平方面を目指して、登ります。昔来た時のことを思い出すのではないかという期待を込めていたのですが。全く思い出しません。ただこちらの道は旧道と
新道があり、新道は林道のように幅の広い道になっています。昔スキーで降りたのはこの林道のような道だったんだな〜と思いました。
くろがね小屋が遠くに見えてきました。かない大きいです。記憶ではもっとこじんまりしたところのように思っていたので、たぶん建て替わっているのだろうと思ったが古い写真を見つけてみると、昔からかなり大きい小屋だったことが判明・・・人の記憶はあてになりませんね。
そのまま素通りして山頂方面へ向かいます。上の方は全く見えません。ガスがかかっています。登るにつれ風が強くなってきました。峰の辻を過ぎ鉄山小屋の分岐
牛の背、馬の背のところに着くともはや、立っているのがやっとです。山頂まで700mの表示がありましたが、危険なので降りることにします。(危険といっても
目に見えるわけではないので、ガイド地図に書いてある注意を読んだだけですが)少し下ると視界は開けています。紅葉も鉄山の下の方の黄色がきれいに見えます。
くろがね小屋へ入って一休みします。気分は小屋で一泊って感じでしたが、誰が管理人かわからず、工事関係の若者も3~4人いてにぎわっています。人の多さが煩わしく
なり、地図を見ながら、別のルートはないか確認します。明日風が止むかもわかりませんし、先に進むためには、鉄山避難小屋の先へ少しでも近づくのがよいので
塩沢温泉コースを下り、僧悟台へ登り返すのが良いと考え、小屋を後にします。
小屋を下ってすぐ、塩沢温泉の分岐があります。如何にも人通りの少なそうな、細い入口です。沢に沿って何度も沢を渡ります。増水しているので、橋が水没していたり飛び石が隠れていたりと、スリリングなコースです。標高も下がってきたのか、日差しもあり、暖かです。八幡滝を過ぎたあたり、熊鈴の音が聞こえるので振り返ると下の分岐の道から、一人の登山者があるいてきました。屏風岩が綺麗だというので行ってみたとの事。水が濁っていてだめですとか、?いままで歩いて来てずっと水が濁っていたのになんで??下から来たのかな? しばらくトラバース道を進む。鎖場が二か所位、さらに下ると道は平たんな下り。しかし樋状の道に木の板で水よけでしょうか?が飛び石状に置いてあります。真ん中を踏まないと、バランスを崩してひっくり返りそうなところもありました。僧悟台の分岐となる、馬返しに着きました。折り返すように登りになります。すぐに沢を渡ります。さっきまで濁っていたはずの沢は、なぜかここでは濁っていません??同じ沢だよね??と思いながらさらに山の斜面に着いた道を登って行きます。しばらく登ると、小さな沢が2か所ほど、喉を潤してくれます。それほど喉が渇いているわけではないですが、今日は寒かったのでほとんど水を飲んでませんでした。道が急になり斜面を直登のようになると、しばらくそのまま登って尾根を目指すようになります。それが緩やかになってくると見晴台の近くです。そこは林が一部切れている?切られている?場所で、確かに地上が少し見えますが、曇りがちで今一つです。少し戻って少し平らな尾根の上にテントを張ります。強い風が一晩中断続的に吹いていました。
(つづく)
翌朝、まだ暗いうちに空を見ると、林の上に満天の星空だったのだが、朝食食べて、出発するころにはなぜか、曇ってしまった。割と緩やかな林の中を、登山道が水で深く掘れたところを登って行く。尾根っぽいところに出ると周囲が見渡せるが、曇っていて数百メートル四方しか見えない。水場で水を補給、箕輪山もガスの中そこから笹藪に覆われた深く掘れた道を下る。車の音が近く聞こえる、だんだん視界が開けてきた。鬼面山では吾妻山方面が見えてきた。山ガール?が沢山登ってきた。あのつるつるの道を登るのだろうか?旧土湯峠近く、夫婦と思われる、登山者に話しかけられる。内容は忘れた。俺も昔、そのようなリュック使ってたとか、どこまで行く?とか 新野地温泉で車道にでてここから車道を幕川温泉まで歩き、鳥子平から東吾妻山へ向かう。登山口のところで、車の通行量を調べているようだった。水たまりがちの登山道を登る。ちょうどみんな降りてくる時間のようだ
ひっきりなしに降りてくる。ひどい道だと2〜3組の方が言っていたが。私にしてみれば、道があるだけマシだわ〜確かに丹沢あたりの道に比べると整備状況は雲泥に差があるようにも思えるが、登山道の横のヤブを覗いてみると、とてもじゃないが、登山道以外の斜面を歩けるものではないヤブだ。視点が私の場合ちょっと違うかも知れない。景場平は湿原のようで木道も整備されているが、天気はガスがかかっていて百メートルぐらいだろうか?遠く東吾妻山らしき影が見えるが、山頂は雲の中のようだ。登りが急になって来ても山頂はいっこうに見えない。展望台の分岐があったが、展望もないだろうと素通り、斜度が緩くなってしばらく進むとぽっかりと山頂があらわれた。そこだけ木が生えていない、広場のようだ。しかも一切経山とか、吾妻小富士とかが見える。雲の上に出たのだろうか??しかし風が強いので笹の林の斜面に逃げ込む。4時になるので天気図だ。テント張って天気図。夕食食べてウイスキーを飲んで寝る。月明かりが明るいが、風も時々強くうるさい。林の中なので、風が当たることはなかったが。翌朝もう一度東吾妻山の山頂に出てみると、360度の展望!そして朝日が見れた。風もだいぶ弱くなった。先が長いのでさっさと下る。鎌沼に朝日が反射して美しい。木道に霜が降りて滑りそう。写真を撮っている人が数人。木道外れて写真を撮ってる人がいる!!・・・酸ヶ平避難小屋を覗いてみる。誰もいない中にザックが一つ。しかしこの小屋、土間の周り壁際のところにしか板の間がない!というかベンチ?あとで西吾妻小屋で聞いたところによるとやはりこの日は混んでいて、その壁際のところ一周寝てる人がいっぱいで、中にテントを張ってる人がいたとか!!一切経山に登る人はたくさんいました。すでに登り始めている人が5〜6人、途中で2人くらい抜かされた(笑)この一切経山も山頂は木が生えてなく、広場のようだか、砂利山のてっぺんみたいな感じ。少し風が強くなった。寒い。北側に見えるのは五色沼きれいな丸い形をしている。青い。家形山を過ぎるとしばらく見通しの良くない林を進む。天気は良いので所々木々の間から遠くの山が見渡せる。昭元山を過ぎると湿原の平らな木道が続くようになってきた。東大巓を30分位進むと、およそ考えられない軽装の人がにわかに増えてきた??藤十郎、人形石まで来ると人がいっぱいだ!!どうやら天元台スキー場のリフトで
登ってきたのだろう。足元がおぼつかない高齢者もいる・・・大凹の水場で水を汲み、西吾妻小屋へ向かう。ここも湿原風の平たんなところに建っている。すでに2人の登山者がいた。(またつづく)
そのうちの1人の人に話を伺う、昨夜は酸ヶ平避難小屋に泊まったとのことで、予想どうり満員だったらしく、真ん中のスペースにテントを張っている人がいたのだとか!
最初は少なかった西吾妻小屋も時間につれ、一人、また一人と人数が増えていった。夕方に近づくと急激に寒くなり、飯を食べるとさっさと寝てしまった。翌朝、起きると外は真っ白い霧のなか・・・どうなるんだろう??と思いながら、出発。少し進むと遠くから熊鈴の音が聞こえる??まさかこの時間に登ってくる人もいないだろうと思いながら進むと、小屋に泊まった人でした。一番に出たと思ったのだが、先客がいました。水場に水を汲みにいっていたのだとか。その後、西大巓でまた一緒になる。頂上では、徐々に雲がとれていく様子が見える。だんだん
遠くの山が見えてきた。そこで一緒だった、青年にどこから下るか聞いてみると、早稲沢へ行くとのことで、行先は同じだった。5分ほど開けて私は後から下る。出足から笹に覆われた細い道だ。カッパのズボンをはいて下る。上は寒いのですでに着ていた。しばらく下ると先行の青年に追いつく。プレッシャーを与えないように少しゆっくりくだるが、間もなく彼は道をあけてくれる。しかし私が先に行くと彼はぴったりとくっついてくる。細い道は、笹藪でわかりにくいところもあり、足元が見えずに滑ったりするところが何度かあった。ずっとくっついてくるので、先に行くか聞くと、これ以上早く歩けないのでどうぞ、という。もうこうなれば一心同体ではないが、運命共同体?
藪の中、一人の男性が登ってきた、先に一人歩いてなかったか聞かれるが、誰にも会ってないと告げる。その後数分あと、その方の連れと思われる女性が登ってきた。道はヤブでわかりにくく小さなアップダウンが続く。
早稲沢の登山口の駐車場、近く4、5人のグループが登ってきた。そこから遊歩道を進む。遊歩道の終わりは運動場のような広場、集落に進んでいくとバス停があり、目の前でバスが行ったところだった。バス時刻を見ると、2時間くらい待つと次のバスがある。私が調べたバスとは別の猪苗代行きのバスだった。周りは民宿とかが何軒かならんでいる。バス停に一番近い、ところに入って、温泉入れるか
聞いてみたら、入れるとのことで、そこで入ることにした。先ほどの青年はというと、集落に着いたところで、周りの写真を撮っていた。バスが今出たところだと話すと、どこかへ消えた。風呂は小さいながらも露天風呂もついていてなかなか気持ちよかった。露天は少しぬるくなっていた。風呂を上がると、先ほどの青年はバス停で待っていた。先ほどの広場に水道があったので体を拭いたとのことだった。そのあと少し話をすると、この青年は神奈川県民だということがわかる。びっくり!この東北の広い山の中での出会いは不思議な偶然だと感じた。
その後、バスが来たので彼はそのバスへ乗り、私はその後に来るはずのバスを待った。
檜原湖周遊バスは事前に調べた通りの、ボンネットバスだった。車掌のお姉さんもいる。折り返し地点で車の向きを変える際の車掌が笛を吹くのがなつかしい。私が小学校のころにはバスにはすべて車掌さんが乗っていたものでしたので。しかも観光バスのように、要所で観光地の案内を話してくれました。また、裏磐梯登山口は周遊バスのバス停ではないにも関わらず止めて頂いたので助かりました。バス代も調べたのより、少し安くなってました。
裏磐梯登山口から一路磐梯山へ車道を2Kmほど歩くとスキー場を登ります。駐車場には車が数台。ぽつりぽつりと人が降りて来ています。磐梯山が近づくにつれ、独特の急斜面が見えてきます
この崖をどこから登るのだろうかと思いながら、どんどん進みます。見れば見るほど、急な斜面です。ちょうど急な登りが始まるところ、高校生らしき団体の野球部でしょうか、一様にスポーツ刈りなのでそう思ったのですが。かなりの大人数です。またまた、つづく
急な斜面に逆U字形の鉄棒が手すりのように、登山道に左右に設置してありました。なかなか登りやすいですが、すれ違いは出来ないような狭さです。稜線に出るとけっこう風が強いです。それでも、登山者が結構いてびっくり。水場で水を汲み、さらに登って行くと、弘法清水小屋!あれ、無人小屋のはずでは!!なんと普通の土産物屋ではないですか!ここに泊まるつもりだったので頭が混乱しています・・・どうしよう。とりあえず山頂行って戻ってきたら、お店閉まってるかな??そしたら店の前でテントって手もありかな?などと考えながら山頂へ向かう。山頂にも小屋がある、まだやってた。山頂標識はその小屋の前にある。なんで山頂にないのだ、小屋には主人らしき人ともう一人の人がいた。とりあえず山頂の三角点のところでタイマーで写真をとる、中腰の状態になってしまったので、もう一枚撮ろうとしたら、液晶画面が消えていた、あれ?動かない・・・フリーズ?どのスイッチ押しても反応がない??レンズも出っ張ったままなのでケースにも入らないので、仕方なくポケットに入れて下ることにする。歩きながら、あ〜あともう一日あるのに、故障かよ〜修理どれくらいかかるかな〜とか、いやこの際新しいの買っちゃう?
とか考えながら歩いていました。弘法清水小屋に下ったところで、夕方4時に近かったので、天気図を書かなければならない、小屋から少し下ったところで、ラジオを出して、天気図を書く。書き始めてすぐ、上から登山者?小屋の人が降りて来て、『どうしました? 大丈夫ですかぁ〜』と心配してくれるが、いま大事なところだから、話しかけないでと思いながら、『あ、大丈夫です〜』と答える。そのあとまた、八方台方面へ向けて下る。
紅葉が美しいところの夕景が良かったんだけど悔しいなぁ・・・ふと思い出す、あそういえば、予備電池あったな〜電池の容量がないのかな?それとも電池が冷えた
のかな?とりあえず電池変えてみよう、あ、動いた・・・なんだ、電池がなかっただけか!!電池の少ない表示が出なかったのにおかしいなぁ・・・下っているのに気温が下がってきた。こんどはどこに今夜の宿をとるか考えながら歩く、急な下りが平らになると、そろそろこの辺という、候補地がちらほら、中の湯前の池のそばとか、平らそう・・・中の湯跡に着いてしまった、ここは
有毒ガスがあるらしい。建物の廃墟が不気味だ。そこを過ぎると道がかなり広くなったので、広い登山道の脇にテントを張ることにする。最後の夜なので、最後のビールも飲む
ずっと風の音がものすごいが、林の中なので、直接風が当たることはない。夜9時頃、雨が降ってきた。起きてフライを張る。だいたい、雨でなければフライは使用しないのが、常だ。今回の山行でもフライを使ったのは、今日が初めてだ。翌朝起きると、雨はほとんど降ってないが、ガスの中だ。テントの中ですべて用意して出発。そろそろ八方台駐車場につくころ、反対側から2つの明かりが見える
登山者だ。挨拶をする。お互いびっくりする。駐車場には数台の車、まだ暗いのとガスで全体が見えないのだが、休憩小屋のようなところで、身支度を整える。そして猫魔ヶ岳へ向かった登り始める。
だんだん明るくなったが、ガスのなか、景色は見えない。アップダウンを繰り返して、急な登りをつめると山頂標識があった。ただの板切れに猫魔ヶ岳と書いてある。景色も見えないのでさっさと進むと山頂のすぐ横にある三角点は、一等三角点のようだ。標石の周りがコンクリートで固められている。そこから下りは、階段があったり、整備されている部分もあるが、水たまり気の多い道だった。
雄国沼まで何度か沢を渡ると平らな道になる。相変わらずの曇り空だが、湖の半分くらいは見えるような気がする。湖の周りを歩いて行くと小さな水門があった。ここも人工的に手を加えられていたのか、少々がっかりしながら湖岸が固められた道を進む。雄国沼休憩舎に着く。ものすごく大きな小屋だ、中にトイレもあり、すべて木造のログハウス、三面がガラス張りでとても明るい。しかし今日は平日ということもあり、誰もいない。ここでトイレを借り、パンを食べ、出発。金沢峠もガスの中、何も見えない、湿原分岐があるが、今の時期は特に見るのもないだろう、先へ進む。金沢峠からしばらくアスファルト舗装された道を二子山分岐まで進む。ここから急に細い林道風の道、草の伐採あとが靴に刺さる感じ。最後はなんとなく細く登山道ふうになる。登り始めると東の方に山影が雲のなかに見えてきた、猫石らしきものが見えた、その向こうに山頂が見えない磐梯山のようだ。ちいさなアップダウンを過ぎると厩岳山に着く。うっすらと猪苗代だろうか下界が見えている。写真を撮って、さぁ下ろうと思うと、雄国沼方面のガスが取れて全体が見えた!一瞬ではあったが、とてもラッキー。下りにはいる。直下にロープ場が2か所ほど、神社に着く。周りは草が生い茂っていてあまり人も来ない様子だ。
そこから三十三観音とともに歌が書かれた札がありそれを読みながら下る。ほとんど意味も分からず、想像しながら・・・観音が終わると、少し草が煩くなる。途中栗の木があちらこちらにあり、大きめの栗を拾いながら歩く。道は林道になり、砂利道を進む。厩岳山の由来の書かれた登山口で少し休む。髭を剃る。エリアマップの点線になったところは、気が付かず、栄川酒造の方へ来てしまった。
ここから車道を西へ進む。途中スキー板レンタル店の横に厩岳山登山口の看板を見つけるが、道は見えず草ぼうぼうでした。さらに車道を歩くと、マイクロバスから人が降りてるのが見えた。よく見るとバス停があった。その降りてきた人に、どこまで行くのか尋ねられる。磐梯町駅へ行きたいのだが、咄嗟には答えられなかった。バス停で待てば、バスが来るとの事、少し経ってバスが来たのだが、後ろを向いていたら素通りして行ったしまった。もとより、バスに乗る予定ではなかったので良いのだが、バス時刻を見るが、行先がよくわからない。また車道を西へ歩いて行く、次第に交通量が増えて、バイパスのような分岐を曲がって線路の陸橋を越えると磐梯町駅はすぐ近く。切符売り場で、切符を買おうとすると、もう列車が来るから車内で買ってと言われ、あわててホームへ急ぐと間もなく到着、一番最後尾に乗り込む。車窓から眺める磐梯山、郡山で新幹線に乗り換え、駅弁を食べながら、大宮まで、そこから埼京線で新宿、小田急線で町田。ラッシュ前の空いてる時間帯に帰りました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
アラゲンさん。
私の郷里の懐かしい山々を、マイナールートや意外な状況の夜をすごしながら、相当な冒険山行ですね。精神力も、肉体も、タフですね。
>僧悟台を経て笹平へ向かうことにする。
このルートは私は未経験です。ビバークですね。藪もかぶってたのではないでしょうか?
上がった笹平は、箕輪山の大きさが感じられるところですね。
そのあと、野地から幕川温泉まで延々と歩いたのが、すごい。
で、幕川か、東吾妻山あたりで、またビバークだったのでしょうか?
幕川は、いい温泉で、何度か行ったことがあります。
ここからの吾妻縦走だけでも、かなり本格的な山行ですよ。
五色沼周辺は、風が強く、昔も今も遭難が多いところです。
歩き切ったアラゲンさん、えらいです。
tanigawaさんの郷里?でしたか?
馬返しから僧悟台、笹平は意外と歩きやすかったです。むしろその前後、くろがね小屋から馬返しのしつこい渡渉?や、笹平から箕輪山の下りの方が笹深いし、登山道が深く掘れて、滑りやすかったですよ
2日目は東吾妻山頂東側の笹ヤブの中に天泊しました。
コメントありがとうございます
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する