北アルプス 槍ヶ岳
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- GPS
- 63:50
- 距離
- 39.8km
- 登り
- 2,074m
- 下り
- 2,064m
コースタイム
自宅3:15-6:05沢渡6:30-6:45河童橋6:50-9:30横尾(昼食)10:15-
11:45槍沢ロッジ11:50-12:15ババ平 テント設営、槍沢散策
10/17 2日目
4:30起床(朝食、テント撤収)6:30-7:00大曲7:05-8:00天狗原分岐-
8:45天狗池9:00-9:35天狗原分岐9:45-11:30殺生ヒュッテ近く11:30-
12:35槍ヶ岳山荘キャンプ場(テント設営、昼食)14:40-15:10槍ヶ岳頂上15:30-
16:00槍ヶ岳山荘キャンプ場
10/18 3日目
4:00起床(朝食)5:15-6:00大喰岳6:20-6:50槍ヶ岳山荘キャンプ場(テント撤収)8:05-9:30天狗原分岐9:35-10:30槍沢ロッジ10:50-11:50横尾11:55-
12:50徳沢(昼食)13:25-14:05明神14:10-14:45上高地河童橋15:10-15:35沢渡梓駐車場15:45-19:00自宅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
初めての北アルプスであったが、登山道は非常に良く整備されていて不安な個所が 無い。 |
写真
感想
念願の槍ヶ岳登山となった。3人の都合、天気から今日まで約2か月間の
見合わせであったが、気候も寒くなり持ち物も増えるようになった。
今週いけないと寒くてまず無理な感じであったが天気が良い予報で決行した。
上高地は予想より人が少なく寂しい感じ。オフシーズンのような静けさが
不安を掻き立てる。天気が快晴なのが前進に救いだ。Takaのリュックは
25kg、槍沢ロッジ付近でRyou(18kg)に代わってもらう。大丈夫が大丈夫で無くなった瞬間だ。靴はC1-02。
(かなり懲りたようだ)槍沢ロッジ付近で槍の穂先が見え隠れし期待と不安で一杯になる。
ババ平に着いたときは結構登りで息もせいて、初めてにしては3人そろってよく担いで来たと感じた。
無理をしないスケジュールにしていたので今日はここでテント泊だ。
槍沢の紅葉が見事で軽装で散策した。3人揃ってテントで止まるのも初体験であるが
まずまずゆっくり眠る。重量を減らすため500mlビールは6本全て3人で
飲んだ(3kgは軽減)。星は出ているが流れ星は探せなかった。遠くの滝の音が心地よい。
2日目の朝、3人共快調だ。テントを撤収した時にフライシート内側が凍り付いて
いた。頂上は氷点下何度になるのか?大曲を過ぎ天狗原分岐までやや登りであるが
ペースを整えて休まず登る。ここで荷物を降ろしてビデオと水を持って天狗池に
寄り道する。天狗池から見た槍ヶ岳はこの世の物と思えない絶景で感動した。
朝ババ平にいた60歳前後の夫婦が南岳方面に向かって行った。
我らは分岐に戻りいよいよ頂上に向かう。気持ちとは裏腹に足が進まない。
休まないと思っても50歩歩いて一休みの連続だ。荷物の重みと空気の薄さで足が進まない。
殺生ヒュッテ付近が一番厳しかった。加えて岩が大きくなりピッチが乱れる。
槍ヶ岳山荘が良く見え始め一気に登り切った。ヤッタ〜!3人感動の瞬間だ。
360°の絶景が待っていた。来てよかった。テン場は4張あるだけでほぼ貸切状態。
どこに張ってもよいですよとの事でテントを設営し昼食を摂る。
天狗池で会った老夫婦が南岳方向からやってきた。「分岐に戻った方がやはり早いですね」
1時間半程差が出たが彼らのタフさに敬意を贈りたい。
一休みしていよいよ槍の穂先にアタックだ。ビデオと水だけの持参で向かう。
鎖場と梯子の組み合わせでそんなに簡単ではない。緊張して慎重に登るべき
場所だと思う。そして頂上に立つ。頂上はやはり狭い。大目に見ても5m×10mという所か。
祠にお参りし絶景をしばらく堪能した。穂先のシルエットが山に写る。
龍のような滝雲が口を開いて流れる。遠くは富士山まで一望できる。素晴らしい一言だ。ただ頂上から見える北アルプスの山の名前と形の大半が分からない。
Ryouは尻に吸盤が付いているのかとうとう頂上で立ち上がることができなかった。(よく登ったと思う)
夕日が笠が岳を照らす。山荘も輝いている。雲海が美しい。
夜、風が強まり気温が下がる。かつて行った北岳程は無いが10mは吹いていそうだ。
テントがバタつく、全ての衣類を着込んだ、朝5時山荘の内側にある大きな温度計
でー7℃を知った。
きっとテン場は風もあるので-10℃にはなっているかな?
やはり寒い。寒いが大喰岳から見た槍ヶ岳が見どころとの事から行ってみる。
歩くと体が温まる。朝日が雲海から顔を出す。美しい絶景が今日も360°広がっている。
自分たちの黄色のフライシートのテントが点のように見える。Ryouはまだ寝ている。
朝食を済ませテントを撤収し下山に取り掛かる。いつまでもいたいが上高地は
マイカー規制で17時には上高地に着きたい所だ。19時過ぎるとゲートが閉まり明日からの仕事に間に合わない。
ひたすら下りる。早いペースだ。槍沢ロッジ付近でサルの群れに会うが
急ぐことが優先。構わず下りる。徳沢園の芝生を見ながらベンチで昼食。
ここのキャンプ場は娘が喜びそうだ。今度皆できてみたいものだ。
焼きパンとカマンベールチーズが美味だ。Takaの重いリュックを皆で分担する。
ペースを上げて上高地に着いたのは15時前で立派な下山であった。
ただ無理をしたせいで足の裏の皮は両足ともめくれてしまった。
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