残雪の日光白根山と戦場ヶ原散策
- GPS
- 32:00
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 1,521m
- 下り
- 1,527m
コースタイム
-13:00-30白根山山頂-14:30前白根山-15:10外山のコル
-16:20白根沢出合-16:50日光湯元
5/1 7:20日光湯元-10:20小田代が原-12:20赤沼-15:20日光湯元
天候 | 4/30 晴れのち曇り 5/1 曇り時々晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東武日光駅より日光湯元まではバスを利用。便数は少ない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・白根沢からの登り、途中から残雪あり、 外山のコルから先は完全に残雪の世界。アイゼン、ピッケル必要。 トレースは所々はっきりしていなかった。 |
写真
感想
【山行No 254】
・ここ数年、まともな春山登山をやっていないので、
ゴールデンウイークを利用して、日光の山に行ってみることにした。
4月29日(水)
・今日は移動日。朝、大阪を出発し、東京(浅草)より東武電車で日光まで、
日光駅から湯元まではバスで行く。
・16時に湯元温泉 着。予約していた「カマヤ ガーデンハウス」というところに泊まる。
値段は安いが、新築の宿でいい感じ。しかしまだシーズンオフなのか、
宿泊客はわずか3名だった。
4月30日(木)
・今日は目標の日光白根山に登る日。
昨晩は少し雨も降っていてどうなるかと思っていたが、朝になると雨も上がって、
青空が広がり、登山日和になっていた。
7:00 湯元温泉 発
・スキー場の中を緩やかに登ってゆく。しかし大した登りでもないくせに、
少し風邪気味のせいか、はたまた、温泉から流れてくる硫化水素臭のせいか、
息がなぜか苦しく、ゼイゼイいう。風邪薬を飲み、一休みする。
7:50-8:00 白根沢出合(標高=1670m)
・ここから本格的な登りが始まる。いきなりの急登で、木の根にすがりながらの
登りが続く。
標高=1800m付近でようやく道も穏やかになり、通常ペースで登れるようになった。
標高=2000m付近より、道に雪が現れてきた。
9:50-10:00 外山のコル(標高=2150m、気温=15℃)
・ようやく急登が終わり、これでやっと登りの半分くらいか?
ここから先は、緩やかな登りだが、雪が約50cmと比較的多い。
しかも、通常の春山ならトレースがついているが、ここは登山者がよほど
少ないのか、トレースがはっきりしない。林の中、所々にある赤布を頼りに登る。
雪は割と締っていて、潜ることがないのが救い。
11:00-10 前白根山
・大きな展望が広がった。尾瀬の山々や、眼下には五色沼、目前にはめざす
日光白根山が、ずいぶんと大きい姿を現している。
ここから少し道はトラバースぎみとなり、雪の量も結構多い。
11:40-50 避難小屋
・ここからいよいよ白根山本体への登りにかかる。
前半は雪の急な斜面で、ゼイゼイ言いながら登る、後半は一転して
岩のガラガラした登りで、なかなか足が重く、ペースが上がらない。
山頂直下で、ガマンの限界にきて、ザックをおろし、空身で山頂に向かう。
・この付近でようやく本日初めての登山者に出会う。
裏手の菅沼方面から登ってきたとのことで、えらく軽装だった。
(この日の登山者は結局3名で、えらく静かな春山だった)
13:00-30 日光白根山 山頂
・登り6時間と、これまたえらく時間を要したが、なんとか山頂に着けた。
頂上(三角点の場所)からは、北側の展望が開けており、
尾瀬の至仏山、燧ケ岳のほか、遠方には白い越後駒ヶ岳も見える。
東のほうは、雲間に、男体山と中禅寺湖が見えた。
山頂付近はアマツバメが多い。50羽ほどが、うじゃうじゃといった感じで
乱舞している。
人影のない山頂での鳥の乱舞、なんか圧倒的な感じがした。
・下りは、天気もどんよりしてきているし、時間もかなり遅くなったので、
シリセードを交えながら、どんどんと下る。
13:50 避難小屋(気温=21℃)
14:30 前白根山
・行きのトレースをたどりながら、どんどん下るのみ。
15:10 外山のコル
・ここからの下り、登りとは段違いのハイペースでガンガン下った。
16:20 前白根沢出合
・スキー場に出て、一安心。あとはぶらぶらと宿に戻る。
16:50 湯元温泉 着
・山頂での時刻から、帰着は18時くらいかと覚悟していたが、
下りはペースも良く、なんとか3.5時間で下れた。
・さすがに10時間の行動で疲れた。
温泉に入って一息入れ、夕食はビールをがぶがぶ飲んで、食欲も旺盛。
5月1日(金)
・今日は、男体山に行くことも当初考えていたが、朝起きると天気はドンヨリして
いるので、のんびりと、戦場ヶ原を、バードウオッチングを兼ねて歩くことにした。
7:20 湯元温泉 発
・湯の湖沿いの道を行く、釣り人が多い。
曇天のせいか、鳥のさえずりは少ない。キビタキ、シジュウカラ、ヒガラ、ウグイス、ゴジュウカラ。
8:10 湯滝
・水量が多く思ったよりは立派な滝だった。滝のなかにカワガラス。
・滝から先、樹林帯を行く。マガモ、コゲラ、キセキレイ、アオジ。
9:30 小田が原分岐
・小田が原は、人も少なく、静かな湿原だった。春というより、晩秋のような雰囲気。
アカゲラ、キビタキ、ノスリ、ノビタキ、ホオアカ。
ノビタキは初めて見る。キビタキに鳴き声も似ている。灌木の先端でさえずっていた。
12:20-50 赤沼分岐
・ここで車道にでたので、軽く昼食。
・この後は、三本松方向まで歩いてみたが、あまり鳥もいなく、寂しい道だった。
車道脇に、アカハラ。
14:40 湯滝
15:20 湯元温泉 着
・今日は鳥は合計、15種。種類数は少なかったが、
見たことのないノビタキや、久しぶりのアカハラ、ノスリ、ホオアカなど見れて、満足。
・ほとんど平坦な道を歩いただけたったが、計18kmほどで、昨日の白根山の
疲れも残っていたのか、一日歩いて結構足が疲れた。
また、妙にお腹が空いた一日だった。今日も夕食はモリモリ。
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