水ヶ森・帯那山:焼山峠BSから昇仙峡口BSへ、半袖隊長、前半はyamaheroさんとびっくりコラボ、後半は道なき道に撃沈!
- GPS
- 07:14
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 796m
- 下り
- 1,856m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 7:13
→→→判定「●EK40〜50未満 日帰りとしては非常にきつい」・・・暫定値
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
合計距離: 23.75km /最高点の標高: 1703m /最低点の標高: 459m
累積標高(上り): 860m /累積標高(下り): 1930m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
☆栄和交通焼山峠・大弛峠線(1,100円・・・現金のみ) 【復路】昇仙峡口BS16111641甲府駅(南口BT)16531843高尾駅明大前駅下北沢駅地元駅 ☆山梨交通昇仙峡滝上線(540円・・・ICカード可) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★コース状況【】 ‐道各宗楚絅森〜帯那山:ロープ・クサリ場もなく、危険な岩場も無し。 小刻みなアップダウンに悩まされるも、特段の危険箇所はない。 帯那山〜旧・塔岩集落〜昇仙峡口(長潭橋) 地形図には破線山道が引かれているが、実際にはありません(危険箇所以前の問題)。 塔岩廃集落が近づき堰堤を越えると踏み跡が出てくるが、細く路肩が崩れて冷や冷やします。 廃集落に入ると再び家屋跡や石垣などが錯綜してさっぱり分かりません。俗世に戻る橋を必死に探しました。 ●焼山峠〜水ヶ森 水ヶ森林道と山道を交互に辿る。山行計画機能で一番濃いオレンジドット線を辿る道筋で計画したが、思った以上に踏み跡は薄かった。 特に黒平峠付近はヤブが多くて道筋が判然とせず、山道は諦めて林道を歩いた。 また道路を上り下りするための橋が途中で壊れており、林道が通じた結果、廃道化が進んでいるように思えた。 道標はほとんどなく、テープ類は登山用より林業作業用が多いと思われ、期待できません。 ●水ヶ森〜帯那山 踏み跡は一気に濃くなり、防火帯のような幅広い尾根筋を、小刻みなアップダウンの道が伸びています。 アグネス・チャンの歌の世界のような素晴らしい道筋です。 概念上では北から南に下る一方なので一気に進んでしまいがちですが、実際には奥帯那山へは鋭角に左折(東進)します。 我々は見事に見落としてしまい、ぜぇぜぇしかなら登り返しました。 そこを曲がってしまえば一本道で奥帯那山・帯那山に達します。 ●帯那山〜旧・塔岩集落〜昇仙峡口 取付もよく分からなければ、旧・塔岩集落へは途中まで道筋もありません。 拙者はyoshi3さんのログを頼りに歩きましたが、出足から躓き、途中で踏み跡に騙され、右往左往したのが実情です。 結果としては谷底を愚直に下るのが正解だったように思います。 もっとも地形図に掲載はあるものの、もはや登山・ハイキングの対象ではなく、バリエーションの範疇も超えています。 よほどのもの好き(●態レベル)でなければ、行くべきではないと思います。 ================================== ★水場:なし ★渡渉箇所:帯那山〜塔岩林道への下りで数回 ★泥濘状況:なし ★蜘蛛の巣 :多数 ☆半袖 タイム:全行程 ★半袖 出会い指数:yamaheroさんが途中から半袖に ☆半袖 驚かれ指数:なし ★入山者:とても静かな稜線(^_^)v _欺高原峠1名(レンゲ群落撮影目的らしき男性ソロ…クルマ利用) 奥帯那山まで3名(山菜/ワラビ取りの男性3名) 1帯那山山頂で4名(男3女1)グループ…山頂下までクルマ利用らしかった |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:なし ★トイレ:焼山峠BS、昇仙峡入口(長瀞橋近く) ★食料調達処:ファミマ地元駅前商店街、セブン渋谷代々木1丁目店 ★携帯 :ほぼ圏内 ★酒類調達処:ファミマセレオ甲府店(甲府駅ビル1F) ★お土産処:寄らず ★飲食店:あさかわ食堂(高尾駅北口) ★温泉:寄らず ★宿泊施設:日帰り |
写真
感想
【おことわり】
めったにレコが上がらないコースなので、意図して写真を削るのを止めました。
結果として、やたらと多くなりました。
【プロローグ】
焼山峠から帯那山まで赤線繋ぎ(伸ばし?)に行ってきました。
●数年前に焼山峠から小楢山(最終は勝沼ぶどう郷駅)まで
●昨年は甲府駅から帯那山(最終は東山梨駅)まで
を歩いており、結果として焼山峠〜帯那山間がすっぽり空いたままになっていました。
富士五湖周辺歩きも主要部分の大半を終えたので、日の長いこの時期に、そろそろ「どげんかせんといかん!」区間を歩くことにします。
2年連続して夏場に、手術・入院・自宅療養実績があるだけに、「二度あることは三度ある」ではなく「三度目の正直」となるように・・・と願いながらです。
久しぶりに日光方面への出陣も考えましたが、大弛峠線バス(栄和交通)が混み合う前に、また下草が多くなる前に2000m以下を歩こう・・・と、季節運行初日を狙いました。
塩山駅北口にて、大弛峠・焼山峠行きバスに最後に乗り込みました。誰か知っている方がいないかなぁ・・・と思ってざっと車内を見渡しましたが、いません。
当たり前ですね、知っている人の方が少ないのだから。
でも柳平で大半(24人)が大弛峠行きシャトルに乗り換え、焼山峠まで行ったのは3人だけ。
実は下車する際にあれ?とは思ったのですが、そのハイカーらしくないお方が、自らの二の腕の辺りを突っつきながら「半袖隊長?」と問い掛けられました。
そうか、やはりyamaheroさんか・・・と直感し、拙者も「yamaheroさん?」と返しました。
同じ「日帰り・長距離・公共交通機関利用派&ほぼ同世代」としてコメントの遣り取りは頻繁に行っておりますが、面と向かってお会いするのは初めてです。
「面と向かって」ではなく、丹波バス停前(奥多摩)では「すれ違いざまに言葉を交わした」ことはありますが、ご尊顔はまるで覚えておりません。
☆2014年11月15日(土)
大菩薩嶺:富士山見ながら柳沢峠から丹波へ、半袖隊長、バス時刻間違えました
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-547060.html
お伺いすると帯那山までは一緒で、その後は戸市BSに下られるそうで、だったら途中(帯那山)までご一緒することになりました。
【想定以上にタフな道】
全て水ヶ森林道を歩いても帯那山まで行けますが、できるだけ山道を踏もうとのコース取りは一致していました。
詳しいことは写真とコース状況欄をご覧頂くことで端折ります。
道中ご一緒して思ったのは、いつもGPSを持たずして難コースを歩かれるyamaheroさんの事前学習のすごさです。
地形図をご覧になりながら、主要通過箇所や等高線の密度などで進むべき道を判断されており、いつもGPSに頼ってしまう拙者としては、学ぶべき点が多かったです。
確かに今回はGPSがあって有難かったコースですが、自ら判断しながら歩く能力を高めなければと感じた次第です。
また落石を起こしたり、素っ飛ばして道を道を間違えたりした拙者に、寛大に接して頂き有難い限りでした。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。
yamaheroさんのレコはこちら⇒
乙女高原〜水ヶ森〜帯那山〜太良々峠(まさかの半袖隊長と半コラボ/焼山峠から切差へ)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1425089.html
【昇仙峡への道はなかった】
名残惜しくも帯那山にてyamaheroさんとお別れです。
時間が押していたので、yamaheroさんと一緒に戸市方面に下ろうかな・・・と一瞬考えたのですが、昇仙峡口の終バスは17時台まであったので、当初予定通りとしました。
yoshi3さんレコで事前に学習したものの・・・とんでもない道でした。
☆2017年11月01日(水): (戸市)→帯那山→(昇仙峡入口) [山梨100]
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1299768.html
いや、道なき道で、今後、二度と行くものか・・・と皆さん思われることと思います。
二度どころか一度も行くことはないね・・・思いました。
【tsuiさんとは二度も遭遇】
実は朝の中央線車中で、「精進湖〜市川本町駅」コースに挑まれるtsuiさんと遭遇しました。
寄寓にも、yamaheroさんに続いて拙者が歩いたばかりのロングコースです。
そして帰りの中央線車中でも、またもや、tsuiさんと遭遇しました。
そうなると、電車酒場に続いてあさかわ食堂に行くのは必然でした。
muttaynnさんにも加わって頂き、30分1杯勝負が2時間2杯勝負に延びたのも必然でした。
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
コメント
この記録に関連する登山ルート
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半袖隊長 様 お待ちしておりました
この大作上げるのは時間掛かりましたね 興味深く熟読させて頂きました
よくご無事で御帰還おめでとうございます
難しい道ですね 廃村に入り込むのって、不気味でしょうね
千と千尋の様な、怖さありますよね
ロングで、難しいコース取りの難コースお疲れ様でした
あさかわでは有難うございました
また、、よろしくお願いいます
muttyann
半袖隊長、お疲れさまでした。
思わぬ難ルートで、コラボ助かりました。
難ルートの後に難ルート?
帯那山で別れた後はエライことになっていたんですね。
地形図のルートは廃道がそのままルートとして残されてることが多いので要注意ですね。私も地形図のルートには痛い目に遭っています。
でも、意外と早く脱出できて、最後まで難コースだった割には早く帰還して、
A地点で寄り道ですから、結果は余裕でしたか?
レコが遅くなったのは、翌日の高尾山が余計だったのでは?
もうすぐ週末ですよ。
天気悪そうですね。
yoshi3さんのレコ以外には歩いた軌跡が見当たらず、簡単な道ではないのだろう…とは思っていましたが、ここまで辛苦が待ち受けているとは思いませんでした。
でも塔岩林道まで2kmだけだから…と突き進んだのですが、yoshi3さんのレコを見ていなければ、取付き付近で引き返し、yamaheroさんの後を追っていたと思いますよ。
最後は「とにかく谷底を愚直に下るのだ!」と観念し、1時間10分ほどで林道に達した後は、ホッとして林道を転がるように下りました。
まさか16時までに昇仙峡口に下れるとは思ってもいなかったのですが、紅葉シーズンだったら、15時40分発の快速バスに乗れたタイミングでした。
でも…幸運だっただけかもしれませんね。
翌日の日曜は午前中はお袋殿を買い物に連れて行ってから高尾山へ出動。
下山後は再びあさかわ食堂で豪遊していたもので・・・
先週半ばからちょうど業務引継ぎの真っ最中で、日中、PCに触れない環境なのです。
帰宅途中にお袋殿の許に寄ると、なんだかんだで1時間は余計に掛かりますし…。
昨晩は歓送迎会のため、帰宅後は、即、撃沈!
ようやく今日になってレコアップに辿り着きました。
高尾山のレコは、地図だけを誤って公開しちゃった ので、今から編集作業して、改めてアップし直すことにしました。
隊長
いやはや、いつもながらに掲載写真を絞り切れずに、冗長なレコとなってしまいました。
個人的には60枚を超えると多い・長いと思うのですが、自らの足跡となると、大甘になってしまいます。
帯那山までは、遠回りとなるものの林道が並走しておりますので、藪があっても、アップダウンがあっても、単に苦しい・煩わしいで済みますが、昇仙峡までの下りは、拙者のヤマレコ掲載レコの中でも五指には入る悪路でした。
あの高村光太郎先生の世界を通り越し、
「僕の前に道はない、僕の後にも道は出来ない」
状況でございました。
塔岩の廃集落は、人家の土台と石垣が残り、廃品が転がっているだけ。
最後の最後でどん詰まり、30分以上も右往左往して終バスに乗り遅れた房総半島の苦い記憶が脳裏を掠めたほどです。
今回のあさかわ食堂での会話のキーワードはMr.Kですね。
たぶん……
詳しくは後日改めて
隊長
隊長
曲岳に曲がらずにそっちに行きましたか!
yamaheroさんと一緒に太良々峠に行かずに昇仙峡バス停に行かれるとは赤線繋ぎの執念ですね。
yamaheroさんに会われたのは初めてでしたか
サラリーマン風のハイカーでしょ!
行き帰りにはtsuiさんとお会いするとは、なんという日だったのでしょうか。
なにはともあれ、道なき道からの生還なによりです。
兜山から棚山、帯那山へ繋ぎたいのですが、どうしよう思案中です。
hamburg
渋描き隊長のレコで「ハイカー風情らしくないハイカー」と見聞していたので、焼山峠で「もしかして…」と思いましたよ。
焼山峠から帯那山へのコースを狙われたいたのも知っていましたしね
昇仙峡には仙娥滝まで歩いた軌跡がポツンとあったので「どげんかせんといかん!」状態でしたので、下るなら昇仙峡までと考えていました。
実際には千代田湖に下る方が現実的だったようです。
焼山峠を起点とする場合、次は乙女高原から西進して黒富士・太刀岡山に登って、金桜神社を経て昇仙峡に下れないものかと思案しています。
曲岳にも行きたいのですが、終バスを逃すことになりそうで…昇仙峡一泊作戦しかないかと思案中です。
春日居町駅から兜山と棚山、戸市バス停から帯那山と太良々峠と二度に分けて歩かれるのはどうでしょう?
ほったらかし温泉 にも行けますよ。
隊長
隊長殿 こんばんはー
先日は ありがとうございました
お話で 伺っていましたが 難コース、
というより コースなんでしょうか ここは
お話で 珍しく? 二度と歩かない と宣言されてましたから
相当 むつかしいコースと思いましたが やはり
マネをしない方がよさそうですね
しかし 隊長と yamaheroさんが そろえば
最強タッグ で歩けそうですね
良い子と
酔いおっさんは 真似をしません、
では また そのうち 遭遇しましょう
tsui
地形図に破線が引かれているので、往時は登山道があったのかもしれませんが、今は廃道、いや廃道すらないと思います。
とにかく谷底を適当に歩くだけでしたから。
そして踏み跡を付いて行ったら…そのうちに消滅してどこに行けばいいのやら?
二度と歩かない…というか、二度と同じところを(歩こうにも)歩けないように思います。
それでもそれなりのオレンジドット線があるのですから、(拙者も含めて)相当にお好きな方がいらっしゃるものです。
前半戦(帯那山まで)は、yamaheroさんと拙者は走力、いや歩力がほぼ同じ程度ですので楽しく歩けましたよ。
それにyamaheroさんは音を立てずに歩けるのです…無駄な力を使っていない証左なので、疲れない歩き方を習得されているように思いました。
隊長
おこんばんは〜🎵
これはこれは大変な山行でございました〜 (;^_^A
yamaheroさまと一緒だった区間はともかく、帯那山からの下山はハラハラドキドキ、よくぞご無事で人間界へ戻られました (^_^)b
でも、迷っているのを楽しんだりしてませんかぁ?
私の場合「あれ?迷ってるのかな?ウフフフ。やばいなぁ。ウフフフ。」と半ば楽しんでいる自分がいます (;^_^A
でも、下山のバリルートは極力遠慮していますが。。 (>_<)ゞ
yamaheroさまとの出合い、tsuiさまとのWな出合い、muttaynnさまとの合流、あの日あの時あの場所で🎵
偶然の出合い、恋に発展しそうですね ❤
お疲れさまでした〜 (´▽`)ノ
いえいえ、あっち行って、こっち行って・・・右往左往。
楽しむ余裕などなく、迷走しておりました。
とにかくこの谷筋に沿って下れば堰堤に突き当たるのだ・・・と、何度も何度も手元のスマホGPSを見ては位置確認しておりました。
「初見の下りを選択するのは危険大」と頭では理解しているつもりですが・・・。
シャクナゲより美しい奥様には愛想を尽かされてしまいますね
偶然の出会いが恋に発展するか?
続編にご期待下さい
隊長
偶然のコラボだったんですね
酔狂な(失礼 )コースをマニアックなお二人で辿れて
その先もさらにバリバリとは ビックリなルートですね
でも、これは・・ちょっと・・パクらない方がいいような気がします
うっかり洩らしているのに、今さら、気付きました。
焼山峠でバスを降りる段になって「]もしかして…』。
それまでは、バス最前列の補助席に座っていたこともあり、怪しい匂いさえ感じませんでした。
バリと言えども帯那山までは林道もありますから、赤線補強には
もってこいですが、そこから先は素直に甲府・千代田湖・戸市方面に行くべきです。
しかし個人的には、昇仙峡から奥秩父方面をつなぐ際の貴重な橋頭堡となりました。
半袖隊長
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