記録ID: 1493280
全員に公開
ハイキング
中国山地東部
新緑の大万木山に登る
2018年06月07日(木) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/no_profile_img.gif)
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:50
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 648m
- 下り
- 663m
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新緑の大万木山(1218m)に登る 日時:2018年6月7日(木) 天気:晴れ時々曇り コース:門坂駐車場(滝見ルート)〜避難小屋〜門坂峠(地蔵尊展望台)〜水場〜大万木 山〜1144m〜渓谷ルート分岐〜静かの森〜避難小屋〜位出谷駐車場〜車道歩き〜 門坂駐車場 メンバー:二人 島根と広島の県境にまたがる大万木(おおよろぎ)山。登山の対象としては登られている地域は、ほとんど島根県側。そのためガイドブックなどには島根県の山として紹介されている。なだらかで大きな山であるが周囲の木々に遮られて展望は一部の場所を除いて、ほとんど期待できない。それでも多くの登山者を引き付けるのは植生が豊かなことである。山頂一帯には手つかずの広大なブナやミズナラ林が広かり、さらには樹木や花の種類も豊富でとくに5月中旬になるとサンカヨウが咲き乱れ多くの登山者が訪れる。 登山コースは滝見ルート・権現ルート・渓谷ルートの3つがあり、滝見ルートから登り渓谷ルートを使って下山し出発点の門坂駐車場に戻る周回コースが最も一般的(中央の権現コースは上りにしても下りにしても傾斜がきつい)。 改めてコースを詳述すると以下の通り (門坂駐車場〜地蔵尊展望台 所要約55分) 滝見ルート(地蔵尊との中間点に近い避難小屋手前に権現滝あり)は大万木山頂まであまりきつい登りがないので上りとして利用する登山者が多い。出発点の門坂駐車場から左手下の沢を見ながら高度を少しづつ上げると15分ばかりで権現滝(落差約12m)分岐に達し、さらに7〜8分上がると避難小屋に出くわす(車場からわずか20数分の場所にあるのが不思議。またすぐそばにはトイレもあるし、水場もある)。 小屋からさらに2〜3分進むと権現滝上流の沢にぶっつかり、短い丸木の橋を渡る。すると沢から離れ小尾根に取っ付く。橋から4〜5分登った登山道右わきに比較的大きな岩が現れた。「一服岩」と名付けられ「山頂へ2.1km門坂駐車場へ1.0km」の標識が見られた。 この岩からわずか2分ばかり登ると立派な舗装路の終点に出会った。どうも904m地点辺りから伸びている林道のようだった。この舗装路を2分ばかり歩くと左にカーブした地点があり、ここで舗装路と別れて山の中に入った(標識あり、見逃さないこと)。 はじめ小沢に接しながらぬかるんだ道を登っているとそのうち小沢と別れ、山の中に入って10分近く登った所で等検境分岐に達した。この分岐を左手に見送りながら、さらに10余り登ると地蔵尊(地蔵様が祭られている小さな祠あり)のある門坂峠に出会った。ここで初めて展望が開け、宍道湖や島根半島そして反対の西側には木々の間から三瓶山が見え た。 (地蔵尊〜大万木山 所要約45分) 地蔵尊より明るい樹林帯の斜面をジグザグに登ると15分ばかりで稜線に出た。周囲はブナの多い自然林でまさに森林浴コースと言った感じで爽快そのもの。その後わずかに下るとしばらくは平坦地が続き爽快気分は益々高揚。稜線に出た地点から5〜6分で登り始めた。そして10分近く登ると登山道の右手わずか下に水の湧き出る場所があった。流れ出る水の量は少ないものの冷たく美味しいので是非とも飲んでみたいもの。また標識には「山頂へ0.4km 門坂駐車場へ2.7k」とあり、またこの水場から上の登山道の両脇には咲いた後ではあったが(5月中旬が開花期)サンカヨウが群生していた。 この水場から緩い斜面を10分ほど登ると広くて平坦な樹林帯が広がり、その中に再び避難小屋(近くにトイレ小屋あり)があった。そしてここから平坦地を200m進むと大万木山の山頂。山頂一帯は周りの木々に閉ざされ展望は利かないものの、中心部は伐採され明るい芝生の原になっているので一休みするには最適の場所である。またブナの巨木がタコ足のように分かれているタコブナまで1分そして北東方面の展望が開ける山頂展望台までわずか2分なので時間が許せば是非とも訪れてみたい。 (大万木山〜渓谷ルート分岐 所要約20分) 切り開きの広くて明るい山頂から西に向かって樹林帯の中を緩やかに下る(方向を間違えないこと、ガス時要注意)。3分ばかりで右手に大きな電波反射板が現れ、さらに10分ほど緩やかに下ると小さな鞍部に達する。この鞍部からわずか3分ほど登ると地形図上の1144mの小ピークで「23」と記された石柱もある。ここから2分ばかり下ると草峠(くさんだわ)方面の縦走路と渓谷ルートとの分岐。位出谷駐車場へは右に折れてブナ林の大斜面を下る。 (渓谷ルート分岐〜位出谷駐車場 所要約1時間10分) 分岐には「位出谷駐車場まで2.8km」の標識あり。分岐から縦走路と別れて渓谷ルートに入ると広大なブナ林の斜面をジグザグに下る。周囲はまさにブナの大木が立ち並び、大万木山の中でもこれほどまで素晴らしい景観を見せてくれる場所は他に見当たらないのではないかと思われる。登山道はブナ林の中をただひたすらジグザグに下っているのみで逆に上りとして使うならかなりきついような気がした(何回も登っているが上りとして使ったことは記憶にない)。分岐から30分近く下ると「静かの森」と呼ばれる場所で小沢から流れる清らかな水も飲めるので一休みするには良い場所である。 「静かの森」から4分ばかり下ると龍門滝への分岐があったが、滝への道は通行止めとなっていた。この分岐からさらに12〜13分下ると小さな橋に出くわし右岸から左岸へと渡った。すると目の前に避難小屋(山中には結局3戸あった)が現れた。道は直進と右折に分かれたが、どちらをとってもじき合流するが、直進路は小屋の前を通るだけ。小屋を通過すると再び小さな橋を渡った。すると門坂駐車場への巻き道(横手ルート)があり「門坂駐車場まで1.3km」とあった(以前、歩いたことあり。たしか山越えもあり30分以上かかったような気がした)。横手道に入らずそのまま直進すると大型バスも入れる位出谷駐車場だった。 (位出谷駐車場〜門坂駐車場 所要20数分) 今回は横手道を避けて車道を歩いてみた。すると後半は多少きついものの時間的には短かったので満更でもないと思った。まず位出谷駐車場から車道を12分下ると門坂駐車場への分岐。この分岐から車道の幅も狭くなり(大型車不可)、おまけに多少きついと思われる上り続くが(分岐には「位出谷駐車場 780m 門坂駐車場 350m」の標識あり)10分足らずで門坂駐車場へ達した。と言うことは車道を歩けば20数分で山の中の横手道より早いことが分かった。 (参考タイム) (上り) 門坂駐車場(0.25)避難小屋(0.30)門坂峠地蔵尊展望台(0.30)水場(0.10)山頂手前の避難小屋(0.05)大万木山 (したがって山頂まで 約1時間40分) (下り) 大万木山(0.20)渓谷ルート分岐(0.30)「静かの森」(0.20)避難小屋(0.05)位出谷駐車場 (したがって山頂より 約1時間15分) さらに 位出谷駐車場(20数分 ただし車道歩き)門坂駐車場 |
写真
撮影機器:
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:649人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する