七ッ石山〜雲取山〜芋ノ木ドッケ〜霧藻ヶ峰〜三峯神社 【40年ぶりの雲取山荘】
- GPS
- 12:55
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 2,381m
- 下り
- 1,840m
コースタイム
7:55深山橋-8:25鴨沢-8:55権現平-10:15堂所-11:15〜12:05七ツ石小屋-12:35〜12:40七ツ石山-13:25ヘリポート-小雲取山13:40-14:30〜14:55雲取山-15:20雲取山荘
8日(日)
6:25雲取山荘-6:45〜7:15雲取山-7:30〜8:15雲取山荘-8:30大ダワ-9:25芋ノ木ドッケ-9:50白岩山荘-10:05前白岩山-10:25前白岩の肩-11:25霧藻が峰-11:35地蔵峠-12:25登山道入口-12:40三峰神社
天候 | 7日 快晴 8日 快晴 早朝は-12℃だったらしい・・・ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
青梅6:35 → 7:17奥多摩 (JR青梅線) 奥多摩7:25 → 7:55深山橋 (西東京バス)560円 http://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/timetable_menu.html 帰り: 三峰神社12:45 → 14:00西武秩父 (西武バス)900円 http://www.seibubus.co.jp/timetable/dia/index.html 西武秩父14:07 → 15:01飯能 (西武秩父線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は、よく整備されており、道標も多く、道に迷う個所はありません。 雲取山から三峰までの北側斜面(雲取山〜大ダワ、芋ノキドッケ〜白岩小屋、霧藻ヶ峰〜三峰)には、雪が残っています。 当日は、軽アイゼンを使うほどではありませんでしたが、特に、霧藻ヶ峰〜三峰は凍結している箇所があり、滑りやすい。 雲取山〜大ダワ、芋ノキドッケ〜白岩小屋も凍結する場合もあるので、軽アイゼンは必携。 |
写真
感想
1日目
7:17に奥多摩駅に到着し、バス停へ向かったところ、7:25のバスは、小菅行きで鴨沢まで行かないことが判明。
前回の山行に続いて、またまたバスの時刻表確認ミス。
同様に鴨沢行きと思われていた雲取山を日帰りされる方とタクシーで行こうかと迷いましたが、運転手さんに深山橋から鴨沢まで25分で行けると言われて、バスで行くことに。
深山橋で6名の方が降りられましたが、みなさん雲取山を日帰りされるのでしょう。
降りると同時にダッシュで走る、走る。
私達は、あっという間に置き去りになりました。
こちらは、中高年なので、疲れないようにのんびりと鴨沢まで。
途中、留浦(とづら)にドラム缶橋を発見。ここには、駐車場もトイレも完備されており、大寺山への道があるのでしょうか?
さらに歩を進め、鴨沢橋を渡って、山梨県に入り、雲取山を目指して山に入ります。
この日は、雲ひとつない快晴。
青空がとても気持ちいい。
堂所(ドウドコロ)までの道は、なだらかな登りで、登り尾根の東側に位置するため、午前中の日差しが明るく照りつけ、まさに「陽だまりハイク」です。
堂所から尾根道になり、左後ろに富士山がお目見え。富士山を眺めつつ、七ツ石小屋へ到着。
七ツ石小屋の奥の広場は、とても眺めがよく、富士山は勿論、奥多摩、道志、丹沢の山々が一望できます。
日当たり良好で丸木のテーブルとイスが完備され、水も無料で提供されており、まさに絶好の昼食ポイント。
当日は、ほとんど風がなかったのでゆっくりと昼食を頂くことができました。
小屋でバッジを購入。鷹ノ巣山、六ツ石山まで記されているものしかありませんでした。
これらの山に行く機会を早くつくらなければいけないとカミさんの言。
昼食を終えて、七ツ石山を目指します。
石尾根に辿りついたところ、深山橋で降りられた方が七ツ石山から猛スピードで降りて来られました。
お聞きすると、奥多摩駅まで踏破されるとのこと。
(もしかして、chin-toyさん?)
驚くべき健脚です。
七ツ石山は、眺望よろしく、七ツ石小屋から見えた山々に加えて、雪を頂いた南アルプスも見られました。
七つ石からブナダワへの下りは、雪が残っていますが、注意して下りれば問題ありませんでした。
雲取山への石尾根は、説明不要の気持ち良い稜線歩き。
開けていて、青空がとても気持ちよかったです。
奥多摩小屋、小雲取山を経て、雲取山へ。
山頂は、無風で寒くなく、眺望を堪能することができました。
長沢背稜の山々の後ろに関東の町が望め、更にその奥に筑波山も。
ただ、時間が遅いためか、富士山や南アルプスの山々は、うすぼんやり。
明朝に期待して、雲取山荘へ向かいました。
雲取山荘への道は、かなり雪が残っています。
寒さのためか、凍結しておらず、軽アイゼンなしでも大丈夫でした。
40年ぶりに雲取山荘は小屋の位置が当時と同じなだけで、大きく様変わり。
(当たり前ですね。)
当時は、こんなに立派な小屋ではなく、小屋の前も整地さておらず、テーブルがあった記憶もありません。
部屋も6畳くらいあるでしょうか。
この日は、一部屋に4名とスペースに余裕がありました。
40年前に訪れた時は、ハイシーズンであったこともあるのでしょうが、
2畳に5人寝たことを記憶しています。
部屋は、かなり寒く、一度炬燵に入ったら、もう出られない。
到着するとトイレの水洗が故障しており、使えるのは外の一つだけ・・・との情報。
かなりの人数が宿泊しているのにトイレが一つとは・・・と不安になりましたが、小屋の皆さんが修理され、大の方が使えるようになって、一安心。
6:00に夕食を済ませ、夜景を堪能した後、炬燵を中心に布団を放射状に並べて、炬燵に足を突っ込んで眠りました。
布団に入りさえすれば、寒さは感じません。
2日目
5:00に起床して身支度を済ませ、5:30に朝食。
6:51の日の出に間に合うように雲取山頂へ。
水平線がオレンジ色になって太陽がお目見え。
富士山、南アルプスもきれいに見えました。
写真に撮ろうと、デジカメを起動するも、バッテリー不足の表示。
お聞きしたところ、外気温が-12℃。
へたっているバッテリーが寒さで機嫌を損ねた模様。
素手でバッテリーを温めつつの撮影になりました。
お陰様で手がかじかんで、自分の手の方が不機嫌になりそうだったので、雲取山荘に戻り、温かいコーヒーを一杯飲んでから三峰へ進みました。
山荘のおかみさんに三峰までの道の状態をお聞きしたところ、「軽アイゼンを着けなくても大丈夫だけれど、すでに骨折した人も出ているので、僅かな区間でも不安なところがあったら、着けるように。」と言われましたので、装着しちゃいました。
三峰へ向かう道の北側斜面(雲取山〜大ダワ、芋ノキドッケ〜白岩小屋)は、雪が残っていましたが、南側には殆ど雪がありません。
北側の雪も軽アイゼンを付けなくて大丈夫そうですが、装着の練習になりました。
白岩山では、鹿と遭遇。
白岩山は、日当たりが良好なので、鹿たちも日向ぼっこをしているのでしょう。
登山客に慣れているためか、逃げるそぶりを見せず、逆に集まってきて、4匹と山頂を共有しました。
更に雪道を下って、白岩山荘へ。
山荘の西側の見晴らし台からは、和名倉山など奥秩父の山々に加えて両神山、その奥に雪をかぶった浅間山が見えました。
ここで、浅間山を拝みつつ、マイブームになっている豆大福を頂いて、霧藻ヶ峰へ。
ここでもギザギザの雄々しい両神山が大きく見えました。
霧藻ヶ峰からの下りは、雪が少ないけれど、凍結している箇所があり、脚の置き場を考えなければ滑りそうです。
地面が露出しているところが殆どで、軽アイゼンを使いませんでしたが、ここで使った方が良かったのかもしれません。
やがて、三峰に到着し、山行を終了しました。
父に連れられて行った山小屋でビューがこの雲取山。
山小屋の夜の寒さと明け方の雲海が今でも印象に残っています。
季節が違うので、雲海は望めませんでしたが、山荘で父と過ごした寒い一夜の記憶が蘇りました。
というより、今回は、もっと寒かったです。
しかし、両日とも快晴で風が殆どなく、心地よい「陽だまりハイク」を堪能することができました。
晴天に恵まれ最高の石尾根でしたね!
日の出と富士山もすばらしい!
そういえば、私は足下しか見ていなかったなぁ〜。
今度はゆっくり楽しもうと思いました。
コメントどうもありがとうございます。
こちらがゆっくり登っているとはいえ、七ッ石山に到達していないところに、chin-toyさんが雲取山から下りて来られたのには、びっくりです。
足元から土煙が出ているような快走でしたね。
こんにちは
早速雲取に行かれたのですね
若者には言えない台詞ですよ>40年
私は無理そうですが、
同じように息子が40年,50年後に思い出してくれたら嬉しいと思います
ところで、87枚目の両神山の写真に、私たちが写っているはずですが
1955さん、コメントどうもありがとうございます。
この雲取山行きの引き金は、1955さんのレコです。
1955さんがご子息と一緒に雲取山に山行された記録を読んで、父に連れられて行った雲取山と山荘に無性に行きたくなり、今年の初登りに選びました。
雲取山荘は、私にとって山小屋デビューの大切な山荘。
今でも、山荘前の夕餉の支度の活気、狭い部屋、窓から見た明け方の雲海、気持ちよい石尾根の下り等々、私の記憶に鮮明に残っています。
今思えば、一人で二日分の食料と道具を持って登った父は、凄いと感ぜざるを得ません。
山荘も40年の間に建て直しがあったり、すっかり風情が変わっていましたが、山荘の中の活気は今も変わらず。
石尾根のさわやかさもそのままでした。
行く気にさせて頂いて、感謝しています。
きっと、ご子息も1955さんと山に登られたことを将来感謝することでしょう。
というか、ご子息と一緒に山に登り続けて、山頂で一緒にビールなど如何でしょう。
私は、父にそれをさせてあげられなくて、残念です。
あ、父は存命です。
山にはもう登れなくなってしまいましたが。
今年、山に戻ってこられたのも、父に連れられて行ったからこそで、父と行った山には全てもう一度登りたいと考えています。
1955さんのコメントを読んで、山行のタイトルを変更することとしました。
しかし、40年ぶりって、40年間も何をしていたのでしょうね
そうそう、両神山の写真ですが、ちょっとピンボケで判り辛いかと思っていたのですが、ちゃんと写っているでしょう?
素晴らしいあおぞらですね。
私も冬の雲取山に行きたくなりました。
いつもレコを読んで頂き、ありがとうございます。
この日は、良く晴れていました。
冬は、空気が澄んでいるようで、気持ちが良いいですね。
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