ヌカザス山 (三頭山敗退)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 764m
- 下り
- 761m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
小河内神社下車 復路:峰谷橋BS14:42発 奥多摩駅行き 奥多摩駅15:26発 ホリデー快速に乗り継ぎ (復路はバス待ち時間が長かったので峰谷橋BSから乗りました。 峰谷から来るバスをうっかりしており、東屋でお茶をしていて乗り過ごしました。 西東京バスの時刻表はコチラ↓ http://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/lib/objects/20110901%20hikihng%20okutama.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
・道の状況 積雪があります。軽アイゼンを携帯してください ・トイレ 峰谷橋バス停にあります ・水場 山中でないですが、浮橋を渡って車道にでたところにあります。 名水なのでしょうか。車で汲みに来ている方を帰路に見かけました。 |
写真
感想
えーっと、今日は三頭山に行こうとしたわけですよ。
予定ではヌカザス尾根から登って、笹尾根に降りようと。
積雪である程度行程が遅れることは折り込み済み。
順調なら日原峠まで(ずうずうしいねぇ〜)。普通に丸山まではいけるだろう。最悪なら槇寄山からエスケープ。
エスケープルートを複数想定してGoodなコース設定だなぁ〜と思っていたのですが・・・。
甘かったです。甘すぎ。。 はるか手前のヌカザス山までで敗退しました。
そんなお恥ずかしい敗退記です。
朝は気合を入れて池袋始発の山手線で移動開始。
電車を乗り継ぎ奥多摩駅7:17着。7:25発の小菅行きのバスに乗り込みます。
同乗のハイカーはたしか5人。東日原行はそこそこ賑わっていましたが、小菅行きは空いています。
小河内神社で1人だけ下車しました。他のハイカーは鴨沢方面かな?
バス停を降りると目の前に浮橋が見えます。
浮き橋に向かって階段をおり、ご機嫌に渡り始めますがー 寒っ。今日も良く冷え込んでいます。
で、渡り始めると結構揺れるんですよー普通に歩いても。
船でいうところのローリング。横揺れではなく、継ぎ目でギッタンバッコン揺れます。
船酔いしやすい自分は渡り終わるときには頭クラクラです。
渡り終わったところに三頭山登山口の案内板があり、それに従って進みます。
周遊道路をダム方面に戻り、その後右に折れて階段を一般道に上がります(看板あり)。
で、その階段に積もる雪に踏み跡がない・・。
ひょっとして今日はトレースをつけながらのハイクかな? 期待と不安とー。
一般道を浮き橋方面に戻るように登山口に向かいます。
登山口を見落とさないように気をつけていたのですが、右手の鷹ノ巣山(?)がキレイに見えていたので、ちょっと写真を撮ったりしてー。
その間に登山口を見逃してしまいました。。
右に見える麦山橋が後方になってきたので、間違いに気付き戻ります。
戻ってみれば解りやすいじゃないのー 登山口。ポケーっと歩いていたようです。(案内板も見えます)
ちょっと時間ロス。
いざ登山道へ。
やっぱり踏み跡はなく、トレースをつけながら進みます。
柔らかい雪ですが、斜面ではスリップするので早めに軽アイゼンを付けました。
道は色々なけものの足跡が林から尾根に付いていました。
けものも結構尾根道を歩いているんですね。
最初は快適快適と歩いていましたが、だんだん深くなっていき、コンスタントに足首が潜るようになるとペースダウン。
普通の雪山ハイカーならなんてことないのでしょうが、こちとら初心者。
イヨ山手前になると吹きだまりで脛(短い脛なんだけどね)まで潜るようになり、とっても不安。
とりあえずイヨ山山頂に着きましたが、1時間50分もかかってしまい登山地図のコースタイム1時間10分を大きくオーバー。
山頂にある案内板には手書きで「このさき危険箇所あり ヌカザス山手前急坂」のアドバイス。
うーん。今日はヤバいかも。
とりあえずヌカザス山を目指します。
積雪は明らかに増えていきます。コンスタントに脛まで(短い脛なんだけどね)。
吹きだまりでは膝下くらいまで潜ります(短い脚なんだけどね)。
急坂を頑張って登って、もう少し!というところで行き詰まりました。
背丈くらいの壁のような急坂があって、雪がなければ手をついて登っちゃうんでしょうけど、まるで雪の壁のよう(多分ちょっとオーバーな表現)。
むむっ。右を回ると少し緩いけど滑ってしまいそうでダメ。
意を決して1歩登りますが、次のステップが進めずー。んーもうちょっとで山頂なんだけどなぁーここで断念か?
今日のヤマレコはイヨ山かい!ってつまんないことを考えたりもします。
(結局ヌカザス山であんま変わんないけど。。)
普通に雪山をやっている方ならなんてことないのでしょうが、自分はとても手こずりました。
ストックと足で斜面の雪を落として、ガツガツ蹴ってスタンスを確認してー
えらく苦労して何とか越えました。
11時ちょっと前にヌカザス山頂に到着。やれやれ。
先の時間を計算します。
笹尾根まで行くと、最短の郷原BSに降りるとしてコースタイムで約4時間。ここまでコースタイムの約1.5倍かかっているから6時間はかかる計算!
ダメです。最終のバスに乗れません。
三頭山を越えると南斜面になるので、楽になることも予想されますが、アテにすると痛い目にあいそうです。
淡い期待を込めてムロクボ尾根との出会いまでいきましたが、ムロクボ尾根からのトレースはありませんでした。
こうなると三頭山以前にその手前の入小沢ノ峰の急坂を越える自信がまったくなしです。
退却!退却です! 来た道を戻るより他に安全な帰路がありません。
そう決めたらとたんに気が楽になりました。ここまで結構緊張していたようです。
とりあえずヌカザス山頂に戻り昼食をとることにします。
今日は誰とも出合えず、寂しい敗退だなぁと思いながらお湯を沸かしていると、若い2人が登ってきました。
おー、ここで人に会えるとは!山中で人にあえてこんなにうれしいのは初めてです。
2人は「キツイですねー」と行っていましたが、元気に三頭山へ向かって行きました。お気をつけて!
その後すぐに男女のペアが、少しして若いお一人が山頂に着きました。
いやぁー嬉しかったです。みなさん気さくな方で先ほどの寂しさと一転。楽しいひと時を過ごすことができました。ついつい後は下りるだけだし、少々ロング休憩。
男女ペアの方は帰りのバス待ちをしているときにまた一緒になり、楽しいお話ができました。若い方はすごいスピードの持ち主で、下りはかなり先行したはずが、山道が終わるところで追いつかれました。青梅マラソンに出場予定のランナーとのことでした。マラソン頑張ってください!
そうそう。このメンバーは全員三頭山敗退です(笑))
下山はとっても楽しいハイクでした。途中で登ってきた一人の方と出合いました。
6、7人で踏んだ道はこんなにも違うかというほど歩きやすく、適度な雪のクッションは膝にもやさしいです。
変な緊張もなくのびのび歩きました。やっぱり楽しく歩くのが一番です。
今日は貴重な経験をすることができました。
(敗退記なのに長々と駄文を綴り失礼しましたー)
コメント
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doppo634さん、はじめまして!
私も昨日は同じバスに乗っていました
小河内神社で男性がお一人下車したのを覚えていますが、doppo634さんだったんですね。
あそこで下車したということは当然ムロクボかヌカザスの急登の尾根を、しかもこの積雪の中登って行くんだ〜っ、と感心しながら見送っていました
結果的には途中敗退のようでしたが、ノートレースの歩きは楽しかったでしょうね。
そういう私も、昨日は予定より全然歩けませんでした
やはり雪山は歩行時間に余裕を持たないといけませんね。
kengamineさん
コメントありがとうございます。
一般的にはトレースをつけながらっていうのはオイシイみたいですが、
初心者の私は「どーして誰も歩いてくれていないの
降雪から約1週間たっているし、、当然他人様のトレースをアテにしていましたから。
たしかに気持ちいい(2割)、でもかなり不安(8割)って感じでした
今にして思うと、都心に近いエリアでノートレースというのは貴重な経験でしたね。
今度はどこかの山頂でお会いできることを楽しみにしています
私はかなり昔ですが秋に登った事があるコースです。
あの急登をしかもノートレースでは大変だったでしょう。
でもヌカザス山の先にはオツネノ泣坂という急坂があるんです。
OBABAも泣きました
OBABAさん
そうですかー。オオツネノ泣坂は更に厳しいですかぁ〜
地形図で見ても厳しそうだったのでヌカザスであきらめたのですが、
正解だったみたいですね。
そのうち再チャレンジしようと思っていたのでとても参考になります。
心してかかりますっ
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