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記録ID: 1655552
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ハイキング
中国

3年ぶりの 右田ヶ岳

2018年11月11日(日) [日帰り]
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kariogaryu その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:53
距離
4.6km
登り
465m
下り
456m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山陽自動車道 防府東ICに下車 
コース状況/
危険箇所等
   山口県 右田ヶ岳(426)に登る

日時:2018年11月11日(日)   天気:晴れ
コース:右田小学校前登山者専用駐車場〜天徳寺〜観音堂〜石船山(せきせんざん194m)〜       大岩〜南ノ峰と中ノ峰(本峰)との鞍部〜右田ヶ岳本峰〜北ノ峰〜塚原分岐〜塔之岡分岐〜小ピーク〜石積みの大ケルン〜丸木橋〜最奥の民家〜車道〜右田小学校前
 要するに天徳寺コースから登り塔之丘コースを使って下山
メンバー:3名

 3年ぶりの右田ヶ岳。当時は西目山を縦走し、一旦国道262号線に出て脇坂コースに入り尾根(岩稜)伝いに本峰へ登りその後、天徳寺コースを使って下山。今回は上述のように天徳寺コースから登り塔之岡(塔の岡、塔ノ岡、塔之岡いずれが正しい?)コースを使って下山。

 出発点の右田小学校前の駐車場から右田ヶ岳までは標高差400m余り。始めの天徳寺から観音堂までは樹林帯の中の石段が続き展望は得られないが、その後は明るい露岩帯や岩尾根が続き、ほぼ上り一方。足元は狭い上に窪地も現れ歩きにくい。しかし後ろを振り返ると手前に新幹線や山陽道がそしてその奥には防府の街並みや周防灘などがまるで箱庭のように広がる風景は圧巻そのものである。

 また観音堂を過ぎたあたりから最初の大きなピークである石船山までは巨岩に仏が刻み込まれ、何時の頃どのようにして彫ったのか興味や関心が湧いてくる。石船山から次の大きなピークである大岩まではこのルートの中でも一番きつい上りではないかと思われる。露岩帯の中の狭い窪地の上りや簡単な岩場が続く。とくに難しい場所があるわけでもなく危険個所がある訳でもないがただ一か所だけ注意を要する場所がある。それは大岩から鞍部に向かって2分ばかり下ると短いトラバース状の下りがある。ロープもあるが足を踏み外すと左手は急な崖になっているので少々では止まらないだろう。大怪我することは間違いないので慎重に行動すべきであろう。

 大岩から山頂を仰ぎ見ると目の前には行く手を阻むように岩稜があちこちに現れ、どのようにして登るのか一瞬戸惑うが、いざ取っついてみると思ったほどでもない。30分近く最後の力を振り絞って登ると南の峰を本峰である中の峰との鞍部に達しここで右に折れて(南の峰を越して来ると間違いやすいので要注意)5分足らずの登ると本峰の右ヶ岳。山頂は平らな石畳が数段に積み重なり、それぞれ腰を降ろして大展望を楽しむことが出来る。それにせいぜい20〜30人位が立てば一杯になる位の広さなので座って昼食を摂るとしても15人前後位。

 山頂からは塔之岡コースに向かって下山。途中の塚原分岐までは急な下りが続きロープも現れるが危険個所はない。10分余りで塚原コースとの分岐。塔之岡へは稜線をそのまま直進する。さらに10分余り緩やかなアップダウンを繰り返すと東ノ峰分岐で左に折れると三谷山方面で塔之岡コースは右に折れる。その後水晶が散らばる急な下り(水晶坂)を10分ばかり下ってわずかばかり上れば休憩小屋(小屋と言うよりわずかな休憩場所)。ここからさらに稜線上を急な下りや上りを繰り返していると15分ばかりで露岩のある小ピークに達する。右田ヶ岳の山頂からこのピークまでは樹林帯の中の平凡なアップダウンの繰り返しだが、この辺りから様相は一変して明るく展望の利く露岩帯や岩場の急な下りに変わる。  
 とくに危険個所があるわけでもないがロープが頻繁に現れるので多人数の場合はそれなりに時間がかかる。

 露岩のあるピークから20分近く下ると目の前に石積みの大きなケルンに出くわした。ここで稜線と別れて右手の急な斜面を下る。ロープ伝いに急な木の階段を下ると5分余りで丸木橋が現れ、これを渡ると道幅も多少広くなり傾斜も緩くなった。それに橋の下にはわずかながら水も流れていた。ここが水場なのであろう。橋から15分近く下ると最初の民家に出て、その後車道を20分近く歩くと出発点の右田小学校前の登山者専用の駐車場に戻った。途中、月の桂の庭園があったので立ち寄ってみたが入場は15時までということで残念ながら間に合わなかった。しかも一般公開は昨日と今日の二日間ということでまたまた残念でたまらなかった。


(参考タイム)

(上り) 右田小前駐車場 (0.03位) 天徳寺山門 (0.11) 観音堂(0.20) 石船山
     (0.24) 大岩 (0.32) 中ノ峰 (右田ヶ岳)と南ノ峰との鞍部 (0.06) 右田ヶ岳
                      約1時間40分

(下り) 右田ヶ岳 (0.11) 塚原分岐(0.11) 東ノ峰(塔之岡分岐)(0.11) 休憩小屋
    (0.14) 露岩ピーク (0.21) 大ケルン (0.07) 丸木橋 (0.17) 最初の民家
    (0.19) 右田小前駐車場       約1時間30分+20分(車道歩き)
右田小学校裏の天徳寺登山口
2018年11月11日 11:16撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
11/11 11:16
右田小学校裏の天徳寺登山口
右田ヶ岳城跡 説明板。険しい岩山の上にどのようにして城を築いたのだろうか。また食料はどのようにして調達したのだろうか。
2018年11月11日 11:16撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
11/11 11:16
右田ヶ岳城跡 説明板。険しい岩山の上にどのようにして城を築いたのだろうか。また食料はどのようにして調達したのだろうか。
天徳寺山門をくぐり石段を10分ばかり登ると左手にお堂(観音堂)があった。またそのすぐ右手上には磨崖仏も見られた。
2018年11月11日 11:39撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
11/11 11:39
天徳寺山門をくぐり石段を10分ばかり登ると左手にお堂(観音堂)があった。またそのすぐ右手上には磨崖仏も見られた。
これは最初の磨崖仏の上にあったもの。上からブランコのようなものを吊るして彫ったのだろうか?それにしてもよく彫ったものである。
2018年11月11日 11:43撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
1
11/11 11:43
これは最初の磨崖仏の上にあったもの。上からブランコのようなものを吊るして彫ったのだろうか?それにしてもよく彫ったものである。
最初のピークである石船(せきせん)山から見る右田ヶ岳(中央右)。
2018年11月11日 12:01撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
11/11 12:01
最初のピークである石船(せきせん)山から見る右田ヶ岳(中央右)。
大岩から上りの岩場。見た目ほどでもない。
2018年11月11日 12:53撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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11/11 12:53
大岩から上りの岩場。見た目ほどでもない。
手前の四角い岩が大岩。その右手下が石船山。
2018年11月11日 13:07撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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11/11 13:07
手前の四角い岩が大岩。その右手下が石船山。
山頂より山陽新幹線と山陽自動車道を俯瞰する。その背後は防府の市街。
2018年11月11日 13:57撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
11/11 13:57
山頂より山陽新幹線と山陽自動車道を俯瞰する。その背後は防府の市街。
東の峰分岐より急斜を下り、わずかばかり上ると休憩小屋があった。腰を降ろして休むのがやっとと言った感じで風雨までは避けられない。
2018年11月11日 14:39撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
11/11 14:39
東の峰分岐より急斜を下り、わずかばかり上ると休憩小屋があった。腰を降ろして休むのがやっとと言った感じで風雨までは避けられない。
露岩ピークからの岩場を下る。
2018年11月11日 15:06撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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11/11 15:06
露岩ピークからの岩場を下る。
大ケルンからの下り時、向かいに見えた大崩壊地。この下が小沢となり、わずかばかりの水も流れており飲料水として使えるとのこと。
2018年11月11日 15:22撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
11/11 15:22
大ケルンからの下り時、向かいに見えた大崩壊地。この下が小沢となり、わずかばかりの水も流れており飲料水として使えるとのこと。
大崩壊地の下の沢に架かっていた丸太橋。二つ続いていた。
2018年11月11日 15:25撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
11/11 15:25
大崩壊地の下の沢に架かっていた丸太橋。二つ続いていた。
最奥の民家の入口が塔ノ岡コースの入口でもあった。
2018年11月11日 15:43撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
11/11 15:43
最奥の民家の入口が塔ノ岡コースの入口でもあった。
右田小学校への帰途、右田の集落から右田ヶ岳を見る。集落の背後に聳えたっている。左が石船山で中央の丸いピークが右田ヶ岳。これほどまで民家の近くにある山は珍しい。山口県でも一番よく登られている山ではないかと思う。
2018年11月11日 15:54撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
11/11 15:54
右田小学校への帰途、右田の集落から右田ヶ岳を見る。集落の背後に聳えたっている。左が石船山で中央の丸いピークが右田ヶ岳。これほどまで民家の近くにある山は珍しい。山口県でも一番よく登られている山ではないかと思う。
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