記録ID: 165853
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積雪期ピークハント/縦走
中国山地西部
嶽
2012年01月29日(日) [日帰り]
- GPS
- 03:32
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 266m
- 下り
- 271m
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
嶽に登る 広島と島根の県境にまたがる標高989.1mの山。八幡高原191スキー場の奥にある山 であるが無雪期には道らしい道もなくおまけに展望も余り良くない。そのためか登山者か ら見放された山でいわんや積雪期に登る登山者は皆無に等しいと言っても過言ではない位 寂しい山である。 昨年の秋に登った折、道なき道を悪戦苦闘しながら登った苦い思い出がある。 雪があれば比較的簡単に登れるのではないかと判断し再挑戦したのは2012年1月29日 (日)。 島根と広島の県境である国道191号線の虫送峠に車を駐めて(有難いことには車が 2〜3台以上は十分駐められる駐車スペースが確保されていた)9時50分出発。道路脇 の積雪は1m以上。コースは県境に沿って登るだけ。 樹林帯をわずかに登ると島根県側にスキー場を思わせるような大斜面に出くわし、びっ くりする。おそらく伐採地ではないかと思うが、最上部から山スキーが楽しめそうなゲレ ンデになっていた(ただし下降には2〜3分位だと思うが)。 伐採地脇の急斜を上るとスキー場のコースと出合い、出発点の虫送峠から約1時間でリ フト降り場のすぐ近くの964mのピークに達した。このピークからは直進せずにすぐ左に 折れて下降する。するとわずか4分で小鞍部に達し、この鞍部から3分ばかり上ると狭い ながらも展望の開ける明るい小さなコブに出る。向かいに山が見え、一瞬嶽かとも思った が嶽の南東にあるピークのように思えた。このピークから左の尾根を下ってみたが、どう も主稜線から外れているような気がしたのでもとの展望のきくコブに戻り、右手の急斜を 下った。すると最低鞍部と思われるような狭い鞍部に降り、左右に踏み跡らしきものが見 えた。おそらくヒノキ谷から来ているのではないかと思われたが、確認するすべはなかっ た。この鞍部から今日のコースとしては比較的きついと思われる斜面を5分ばかり登ると 小さなピークに達し、ここでやや左に折れて緩やかに下るとじき赤いテープのあった小さ な鞍部に達した。その後さらに小さな鞍部を二つ、なだらかなピークを一つ越すと再び なだらかなピークに達した。このあたりは尾根もなだらかになり比較的広く見覚えのある 地形のように思えたので嶽の頂上と思った。広い尾根をさ迷い歩き、山頂に間違いないと 信じ込み、半ば引き返そうと決めかけていたが、よく見るとまだ奥の方に高い山があるよ うな気がした。もっと先まで歩いてみようと思い、少しばかり湾曲した稜線を歩くと下っ ていると思っていた稜線が上り始めた。 すると思いかけずどんどん上るではないか。となるとこれを登り切った所が嶽の頂上 になるのではないかと思って登り切ると案の定であった(頂上手前にはブナの比較的 大きな木がまばらに生えていた)。 昨秋訪れた時は山頂一帯は狭いながらもクマザサの海であったが、今は雪に覆われて 狭いながらも雪原状態であった。 復路は往路をそのまま引き返したが、踏み跡がしっかり残っていたので間違うことはな かったが、仮に消えていたならまともには帰れてはいなかったのではないだろうかと思わ れるくらいのルートである。 出発時発 9時50分 到着時 13時32分 (参考タイム) 上り R191の県境(虫送峠)(60分)リフト降り場近くの964mピーク(50分)嶽 下り 嶽(45分)964m(47分)R191の県境 したがって 往復3時間20分程度であったが、積雪は1m以上であったがスノーシュー を利用したためほとんど埋まることはなかた。(雪の状態により所要時間は大きく異なる)。 この山は展望が良いわけでもなく、また樹林帯が素晴らしい訳でもなくあえて言うなら 何の楽しみもない山である。 その中で唯一の楽しみと言えば里の近くに有りながら 迷いやすいと言うことか。 |
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