海と山☆朝熊ヶ岳〜三重県は近畿か東海か。それが問題だ

2018年12月27日(木) [日帰り]

• GPS: 03:08
• 距離: 10.8km
• 登り: 688m
• 下り: 678m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:43
• 休憩: 0:24
• 合計: 3:07

6:41 朝熊ヶ岳登山口
7:30 7:30 朝熊峠
7:37 7:45 朝熊ヶ岳
8:04 8:07 金剛証寺
8:31 8:42 山上公苑
8:47 8:48 金剛証寺バス停
8:54 8:54 金剛証寺
9:14 9:15 朝熊峠
9:48 ゴール地点

天候

快晴爆風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

▼朝熊ヶ岳登山口駐車場（出会いのひろば）
　20台くらい。舗装。区分けあり。無料。出入り自由。
　公衆トイレあり。水洗。水道あり。TPあり。無料。24時間利用可能。
　他に第二駐車場もある。そっちは詳細不明。

▼伊勢湾フェリー　鳥羽→伊良湖　所要55分　最終初17時40分
　乗船手続きは、出港の20分前までが目安。
　予約は乗船日の3日前から可能。
　通常の平日であれば、乗れないことはない。
　予約受付時間　9.00-16.00
　鳥羽のりば　0599-25-2880　午前中、空いてる
　伊良湖のりば　0531-35-6217　午後、空いてる
　https://www.isewanferry.co.jp/

コース状況／危険箇所等

自然発生的にできたと思われる分岐道が何か所かある。
22丁目以降は、登山道と車道、分岐が交錯してて、分かり辛い。
一応、案内はあるにはあるけど、やたら小さかったりするので見落とし注意。

その他周辺情報

▼温泉
　○安楽島温泉（あらしまおんせん）湯元 海女の島　アルカリ性単純温泉
　　￥1000　15.00-22.00
　　三重県鳥羽市安楽島町1075-100　0599-26-2662
　　http://www.amanoshima.com/

▼食事
　○伊勢うどん 中むら（外宮）
　　11.00-16.00　火休　0596-28-4472

▼朝熊ヶ岳バッジ
　伊勢志摩ドライブウェイの売店で探したけど、無し

写真

12/27 6:46

朝熊ヶ岳（あさまがたけ）登山口。出会いのひろば駐車場です。出発する時は、車は3台しか止まってませんでしたけど、戻ってきたら満車でした。第二駐車場もあります

12/27 6:47

出会いのひろばのトイレ。水洗。水道あり。TPあり。無料。夜間利用可能

12/26 23:35

トイレの前にあった登山マップゲット

12/27 5:50

そして、この日の朝飯。すき焼きうどんだったかな。車用電子レンジであっためましたけども、時間はかかりますけども、しっかりあったまります

12/27 6:48

登山者カウンターあり。押してくださいってので押します。押す前は「3」でした。ま、車も3台だし。戻ってくると「36」になってました。けっこう人気の山なのね

12/27 6:49

ここ。登山口。ちなみに、昨日は22人の登山者があったと、カウンターの脇に書いてありました

12/27 6:56

こんな感じ。丁目石が22丁まであります。ちなみに22丁は、まだ山頂ではないけどね

12/27 7:06

以前は朝熊ヶ岳登山ケーブルカーなんてのがあったらしい。僕も乗ってみたかったな！このケーブルカーに！

12/27 7:07

これがその跡地

12/27 7:14

顔のない石像もあり

12/27 7:21

インスタ映えするらしいと紹介されている反対側の見える木。単に穴が開いてるだけですけども、果たしてインスタ映えするのかどうかは私には分からなかった

12/27 7:26

あちこちにプチバリエーションルートがあります。すぐに合流します

12/27 7:34

22丁目です。朝熊峠です。ここが丁目石の最後かな。道路に出た。そして、すぐに登山道に入った

12/27 7:34

かつては、東風屋という旅館があったらしい

12/27 7:34

二十二丁目からの眺め。伊勢の街

12/27 7:34

鳥羽のほうかな。まあ、伊勢湾かな。よくわらなねー

12/27 7:35

登山バスも通っていたのか

12/27 7:38

分かり辛い案内があちこちに。これぞ、低山の醍醐味

12/27 7:42

なんか、広場に出たぞ。風が、さみーな

12/27 7:43

ああ。ここが朝熊ヶ岳山頂か。朝熊ヶ岳に2300回くらい登ってるとパンフレットに紹介されてた人と登りですれ違ったので話しかけたら、2000回くらい登ってる人はたくさんいる、自分なんかまだまだと言っていた

12/27 7:45

山頂には八大龍王社があります。朝熊ヶ岳は、一万日連続登山を目指した東浦奈良男氏が3000回登頂した場所

12/27 7:47

氏は会社を定年退職した翌日から27年の歳月を費やして、一万日連続登山を目指し、達成目前の9738日で、病に倒れた東浦奈良男氏。氏と同じ場所に立てただけでも満足

12/27 7:48

山頂にはトイレがあります。非水洗。詳細不明

12/27 7:55

金剛證寺周辺の案内。見どころは、

12/27 8:00

これ。朝熊山経塚群

12/27 8:01

伊勢湾台風で木々がなぎ倒された時に、発見されたんですと。在銘のものは1156年から1186年までの30年間に建てられたそうで。でも、よく見ると、アラビア数字が刻印してあるけど、アラビア数字って、そんなに昔から日本に伝来いたんですか

12/27 8:10

金剛證寺（こんごうしょうじ）本堂。伊勢神宮の鬼門を守ってます

12/27 8:10

智慧虎。私の軽い頭が少しでも重たくなるように、よく撫でまわしておきました。撫でる際には、噛みつかれないようにお気を付けください。獰猛ですから。見ろ、この目を。隙をうかがってるぞ

12/27 8:11

福丑。触るだけで、福が来て身体が健康になるそうです。私の不衛生な心も清潔になるだろうか。特に不健全だからなあ。触るだけでいいなんて、楽だね

12/27 8:14

松尾芭蕉は、伊勢には何度か訪れていたらしい。あんさんも風光明美なトコが好きなんだね

12/27 8:17

金剛證寺奥之院へ向かう途中。伊勢志摩地方では、亡くなった人の魂は別の世界に行くのではなく朝熊山へ昇ると言われているそうです。左右にあるのは、巨大な卒塔婆。他では見ないから、この辺り独特の風習だろうか

12/27 8:18

九鬼嘉隆公の五輪塔。九鬼嘉隆は、関ヶ原の戦いで敗れた後は、この近くの答志島にて自刃した。九鬼嘉隆の三男有慶が父の菩提を弔うため、ここで出家し、金剛證寺第十二世の法灯を継いだそうです。なので、ここに五輪塔がある。答志島には銅像もあるらしい。行ってみたいなあ。ああ、次の目標が見つかってしまったわ

12/27 8:19

小川頼重公の五輪塔。よく知りません。この人

12/27 8:20

卒塔婆は大きさによって値段が決まってます。一番でかいのが50万。小さいので3万円

12/27 8:28

詩人竹内浩三の墓。この人もよく知らない

12/27 8:26

これがそうかな

12/27 8:34

山上公苑てとこだったかな

12/27 8:35

伊勢志摩ドライブウェイの展望所みたいなところからの眺め

12/27 8:37

朝熊山の日の出、、、ではない

12/27 8:42

山上公苑にあるポスト。出すと届くらしい。葉っぱとか石を入れてはいけません

12/27 8:47

あまりにも寒いし烈風なので、オーバーミトン装着

12/27 8:48

こっちは、朝熊ヶ岳でなくて朝熊山なんだね。「あさくま」ではないです。「あさま」です

12/27 8:52

お伊勢参らば朝熊をかけよ
朝熊かけねば片参り
なるほどね。つまり、登っておいてよかったということですね

12/27 8:55

金剛證寺へ戻ってきた。これは仁王門

12/27 9:01

金剛證寺名物お●んこ地蔵尊。子宝を授けてくださる大変ありがたいお地蔵さまでございます。上半身は服を着てるのに、下半身は丸出し

12/27 9:02

よく撫でておけば、いつまでも元気いっぱい。少子高齢化など、恐れるに足りぬ。それにしても、リアルな造形だのう

12/27 9:21

下山途中。彼方に見える山の上に、何かお城のようなものが見える。この場所から、あのサイズに見えるのだから、かなり大きいぞ

12/27 9:21

どうも先日見てきた安土城に見えるんですけども。あとで知ったが、時代考証に基づいて建てたらしい。何故、安土でなく、ここにという疑問はありますけども。入場料￥3600、、、永遠にパスかな

12/27 9:38

伊勢の街なみ

12/27 9:52

登山口のカウンターは36になっていた。駐車場も満車になっていた。でも、第二駐車場もあるからね

12/27 10:37

さ。下山後は伊勢神宮・外宮にやってきました。駐車場は2時間まで参拝者は無料。正式名称は、豊受大神宮

12/27 10:45

えー本殿かな。鳥居の先は撮影禁止。他、別宮をいくつか回って、

12/27 11:00

平清盛の楠。参道脇にひっそりとありました。案内なしなので、みなさん素通り。けっこうな巨木ではありますけど、目を引く感じではないからなあ

12/27 11:26

ちょうど昼時。食事は伊勢うどんの中むら。外宮の近く

12/27 11:13

人生初の伊勢うどん。ソフトな麺にしょうゆダレ。シンプルでうまいね。大盛りで、いくらだったかな。並は￥530。志摩うどんてのも、見かけたけど、伊勢うどんとは違うのか

12/27 12:01

続いて伊勢神宮・内宮へやってきた。かなり観光地化してる。駐車場の空き待ちが30分。私は待たないで止めたけどね。理由は魔法を使ったのさ。ロチューじゃないぜ

12/27 12:06

私の目を引く素敵な面

12/27 12:09

観光客でごった返す何とか横丁を抜けて、やっと内宮。正式には皇大神宮

12/27 12:13

神宮御料酒。ひときわ異彩を放っていた、るみ子の酒。尾瀬あきら氏の漫画『夏子の酒』に感銘を受けた、女性杜氏るみ子さんが、尾瀬氏に手紙を出したことがきっかけで誕生。ラベル絵は尾瀬氏。漫画は全く知らないけどね

12/27 12:15

五十鈴川。ここで手を洗うらしい。私は洗わなかったけど。なんて、バチ当たりな

12/27 12:22

で。本殿。こっちも鳥居の先は撮影禁止

12/27 12:29

ぶっとい木

12/27 12:42

室町時代の宝珠

12/27 12:53

まだ紅葉残ってました

12/27 12:59

伊勢市のマンホール。着色あり。色が付いてないのもあた

12/27 13:00

私の目を引くのは、こんなのばっかり。素敵な木彫りねーなかなかのハイセンス

12/27 13:01

萬金丹、売ってたので買った。よく知らないけど、正露丸みたいなものだろうか。萬金飴をオマケで貰った。きわどい味がしそうなので、怖くて舐められません

12/27 13:03

焼きさんま寿司を売ってたので買った。めはりずしも買った。熊野名物

12/27 13:11

激☆観光地おかげ横丁をついでに素通り

12/27 13:18

赤福本店で、赤福を買う。ここが本店らしい。内宮に近いところは店は大きいけど、支店らしい

12/27 13:27

外宮と内宮で、形の違うお守りを売るという商売上手な手にまんまとハマり、同じ開運守を2つ買ってしまった。なんか、悔しい

12/27 13:32

車に戻って、焼きさんま寿司を食べることにする。相変わらず、うまいもんだねー。ぐぅぇっへっへーたまんねーす

12/27 14:05

温泉入浴時間までまだ早かったので、地元スーパーマーケットぎゅーとら鳥羽店で買い物

12/27 14:45

伊勢茶。山村乳業のビン牛乳。伊勢の漬物。大内山コーヒー。松坂なのに、東京納豆。関西といっても、納豆食べるんだね。食べないのは大阪だけか。兵庫県では、納豆が何種類も売ってたし。もっとも三重は関西ではないかもしれないけど。東海？近畿？難しい地域だ

12/27 15:05

温泉入浴は、安楽島温泉 海女の島（あらしまおんせん）

12/27 15:07

ロビーから展望良い。このビューが露天から見えればよかったんですけどねー

12/27 15:09

館内には素敵な異空間もあります。30年前から抜け出してきたような光景だ。昔懐かしい電子音が楽し気に鳴り響いていた

12/27 15:11

露天です。ロビーのような眺めは無いです

12/27 15:12

内湯です。ぬるつる

12/27 16:10

湯上りには、伊勢の山村乳業のフルーツ牛乳でも飲みますかな。温泉に入り、地元のビン牛乳を飲む。これぞ、贅沢、、、かどうかは分からないけど

12/27 16:15

そして、めはりずしも食べてしまおう。￥400。うまいよ、これーうまうまうまーー。中に具が入っていた。関東でも売れ！　コンビニで売れ！

12/27 16:34

帰りは、恒例の四日市渋滞を回避するするために、伊勢湾フェリーで伊良湖に渡ります。所要55分。乗用車で￥6600くらい

12/27 16:51

出港まで時間が有り余っているので、乗船の前にフェリーターミナル周辺を散策。さっきの海女の島が見えた。たぶん、右端の建物だと思う

12/27 16:51

答志島かな。行ってみたいね。九鬼嘉隆の墓があるんじゃあねえ

12/27 16:52

この辺りでは、洋上交通は日常なんでしょうね。海に馴染み無く育った身としては、新鮮なのさ

12/27 17:05

フェリーターミナルの売店で売っていた萌え土産。碧志摩メグだそうで。伊勢志摩の非公認キャラクターとか。この手のキャラクターは全て同じ顔に見える

12/27 17:10

なぬー！！　さよならキリンラーメン？
これが、最後なのか？

12/27 17:10

あ。キリマルラーメンに名称が変わるのか。ま、そんなにキリンラーメンに思い入れがあるわけでもないからなあ。なんで、名称が変わるのかな

12/27 17:37

17時40分、鳥羽フェリーターミナル出港

12/27 17:40

あ。酔い止め飲むの忘れてた。ま、55分だから、大丈夫だろうというのは甘かった。20分で臨界点近し。ひたすら、椅子に座って目を閉じて脂汗を流しながら呪文を唱えていた

12/27 18:38

ああーついた。伊良湖（いらご）に着いた。何とか持ちこたえた。しかし、その後、20分くらい眩暈がしていた

12/27 18:54

夕飯はここ。みなみ。伊良湖岬の近く

12/27 19:04

伊良湖名物の大アサリ丼￥1600。ご飯大盛り。渥美半島どんぶり街道協賛メニュー。以前は、￥850だったようですけど、最近、大アサリが不漁で値段が高騰してます。うまかったけどねー。地球温暖化のためか。けしからん

12/28 0:23

4日間の総走行距離。1283.1km。ま、今回は兵庫県までだし、フェリーも使ったので、こんなもんでしょうか

12/28 1:00

最後に寝る前の赤福。これで、￥240てのは、なかなか商売がうまいね。まるでトコブシのように、台紙に張り付いていた

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

藪犬☆mogless

六甲山遠征の4日目は、最後の日。今日は行ったことの無かった伊勢神宮に詣でます。その前に、以前から気になっていた朝熊ヶ岳に登ります。朝熊ヶ岳は、一万日連続登山という途方もないことをやろうとした東浦奈良男氏が、その過程で3000回登った山。氏は一万日連続登山達成目前の9738日で病に倒れ、会社を定年退職した翌日から開始された連続登山は中止を余儀なくされました。27年という四半世紀以上も情熱を持ち続けて唯一にして最大の目標に一人で挑み続けた氏が登った山に、一度、登ってみたかったんです。

標高は555mだったかな。実際、登ってみると平日にも関わらず、けっこう登山者がいるんです。すれ違ったうちの一人は、2000回以上登ってる人で、朝熊ヶ岳のパンフレットにも載っていた人。2000回以上登ってる人なんて、たくさんいる。自分なんてまだまだと言っていたのが印象的だった。金剛證寺奥之院の卒塔婆もそうですけど、魂は別の世界に行くのではなく、山に昇るというこの地方独特の風習が、この山の連続登山に関係しているのではないかと感じた。

下山後。
伊勢神宮の参拝です。外宮から内宮へ参拝するのが順序だとか。ま、観光名所ですね。特に内宮の観光地化は目を見張るものがありました。内宮だったかな。本殿で、一般の人が入れないところに、御払いを受けたスーツ姿の女性が神主に連れられて入っていったのですけど、多くの参拝客が見てる中、二礼したところで、急に風が吹いて、頭上の枯れた杉の枝が大量に落ちてきた。誰かが、カミカゼと言っていたけど。祈るだけで、幸せになり、この世から争いが無くなるなら、いくらでも祈らせていただきます。それはさておき。もう来ることないかな。

で。帰りは新名神名物、四日市渋滞を回避するために、伊勢湾フェリーで鳥羽から伊良湖へ渡りました。が。伊良湖から浜松西ICまでの一般道が苦痛。距離が長く時間かかり過ぎた。渋滞に巻き込まれても、高速で帰って来ればよかったかなと思った。

▼1日目　安土城跡（安土山）
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▼2日目　六甲全山縦走
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▼3日目　六甲山最高峰ふたたび
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1688763.html
▼4日目　朝熊ヶ岳
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