初春の赤岳ピークハント 〜文三郎尾根ピストン〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,216m
- 下り
- 1,216m
コースタイム
9:00 行者小屋 9:30-
11:00 中岳分岐
11:40 赤岳山頂
12:30 行者小屋 13:00-
14:30 美濃戸
15:00 諏訪南IC
天候 | ガス〜快晴〜昼頃一時ガス〜すぐにまた快晴 行者小屋から上は所々で風やや強し(トレースが掻き消されます) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南沢ー途中の崖のロープ貼ってあるところは、凍結でめちゃ滑る。帰りは雪解けがかなり進んでいた。 雪が湿り雪で腐り気味、足取りは重い 文三郎尾根ー樹林帯までは雪が重い、樹林帯を抜けるとやや硬い雪質 アイゼンはよく効く 分岐〜山頂ー風のあたる箇所は硬い、日のあたる箇所は柔らかく腐り気味 下山時は腐り雪のためちょっとややこしい これからはさらにズルズルになるのではないでしょうか。 |
写真
感想
冬山最終プランーどこへ行こうか?といっても八か西穂・・・
先々週ピークハントしてないこともあり八ヶ岳へ決定。
状況や時間次第で阿弥陀岳へ、難しければ赤岳にする予定とした。
朝6:20頃美濃戸口へ到着、辺りは曇り&ガスガス・・・どうしたものかウロウロしながら中止を考えた。
とりあえず美濃戸まで車で行ってみよう、初めての試みだが、前回の山行で行けそうだと思ったし、D5で来てる人もいた。ビビリながら美濃戸へ無事到着、登山者は少ないようだ・・・う〜ん。
周りの登山者はいそいそと出発するのを見ると、行者小屋まで行こうかなと思い始める、そんな中、駐車料金を徴収におじさんが来た、今日は晴れますかね?おう、良くなるぞ!
ヨッシャー、この言葉が僕の背中を強く押してくれた。
南沢を行くー
一昨日は雨だったのか?所々凍結しとる。アイゼンなしでそのまま進む。
高度は上がり、行者小屋まであと20分くらい手前雪深くなってきたところで、ガスは薄くなっている。
オッ、天気良くなるか?樹林帯抜けたところで待望の青空が!!
行者小屋に着くと、すがすがしく、目映いばかりの景色が拡がっていた。
今回は美濃戸からだったのに雪が腐り気味で重く、ペースが上がらなかったため、前回と同時刻になってしまった。
行者小屋の前で休憩、カレーパンとソーセージを腹に押し込み、暖かいコーヒーを飲む。
オシ!ぼちぼち行くか。
この時点で赤岳に決定、ソロだし、人も少ない。ラッセルなんてしていたら日が暮れる。
文三郎尾根に取り付く、トレースもしっかりあるし、ほどよい冷気でアイゼンも効く。
どんどん登る、途中でカメラをシェルの中に潜らせ、写真を撮りながら行くことにする。
右は阿弥陀さん、左は赤岳の主稜に挑むクライマー。
主稜は是非行きたいルートである、クライミングスキルを上げて挑戦したい。
分岐手前のトラバースでは風が強い、そのためトレースはすぐに消失する、雪面も硬くサラサラしている。
斜度がないので、危険ではないが、注意しながら進む。
分岐に来ると権現と南アのお出ましだ、中央、御嶽も見えるが、諏訪方面と北アがスッキリしない眺望だった。
ここから山頂の岩稜を巻きながら登る。いわば冬の赤岳の核心部である。
ここでも風の影響で、危険箇所がいくつかあった。特に下山時の一番恐かった所はノートレースの吹きっさらし、斜度もあって、やや硬い雪質そして左にずれながら降りる所。後ろ向きで前爪を蹴り込みながら降りた、時間はかかっても安全第一。山頂の神様にお参りした効果があった「無事下山できますように」お願いしていた。
赤岳の山頂へつくと、人はいない。後ろから来た人と僕と3人。
土曜日とはこんなものなのかな??
撮影はろくにせず、D700はすぐにザックにしまい、文三郎を下山する。
正直、びびっていたが降りてみると意外と恐くなかった。先述した箇所のみ恐怖で、その他は問題なしである。
文三郎下部は雪が高い気温で腐っており、ちょっとイヤラシイ。
途中、あっ!
いつもヤマレコ見てますよと思わず声をかけた。
何故なら彼は犬連れだったからだ、トレランスタイルで登るhanameizanさんだ。
愛犬のハナちゃん自前のアイゼンで登っていく、凄すぎる・・・
しばらくその様子に見入ってしまいました。
数分して2人とも降りてきた・・・6本アイゼンのため滑ってしまうので、撤退するそうだ。
下りもハナちゃんうま〜く降りるもんだ、俺より全然早いぞ〜。
行者小屋に着き、パンとカロリーメイトを食べる、サーモスの暖かいコーヒーが美味しい。
この絶景の前ではなんでも美味しいのかもしれない。
気づけば13時、ガスも上がってきたし帰ろう。
1時間15分を目指し下山。。。
最初はいいペースだったけどすぐにスローダウン。
美濃戸につくちやっぱり1時間30分、1時間ではやはり無理なのか?
振り返ると晴天の阿弥陀岳が見えた、また来年きますね☆
さてここからが今回2つ目の核心に突入・・・美濃戸からの車下山
路は轍が溶けて深くなっており、水がちょろちょろ流れていたり、水たまりだったり・・・
ハンドルめっちゃ切ってるのに、あれれ?滑ってる〜・・・ローギア全開で降りました(汗)
冬の赤岳ー登頂する喜びはとてもある山です☆
初のソロ冬山ピークハントは天候にも恵まれ大満足な山行になりました☆☆☆
コメント
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Yasupisoさん、おはよーございます。
厳冬期の赤岳、キレイですね〜。
先回といい、今回といい、天気良過ぎ!
うらやまし過ぎます(笑)
hansusyaさん
はじめは天気予報どないやねん!とブルーなスタートでしたけど、行って正解☆
今年はドンテンマン&雨男の汚名返上できるかも(*^_^*)
冬の八ヶ岳は晴天率高くてイイね( ´ ▽ ` )ノ
写真はあまり気合い入らず、無茶苦茶にシャッター押しただけになっちゃいました。。。
お久しぶりです。
冬季赤岳っすか〜、素晴らしいですね。
神々しい世界なんでしょうねぇ。
satoru-ktさん
冬季赤岳メチャ楽しいです(^-^)/
三河から日帰りでも十分行けます、厳しい箇所もありますが、登頂した喜びは格別です☆
一泊だともっと楽しいんだろうなぁと妄想します、
是非☆☆☆
こんばんは。
まずは赤岳鉱泉テント泊を今年やりたかったんですよねー。
六月の花の時期までお預けになりそうです(泣)
ミスターyasupiso! ご無沙汰しています。kkです。
春の気配に浮かれ、今回のレポとは関係ないコメントでご無礼します。
クライミング部もいよいよシーズンイン☆ですね。ムフフ。
へっぴり岩盤はいつくばりスタイルで参加しますので、
近々、開催しましょう! 豊橋に遠征しますよ〜。
kkさん
山はまだ冬が残る形相でしたが、最近は雨も多くて春めいてますね☆
クライミングのイイ季節です、
どちらでも馳せ参じまするぜよ(^-^)/
よろしくお願いします☆
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